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一般質問・答弁の要旨

友愛中央  小坂 和輝議員

新市場建設予定地豊洲の深刻な土壌汚染問題を問う

 土壌汚染問題で、(1)区は土壌汚染対策の問題点をどう捉え解決していくのか。(2)公開討論会などの下準備を区がすべきでは。

区長 (1)都に説明責任を果たすよう要望書を提出し、会議録の公表や十分な説明、周知を図るとの回答を得た。今後も市場関係者や都民への説明責任を果たすよう都に働きかける。(2)説明責任は都が負うべきもの。

築地市場の現在地再整備の実現を問う

 市場移転問題で、(1)現在地再整備実現に向けて、区の今後の取り組みは。(2)反対の声が大多数を占める中で、移転を強行する都への見解は。

区長 (1)東京都をはじめ市場関係当事者間で十分な検討、協議を行い、将来像や整備方針などを具体化することが必要。(2)広く都民の理解を得るとともに、都議会で議論が尽くされる必要があると認識。

「鮮魚マーケット構想」を問う

 移転した場合、(1)区が被る影響は。(2)市場跡地が民間に売却された場合、いかにして乱開発に歯止めをかけていくのか。(3)対策としての「鮮魚マーケット構想」とは。

区長 (1)区の経済に大きな影響を及ぼすことは明らか。(2)都民全体の貴重な財産として、区議会や関係者の意見を聞き、都と協議していきたい。(3)「築地市場地区の活気とにぎわいビジョン」に示されているもので、地元と十分検討し実現に努めたい。

歌舞伎座の建て替え問題を問う

 (1)建替え計画の概要とは。(2)周辺地域の合意形成を得ているのか。(3)都市計画審議会の付帯意見をいかに担保するのか。(4)「登録有形文化財」の指定を解除し「都市再生特別地区」制度を活用するのであれば、国の方針に一貫性がなくなると考えるが、見解は。

区長 (1)建物、舞台設備の老朽化、バリアフリー対応の遅れなど様々な問題により全面建替えを計画。景観面については左右対称の外観、瓦屋根、唐破風等の要素を受継ぎ再生を図る。(2)地元代表者による銀座デザイン協議会との協議や地元説明会を行い、反対意見はなかったと聞く。(3)今後の詳細な検討の中で事業者を指導していく。(4)歌舞伎を長期的かつ安定的に維持継承していくため、都市再生特別地区の活用を図ったものと考える。

晴海通り沿い(勝どき駅~黎明橋間)地下道新設を問う

 (1)トリトンに向かう朝の混雑する歩道で、事故が起こる前に指導員を立てるなど早急に何らかの対応が必要と考えるが。(2)今後、晴海地区の急激な人口増加や交通量の増加を想定すると、晴海通りに地下歩道を設置することが有効な解決策と考えるが。

区長 (1)歩道が満杯の状態で交通整理員による指導は困難。トリトンスクエアの企業に対し、更なる時差出勤を呼びかける。(2)朝潮運河の地下を通して連絡するためには莫大な費用を要し困難。

科学的根拠に基づく街づくり計画の提案を問う

 街づくりは科学的な根拠に基づき計画が提案されるべき。以下の科学的根拠を示していただきたい。(1)朝潮運河への歩道橋設置で、晴海通り沿い歩道の混雑緩和が何割達成できるのか。(2)歌舞伎座は、耐震性もコンクリートの耐久性も十分との分析があるが、なぜ耐震性、耐久性がないといえるのか。(3)歌舞伎座建替えで、地下に設けた避難場所が有効に機能するのか。

区長 (1)将来の交通量を考慮し、新設橋の設置により「自由に歩行できる状況」へ改善される算出条件として約3分の1の歩行者が新設橋を通行すると想定。(2)既存建物の改修では柱や梁が大きくなり劇場としての機能維持は困難。「歌舞伎座再生検討委員会」では、構造面、機能面からも建替えは不可避とまとめている。また、建築学会の要望書にも耐震化の必要も懸念される事情は理解できる記載がある。(3)当該建築物の耐震性は高く、地下広場は震災後の一時的な避難場所として機能すると考える。

「さわやかワーク中央」の交通不便さの解消を問う

 (1)「さわやかワーク中央」の障がい者就労支援における位置づけは。(2)コミュニティバスの停留所を「さわやかワーク中央」前に設置し、交通不便を解消すべきでは。

区長 (1)障害者自立支援法上の雇用契約を交わさずに就労する施設と位置づけ、就労に必要な訓練施設として機能。(2)既存の鉄道やバス路線で一定のアクセスが確保されており、また、変形交差点の近くで交通渋滞が予測され、現時点で停留所設置は考えていない。

病児・病後児保育事業のさらなる充実を問う

 病児を看護師が迎えにいくサービス例などがあるが、今後、病児・病後児保育事業をどのように事業展開し、充実を目指すか。

区長 現在区内3地域で実施しているが、より利用しやすい方法を検討している。看護師が保育園に迎えにいくことは、子どもの不安が大きいことや安全面に課題があり、推移を見守り検討したい。

新型インフルエンザに対する医療体制の整備を問う

 今冬の流行に備え、(1)小児医療体制整備は。(2)医療機関への情報伝達体制の整備は。(3)発熱外来の整備は。(4)医療従事者の補償体制の整備方針は。

区長 (1)季節性インフルエンザ等の経験から、5歳以下の乳幼児および慢性疾患を持つ小児では合併症に注意が必要。医師会や病院、薬剤師会をはじめ国や都と協力して医療体制の整備を図る。(2)ホームページを活用した健康危機管理ネットワークシステムを構築し、情報連絡体制を充実する。(3)本区では現在、まん延期発熱外来は54カ所が登録。3カ所の休日応急診療所も含まれる。(4)補償制度については国が保険加入などを検討。

「教育振興基本計画」の策定を問う

 (1)何の目標を掲げ「教育の中央区」を成し遂げてきたのか。(2)今の中央区における教育の課題をどう認識し「教育振興基本計画」で、何の充実を目指すのか。

教育長 (1)「教育環境に関する基本条例」を定め、毎年教育委員会が定める教育目標、基本方針に基づき各種施策を積極的に展開してきた。(2)さらなる学力向上、一人ひとりに向き合う教育、就学前教育、特別支援教育、施設整備等、質の高い教育を目指す。

 「晴海二丁目児童館等複合施設(仮称)」の「認定こども園」は、何を目指して幼保一元化という新たな制度を導入するのか。

教育長 小学校との円滑な接続を図るため、保育所・幼稚園・小学校の連携による幼児と児童の交流、教員と保育士による情報交換・共同研究等を進めてきた。認定こども園も多様な幼児教育の一翼を担う施設として連携していきたい。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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