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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党  中島 賢治議員

東京湾大華火祭を問う

 観覧者数が増え、場所取りや帰宅に時間がかかり地域のお年よりは「朝潮橋や清月橋から見た方がよい」と言う方も多い。会場に行かずに見える場所の橋に目隠しをしているが、安全確保のため道路など一時的に通行止めにし、観覧できる場所を増やすべきと考えるが。

区長 橋の上や道路での観覧は、転落の危険性や滞留が通行を妨げ、明石市のような事故の恐れがあり、また、新たな交通規制は交通渋滞などの懸念がある。華火祭は無事故が大切で、既存会場以外は難しい。

 会場の周辺に高層建物ができ、地域から見えない場所が増えた。晴海トリトンスクエアや住友ツインタワービルをかわし、隅田川河口延長線上で打ち上げ、隅田川両川岸テラスで鑑賞できる位置に打ち上げ場所を変更すべきと考えるが。

区長 現在の打ち上げ場所は船舶の保全エリアが確保でき、晴海や豊海のほか、港区、江東区に観覧会場が設置できる最適な場所である。区内での観覧場所が少なくなったとの声はあるが、変更は難しい状況。

 障害者用トイレを設置し、席を設け、バスでの送迎も実施している。このようなノーマライゼイションの取り組みは感謝するが、更に重度の障害者への対応を望む。健常者と同様にしたいことや見たい物があり、それを助けることが地域として求められている。重度の障害者の観覧についての考えは。

区長 障害により気温の変化、音や光などで体調を崩す恐れがあり、主治医の意見を聞くなど本人の状況を見極めることが必要。

高齢者の居場所と中央区の文化を問う

 地域の歴史を学ぶことは、高齢者のコミュニケーションだけでなく、本区の歴史を伝えていくうえで重要と考える。高齢者の居場所としてだけでなく地域の歴史を伝えるためにも歴史講座のような取り組みを行うべきと考えるが。

区長 地域の歴史や文化等をテーマに生涯学習講座を数多く設けてきた。今後も、より多くの方が歴史や文化を学べ、高齢者の方が参加しやすい各種講座等の充実を図る。

 日本の話芸としての落語の人気も上がっているが、日本文化の落語を関東話芸の中心地の本区でも何らかの形で取り組むべきでは。

区長 落語は、笑いや人情につつまれた日本特有の話芸の集大成であり、区も敬老館での行事に落語を取り入れ、高齢者に喜ばれている。

 京橋を中心に映画会社の本社が集まっていた、映画文化に深く関係する区として、高齢者の居場所だけでなく、映画文化の推進と良質の映画放映も重要な取り組みと考えるが。区内に所蔵する映画などを活用しての放映は。

区長 区の図書館や敬老館で映画会を開催し、名作や懐かしい映画を上映している。今後は、図書館で保有する400本の16ミリフィルムの活用も検討し、民間活力を生かす。

 映画文化や落語、歴史などを研鑽する生涯学習の中心拠点があれば、高齢者などが集える。100人程が観賞できるホールを労働スクエア跡地施設に取り入れる考えは。

区長 本区の施設は充実しているが、文化振興・生涯学習事業を進めるには、新たな拠点施設が必要。既存施設とのバランス等を考慮して検討するが、候補地の一つと考える。

温暖化ガス削減を問う

 都心部の生活の中で電気を大切に使うことが一番の温暖化対策であり二酸化炭素削減に繋がるが、本区の温暖化ガス10%削減と省エネルギー対策をどう考えるか。

区長 区内の二酸化炭素排出状況から業務部門を中心に省エネ対策することが効果的である。改定作業中の環境保全行動計画の検討委員会で重要課題としており、今年度内に改定行動計画として策定する。

 ソーラー発電は、持続性の高いクリーンな発電方法である。公共施設のビルの屋上や壁面を利用したソーラーパネルによる発電は、二酸化炭素ガス削減とヒートアイランド現象の抑制になると考えるが。

区長 区では、4施設で太陽光発電設備を導入。今後、区施設の改修や新築で、区の率先行動として日照や構造等の条件が整うものは積極的に導入を図り、民間事業所等への普及のための周知に努める。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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