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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党 佐藤孝太郎議員

教育問題を問う

 本区のここ数年間の実態を見ると、いじめは減少傾向にあるが、不登校児童・生徒数は年々増加傾向にある。教育長の認識は。

教育長 不登校が減少していないことに憂慮しており、可能な限り子どもたちの声を聞き、徹底的な分析を行い、教師の指導力向上に努める。

 不登校問題の課題は中学校卒業後の就学・就業だが、不登校の子どもたちを支えるため教育センターの中で夜間教室を開設すれば、学力不振や進路不安対策、不登校の解決につながるのでは。

教育長 夜間通室時の安全面への配慮、親子のふれあいの時間の確保、規則正しい生活習慣の 醸成などの課題があるので、今後研究したい。

 臨床心理士などの専門家をスクールカウンセラーとする制度について、①本区では現在、全中学校に週1日8時間配置されているが、その成果は。②試行で小学校6校へ教育センターの教育相談員を派遣しているが、カウンセラーの充実にも積極的に取り組むべきでは。

教育長 ①不登校生徒が学校復帰のきっかけを得たり、保護者の生徒への接し方が改善された例が報告されている。また、教師との連携で、個々の生徒に対応したきめ細かな相談・指導が行えた。②各校の派遣状況の成果と課題を検討し、積極的に取り組んでいきたい。

 教育現場の体罰とは、ほとんどの場合、教師側のこらえ性の無さ、精神性の敗北につながるものである。いじめ・非行の背景にある社会の矛盾を見詰め、生徒の持つ無限の可能性を信じて忍耐強く育み続ける豊かな心こそ、教師に求められる資質である。そして、生徒の内部変革が教師自身の心の容量を広げるのでは。

教育長 体罰は、学校の体質や教師自身の資質に内在した問題であるという認識に立ち、一人一人の児童・生徒の個性の良さを見抜き、可能性を伸ばす学校づくり、教師の資質向上を図る必要がある。今後学校と連携し、子どもとの信頼関係に基づいた指導を推進する。

 意欲のない教員についての認識は。また、改善策として他区が実施している外部評価制度についてどう評価しているのか。

教育長 外部評価は、保護者会・学校公開日や健全育成連絡協議会など様々な機会を通して行っており、今後も信頼される学校づくりを支援していく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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