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令和3年 子ども子育て・高齢者対策特別委員会(7月12日)

1.開会日時

令和3年7月12日(月)

午後1時30分 開会

午後2時38分 閉会

2.開会場所

第一委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 渡部 博年

委員 富永 一

委員 太田 太

委員 小坂 和輝

委員 墨谷 浩一

委員 梶谷 優香

議長 木村 克一

4.出席説明員

(16人)

齊藤副区長

平林教育長

田中福祉保健部長

春貴管理課長(参事)

石戸子育て支援課長

古賀保育課長

阿部子ども家庭支援センター所長

吉田高齢者施策推進室長

早川高齢者福祉課長

平川介護保険課長

渡瀬保健所長

吉川健康推進課長

生島教育委員会事務局次長

俣野庶務課長

植木学務課長

中山指導室長

5.議会局職員

伊藤議会局長

小倉議事係長

坂和書記

鳴子書記

6.議題

  • 子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○中嶋委員長
 ただいまより子ども子育て・高齢者対策特別委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で学務課長が出席しますので、御了承願います。

 議題の審査に入りますが、特別委員会の質疑につきましては、理事者報告に対する質疑と併せて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、初めに、理事者報告をお願いいたします。

○田中福祉保健部長

 1 私立認可保育所の開設支援について(資料1)

○生島教育委員会事務局次長

 2 久松幼稚園移転スケジュール等の見直しについて(資料2)

以上2件報告

○中嶋委員長
 御苦労さまでございます。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしく願います。

 ただいまの時刻は午後1時35分でございます。自由民主党59分、かがやき中央33分、公明党33分、区民の風33分、新風会33分となります。

 それでは質疑に入ります。発言を願います。

○富永委員
 よろしくお願いします。

 オリンピックがもうすぐ間近に迫っている中、それだけではなくて、今、いろいろなことが中央区で起こっていて大変なことになっております。コロナ禍になって、教育をはじめとして、子供たちの行動が様々な場面で制限されている状態にあると思います。子供たちを感染から守るということの反面、期間が長引いているだけに、様々なダメージが子供たちにのしかかっていると考えておりますけれども、区としては、今後どのように子供たちのことを考えて実行に移していくのか、お考えをお聞かせください。

○中山指導室長
 学校の教育活動でというところでございますが、感染時においても、今、ニュースタンダードとも言われますけれども、日常の中で感染防止について子供たちが十分に理解してきているところなので、教育活動については、今までと同じような形で、できる限りやっていきたいと考えております。

 子供たちのメンタルのケアというところでいえば、前々から申し上げているとおり、都のスクールカウンセラー、そして区独自で巡回させている区のスクールカウンセラー、これらを活用しながら、子供たちの心理面について、相談にはいつでも乗れるようにしています。そして、これについては、スクールカウンセラーだけではなく、全教職員が子供たちにとって話しやすい大人、先生であるよう、こういった姿勢で子供たちに向き合い、子供たち一人一人の話をしっかり聞いて、子供たちの健全育成を図っていきたいと考えてございます。

 以上です。

○阿部子ども家庭支援センター所長
 私からは、コロナ禍におけるお子様の見守りといったところから答弁したいと思います。緊急事態宣言がまた出まして、コロナ禍でお子さんたちの活動が制限されていて、家庭につきましても外出を控える方が増えているといったところで、家庭内での緊張が高まってきているところです。やはり虐待ですとか、相談の件数が増えておりまして、特にここのところ増えてきていると思うのは、夫婦間での口論です。いろいろなストレスというところだと思うんですけれども、夫婦間での口論から暴言や暴力に発展して、近隣の方や当事者が警察へ110番通報して、面前DVということで児童相談所に書類通告をされるようなケースが増えてきております。やはり狭い空間の中で子供に対するいらいらが募って、親からお子さんへの叱責ですとか、たたくなどの行為などにより、泣き声などが聞こえるということで通報が入ってきたり、そういった連絡が増えてきているところです。

 外出だけではなくて、人と会うこと自体を控えるというおうちも多いので、子ども家庭支援センターの相談員としましては、訪問もなかなか難しいところではあるんですけれども、極力お電話して、お話を聞くなり、また、おうちに来てほしくないということであれば、どこか近隣の施設を使ったり、児童館の一室を使って相談を受けたり、様々な形で何とかアプローチしまして、お話を聞いてストレスを軽減していくような形を取っております。

 緊急事態宣言ですとか、まん延防止等重点措置期間中、利用は控えてくださいというようなお願いはしているんですが、児童館や子ども家庭支援センターの一時預かりですとか、あかちゃん天国ですとか、そういった施設は閉めてはおりませんので、そういったところを利用していただいて、少しでも子育ての負担軽減をしていきたいと思っておりますし、児童館とか、あかちゃん天国で心配なお子さんや御家庭がありましたら、そちらから子ども家庭支援センターの相談員のほうに連絡が入るようになっておりますので、そういったところで連携しながら見守っていきたいと思っております。

