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令和3年 東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会(2月19日)

1.開会日時

令和3年2月19日(金)

午後1時30分 開会

午後2時27分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 山本 理恵

委員 礒野 忠

委員 太田 太

委員 高橋 まきこ

委員 墨谷 浩一

委員 二瓶 文徳

副議長 田中 広一

4.欠席者

(1人)

議長 押田 まり子

5.出席説明員

(14人)

齊藤副区長

吉田副区長

平林教育長

浅沼企画部長

山﨑政策企画課長

栗原副参事(計画・特命担当)

早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)

望月環境土木部長

三留環境政策課長

落合道路課長

松岡都市整備部長

栗村地域整備課長

生島教育委員会事務局次長

中山指導室長

6.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

鳴子書記

桝谷書記

7.議題

  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関すること

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 ただいまより東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を開会いたします。

 本日、議長は欠席いたします。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○浅沼企画部長

 1 東京2020大会の延期に伴う交通に関する対応状況について(資料1)

 2 東京2020大会関係車両の通行ルートを示す一般道の路面表示及び看板の設置について(資料2)

 3 東京2020大会における新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン等の概要について(資料3)

 4 令和2年度オリンピック・パラリンピックに関する講演会の開催について(資料4)

以上4件報告

○中嶋委員長
 お疲れさまでございます。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午後1時42分でございます。自由民主党68分、あたらしい中央36分、公明党36分、区民の風36分、未来会議10分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言を願います。

○高橋(ま)委員
 まず、資料の内容について質問させていただきます。

 資料1から伺いたいと思います。

 この中で、昨年12月24日に4地区合同協議会を開催し、今回の取りまとめに対しての説明をいただき、また、これまで地元に対する丁寧な情報提供に努めてきていただいているというところで御報告を頂戴しました。丁寧な地元に対する情報提供という点で、こちらの協議会の開催についての御案内、また傍聴についての御案内といったものをどのように行われたかという点を確認させていただきたいと思います。

 同じく資料1、1-5の部分から伺いたいと思います。

 こちらは晴海の周辺についての駐車場等の御案内ということで、運営についての具体的な説明をいただいたところでございます。これまで私にもそうですが、区長への手紙とか、そういったところへも、晴海二丁目や一丁目の学校や幼稚園等への歩行環境というところのお声が、日頃から非常に多く寄せられております。具体的には、傘を差して擦れ違えない歩道橋、陸橋であるとか、陸橋までの道のりも親子で手をつないで渡ったり、擦れ違うのが難しいであるとか、また歩道橋自体の手すりの高さが年少の児童には高くてつかむのが難しいとか、細々と、日頃通ったりされる方からお声をいただいてまいりました。今回の晴海地区全体の運営におきまして、二丁目からの歩行環境という視点で区に寄せられているお声と、今後の対応について、また、その後のまちづくりもあるかと思いますので、この歩行環境という視点についてお答えをいただきたいと思います。

 続きまして、資料1-7について伺います。

 こちらは、築地デポのフリート運行ルートについてという御説明です。前回までに拝見していたものから大分変わった点も多くございまして、多々、地域のお声を聞いていただいて、調整いただいたものと拝見しております。今回もフリート運行ルートを変更していただいたというふうに拝見しますけれども、やはり現状で都バスや江戸バスのルートでもございまして、車線が多数あるというふうに断定するのは難しい道路でもあると思います。また、病院の周辺のバス停ですと現在も乗降に時間がかかっていることであるとか、福祉バスの往来や乗降ポイントといったものも含んでいる現状がございます。この地域、具体的に申し上げますとフリート運行ルートと指定されております、勝鬨橋から湊一丁目までの通行ルートの部分につきまして、具体的な通行、安心して通れるような歩行環境という点もそうですし、交通の流れという点についてどのように捉えていらっしゃるか、お聞かせいただきたく思います。

