平成14年度予算に対する各会派の態度表明
グループ未来
今までが「都市の世紀」であり同時に「都市問題の世紀」であったとすると、現在は「環境共生の世紀」であり、かつ「都市・地域再生の世紀」であることが期待されていると言えるでしょう。また、これまでのまちづくりが「行政主導のまちづくり」として進められてきたのに対し、これからは地方分権のもとに、「住民・企業・行政のパートナーシップによるまちづくり」を行うことが求められています。このような新しい都市づくり・地域づくりの命題に対して行政は期待にこたえていかなければなりません。
また、IT革命という言葉がマジックワード化していますが、真のコミュニケーションはこまやかな心配りや肌のぬくもりを感じる手書きメッセージなどに支えられているといわれ、私たちはこのことを忘れてはなりません。もう一つ、福祉の世界では当事者以外の声が大きくなりがちな構造があります。福祉に関わるまちづくり・施設づくりにあたって、当事者の声をいかにきちんとつかみ、計画を反映していくかが我々に問われています。
平成14年度各会計決算の審査にあたり、このような観点から各款ごとに慎重に質疑・提案・要望をしてきました。
厳しい財政状況の中、行政のさらなる御努力と住民サービスの向上を期待し、各会計決算の認定に同意いたします。
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559