 以上です。

○富永委員
 今のお話を聞いて、私としては勉強不足で、想定外なお話を聞いて、すごく胸が詰まるというか、まさか親たちが抱えるストレスがそのまま子供に向いてしまっているということが起こっているなんて本当に心苦しい限りです。ただでさえ、中央区というのは子供たちが伸び伸びと遊べる環境が、ほかに比べてすごく少ない中で、コロナ禍になってしまって大人たちがみんな我慢するあまり、それが全部子供たちにいってしまっている。本当に、これはあってはならないようなことです。

 そんな中で、今、子供たちが勉強、学問というのは中央区がしっかりといろいろやっているので、問題はそんなにないというふうには考えているんですけれども、これから夏休みも始まるのに、やはり子供たちが思うように外で水遊びできないとか、本来なら楽しみであったイベントにも参加できない。ましてや、パラリンピック観戦も中央区としては、きちんと対策を取った上で、子供たちを連れていくというような教育長からのお話もこの間まであった中で、直前になって、それもかなわないとなってしまった。しっかりと子供たちのケアをしていくために、親がまずしっかりしなければいけないという中で、でも、今、コロナ禍で親には仕事のこともあるし、例えば事業をやっている人たちであれば、そのストレスや何かを抱える。そんな環境の中で、本当に子供たちがこの先どうなっていってしまうのかなと心配しております。

 ただ、今、コロナ禍が始まって1年とちょっと、いろいろな制限を受けて、ウィズコロナという話も最初はありましたけれども、ちょっと考えると、全くウィズコロナになっていないような気がするんです。全部コロナに負けてしまっているというか、必要以上に制限が増えてしまっていて、果たしてそれが本当にコロナ対策として有効なのか、1年とちょっとやってみて、そろそろ中央区独自として、しっかりと対策した上で、どのように子供たちをしっかり守る手だてがあるとお考えなのか、その辺、難しいところですけれども、もしお話しいただけるところがあったらお聞かせください。

○平林教育長
 昨年からコロナ禍が始まって、学校でいいますと、唯一学校はこれまで感染対策を、万全という言い方も恐縮ですけれども、学校側とすると最大限の努力をしてやってきたというところは評価できると思います。そのあかしとしては、やはり学校の中でクラスターが起きていないというところは十分評価に値するのではないかということだと思います。

 今後の学校活動等も含めまして、今、保護者の方がかなり二極化してきているのではないかなというところで、ゼロリスクなんかあり得ないという保護者の方と、やはりゼロリスクを求める方がいらっしゃるのは事実でございまして、例えば今回のオリパラ観戦につきましても、かなり両極の御意見をいただいたところでございます。

 ただ、我々としては、これまでの実績等を基に冷静に判断しながら、やはり子供たちのために、まず何が一番大事なのかというところの本筋を忘れることなく検討してきたということは自負できると思っております。その中で、学校の行事が昨年できていない中で、授業とは別に行事の大切さというのを改めて認識したところでございますので、学校は今後も感染対策をしっかりと行いながら、極力、宿泊行事も含めて、可能な限り、チャンスがあれば、それを実施できるようにしていくと。これはオリパラ観戦でも申し上げましたけれども、ぎりぎりまで我々大人が子供のためにしっかりと考える、これを検討すべきだということを我々は申してきておりますので、その方針でこれからも教育委員会、学校が一体となって取り組んでいきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○富永委員
 ありがとうございます。本当に難しいところだと思うんですけれども、しっかりと御対応をお願いするところでございます。

 次に、高齢者のお話を伺いたいと思うんですけれども、今、こういった中でも、ラジオ体操などは通常どおり行われていて、朝、そちらの会場に行くと元気なお年寄りたちがメインでラジオ体操をされていたり、夕方になったらお散歩をしたり、お買物をしたりという方が結構まちの中でも見受けられて、それはそれで健康を維持するのにはすごくいいかなと思うんですけれども、医療関係の、医院を開設している知人などの話を聞きますと、ここ1年間ぐらい、だんだん日を追うごとに、通っている高齢者の方々の体力の低下、衰えが目に見えていると。

 今お話ししたみたいに、ラジオ体操に行ったり、それから日常的にお散歩をされているような方はいいと思うんだけれども、今まで行っていた施設が、そこに通うのが健康法の一つだったというような方は、施設が休館等になり、行けなくなってしまったとなると、そこからまた新たに、自分の健康増進のために、ラジオ体操に今まで行ったことはなかったけれども行ってみようかとか、お散歩してみようとか、なかなかそのようには、高齢になればなるほど、踏み切れないと思うんです。そういう方々の健康というのは、区としてはどのようにお考えでしょうか。お聞かせください。

○早川高齢者福祉課長
 高齢者の方々の健康についてでございます。

 私どもも、敬老館、いわゆるいきいき館や、高齢者通いの場、様々な場所の提供ですとか、その中で中央粋なまちトレーニング、いわゆる粋トレですが、そうしたものを実践しながら、なるべく健康年齢といいますか、健康の維持・増進、高齢になっても健康状態を保つということに力を入れて取り組んできているところでございますが、度重なる緊急事態宣言が出まして、どうしても施設を閉鎖なり、一部制約をかけざるを得ないといった部分がございました。

