一般質問・答弁の要旨
中央区議会公明党 鈴木 幸子議員
男女共同参画社会の施策を問う
問 平成13年3月策定の中央区男女共同参画行動計画では、「中央区男女共同参画推進委員会」を設置するとしているが、いまだ設置されていないが。
区長 今後早急に設置していく。
問 男女共同参画社会の啓発目的として、「中央区女性ニュース ブーケ」「ジェンダーフリー読本」が発行されているが、配布が区民の一部に限定されるなど取り組みが消極的である。より多くの区民に配布していくべきでは。
区長 本年から新成人全員に送付している。今後、パンフレットを増刷し、区のおしらせの活用やブーケ祭りなどの機会をとらえ、一層の意識啓発に努めていく。
問 男性が家庭や地域へ参画しやすくなるよう、男性を対象とした講習会を女性センター「ブーケ21」など、区の諸施設を利用して開催しては。
区長 男女共同参画を進めるうえで重要なことであり、講習会等の実施に取り組んでいく。
問 男女共同参画宣言都市と男女共同参画条例について、(1)女性センター「ブーケ21」の開設10周年の機会をとらえ、都市宣言を行っては。(2)行動計画を根拠づけ、実のある男女共同参画社会を形成するためにも、条例の制定を。
区長 (1)(2)男女共同参画社会を実現するために意義あることで、検討していきたい。
少子化対策を問う
問 与党3党は不妊治療の助成制度を創設することで合意し、来年度から実施する方針を発表したが、(1)本区もいち早く導入すべきでは。(2)健康保険適用を実施すべきでは。
区長 (1)国の動向を見極めながら、国との役割分担に応じた対応を図りたい。(2)早期実現に向け、全国市長会などを通じ要望していく。
問 ブックスタートを実施している他区では、「読み聞かせ」に対する母親の関心の深まりや絵本を通じての育児への変化など、事業の効果が証明されている。本区でも絵本リストの配布に止まらず、一刻も早く事業を導入しては。
区長 絵本が生活の中で子育てに生かされることが大切であり、本年度は、保護者を対象に、子どもと絵本との関わりについての意識や行動、保護者の受け止め方などを把握するためのアンケート調査を実施する。今後も、子どもの読書習慣の形成に寄与できるよう事業の充実を検討していく。
問 日本橋地域は今後、人口増加が予測され、若い子育て世代のための保育環境の整備は急務である。働く女性が増加する中、仕事と子育ての両立を支援するため、日本橋地域に新しい保育園の設置を。
区長 民間事業者の活用も視野に入れ、必要な保育園の定員が確保できるよう努める。
問 人形町保育園は周囲を高層ビルで囲まれ、保育環境は益々悪くなる一方である。保育園見直しが求められているが、区長の見解は。
区長 解決には移転が必要だが、現状では周辺の適地の確保が困難な状況である。今後、大規模開発などの機会をとらえ考慮していく。
中小企業対策を問う
問 都が発表した新銀行創設に向けての構想は中小企業対策の得策と考えるが、(1)区の考えは。(2)区としての、銀行創設の考えは。
区長 (1)従来の担保主義にとらわれない円滑な資金供給を目指していることに注目。今後、都の検討状況を注視し、本区の中小企業対策との連携方法など検討していきたい。(2)財政規模の点からも困難。
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