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意見書・要請書等

東京二十三区清掃一部事務組合による合弁会社設立の見直しを求める意見書

 東京二十三区清掃一部事務組合(以下「清掃一組」という。)においては、安心安全な工場運営を確保しつつ、高度で総合的なアウトソーシングを実現するとともに売電収入の増収を図るため、清掃工場の運転委託を請け負う合弁会社をこの十月に設立しようとされています。

 中央区は、区内の中央清掃工場の建設を、様々なかつ深刻な不安を抱える地域住民とのぎりぎりの話し合いのもとに実現したこともあり、区議会も地域住民も清掃工場の運営及び清掃一組の動静について、ひときわ重大な関心を有しております。

 清掃一組の動きは、各区の清掃工場に直結して影響するものであり、意思形成過程や決定事項は透明性をもって各区や区民に伝えられるべきものであるにもかかわらず、未だにそのような対応がなされていないことは極めて遺憾であります。

 今回の合弁会社設立の問題においても、区議会への具体的な説明はないに等しく、またその内容についても種々の疑問点があります。

 それは、そもそも当分の間存続が認められている清掃一組が株主として将来にわたり実質的に株式会社を所有することの是非の問題であり、合弁会社の経営責任体制の不明確さであり、売電に頼った経営の不確実性であり、また、競争性を確保することなしに単にプラントメーカーとの住み分けに留まるのではないか等々の疑問であります。

 現段階においては、今回の合弁会社の設立については拙速な取り組みと断ぜざるを得ません。

 清掃一組は、真に地域住民が安心できる安全な工場運営に取り組むとともに、リスクを排しつつ経営の効率化を実現する必要があります。

よって、中央区議会は東京二十三区清掃一部事務組合に対し、左記事項に取り組まれるよう強く求めるものであります。

一 清掃一組として評議会等執行機関の透明性を確保し、積極的に情報公開に取り組まれたい。

二 予定されている合弁会社については、時期尚早であり、今後十分な検討が行えるよう十月の設立を見直されたい。

平成18年9月25日

東京都中央区議会議長 神林 烈

東京二十三区清掃一部事務組合管理者  あて


お問い合わせ先:区議会議会局議事係 
電話:03-3546-5556

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