 いきいき館につきましては、6月20日の緊急事態宣言が明けてから、6月21日に、運動系の講座、あと、入浴も人数を制限しながら再開してございます。また、本日から4回目の緊急事態宣言が42日間の長期にわたり発出されることとなりましたが、今回、特に閉館等はせずに、運動系、さらにできる講座等は今後実施していく予定でございます。また、通いの場につきましても、感染防止対策に十分配慮しながら、できるところについては活動していただくということで通知させていただきまして、今、13か所の高齢者通いの場は引き続き活動なさるという返事をいただいております。何か御心配な点があれば個別に相談にも応じていくということで、そうしたきめ細やかな対応を取りながら、高齢者の方の体力の低下等につながらないような対応をしっかりと取ってまいりたいと考えております。

 以上でございます。

○富永委員
 ありがとうございます。

 高齢者の方々がずっと1日中家にいるということは、多分、今、テレビや何かを見て、そこからいろいろな情報を入手して、それをそのまま正しい情報と判断してしまうというのは、時としてすごく危険なのかなと思います。今、ワクチン接種も大分進んでいる中で、私の家には85歳のおばが一緒にいるんですけれども、この間、ワクチンを打ちに行ってくるわと朝出かけていったんです。夕方、顔を合わせて、今日、ワクチンを打ってもらったかと言ったら、いや、ワクチンを打たれなかったと言うんですよ。では何しに行ったんだと言ったら、分からないけれども、肩の下に何かされたと言うんです。実際、ワクチンを打たれてはいるんですけれども、やはりお年寄りの中でもそういった認識の方もいらっしゃる中で、どうやってもっともっときちんとした情報を伝えて、怖がらずに健康のために行動するというのを伝えていくのか。やはりどうしてもテレビのほうに目が行ってしまうので、幾ら区のほうでしっかり高齢者対策をやって周知しようとしても、なかなかお年寄りのところに届かないとか、そういうこともあるのかなと思うのが不安なところです。

 ワクチンの接種も、多少のトラブルはあるにせよ、大分イメージに近い状態で進んでいると。年内には国内のワクチンがいよいよ発売されるのではないかというのを製薬会社の人から聞いたりしていますし、そうしているうちに多分薬もできるだろうと。となれば、割とこれから先早い段階で日常生活を取り戻していく段階が来るのかなと。そうなったときに、中央区としては、今まで失われた分をしっかりと挽回できて、子供からお年寄りが早く元の生活に戻れるような施策を、また考えながら進めてっていただけたらと思います。

 これで終わります。ありがとうございました。

○小坂委員
 よろしくお願い申し上げます。

 緊急事態宣言が延長したという中での今回の委員会です、前委員もおっしゃっていましたが、子供なり、御高齢の方々が健康に生活できるような観点から質問していきたいと考えております。

 まず、報告事項から入りますけれども、資料1について、私立認可保育所の開設支援をしながら、令和4年4月には待機児童がゼロになるというふうな予測を立てていただきました。これに関して、学校では10年間の予測というのを立てているんですが、保育の分野におきましては、待機児童ゼロは今後はどれほど続いていくものなのか、そのあたりの予測に関して教えていただければと思います。

 2点目は、今までの常任委員会でお伺いしてきて、ちょっと引っかかったので聞かせていただきます。月島三丁目北地区には認証保育園が入っております。この1園が再開発に伴い、どこかに移るというところまではお聞きしているんですけれども、この貸主である中央区が、借手である保育園の移転先が分からないというのが分からない。きちんと移転先まで貸主も面倒を見ながらやっていくというのが筋であると思いますけれども、北地区に入っておられる保育園はどのように移転されるのか教えてください。

 資料2は、久松幼稚園移転スケジュールということであります。

 私が6月の本会議で一般質問させていただきましたところと関連しておりますけれども、久松小学校は2024年にはマイナス3教室になります。久松小学校は、そのときから教室数不足があるんだけれども、このような処置をしながら、いつから開設なのか、そのあたりを念のために確認させてください。

 それと、議論になっているところではありますけれども、常盤幼稚園の場所を久松幼稚園にするという考え方は分かるものの、また、1つの学校に2つの学校が存在するということは過去に行ってきたので、分かるというところでありますけれども、常盤幼稚園に関しての考え方、常盤幼稚園エリアの方々は常盤幼稚園が復活してほしいと考えておられると取れないこともないので、そうなった場合に常盤幼稚園の存在をどのように考えるのか。久松・常盤幼稚園というふうな名前にするのか、そのあたりの常盤幼稚園との関係性、また常盤幼稚園エリアからどのような意見が出ているのか教えてください。

 また、最後に、小学校の教室数不足というのは非常に不安であり、6月の一般質問での教育長の答弁では、この人数は大丈夫かという推測結果を毎年出していくというふうな答弁に受け止めたんですけれども、そのような理解でよいのか、それとも、4年に1回このような推計を出しているのか、どちらであるかというのを念のために確認させてください。お願いします。

○古賀保育課長
 2点の御質問についてお答えいたします。

 まず、待機児童解消の先に向かった計画、プラン、どういった計画で見通しているのかというところでございますけれども、こちらについては、中央区子ども・子育て支援事業計画を策定いたしまして、令和2年度を初年度としました5年間の計画を策定しております。そういった中で、年度ごとの乳幼児人口を推計しまして、量の見込みあるいは確保の方策を見立てまして、待機児解消に向けて取り組んでいるところでございます。

