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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 原田賢一議員

新時代に向けた区政としての持つべき視点を問う

 今日の時代、社会状況をどう認識しているか。

区長 倫理観、道徳観の喪失が相当深刻。次代を担う子どもたちのため大人がしっかりと対応することに尽きる。本区は3年前に教育環境基本条例を制定したが、本区から日本を立て直していくという意気込みを持ち、区議会と邁進していきたい。

 民族、国家、社会、経済、家庭、個人を取り巻くすべての環境に対し、人類責任の時代に入っているが、この環境を支えているのはバランスである。人間が生きていく社会の基本的なバランスとは。

区長 倫理観、道徳観、正義感をしっかり持ったバランスのとれた人間を育てるための教育が重要。

不況打開への取り組みを問う

 長引く不況についての認識は。

区長 なお一層中小企業関係施策を充実し、景気回復への取り組みを強化する必要性を痛感する。

 今年の大卒者の1/4が就職できない状況下、区の仕事の中で、若者への雇用機会を創出できないか。

区長 繁忙期には若い世代を中心に臨時職員として雇用を図っているが、国の緊急地域雇用創出特別事業を含め、若い世代の雇用推進の方策を総合的に検討していく。

 不況打開は、国の経済、金融施策より講じられるべきだが、さらに区として取り組むところは。

区長 景気回復対策本部を設置し、景気刺激策や雇用促進策など総合的に検討・実施する。あわせて、国・都への提案や働きかけを強め、全国に景気回復のうねりを発信していく。

激動期の世論調査のあり方を問う

 社会状況の激しい現在、区民の動向や考え方を把握するには、毎年の世論調査が格好の手段では。

区長 各部個別の課題について、必要の都度意向調査を実施している。世論調査は2年に1度をめどに行っているが、社会状況の変化に応じ必要性を見極め実施したい。

社会保障の取り組みを問う

 社会保障制度は大きな転機にあり、見直しが求められている。将来にわたり持続可能な社会保障構築への考え方と本区の取り組みは。

区長 変化の激しい社会環境の中で常に内容を見直し、持続可能な社会保障制度とすることは私たちの重要な責務。本区では、少子化・高齢者福祉対策に加え、保険制度理念の普及と、制度の安定的運用を目指した取り組みを行っている。

 社会保障の根幹である世代間で支え合う仕組みの維持には、少子化対策が不可欠だが、本区の考え方と取り組みは。

区長 人口増加にあわせ、特に少子化対策・子育て支援対策の充実、強化を図り、14年度においては、月島保健センターにおける親子フロアーの開設など、より一層子どもを育てやすい環境づくりへ向けた取り組みを行った。

教育改革への取り組みを問う

 本区の子どもたちが、どのような大人になってほしいと考えるか。

教育長 新しい未来を創造する能力や資質、豊かな人間性を備え、たくましく生きる社会人として育つことが大切と考える。教育委員会では今年度の教育目標に、「希望に満ち、未来を切り拓く子どもの育成」を掲げた。

 教育委員会は、本区の教育状況をどう認識し、改革していくのか。

教育長 本区では、「教育の中央区」を標榜し、学校教育の充実、良好な教育環境の維持向上に積極的に努めてきた。本区が目指す子どもの将来像を実現するために、地域や、学校関係者の協力を得ながら、真に子どもたちにとって必要な教育改革を積極的に進める。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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