 続きまして、資料3についてお伺いいたします。

 こちらにございますが、新型コロナウイルス感染症対策調整会議の中間整理を踏まえたガイドライン等というところで、プレイブック等、現在の進捗について御報告いただきました。この調整会議の中で、専門家もやはり、聖火リレー、ライブサイトにおける対策が、今後も具体的な対策として、より踏み込む必要があると。これらのイベントは密が生じやすいイベントであるというふうに具体的に述べられております。本区におきましては、現在、ライブサイトに関する実施計画を作成中とお示しいただいているのですが、どういった配慮とか、また本区の特性を踏まえて進められているかという点について、現状をお聞かせいただきたいと思います。

 以上お伺いします。よろしくお願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 順次お答えをさせていただきます。

 まず、資料1の4地区合同協議会の開催についてでございますけれども、こちらは先ほど御説明をさせていただいたとおり、12月22日に公表がなされたところでございまして、こちらについて、区のほうから各委員に御案内をして、翌々日の12月24日に急遽お集まりいただいて御説明をさせていただいたところでございます。この4地区合同協議会の方々に対しましては、これまでも御説明をしてきているところでございまして、傍聴等については、この会議では設けていないものでございます。

 また、その次の資料1-5、晴海エリアの歩行環境の部分、とりわけ二丁目ということで御質問いただいたところでございますけれども、資料にもありますとおり、大会関係の車両が通るところについては青色の線で表示をしてございます。そういう意味では、晴海通りは当然通る形になってございますけれども、街区の中に入ります生活道路には青い線がないような状態と聞いてございます。また、一丁目のほうには小学校、中学校があり、こういった児童の通学路になるようなところにつきましても、青い線が入らないようにということで計画を策定しているところでございます。これは委員もお話のありましたとおり、地元のほうからも子供の安全性というものに配慮してもらいたいということもございまして、当初、一丁目側につきましては、車両が多少回るような予定をしておりましたけれども、組織委員会のほうで検討をしていただき、入らない形での運行を計画していただいているところでございます。

 続きまして、資料1-7のフリートの運行ルートについてでございます。

 こちらにつきましても、当初は築地デポの合物門を使うということでしたが、これは場外市場に影響があるということから、要望を受け入れて、勝どき門を使うということに変更して、この計画になっているところでございます。

 ただ、委員の御指摘がございました勝どき門から湊一丁目にかけてのルートにつきましては、通行をしながら首都高に乗るという路線で検討がなされておりまして、こちらについては、組織委員会が交通管理者である警視庁のほうとも協議をした上で、こういったルート設定がなされているところでございます。

 この図面にも書いてございますとおり、組織委員会としても、水色の表記でございます、パーキングメーターありだとか、先ほど御指摘のありましたバス路線であったりだとか、こういったところの配慮を十分しながら、大会時の交通については検討をしていくというふうに聞いているところでございます。

 それから、最後、3点目の聖火リレー、ライブサイト等における本区の検討状況でございますけれども、ライブサイトにつきましては、晴海トリトンスクエアに設ける予定のおもてなしセンターでの検討をしているところでございます。記載にありますとおり、ライブサイトでできること、できないこと、例えば大声を出すだとか、それから観客同士がハイタッチをする等は禁止というような形での指針がなされてございますので、こういったところについて的確に守りながら、調整をしてまいりたいと思っているところでございます。

 なお、本区の特性としましては、晴海でのおもてなしセンターを考えているところでございましたけれども、12月に出ましたコロナ対策ということで、選手等に行動制限がかかるということから、晴海トリトンスクエアでのおもてなしセンターというものの実現性、可能性、また、そのメリット、こういったものについても改めて検討していかなければならないというところで、まさにこういった部分も含めて、現在、検討しているところでございます。

 私からは以上です。

○栗村地域整備課長
 私から、晴海一丁目、二丁目の歩行環境について1点補足させていただきます。

 オリンピック・パラリンピックに限らずということだと思いますが、二丁目からの歩行環境についての御意見ということでございます。これまで行ってきている晴海地区のまちづくり協議会におきましても、晴海二丁目と一丁目の間の晴海通りの歩行環境については、なかなかバリアフリー化もされていないということで、何とかならないかという御意見を伺っているところでございます。区としましても、平成30年のまちづくり協議会におきまして、こちらだけに限らず、晴海地区の歩行者ネットワークの整備に向けた考え方ということで示しているところでございまして、晴海二丁目と一丁目の間につきましては、オリンピック・パラリンピック後に予定されているBRTのターミナル用地の開発に併せて、晴海通りの上空にデッキを渡した歩行環境をつくるべく、事業者である東京都のほうと協議を重ねているところでございます。