 とはいいましても、毎年、お子さんの出生数ですとか、いろいろな社会情勢の変化の中で、特に現在、コロナ禍というところもありまして、そことのギャップ、乖離というのも出てくるところでありますので、待機児解消に向けた定員の拡大につきましては、その年ごとの状況をしっかり把握しまして、適正な定員拡大のための整備を進めていくということで取り組んでいるところでございます。

 また、待機児童ゼロということで、順調に進んでいると認識しているところでございますけれども、こちらについては、やはりその年々の状況もしっかり見て、どの地域、どういった年齢に需要が出てくるのか、あるいはそれが下がるのかというのも考えながら、適切な設備、定員の拡大をしていきたいと思っております。

 それから、2点目の月島三丁目北地区の再開発の街区に入っています認証保育所についてでございます。

 こちらにつきましては、もともと区の環境土木部の詰所を利用して、そこを区が貸し付けるという形で認証保育所を誘致した経過がございます。今回、再開発の地区内に入っているので、移転を考えていかなければいけないところですけれども、こちらにつきましては、事業者のほうでどういった形で事業を継続していくのか、あるいは、現在、認証保育所ですけれども、どういった種別の保育所を運営していこうという考えがあるのかというところもあります。区のほうでここでやってくださいと枠組みを先に決めるのではなくて、事業者として主体的にどういった施設を今後続けていきたいのかというところもしっかり把握しなければいけないと思っていますので、事業者と方向性をしっかり捉えながら進めたいと思っております。あわせて、再開発がいろいろな地区でありますので、そういったところでの保育所の整備というのもございます。あらゆる機会を捉えまして、継続性というところについては事業者としっかり協議をして進めていきたいと思っております。

 以上でございます。

○植木学務課長
 久松幼稚園の移転についてでございます。

 まず、令和6年の久松小学校の教室数不足というところにつきましては、改修工事等で対応しながら、令和6年度中に幼稚園が移転した後、工事をいたしまして、教室数不足の部分を確保する予定となっております。また、常盤幼稚園につきましては、こちらはあくまでも久松幼稚園の移転ということになりまして、常盤幼稚園は休園のままというふうに考えているところでございます。

 次に、常盤小学校の保護者等々に説明をしているところでは、こちらの幼稚園の工事とともに耐震工事を行うため、前回も別館を造るに当たって校庭等を使っているので、再度工事をするということで、そういったところの御意見をいただいているというところと、あと、新しく幼稚園が来ますので、そのあたりで教育環境について影響がないかという不安の声をいただいています。こちらにつきましては、丁寧に説明させていただいて、御理解いただくよう努めてまいりたいと思っているところでございます。

 最後に、教室数不足の関係で推計というところでございますが、こちらについては毎年推計をしていく予定でいるところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれにありがとうございます。

 資料1の部分に関しましては、令和4年4月は解消されたとしても、また待機児が増えるというところがみんなが心配するところであります。子ども・子育て支援事業計画では5年先までは見ているということも御答弁にありましたけれども、その5年先の見方では、これは大丈夫なのかどうか。いま一度、その方向性、推計を教えていただければと思います。

 月島三丁目北地区の部分に関しましては、これもお願いというところでありますけれども、貸主である中央区が借主に対して、それもやられていることはすばらしい、保育をされている事業者でありますから、それを1個なくしてしまうというのは大変苦しいことであります。せっかくよい保育園があるわけで、これをなくしてしまうのは大変もったいないから、きちんとその先を一緒に考えながら結論を出していただきたいと思います。これは要望としてお願い申し上げます。ただ単に計画の予定だけを進めるのではなくて、じっくりと借主の移転先がどうなるのかというところまできちんと面倒を見る必要があると思いますので、もし計画がすぐに進むのであれば、急いで移転先も探してあげると。なかなか見つからない場合は、ちょっと工事を待つとか、そういうふうなことも丁寧に言っていくものであると思いますので、そのあたりの丁寧な対応を、福祉保健部だけでは無理ですけれども、都市整備部と連携しながら、お願い申し上げます。

 学校に関しましては、毎年推計を出しているということで大変安心しました。その推計を見ていけば、この小学校はまずいなというのが今度は早めに分かるわけでありますから、そのような推計を私たちに提示していただきながら、深刻な教室数不足が生じないということを議会のほうもチェックできればと考えるところです。

 常盤幼稚園のほうは、議論にはなったんですが、久松幼稚園を永続するわけではないから、また、戻ると思いますので、そうなった場合に常盤幼稚園はそのスペースが空くわけで、そうしたら常盤幼稚園が復活するというふうなことになってきますが、そのときに、ぜひとも幼保連携型認定こども園なり、そのような場所として使っていくという将来的な見通しをよろしくお願い申し上げます。ここは要望で止めておきます。

