一般質問・答弁の要旨
中央区議会自由民主党議員団 押田 まり子議員
介護保険事業を問う
問 本区の要介護認定率は年々増加傾向にあり、ケアマネジャーやホームヘルパーの人員確保が 問題となるが、今後の見通しは。
区長 ホームヘルパー養成講習の継続や、ケアマネジャーの質の向上に努め、 将来は社会福祉協議会等と連携し、高齢者介護を地域全体で支える地域づくりを推進する。
問 介護保険の中心的担い手の年代は、生活習慣病の罹患率が高いというが、 (1)今後の事業への不安はないか。(2)実施計画で生活習慣改善事業と高脂血症コースは 増員しているが、他が減っている根拠は。
区長 (1)「健康中央21」を策定し、生活習慣病対策を効果的・総合的に推進していく。 (2)生活習慣改善事業は実績により、高脂血症は関心が高いので見直した。 一方、高血圧や糖尿病は数値が変動しやすく治療中の方も多いので見直した。
教育問題を問う
問 学校週五日制における学習やゆとり教育の成果は。
教育長 家族や地域の人々との触れ合い等を通し、ゆとりある心の育成を図れた。 学校ではボランティア体験などで、地域の一員としての自覚が持てるようになった。
問 公教育とはどうあるべきか、良さと問題点は。
教育長 学校・家庭・地域が一体となり子どもの健全育成に取り組み、 子どもの個性を認め合うことが公教育の良さ。問題点は、公教育軽視の社会的傾向、 行きすぎた平等主義による画一化などがあげられる。
問 私立志向の今後の動向、さらに公立校の今後についての考えは。
教育長 私立志向の傾向は続くと考える。子どもの健全育成のため、 学校・家庭・地域が一体となり取り組むことが公立校の目指すところ。
問 子どもたちは相談事も塾の先生に求めるなど、 学校と塾の立場がかなり近くなっていると思うが。
教育長 各種研修会を実施し、教員が子どもの心をくみ取ることができ、 身近で頼りになる存在であるよう指導していく。
問 中高生に対して、(1)何を考え望んでいるのかに目を向ける必要があるのでは。 (2)部活動以外でのバンド活動等に場を提供できないか。
教育長 (1)中学生については図書館や児童館を利用している実態がある。 高校生の実態把握も大切と考え、方法等を検討していく。 (2)バンドは人気があると聞いており、場の確保をしていきたい。
町のコミュニティを問う
問 新しい住民とのコミュニケーションに行政が直接動く方法は。
区長 開発事業者への指導や、マンションの入居説明会で町会加入を勧めてるが、 今後は個別の事例に応じ様々な工夫をしていく。
問 コミュニティをベースに考えたときの町の将来像は。
区長 新しい住民も様々なグループ活動に参加しつつあり、 地域コミュニティの核である町会活動へも参加するようになると考える。
男女共同参画社会を問う
問 女性施策について、(1)区政世論調査では関心度が低いが、見解は。 (2)同じ施策が続いているが、時代の流れや女性の意識の変化を把握すべきでは。 (3)事業への参加年齢層は幅広いのか。 (4)どの年代層に何をしたらよいと考えるか。
区長 (1)男女共同参画社会形成の意義が理解されておらず、 一層の取り組みが必要。(2)新たな課題も取り入れているが、方法論の開発も必要と考える。 (3)的確なテーマの設定で、より多くの参加者を期待できると考える。 (4)学校教育、まちづくりなどにおいても全ての女性がターゲットといえる。
問 リーダー研修は、誰もがリーダーとなり得るような女性たちを育成することが大事では。
区長 研修内容はリーダーを目指す人も含み、 多くのリーダーとなる女性が育つことを目標にしている。
問 海外研修は女性施策全体予算の約1/3を占めるが、 見解は。また、その効果に対する評価は。
区長 費用の約1/3は参加者の自己負担。参加者は各分野で活躍されており、 人材育成面での効果があると考える。
問 男女平等に関する意識調査の意見と施策とには整合性があるのか。
区長 調査項目を行動計画に反映させている。
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