 私のほうからは以上です。

○高橋(ま)委員
 それぞれに細やかに御回答いただきまして、ありがとうございました。

 まず1点ですが、資料1について、22日に説明があったので、2日後の24日に緊急でお声がけいただいたという経緯について確認させていただきました。今回、そういったところですと、恐らく非公開で進められたのかなと思いますので、この会議は非公開であったのかという点を再質問させていただきます。

 また、そちらを公開する方法がなかったか、それを検討されたかという点についてもお伺いしたいと思います。例えば、今ですと区のホームページ、また、この段階ではまだリリースされていなかったですけれども、LINE等を通じた情報ツールの中で、間際であっても開催の御案内をすることは可能かと思いますので、その検討はされたかという点について1件お伺いしたいと思います。

 次に、最後に御答弁いただきました晴海の歩行環境についてですが、今、具体的にデッキが設置される時期を把握されているようでしたら、もしくはいつ頃という目標設置をされているようでしたら、その点をお聞かせいただきたいと思います。

 続きまして、資料1-7の築地から湊に関してというところで、具体的に教えていただきました。これら、晴海も築地もなのですが、住んでいる方々の目線に立って大きな修正が加えられたというところは非常に感謝しております。しかしながら、やはり築地周辺には、もともとの福祉施設利用者もおりますし、住民も多く住んでおります。夜の騒音の部分については心配がないのかという点を確認させてください。

 以上です。お願いします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 それでは、私のほうから、まず、1点目の4地区合同協議会が非公開かというところでございます。

 まちづくり協議会は公開でやらせていただいていますが、そもそも4地区合同協議会というものは4つのまちづくり協議会の代表の方々にお集まりいただいて、今回のオリンピックに関しましては、とりわけ築地デポから選手村の動線に係る4地区のまちづくり協議会の方々が、ある意味、直接影響を受けるので、その方々にお集まりいただいているものです。4つのまちづくり協議会をその都度開催するということですと、時間とお集まりいただく方の労力も非常にかかりますので、この件については、機動性を持たせるためにも、それぞれのまちづくり協議会から2名程度の代表の方々にお集まりいただいて、この会を持っているところでございます。今回は情報が公表されてから翌々日に、直接その構成員の方々に連絡をさせていただいて、区の会議室のほうに本当に急遽お集まりいただいて、公表された内容を、まず、まちの方々に迅速にお伝えしたいという意図でやらせていただきました。したがいまして、公開どうこうということは、この会議では検討しておらず、まずはお伝えするということを最優先にやらせていただきました。

 ただ、この内容につきましては、今、この資料でも申しているとおり、この後、正式にこの計画をつくっております東京都、それから組織委員会のほうから4地区合同協議会のほうに、改めて正式に説明をしていただく場を設けてまいりたいと思いますので、改めてそういったところで説明がなされた際には、区民の方々にも伝わるような形で、こういった情報を提供してまいりたいというふうに思ってございます。

 それから、資料1-7のフリート等の夜間の騒音等についてでございます。

 こちらにつきましても、選手村、大会自体が24時間で運営されますので、夜間の車の走行というのも当然考えられるところでございます。ただ、委員の御指摘のとおり、生活道路を通行する部分もございますので、こういったところについては十分配慮するよう、区のほうからも、また4地区合同協議会のほうからも、意見として組織委員会、東京都のほうに述べているところでございます。そういう意味では、フリートの通行になります。フリートというのは、通常の乗用車になりますので、騒音が非常に迷惑になるようなボリュームの車両が通行するものではないということから、そこの部分については、そういった配慮は、現在のところはないものでございます。