 では、待機児の部分の御答弁をお願いします。

○古賀保育課長
 計画上の待機児童の解消の見通し、状況ということでお答えさせていただきます。

 計画の中では、令和6年度までの待機児童について見通しを立てているところでございます。こちらの計画上では、保育の量の見込み、これは保育のニーズになりますけれども、保育のニーズに対しまして確保方策ということで、これは定員の確保をしていく量ですけれども、ゼロ歳から5歳児まで定員の確保が上回っているという計画を立てております。今後、保育ニーズというのは変動する可能性がありますので、そういったところを適切に捉えながら、適宜適切な対応を取っていきたいと思っております。

 以上でございます。

○小坂委員
 待機児の解消がある程度は続くということで、安心しました。でも、再開発もぐんぐん進んでいくわけなので、気を引き締めて、また待機児が生じないような方策をよろしくお願い申し上げます。

 では、次に移りますが、緊急事態宣言ということで、前委員もおっしゃっておりましたし、教育長からも既に御答弁いただいております。子供たちの行事を守っていくというふうな御答弁をいただいたということで、安心するわけでございますけれども、いま一度確認させていただきます。子供たちの行事、例年行われていたけれども、コロナによって中止になった子供たちの学校関連行事、地域関連行事、保育関連行事に関して、どのようになっているのか教えていただければと思います。

○中山指導室長
 1学期でございますが、これは以前にもお伝えしておりますが、今までのような運動会というものは実施してございません。ただ、これにつきましては、表現発表会であるとか、例えば短距離走をやっているところを保護者に公開するであるとか、各校で工夫しながら、体育的活動の発表会として実施をしているところでございます。それから、セカンドスクールについては日帰りで実施というところで、宿泊することはできなかったんですが、日帰りでの実施をしてございます。

 また、この後ですが、館山の臨海学校については、今年度は中止というふうになっております。あと、柏の宿泊訓練、中学校1年生でやっているものですが、これについては宿泊ではなく日帰りでの実施ということで、セカンドスクールと同様の扱いになっております。今のところ、行事はいっぱいありますので、あくまで私がお話しできるのは学校行事のことだけですが、学校行事に関しては、そのような形です。

 以上です。

○石戸子育て支援課長
 私のほうからは、保育園の行事関係についてお答えさせていただきます。

 御承知のように、保育園のほうにつきましては、国や東京都のほうから、宣言期間中であっても通常開所ということが求められてございます。そうした意味合いからも、園内で感染予防策を徹底しつつ、基本的には、ふだんと変わらない行事を行うということで運営しているところではございますが、やはり密を回避する、感染予防するというところの中で、幾つか行事については制約が出ているところでございます。

 具体的には、なるべく外部の方と接触を減らすという部分で、例えば保育園の見学については、少し縮小して人数を制限したりですとか、利用者の方については、保育参観等につきましては、一旦延期や中止などで対応させていただいているところや、あわせて、地域交流事業や園庭開放等も事業としては予定しているところですが、ここもやはり他の園等の交流なり、使用を防ぐという意味合いから、一部延期、中止となっているところでございます。

 いずれにしましても、保育園のほうは、昨年、行事等をかなり中止した部分がございますが、やはり基本的には、子供たちの幸せ、安全・安心、健やかな成長を第一に考えて、保育環境を整えて運営していくという観点から、極力支障がないように園と協力しながら、行事については引き続き実施の可否について検討していきたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 図書館と子ども家庭支援センター関連ではどうでしょう。

○生島教育委員会事務局次長
 図書館に関しましては、現在、通常の運用に関しては、密にならないように利用者の方へ御案内をさせていただきながら、まん延防止等重点措置期間と同様の扱いをしているところです。子供関係のイベントに関しましては、現在、予定しているものが9月以降というところで、実施の予定でいるところでございます。

 以上です。

○阿部子ども家庭支援センター所長
 私どもの管轄しております児童館につきましては、例えば、5月のこどもの日に絡めて、5月の期間中には例年大きく児童館まつりを実施しており、京橋地域の2館、日本橋地域の2館、月島地域の4館がそれぞれ合同でやっていたんですが、それですと多くの方が集まってしまうので、それぞれの館で同じ日に、あまり大勢の方が集まらないような、定員を設けたような形で、比較的小ぢんまりと、イベントといいますか、児童館ではこういうことをやっていますよというようなことで御案内をいたしたところです。通常ですと、夏祭りなどもやっているんですが、やはり緊急事態宣言が出ておりますので、そういった行事という形ではなかなかできないんですけれども、本当に少人数でやれるようなもの、スポーツに関しても一対一でできるものですとか、一人でできるようなものでしたら行えるようにはしております。行事という形ですと、どうしても人がたくさん集まってしまって密になってしまう状況が避けられませんので、通常のように児童館に遊びに来ていただくのは大丈夫なんですけれども、人が集まるような行事というのは、今のところ中止もしくは延期という形を取っております。

 以上です。

○小坂委員
 それぞれにありがとうございます。現場で感染予防をしながら、そのような行事を大切にしていただいていることに心より感謝申し上げます。

 例えば、学校のほうでも、何とか1泊旅行できないかというふうなところまで検討してくださっているというふうにもお伺いしましたので、その点、ありがとうございます。

 確認を深めていきたいと思います。水泳に関して、学校での方針が異なるというふうにもお伺いするところなので、1学期の授業期間の水泳はどうするのか、夏季の水泳はどうするのか、2学期の授業はどうするのか、そのあたりの教育委員会の方針を教えていただければと考えます。

