一般質問・答弁の要旨
日本共産党中央区議会議員団 森山一議員
新しい歴史教科書をつくる会の歴史教科書問題を問う
問 検定合格は取り消すべきで、(1)認識と見解は。(2)明らかに歴史の偽造であり、教育長の見解は。
区長 (1)国の検定を通った教科書の一つとして考えている。
教育長 (2)国の方針に基づき教科書として認定されたものと理解。
高齢者福祉と介護保険制度の充実を問う
問 全国の自治体で独自の減免制度の導入が進んでいるが、(1)非課税の高齢者・低所得者への保険料・利用料減免制度の早急な実施を。(2)本区はできるのか、否か。
福祉部長 (1)様々な独自サービスや基盤整備、高齢者福祉手当の継続支給などで保険料・利用料に貢献してる。(2)現時点では考えていない。
地域経済の活性化を問う
問 政府による不良債権早期処理は、地域経済に深刻なダメージを与えるが、どう認識し対応するのか。
区長 金融機関の一方的判断でなく、債務者が納得できる基準の明示が肝要。地域経済への影響を見定め、国や都との連携を含め検討したい。
問 日本経済の深刻な事態を打開する重要施策として、消費税減税についての見解は。
区長 国の景気対策の動向など注視しながら、議会とともに行動する。
問 区内の経済情勢は想像以上に深刻。第二次商工業活性化基礎調査を実施し、効果的なセーフティネットをスタートさせるべきでは。
区長 産業振興懇談会の活用など、区内の経済情勢の的確な把握に努め、基礎的調査も取り組んでいく。
問 行政が、中小企業や消費者、地域的金融機関で不況打開のネットワークを作り、草の根の運動を。
区長 区立ハイテクセンターでの異業種間の交流で、地域ネットワークの充実・発展を期待する。
問 金融安定化特別融資を受けた中小企業・業者は、保証協会債権回収株式会社による返済督促・債権回収に不安をつのらせている。実態の把握と適切な対応を。
区長 不当な業務行為はないと思うが、不適正な実態が把握された場合、国に適切な指導を求めたい。
がん検診の強化と早期発見を問う
問 国の「健康日本21」計画を受け、本区の2010年までの喫煙率半減の実現に向けた計画と取り組みは。
区長 健康相談事業で、たばこをやめたい方の個別相談に応じ、健康教育事業で各種事業を実施する。
問 肺がん対策を中心に、がん検診診率向上の今後の対応は。
区長 区民検診とあわせて実施し、広報紙等の活用で受診拡大を図る。
問 がん検診を無料で受けられるように公費負担を維持すべきでは。
区長 当分の間続けていくが、今後慎重に検討する。
「動物の愛護及び管理に関する法律」と動物の愛護を問う
問 長期にわたる多くの人々の運動で法改正につながった新法について、(1)どのように理解しているか。(2)内容の具体化、推進のあり方は。
区長 (1)動物の飼育をより適正なものとすることにより、人と動物が共生する社会の実現を目指すものと認識。(2)広報紙の掲載や個別指導を行うなど、普及啓発に努める。
問 助成額増額など、動物愛護団体の活動を積極的に援助すべきでは。
区長 団体と話し合いの場を設け、連携を図りたい。
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