 私からは以上です。

○栗村地域整備課長
 私のほうからは、晴海一丁目と二丁目をつなぐ歩行者デッキについてお答えいたします。

 整備の時期についてということでございますが、こちらにつきましては、先ほどの答弁で申しましたとおり、こちらの二丁目にオリンピック・パラリンピック後に予定されているBRTターミナルの建設に併せて、デッキの整備ができないかということで東京都のほうに申入れをしているところでございます。しかしながら、BRTターミナルの建設につきましては、東京都のほうにおいて、まだ整備の詳細について検討をしているという段階でございます。デッキの整備についても、それに併せて協議させていただいているところでございますが、そういった意味でいきますと、ターミナルの整備時期というものがまだ見えてきませんので、整備の時期が見えてくるところに併せて、デッキの整備の時期も分かってくるのではないかというふうに考えております。

 以上です。

○高橋(ま)委員
 それぞれにありがとうございました。

 まず、資料1についてですが、会議の進め方等をお伺いいたしました。今回、資料1に関する資料をたくさん、別紙も御用意いただいたのですが、今月行われている常任委員会と特別委員会等、私は全て傍聴させていただきましたが、今回含まれている資料に関する質疑がかなり多くあったように記憶しております。そうした部分から、区議会の中でもこの資料が出ることによって、議論がより深まったのではないかとか、私も傍聴していた中で、この資料があれば理解が深まったなという点もございましたので、この資料をどの委員会に出すか等、検討はいろいろな方が関わってやっていただいているところではございますが、ほかの委員会に関わる部分もあったのではないかという点、また、そういったことを検討いただきたいというところを要望させていただきまして、本件については終わります。

 あと、築地関連の夜の騒音等、区民の方々のお声も聞いていただいているというところで、ありがとうございます。これまでも申し上げてきましたように、2つの小学校や幼稚園のほかに、保育園等も非常に多く、福祉施設もございますので、安心して過ごせる環境を引き続きお願いしたいという点をお伝えさせていただきます。

 以上です。ありがとうございます。

○墨谷委員
 私のほうからは、理事者報告資料4、あと議題を数点質問してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の新会長就任ということで、報道されておりまして、また、東京2020大会の成功に向けて進むことを私も心の中で祈っている次第でございます。今回の東京2020大会は、コロナ対策の徹底、また新たな形を模索しながらの開催という難題があると思います。それらを乗り越えて、運営が求められている、そのように思っております。先日も使送がございまして、オリンピック聖火リレー隊列運行リハーサルというものが中央区内でも行われて、準備が着々と進められているというふうに伺っております。

 まず、資料4の中から質問をさせていただきたいと思います。

 令和2年度オリンピック・パラリンピックに関する講演会の開催ということで、ここの中で、多くの区民の方の参加、アスリート以外の、中央区民の方が参加していくというのはすごくいいことだというふうに思います。また、本区としての情報の発信という部分でも、今回、ママさんアスリートの挑戦ということで、こういった講演会というのはすごくいいことだと思うんですけれども、なぜ寺田さんを選ばれたのか、寺田さんの略歴について、まず、お知らせいただきたいと思います。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 今回の講師の選定理由等についてでございます。

 これまでも、オリンピック・パラリンピックの講演会は、オリンピックが決まってから、ずっとやらせていただいているところでございます。講師選定についても、オリンピック、いわゆるアスリートに限らず、これまでもいろいろな角度から講師をお願いしてきたところでございます。正直、今の時代、個人のプライバシーみたいなところもありまして、講師を選ぶということもなかなか難しい状況でございますけれども、今回の寺田さんにつきましては、区内在住であるということ、これは御本人のほうからも、こういった情報をいただきまして、そういうことであれば、ぜひうちの講演会に出席していただいて、御講演いただけないかと。資料に書いてございますとおり、現在、寺田さんは、日本女子の100メートルハードルの記録保持者でございますけれども、まだオリンピックの出場資格を持ってございません。この後、6月にかけての大会で一定の記録が出ればオリンピックに出場できるというところでございまして、まさに地元である中央区からの応援を背にオリンピックに行っていただきたいということで、寺田さんのほうも快く御承諾いただいて、今回の寺田さんの講演にたどり着いたというところでございます。