 また、子供たちの行事で大事なのはラジオ体操があるんですが、これに関してはどうなっているのか。もし答えられる方がおられれば、教えてください。

○中山指導室長
 水泳については、感染防止策を取りながら実施をするというのが基本的な方針です。

 ただ、この間、緊急事態宣言が出たときには原則中止としております。2学期も水泳の指導をする学校もございますが、1学期でほぼ時数等はカウントできますので、今回緊急事態宣言が出た今週からについては、原則禁止ですが、未履修、一回も水泳の授業が天候等でできていない学級があるということも聞いておりますので、そういったところについては、保護者の確認を取った上で必ず実施するようにということで考えてございます。ですので、学校ごとに違うというよりは、原則は今言ったとおりなんですが、緊急事態宣言下かどうか、まん延防止等重点措置の時期かで、やれるかやれないかも変わりますし、今回、天候の関係で、屋内施設だとできているものが、屋外にある施設ではできない場合もあるので、原則中止なんですけれども、やっていない場合、未履修が出るような場合、実施計画上、校長がこれでは少ないと判断した場合については、保護者の了解を得た上でやってくださいということでございます。

 以上です。

○小坂委員
 ラジオ体操もエリアで中止しているというところ、御高齢の方々のラジオ体操は行われておりますけれども、夏休みのラジオ体操というのは実施しないところが多くて残念に思うところであります。ラジオ体操なり、お祭りなり、この行事もある程度できる方向にならないかなというところ、さらに考えていければと考えるところです。

 水泳に関しては、すなわち履修の数が足りなければやるということからすると、やれるんですよね。なので、極力水泳はやるという考えでいけないのか。どうですか。水泳は何がリスクか、お風呂に入るとき、うつりませんよね。要は、着替えているときの密を防ぐ、それだけですよ。それをきちんとやって、着替えの場所の換気をするということをすれば、水泳はできるわけなので、授業時間数の不足の有無にかかわらず、水泳はできると考えますけれども、いかがでしょうか。

○中山指導室長
 委員がおっしゃっているのは、一部の感染防止策だと考えております。一番最初に話題になったのは、確かに更衣室での着替えの際の密ということですが、我々としましては、国の通知、都の通知の中で書かれているような、活動中も適切な距離を取るであるとか、そういったことも含めてやっております。ですので、中央区では、今まで学年であるとか、複数学年で行っていた水泳の授業そのものを、単学級または2学級程度、入る人数を減らしながら、指導者が減る分については、体育指導補助員とか、またはセンター講師とかを含めて派遣しながら、しっかりと体制をつくった上で実施していただくように学校にお願いしているところでございます。ですので、更衣室で対策をすれば、全ての学校で水泳の授業ができるじゃないかというようには考えておりません。ただ、冒頭にも申しましたが、子供たちの日常の教育活動については、可能な限り取り組んでいきたいという思いの中で、今言ったような感染防止策をしっかり行った上でやっているというところでございます。

 ですので、今、時数という話もしましたが、そもそも学習指導要領の中では、2学年の中でこういう教育内容に取り組んでいくというのがございます。昨年度、教育内容として、指導項目についてしっかりと指導していくというところで、今年度できていないというところであるから、水泳指導については、緊急事態宣言下では原則中止なんだけれども、可能な限りやってくださいという言い方になっております。

 以上です。

○小坂委員
 大変厳しい中で水泳を何とかしてくださっているという、その気持ちは大変ありがたく考えるところであります。本当に難しいところをやってくださっており、感謝申し上げます。そのあたりの御検討をまたしていただきながら、子供たちも水泳を楽しみにしておりますし、児童館とか、そういうところで密をつくるよりは、水泳に一部の子が行ったりして、密を減らしながら子供たちは楽しめる、そういうような環境づくりを、考えていただいてはいるんですけれども、なお一層考えていただければと思います。よろしくお願い申し上げます。

 次に移りますけれども、今回の国会で重要な法案が通りました。郵便投票特例法とか、医療的ケア児の法律を含め、いろいろ通っているところですけれども、教育関連でも非常に重要な法律が通ったわけです。教育職員等による児童生徒性暴力等の防止等に関する法律が6月4日公布ということであります。この公布を受けて、何か点検なり、見直しを教育分野のほうではされるのかどうか。要は、地位や関係性を利用した性暴力から子供たちをいかに守るかというのは、とても大事なところでありますので、そこからすると、保育関連なり、学童関連の職員においても、そのような性暴力から守れるようにする。例えば小児への性暴力の犯罪歴のある方々は保育士に就かせないとか、学童、プレディの職員に就かせないとか、そのようなやり方というのは考えられるわけですけれども、そのあたりの考え方、子供を性暴力から守るという中での学校分野の考え方、保育分野の考え方を教えてください。それが1点目。

