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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党 中島 賢治議員

環境問題を問う

 地球温暖化、防災、ヒートアイランド対策として緑化推進による抑制が必要。特に防災では過去の震災時の火災で類焼を防いだ場所では街路樹、特に常緑広葉樹が盾となった。都は、温暖化・防災対策として現在の48万本の街路樹を100万本に増やす計画を立てているが、区としても街路樹や公園の樹木を増やし、火災に強い常緑広葉樹を拡大するべきでは。

区長 道路改修・公園整備の際に植樹に努めている。また、樹種選定は、地域要望を踏まえ樹木の特性を勘案している。常緑広葉樹は防火性に優れていると認識し、区道や避難所隣接の公園にも防火植栽として植樹している。今後も、都と連携を強め、樹木を増やし、樹種の選定は防火機能に配慮する。

 土地の開発に伴う整地のため、昔からある木を切り倒している。街中の樹木は、防災や温暖化抑制だけでなく日々の生活の中で心の安らぎを生み出し、地域で親しまれている。昔から生えている樹木を守れないか。

区長 区では花と緑のまちづくり推進要綱にて幹回り1.2m以上の樹木に保護育成制度を設け、管理費の一部助成をしている。また、依頼があれば樹木の調査・技術的助言を行っている。今後、開発事業者など多くの人に保護育成制度を周知し緑化の普及・啓発に取り組む。

 晴海2丁目の春海橋公園は、マンション間の風や高温度の軽減等、50年以上も地域を守っている。開発事業により移転予定であるが、緑化抑制対策、ヒートアイランド現象に効果のある春海橋公園を残すべきでは。

区長 事業者が区画整理事業の中で付け替え、春海橋公園を含む土地は「東京都における自然の保護と回復に関する条例」で、晴海通り沿いの緑化を義務付け、現状の樹木を活用していく方針である。公園を現状のまま残すことは難しいが、樹木が可能な限り残るよう事業者に要請する。

 区が昨年から檜原村で開始した「中央区の森」での植林を実施する際、区民参加の森づくりに学校が率先し、環境学習の課外授業として取り組むべきでは。

区長 昨年度は社会科見学で檜原村を訪れ、自然環境に触れ、地元小学生と交流を深めた学校もある。こうした自然体験の積み重ねが重要。今後、「中央区の森」を活用した自然体験プログラムを検討し、自然を愛する心を育てる条件整備に向けて努力する。

 檜原村での、
(1)植林は管理不要な本物の森を育てるためにも、潜在自然植生にかなった常緑広葉樹を拡大しては。
(2)体験ツアー実施時での、間伐等は危険を伴うため、年齢制限をし、小学生には別の取り組みを考えては。
(3)間伐材の利用について早急に対応策を考え、持続性のある取り組みを。

区長
(1)「中央区の森」は約90%が杉や檜の針葉樹林で保全作業により、人工林として整備していく予定だが、自然林への転換等研究する。
(2)区民向けとして、安全な場所での間伐を実施し、児童向けには、森での遊び、自然観察等の事業を検討する。
(3)山道の設置、ベンチ等の作成に使用したが、区のイベント等での活用を検討し、持続的利用は、区施設等の改修や備品等で多摩産材の活用を図る。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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