 以上です。

○墨谷委員
 ありがとうございます。中央区在住者ということで、まだオリンピック出場が決まっていないというお話もありますけれども、地元の方ということで、私も個人的に応援していきたいなというふうにすごく思いました。

 また、ここで見ると、コロナ禍ということで参加する方が減らされているということは理解できますし、また、オンラインということで50名ということですけれども、例えばホームページ上に一定期間載せておくとか、そういう形は取れなかったのか。今回、こういう形でやられるということは理解しているんですけれども、その点について、できる限りたくさんの方が、一人でも多くの方が触れられるといいのかなというふうに思いまして、質問いたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 今、委員御指摘のとおり、多くの方にこの講演会を見ていただきたいといった趣旨は変わらないところでございまして、これまでも会場での開催時には100名を超える定員として募集をしてきたところでございますけれども、今回のコロナの状況から、参加者40名ということで定員を限らせていただきました。しかしながら、これまでと変わらないようにということで、今回、オンラインのほうを予定させていただいて、限りなく近い数字ということで、このような形で定員を設けさせていただいてございます。

 本来ですと、オンラインということですので、もっと多くの方に見ていただくようなこともシステム的にはできることにはなっておりますけれども、双方向のやり取りができるような講演会を予定しております。つまり、質問をしていただいて、回答していただくというようなことも予定しておりますので、一定程度の数字を切りながら、まずは実施させていただいて、また、この結果によって、特に支障なくできるようであれば、次年度以降、こういった講演会ができるようであれば、さらに拡充のほうを図ってまいりたいと思ってございます。

 なお、今回のこういったウェブ上での通信、それから、その後のこの講演会のデータ等につきまして、講演者である寺田さんのほうとも調整させていただいた中なんですけれども、当日のオンライン上での配信については承諾をいただいてございますので、このような形でやらせていただくことになったところでございます。

 以上です。

○墨谷委員
 御丁寧にありがとうございます。様々な背景があって、今回、こういう形になったということは理解させていただきました。

 私も、寺田さんを応援していきたいなと思うように、こうやって見ると、皆さんが思うと思います。今回は双方向ということで、いろいろと限られたものがあるんだということは分かりましたけれども、今後、そういったことも検討いただきたいと思いました。

 続いて、中央区のおもてなしということで、中央区では、おもてなしロードマップに沿って、フリーWi-Fiアクセスポイントを設置したり、江戸バスにもフリーWi-Fiを設置しているんですけれども、その中で、折り鶴ウェーブということがあると思うんです。折り鶴を通して世界の人々とつながる、平和と文化のおもてなしということですが、なかなか手渡しはしにくいのではないかとか課題もあり、様々な御答弁もいただいたんですけれども、今後、折り鶴ウェーブがどのように展開されるのか、分かる範囲でお伺いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 折り鶴ウェーブ、折り鶴プロジェクトについてでございます。

 前回も答弁させていただきましたけれども、現在、袋詰めのほうは既に完了して、2万5,000袋の準備が整っている状態です。また、これ以外にも折り鶴単体で13万羽を超える折り鶴、こちらのほうについても、しっかり倉庫に保管をしている状態でございます。今回の資料でも御説明させていただいておりますとおり、コロナ対策ということで選手に行動制限がかかってしまったことによって、なかなか選手との接触というのが難しい状況になってきたところが、当初予定していたところからの大きな変更点かなというふうに思ってございます。

 ただ、こうした中で、本区では、ブラジルのオリンピック委員会が豊海小学校をファミリーアンドフレンズラウンジとして使うこと、それから、晴海中学校をオーストラリアのパラリンピック委員会が借用するといったことが決まってございます。また、3x3の練習会場となります総合スポーツセンター、また、ラグビーのリカバリー用プールの中央小学校、こういったところに選手等が来ることにはなってございますので、限られた部分ではございますけれども、いかに折り鶴を手渡し、手渡しが難しければ、間接的に渡すようなやり方ができないかどうかについて検討しているところでございます。

