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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党 鈴木 幸子議員

筋力トレーニング教室を問う

 介護予防対策に、筋力トレーニングやパワーリハビリを実施し、効果を上げている自治体が多い。従来の健康体操で満足できない高齢者が、トレーニング教室に通うことで、自らの老化を積極的に抑制しようという強い姿勢がうかがえる。健康な高齢者が多い中央区、健康寿命を延ばす中央区、そして高齢者がいきいきしている中央区を目指すために、「リハポート明石」で筋力トレーニング教室を実施しては。

区長 「リハポート明石」に10月を目途にトレーニング機器を導入し、施設利用者を対象に筋力向上トレーニングを行い、自立の促進、介護度の改善に努め、施設の本来目的である利用者の早期在宅復帰を支援していく。さらに、高齢者の健康長寿を目指し、来年度から虚弱高齢者を対象に筋力向上トレーニングを含む、多彩な介護予防プログラムを広く地域で展開していく。

痴呆の予防対策を問う

 特別養護老人ホームなどの様々な施設では、読み、書き、計算の学習をすることで脳の前頭前野を活性化させ、機能改善を図る「学習療法」を取り入れ実績をあげている。本区の施設でも痴呆症改善のため取り入れては。

区長 本区においても、精神科医によるカウンセリングや、各種のクラブ活動、レクリエーション等を通じて、その改善に努めている。学習療法は、痴呆予防にも効果があると言われており、こうした手法を取り入れながら、より効果的な痴呆予防対策を進めていく。

 痴呆をストップさせ、脳を生き生きとさせる「脳のトレーニング教室」は、学習の楽しさを再発見し新たな生きがいにもなる。痴呆予防対策のため企画、推進しては。

区長 脳のトレーニングを取り入れた多彩な痴呆予防メニューを企画し、効果的な対策を推進していく。

高齢者住宅の供給を問う

 老後の住宅問題は大変深刻で、、区立高齢者住宅の申込みは年々増加している。本区では、高齢者用の良質な賃貸住宅の整備に対し、建設費補助や家賃減額補助を行う優良賃貸住宅供給助成事業をスタートさせ、この事業を活用した高齢者用民間賃貸住宅が月島地域に建設中だが、日本橋、京橋地域でも、空きビルを利用するなど、事業者等に積極的に働きかけては。また、新たに建設する賃貸住宅の一部に、高齢者住宅を義務づけては。

区長 高齢者向け優良賃貸住宅供給助成事業は、住宅の整備費や家賃の一部を区が補助することで、民間事業者等に高齢者向けの住宅整備を誘導するものだが、どの開発にも高齢者住宅を義務づけることまでは難しいのが実態。月島地域における事業の推移を見定めながら、空きビルの転用などによる供給も含め、京橋、日本橋地域にも整備できるよう積極的なPR活動を通じ、事業者等へ働きかけていく。

生命の教育の実施を問う

 小学校5年生を対象に、生命誕生のドラマを「いのちの教育」として助産師により授業を行っている学校がある。日常生活のなかで生命の重さや大切さを実感する機会を失っている子どもたちには、生命の尊厳にふれる機会をつくってあげることが大切である。本区の小、中学校においても、特別授業として生命の教育を実施しては。

教育長 各学校では、理科、体育等の授業や小動物の飼育など、全教育活動を通じて生命の大切さを常に指導している。また、今年度、助産師による「いのちの教育」の授業を予定している学校もある。授業を通して、子どもたちに、生命誕生の喜びや心身の発達に関する基礎的なことを学ばせ、自他の生命を大切にしようとする心情や態度が育つことを期待している。今後、こうした特別授業も積極的に行うよう指導していく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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