一般質問・答弁の要旨
中央区議会自由民主党議員団 矢吹和重議員
築地市場を問う
問 本区の5つの疑問への回答を、積極的に都に求めるべきでは。
区長 回答が遅れるようであれば都に強く督促していく。
問 現在地再整備への当面の方針を要請すべきでは。
区長 市場審議会の答申にも盛り込まれ、既に市場当局と業界の間で具体的な調整が始められている。
問 都は、現在地再整備のために莫大な税金を注いでおり、その行政責任は重大であるが区長の考えは。
区長 現在地再整備に向け約388億円もの費用が投じられた観点からも現在地での再整備が最善の道。
月島地区の警察署・消防署移転改築問題を問う
問 臨港消防署が海側にせり出していること、月島警察署が人口の急増で仕事が増え手狭になっていることから、安心・安全なまちに向けた対策を都に積極的にアプローチをすべきでは。
区長 まちづくりの基本は安全性であり、月島地区は人口も増加しており、最も重要な公共施設の整備という観点で、警察署・消防署移転改築に対応する。
精神障害者保健福祉等を問う
問 大阪の小学校で事件を起こしたような精神障害者への対応は。
区長 精神障害に起因すると思われる住民からの苦情・相談等に、保健所・保健センターが対応、今後も苦情や不安の解消に務める。
問 保健所では対応できずに精神科を受診するよう言われたという方の話を聞いたが、実際に精神科へ行かれないのが現実ではないか。
保健衛生部長 障害を持った方を医療に繋げるということは大変難しい問題で、努力を重ねている。
問 子育ての悩みを抱いている母親へのサポートを地域できめ細かく対応することが行政の役目では。
区長 乳幼児健康相談や健診、子育て教室等の充実と、保健、福祉、教育、地域との連携強化で対応。
今後の中央区の開発事業の対応を問う
問 本区の人口回復の動向は、他の都心区に比べ高い伸び率を示しているが、原因は。
区長 人口回復を区政の最重要課題とした施策展開で、都心の魅力に加え、住みやすいまちとしてのイメージが定着してきたことによる。
問 近年の地価下落傾向に対し、(1)区の考えは。(2)今後の傾向は。
区長 (1)平成2年から8年にかけては、バブル経済崩壊に伴い、高すぎる地価に対し市場の調整が行われた。8年以降は地域間の格差があるが、実質的な土地の利用価値が価格に反映されている。(2)これまで以上の地価の地域間格差が生まれるのではないかと懸念する。
問 これからのまちづくりは、これまでの住宅中心の開発を踏襲するのか。
区長 本区を取り巻く社会経済状況は激しく変化しており、業務・商業機能も含めた都心再生を進めていくために地域住民との活発な議論を行い、新たな開発のあり方を模索し、まちづくりを進める。
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