 また、これだけではなくて、今回、選手村から出られない選手たちに、いかにこういった区民の思い、私たち一人一人が折った思いを伝えることができるのかどうか、こういったところを組織委員会のほうにも働きかけて、ぜひともこれまで取り組んできた取組を今年の大会で実現できるよう考えてまいりたいと思ってございます。

 以上です。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 折り鶴ですけれども、やはり区民の皆様に真心を込めて折っていただいて、いろいろなエピソードがあると思います。そういった心をまたつないでいけるようにお願いしたいというふうに思います。今、13万羽あるということで、本当に工夫して何かできるといいなというふうに思っております。

 次でございますが、今回の東京2020大会のさらなる情報発信というところなんですけれども、どうなっているかというのを知りたい方もたくさんいらっしゃると思いますので、その辺、情報発信についてお聞きしたいと思うんです。今日の新聞に、コロナ禍の中のスポーツとは何か見詰め直して、また、なぜ東京大会を開くのかを国内外に伝えることだと。それは人々の心と大会の在り方をつなぎ直すことにもなるというような一説がありました。私が区民の皆様と接する中で、今回の東京2020大会はできないんじゃないかと思っている方もいらっしゃいました。そういった意味で、しっかりと情報を発信して、中央区が直接運営する部分は少ないとは思いますが、東京2020大会を大成功にしていただきたい、そのように思います。

 情報発信、2月よりLINEが出てきて、LINEのボタンを押すと、いろいろなところにいくということで、私も区民の方にお伝えしたら、結構いいというようなお話もありましたので、そういった情報ツールも導入されている中で、さらなる情報発信をどのように本区としてされていくのか、最後に質問させていただきたいと思いますので、お願いいたします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 オリンピックに係る情報発信についてでございます。

 まさに、今、委員からお話がありましたとおり、私自身も一刻も早く区民の方々に大会に向けた機運醸成を発信していければというふうに思っているところでございます。しかしながら、資料3でもお示ししておりますとおり、なかなかコロナウイルス感染症対策を具体的にどういうふうにやっていくのかというところが明らかになってこない状況でございます。

 例えば、本当に例の一つでございますけれども、聖火リレー一つにつきましても、沿道にどのような形で人を呼ぶのか、もしくは呼ばないのか、どういう対応の仕方で感染症を防ぎながら実施するのか、3月25日から聖火リレーがスタートするわけでございますけれども、いまだに明確な対応方針が出てきていないところでございます。また、さきのライブサイトもしかりでございますけれども、本区の中で取り組む一つ一つについても、どのような形で大会を観戦できるのか、楽しめるのか、こういったものが明らかにならないと、我々区としても、情報発信をする手だて、方策がないというところが非常にもどかしいところでございます。しかしながら、会長も新たに就任されたことでございますので、組織委員会のほうでもこういったところの検討が加速化して大会を迎えることと思いますので、本区におきましても、こういったことが決まり次第、一刻も早く伝えてまいりたいというふうに思ってございます。

 そういう意味では、機運醸成の取組であったり、おもてなしの取組、あるいは区民の方々に御協力いただかなければならないことはまだまだ多々あろうかと思います。また、大会の直前には交通規制だとか、そういった我慢をしていただかなければならないような情報発信もやっていかなければならないと思ってございます。大会まであと200日を切っているところでございますけれども、大会開催までの間に様々な形で情報発信をやっていくことにはしっかり取り組んでまいりたいと思ってございます。

○墨谷委員
 御答弁ありがとうございました。

 本当にまだまだ手探りの中で、東京2020大会に向けて様々なことをされているということがよく分かりました。また、新たに情報がオープンになったときには、しっかりとした形で区民の方にも積極的な情報発信をお願いしたいというふうに思います。

