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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 鈴木 久雄議員

子どもの学力向上対策を問う

 学校完全週5日制が始まり2年、家族とのふれあいが深まったとの評価もあるが、同時に学習指導要領の改定により学習内容が削減されたことで、子どもたちの学力低下に関する議論が様々交わされている。今回の区政世論調査では、週5日制ついて「良くなかった」の回答が3割近くあり、その理由の6割が「授業が減り学力が低下した」としており、学力低下への不安感が大きくなっている。文部科学省は、異例の早さで学習指導要領の見直しを行い、学力重視の方向を打ち出してきている。学校は、子どもの生きる力を育てるために、確かな学力の定着を図り、豊かな人間性、たくましい健康や体力を育成することが重要であり、なかでも学力は日々の積み重ねが大切だが、(1)区はこの現状をどう認識しているのか。(2)学力低下に対する不安解消のために、土曜日や放課後等を活用した学力向上策に取り組む必要があるのでは。

教育長 (1)子どもたちには、知識や技能はもちろん、学ぶ意欲や問題発見・解決力を含む学力を身につけさせていく必要がある。区政世論調査では、学力低下に対する不安が明らかになり、文部科学省が学習指導要領に習熟の程度に応じた指導、補充的な学習指導等を加えたことは、学力向上の上で効果が期待できるものと認識している。現在、少人数指導や習熟度別指導等を行っており、夏季休業日に補充的な学習等を進めている学校もある。また、平成15年度から実施している到達度診断テストをもとに、児童・生徒一人ひとりの学習状況を把握するとともに、教師の指導改善、指導力向上を図るために、各学校が授業改善プランを立て、日々の授業を工夫・改善している。(2)子どもたちのニーズの把握や教師の勤務体制等、検討すべき課題があるが、学力向上に向けて積極的に取り組んでいく。

区立図書館サービスの充実を問う

 生涯教育の拠点として区立図書館の充実が求められている。本区の図書館は、年間87日の休館日があるなど利用者への対応が十分ではなく、他区では、大幅に休館日を減らしている図書館がある。開館日の拡大と開館時間の延長にあたっては、23区でトップレベルにすべきと考えるが。

教育長 図書館サービスのさらなる充実を図るため、開館日拡大と開館時間延長の具体的検討を行っており、23区の最高水準となるよう早急に取り組んでいく。

 図書館業務の一部を委託している区が23区では半数近くあるが、本区でも実施すべきでは。

教育長 図書館業務には司書の有資格者が不可欠であり、委託業者には有資格者が少なく、専門性の高い業務は委託を行っていない状況だが、業務委託を行った場合には、柔軟な人員体制の確保や経費削減が図られるため、早期実現に向けて検討する。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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