平成20年度決算に対する各会派の態度表明
友愛中央
まちづくりに、三つの理想がある。
一、地域の宝を大切に
中央区は、築地市場や歌舞伎座、復興小学校など地域を特徴づける個性的な宝がある。明石・中央・明正小は、住民の心のよりどころであり、風格ある学び舎は、豊かな情操を育む。関東大震災後、RC造で新築の堅牢な建物で、耐震性・耐久面から安全ゆえ、安直な解体は慎み、賛否両論十分検討を。移転先の土壌汚染が深刻な状況下、鳩山首相は、「築地は世界の言葉。築地は命の源。東京都の暴挙を絶対に許せない。」と築地の地で明言した。種地提供等現在地再整備に向け検討を。
一、コミュニティと街並みを守る
超高層再開発の検証を要す。グループホームや高齢者優良賃貸住宅などの地域ニーズに応えつつ、街並みを守る低層建築も検討すべきである。
一、誰もが社会参加できるまち
高齢者も障がい者も共に働き、共に文化を享受するまちづくりを願う。
「EUの父」クーデンホフ・カレルギーは、「一つの考えがユートピアにとどまるか、現実となるかは、それを信じる人間の数と実行力にかかっている」と述べる。
上記理想をユートピアで終わらせることなく、区民との協働での実現を願いつつ、平成20年度各会計決算の認定に同意する。
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559