 あと、前委員への答弁で、みんなストレスを抱えているというお話をお伺いしたところであります。そこからの最悪の結果は、1つは自殺ということであります。令和2年度の自殺の状況はどうであったのか。これも、いつも子ども・子育ての分野の委員会で問うているところでありますけれども、結果として令和2年度はどうであったのか、教えていただければと思います。

○中山指導室長
 わいせつ、セクハラ事案というところでございますが、法案が通ったからということもあるんですけれども、未然防止としては、これまでも教員の意識啓発を図るための研修等を実施しております。これは今までも話してきましたが、人権教育も含めたところでの教員の人権意識を高めていくというところでやってきているところでございます。他者がいない場所での複数対応であるとか、それから身体接触は避けるであるとか、許可のないメール、電話、訪問等を禁止するとか、こういったことについては、服務の関係の研修の中で確実にやってきているところでございます。

 もう一つは、相談対応というところです。先ほども言いましたが、学校には外部からスクールカウンセラーが入っておりますが、内部の教員誰にでも相談できるような体制というところで学校のほうに取り組んでいただいているので、そういったところで相談に乗っていけるかなというふうに考えております。

 それから、教員の採用についてです。これも政府のほうで決めていましたけれども、官報情報検索ツールというのがございまして、この中で履歴の確認ができるようになっています。過去40年間の免許の失効・取上げの状況について官報に既に載せているところですので、教員を採用する場合、都職員なので採用するのは我々ではないですけれども、免許の状況について、時間講師とか区講師を雇うときに、確認できますし、そういったところで、現在、やり始めているところでございます。被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、まさか教員という、教員も含めた学校の職員がやるという状況が、まず、とんでもないことだと思っておりますので、中央区においてはそんなことがないように、今言ったような対策をしっかり取りながら、起こらないようにやっていきたいと考えております。

 以上です。

○石戸子育て支援課長
 私のほうから、保育士の件についてでございます。

 保育士資格につきましては、都道府県が資格を付与するということで、我々区市町村レベルでの資格取得認定というのはないところでございます。区としましては、やはり保育士資格を持っている方を採用するという対応になろうかなというところでございます。そういった意味で、採用の時点では、そういった暴力的な部分、性暴力等の履歴は今のところ確認できる状況ではないというところで、東京都とも内容を確認しながらということになろうかと思いますが、まずは資格要件のところでの対応を把握しつつ、区としては、採用の部分で、当然、区立保育園の保育士は区が直接採用という形になりますけれども、私立保育園の保育士につきましては、各運営事業者のほうに情報提供を含めて対応していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○吉川健康推進課長
 私のほうからは、自殺の状況ということで答弁させていただきたいと思います。

 自殺者数は、近年、若干増えぎみではございまして、平成30年が31人、令和元年が35人というところで上昇ぎみできているところではあったんですけれども、令和2年に関しましては24人ということで、かなり減少したということになっております。これは、以前、この委員会でも答弁をさせていただいたんですが、第1波の緊急事態宣言のときにはほとんど自殺者がいなかった。外出自体がかなり抑えられているということもございますけれども、やはり社会的に、社会全体が抑圧されているときにはあまり自殺は起きなくて、逆に、差がつくときに起きやすいというところがございますので、今後、新型コロナから脱却をする中で、社会が普通に戻っていく中で増えないかどうかというのを注視していきたいと思っております。

 以上になります。

○小坂委員
 それぞれにありがとうございました。

 法律ができたから、これをきっかけに質問させていただいたということで御理解いただければと思います。中央区でそんなことは絶対ないと思っておりますが、質問させていただきました。

 また、自殺に関しては、子供の自殺が増えているという部分もありますので、メンタル面のフォローをお願いしたいし、自立支援協議会等もやっていただければと考えております。

 終わります。

○墨谷委員
 私立認可保育園の開設支援と議題について質問していきたいと思います。

 本年度開設支援を行うことが決定している私立認可保育所3か所に加えて、別の私立認可保育所3か所に対して開設時の施設整備、家賃助成などの開設支援を行うというふうに報告をいただいているところでございます。中央区としても、国や東京都と連携して、すごく力を入れてきたというふうに私は認識しております。保育所の待機児童解消への取組というものも、やはり子育て環境のさらなる充実の中で、必要なことではないかというふうに思っております。そういった待機児童解消への取組の中で、例えば運営事業者の確保で苦労をしたこと、また、希望者が多い地域などがございましたら、教えていただきたいと思います。

 2点目でございます。今後も人口が増加していく中で、やはり保育所入所に関するコロナ禍の相談体制、昨年も中央区としてコロナ禍の相談体制を万全に行ってきたというふうに認識しておりますが、また新しい区民の方が増える中で、保育所の入所に関する相談体制を確認させていただければと思います。よろしくお願いいたします。

○古賀保育課長
 3点お答えしたいと思います。

 まず、施設整備を行っていく中での運営事業者等の確保という点での課題でございます。

 最近、事業者の方から多く御提案をいただくわけですけれども、これまで都内あるいは区内での実績が多くあるような事業者以外に、他県からの事業者ですとか、東京都もしくは中央区という都心区での保育に必ずしも精通していない事業者からの御提案があるというところもございます。また、物件の御提案はあるんですけれども、2方向避難ですとか、設備的な要件を満たしていないところ、不動産の運用という面に主眼があるのか分からないですけれども、取りあえず相談してみようみたいなところで、やはり適格性を欠く物件などもあるということで、そういった件も含めますと、かなり大量に相談があるものですから、そういう意味でいいますと、しっかりと適格性のある事業者あるいは物件の精査というところに力を入れて取り組んでいるところでございます。

