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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 礒野 忠議員

首都高速晴海線を問う

 元々の計画にない晴海仮入出路は晴海大橋中央に設置予定のため、交差点付近の渋滞に拍車をかけ、周辺地域の大気汚染など環境破壊を心配する声と共に、横断歩道の信号機も複雑化し、危険も増すとの声もある。本来の都市計画では、有明から築地までの区間を湾岸線と都心環状線を地下構造をまじえ結ぶ計画だったが、見通しが立っておらず、計画が廃案になるのかどうかもわからない状況。そんな中、全線開通時には仮入出ロは撤去されるそうで、追加工事となれば、時間も交通渋滞による環境問題も費用も大幅に変わることは明らか。晴海地域は、今後人口も大幅に増加すると思われ、地域住民の安心・安全な生活環境を守るためにも、豊洲入出路で工事を終了するよう、本区として働きかけることが必要と考えるが、見解は。

区長 高速道と一般道との適正な交通分担により、地域の交通環境の改善に必要な路線で、晴海地域のまちづくりにも寄与すると考える。晴海三丁目交差点については、地元と協議の上、「経過時間表示機能付信号機」の設置などの改良を交通管理者や都に働きかける。

 都市計画で、晴海から築地間の見通しが立っていないことで、築地海幸会の小田原橋に近い数軒は建て直す事も出来ず放置され、地震などの災害への不安を抱えた状態が続いている。平成17年第三回定例会での区長答弁では、都に対して計画の実現性の明確化を求め、計画見直しを積極的に働きかけるとの事だったが、(1)都に対し、いつ、どの様な働きかけをしてきたのか。(2)早期廃案を前提とした働きかけが急務と考えるが、現在の状況と今後の見通しへの見解は。

区長 (1)(2)都との意見交換の場で情報交換を行い、計画見直しを含めた今後の見通しを明確にするよう強く求めているが、都は必要との立場を変えておらず、国の予算編成に対する都の提案要求等を通じ、国に早期事業化の働きかけを行っている。本区も鮮魚マーケットの整備計画等の制約になっていることから、具体的な施設整備計画を都と協議する中で、本区にふさわしいまちづくりが進められるよう粘り強く働きかける。

築地市場移転を問う

 都は技術会議の報告を受け、今後のスケジュールを発表し、平成26年12月に豊洲新市場を開場するとした。この中で、公表していなかったベンゾ(a)ピレンと不透水層の問題については、これまで検討してきた対策で十分対応が可能で、影響はないとしているが、土壌汚染対策は不十分との声もある。区の聞いている情報と技術会議の結果をどう認識しているのか。

区長 市場長から工期短縮、対策費削減と不透水層等に万全な対策を講じると聞いている。技術会議で評価・検証を行ったもので、専門的であり、都は都民や市場関係者などに分かりやすく説明し、意見を聞きながら、理解を得る必要があると考える。

 不透水層等を公表しなかった不誠実な態度や、地域住民の声を聞かず、区の質問に回答しない都に不信感を抱くが、区長はどう感じるか。また、都に対し、強く意見を言うべきでは。

区長 都は地元区や地域の声に真摯に耳を傾けることが必要と認識。広域的見地から事業を実施する立場にあり、地域の認識と違いがあると感じる。今後も、不安が解消されるよう都の対応を求める。

 中央区の7つの疑問の内、都が回答していない項目に、市場跡地利用についてと場外市場の問題がある。場外市場の業者の不安を解消し、現在のにぎわいを維持するためには、万が一に移転する場合のこれらの問題について、一日も早く、都と話し合いの場を持つよう、働きかけるべきと考えるが。

区長 本区及び区議会に対して、土壌汚染対策にかかる十分な説明をするよう、都に求める。また、都議会や国会の動きを注視し、関係各方面の意見を伺い、これら問題について時期を逸することなく適切に対応する。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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