平成17年度予算に対する各会派の態度表明
環境福祉クラブ
区の予算は、顧客でもある区民のニーズにいかに適切に対応するかが課題となります。ひとり暮し高齢者支援事業の拡充や図書館の祝日・月曜日開館、時間延長等の施策は、在宅で暮らしたい高齢者のニーズや年中無休で図書館を利用したい区民ニーズに的確に応えるものといえます。
また、人口増に伴う区民税収入が増えたことで、歳入と歳出のプライマリーバランスの見地からも比較的健全な予算と認識しています。
しかし、人口増は税収の増加という楽観的側面だけではなく、住民の様々なニーズに行政は応えなければならないという側面を見逃してはなりません。画一的公教育への拒絶感や私立学校志向、水や空気への不安感と食文化への健康志向、地震災害への恐怖心や公的支援への期待感の高まりなどは近年顕著であり、変化に機敏に対応する行政施策の実現が求められています。
防災面では、木造住宅耐震改修の予算がつきましたが、適用する場合としない場合の合理的な理由が不明確です。そうした意味で施策の評価は重要であり、事務事業評価でも客観性を担保する仕組みの導入と、評価に対する審査も必要です。
本区がこうした問題意識をもって新しい課題の解決に大胆にチャレンジしていくことを期待して、平成17年度各会計予算案に賛成いたします。
お問い合わせ先：区議会議会局調査係
電話：03-3546-5559