 もう一つ、提案の多い地域ということですけれども、区内比較的満遍なく提案をいただいています。全体的にいいますと、時期によって、この地区が特に多かったりだとか、最近はこの辺が少ないけれども、こちらに偏っているだとか、量的には、全体としては、この地域ばかりというところではないですけれども、開発のタイミングといいますか、建物ができるタイミング、特にマンションの建設に合わせてというような御提案もありますので、そういったところのタイミングから、区内様々な場所で御提案をいただいているところでございます。

 それから、コロナ禍における保育所の相談体制でございます。

 こちらにつきましては、毎月、特別出張所、それから保健所・保健センターに入園担当の職員が出張しまして、月に1回か2回ですけれども、相談業務を行っております。また、そういった場所に来ることが難しいという御相談もあることから、今年は、保育園の入園の手続に関して動画を作成いたしまして、ホームページあるいはDVDなどを作って、まず保育園の入園手続がどういった形で進んでいくのかというところを分かりやすく説明していく予定でございます。働き方が多様化していたりだとか、現下の状況がありますので、オンラインでできるような方法も1つ考えていることですので、そういったものを活用して中央区の保育所について知っていただく機会を増やしていきたいと思っております。

 以上でございます。

○墨谷委員
 それぞれ御答弁ありがとうございます。

 やはり様々、運営事業者の確保についても、いろいろ苦労しているというようなお話をお聞きしました。また、設備的に、場所が確保できたとしても、そこがしっかりとした設備になっていないなど、そういったこともあるというふうなお話もあると思います。今、令和6年度までの保育ニーズについては確保されているというようなお話ではございますが、今後もしっかりと計画上以外の様々な要因、ニーズを把握していただいて、保育所の待機児童解消に向けての取組をお願いしたいと思います。

 また、コロナ禍の相談体制、保育所の入所に関する相談体制でございます。

 出張相談、またオンラインでできる、さらに動画を作成していただくということですかね。赤ちゃんを育てる方々は、比較的スマートフォンとかもお持ちの方だと思いますので、そういったものも活用しながら、さらなる相談体制の充実をお願いしたいと思いました。

 最後に、新しい保育所が順次開設されているということで、保育の質の向上ということで、中央区も過去から保育の質の向上について取組がなされてきたというふうに思います。今回、こういった形で新しい保育所ができ、例えば今回を見ると福岡県の運営事業者がおりまして、どこの地域だから駄目だということはないとは思いますけれども、そういった意味で、新しい保育所が順次開設される中での保育の質の向上の取組について、最後に中央区としてどのように考えているのか、お願いいたします。

○古賀保育課長
 保育の質についてでございます。

 やはり保護者の方に安心してお預けいただくには、保育所の保育の内容、保育の質が確保されていくということが大変重要かと考えております。保育の質について考えますと、設備的な質、保育の内容、それから保育士の資質というような、大きく3つについて考えられると思うんですけれども、特に保育の内容につきましては、昨年から保育指導担当の副参事を配置しまして、今年度も組織的には看護師を配置するような組織の強化も図ってございます。そういった中で、4月、5月と、保育所についてはかなり回数多く巡回する中で、中央区の求める保育水準を確保していただくように指導、助言をしているところでございます。

 それからまた、新規開設園の巡回指導につきましては、これまでも多めにお伺いいたしまして、質の確保を担保するように助言をしているところでございます。また、保育士を確保するためには、やはりそこで働く保育士をしっかりと各事業者で確保していただくということも重要でございますので、中央区では、都の補助制度なども使いまして、保育士のキャリアアップに資するような人事制度といいますか、昇給制度などを設けているような事業者や、人材の確保あるいは住居を確保しているような事業者に対して補助金を出しまして、なるべく保育士がしっかり確保できるような体制の構築のお手伝いをさせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○墨谷委員
 御丁寧に御答弁ありがとうございます。

 保育の質ということも、すごくお問合せをいただきます。中央区としても、安心して預けられる取組、今、巡回指導を多めにしているとか、看護師を導入したとか、中央区として保育の質の向上に様々取り組んでいるということが確認できました。また、建物もですけれども、やはり保育士自身が子供たちの環境の向上のキーポイントになると思います。やはり機械ではなくて人間が、保育士が子供たちを育成していく、そういった意味でのキャリアアップとかを本区としてしっかりやっているということを確認できました。

 今後とも、待機児童解消、保育の質の向上などに力を入れていただきたいというふうに要望しまして、私の質問を終了いたします。ありがとうございます。

○中嶋委員長
 それでは、議題、子育て環境の整備及び高齢者対策に関することについては、継続審査ということでよろしいですか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 以上をもちまして子ども子育て・高齢者対策特別委員会を閉会いたします。

 どうもお疲れさまでございました。

(午後2時38分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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