 以上で私の質問を終了いたします。ありがとうございます。

○二瓶委員
 よろしくお願いします。私から、資料2の一般道の道路表示及び看板の設置についてお伺いをしたいと思います。

 私も時折運転をすることがあるんですけれども、首都高などを走っていると、桃色の看板を何度か見たことがあって、いつも走りながら何なんだろうと疑問に思っていました。乗っているとき、見たときにはそう思うんですけれども、いざ運転を終わると、そのことがもう頭になくなっていて、結果、調べずに終わってしまう、何だったんだろうというのがあるんです。今回、これを機に、いつ頃からその看板が使われているのかというのを調べたら、2020年2月頃から首都高などの高速道路等には設置がされているということで、これは、大会関係車両が通りますという標示であるということで、交通規制を表すものではないということが示されておりました。そういった中で、東京2020のマークに加えて、バスのマークが描かれていますが、この看板だけを見ると、一体何を表しているのか、なかなか分かりづらいかなというのがあります。

 本区においても、総合スポーツセンター及び中央小学校への関係輸送ルートに設置されるということでありますけれども、この看板の意味というか、由来、何を表しているか周知がかなり必要になってくるのではないかなと思います。そこの今の周知具合など、何かありましたら、お教えいただけたらと思います。よろしくお願いします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 道路表示についてでございますけれども、1年延期になった昨年の同時期にも、今、委員のお話がありました首都高だとかについては、既に一部、設置が進んでいたところもあろうかと思います。今回、練習会場周辺にも設置するということで御案内をさせていただいております。

 こちらの表示等の周知につきましては、大会組織委員会、東京都が全面的に、このマークだけではなくて、先ほどの首都高も含めた大会時の交通の在り方、それから昨年も一部、既に先行して御案内をしておりましたけれども、TDMであったり、あるいはスムーズビズであったり、こういった一連の大会のときの車両の通行抑制について、この後、大会に向けて徐々に周知が図られてくるものというふうに聞いているところでございます。具体的に、いつからそういったことをやっていくかというのはまだ明らかになっていないところでございます。現在、観客自体を入れるか入れないか、入れるとすればどの程度かというようなことが決まっていないことから、交通の状況も今後大きく変わろうかと思います。そういったところが3月、4月のテストイベントを機に明らかになってくると聞いてございますので、そういった段階を踏んで、道路表示等についても周知が徐々に図られていくというふうに考えているところでございます。区としても、併せてこういった周知を図っていくことを考えてございます。

 以上です。

○二瓶委員
 御答弁ありがとうございます。

 これは資料にもありますとおり、交通規制を表すものではないとありまして、調べていきますと、大会専用とか優先と書かれた専用レーン、優先レーンも置かれるという話が出ておりまして、これは規制対象になるということで、もし知らないで、そこを通ってしまったら交通違反で捕まってしまう可能性があるというような記事も見ました。また、昨年の12月に使送で送っていただいた大会時の交通対策等に関する資料を見ますと、中央区には専用レーンは置かれないのかなと思っているんです。豊洲大橋の豊洲側のほうには専用レーンができるであろうというような対策図を見まして、専用レーンや優先レーンが中央区に置かれるという話は、今、出ているのか出ていないのか、分かりましたらお教えいただけたらと思います。お願いします。

○早川オリンピック・パラリンピック調整担当課長(参事)
 本区のエリアについては、こういった優先レーン、専用レーンは設置しない方向で検討が進められてございます。基本的には、競技会場周辺がメインなところ、それから首都高であれば片側の車線がそういった規制になっていて、オリンピック関係車両の専用レーン、優先レーンになってございます。今回のこの区内の練習会場については、そういった規制はないというものでございます。

○二瓶委員
 御答弁ありがとうございます。

 中央区では、例えば看板8か所と4か所で計12か所、多分12枚の看板が用意されるのかなと思うんですけれども、意外とこれも東京オリンピックのレガシーという面では、地元にこの標識が置いてあったということもレガシーになるのかなと私は思いますので、ただ設置しておくのではなく、設置の意味など周知を徹底していただけたらということを要望しまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。

○中嶋委員長
 それでは、議題、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に関することについては、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 第一回区議会定例会における委員長報告の取扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 オリンピックも大変でございますけれども、我々は何としても来るという目標に向かって頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 以上をもちまして、東京オリンピック・パラリンピック対策特別委員会を閉会します。

(午後2時27分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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