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一般質問・答弁の要旨

友愛中央 高橋 伸治議員

「高機能デザイン都市・中央区を目指して」を問う

 不況から脱出できない地域経済だからこそ「デザイン創造都市」や「文化による都市」再生への関心の高まりや動きがある。本区も高機能デザイン都市という視点を重視し、新しい価値創造に挑戦すべきだが、(1)ハードとソフトが融合した都市のデザイン化の概念についての考えは。(2)ハード中心のまちづくりの歴史を反省し、人の行き来ができ、人の顔が見えるまちづくりをすべきでは。(3)子どもたちの遊び場がパソコンの中だけになりつつある現実についての見解は。

区長 (1)魅力あるまちや新たな産業、文化を創り出し、都市の活性化と豊かな市民生活の実現を目指す点が特徴。参考にすべき施策のひとつと考える。(2)広幅員の道路などで人の流れや地域が分断されたことも事実。居住や営業の継続を積極的に支援し、地域コミュニティの維持に努めた。今後も「都心コミュニティが息づくまち中央区」の実現に取り組む。(3)大規模開発事業者に広場等を遊び場への活用も指導し、また、校庭開放の実施や大型児童館の整備にも取り組んでいる。

これからの広報戦略を問う

 本区がマスコミに多く登場することが区政への関心を高め、地域への帰属意識、愛着に結びつくと考えるが、(1)広報の目的とは。(2)速報性を重視し、広報紙の発行を月4回に増やすべきでは。(3)区民は広報紙に何を望んでいるか。(4)今後の広報のあり方への見解は。

区長 (1)区政と区民が情報の共有化を図るとともに住民参加を推進すること。(2)多様な媒体で速報性を持った情報提供をしているが、広報紙の発行回数の見直しなどを検討する。(3)昨年の区政世論調査で、8割の方が広報紙から区政情報を得ており、区政の課題に対する情報発信が求められている。(4)求められる情報と手段を適切に提供する必要がある。特にケーブルテレビの一層の活用を図る。

中央区職員の働き方を問う

 苦しい生活の区民も多い今、区の仕事を区民の目線で見直し、人件費削減や組織のスリム化、職員の意識改革が必要だが、(1)区一般会計における人件費の比率の推移は。また、区民が納得する水準との認識か。(2)区の行財政改革は区民の理解と協力を得られる体制か。(3)総務省が職員の地域活動などの支援を始めたが、本区の支援体制は。

区長 (1)保育士増員等を行いながらも、職員総数、給与費総額は減少。第一次及び第二次中央区行政改革大綱の目標値を達成している。(2)区民との連携の推進としてNPO団体等の支援も進めており、区民の理解と協力を得ながら取り組んできたものと認識。(3)職員研修などの機会をとらえ、地域活動の効果や必要性への理解を深めさせることにより、支援を進めている。

教育委員会と地域とのつながりを問う

 学校教育を中心とする教育問題への国民の関心は非常に高いが、教育行政を進めている機関への関心は低く、教育委員会への批判もあるが、(1)教育委員会の仕事について地域に理解を求める行動をしているのか。(2)教育委員会として、町会や地域ボランティアとの共働を拡大していくのか。(3)学校事務職員の現状と全国に拡がっている事務職員と地域との共働への見解は。

教育長 (1)教育委員会の公開や広報誌の発行、教育委員とPTAとの意見交換などに取り組んでいる。今後は取り組みの充実とともに、学校関係者以外の多くの区民の理解を得られるよう努める。(2)現在、「子ども110番」や「プレディ」でのボランティア活動など、さまざまな協力を得ている。今後、さらに幅広い分野で拡大したい。(3)事務処理を担当しているが、教員とともに地域とのかかわりへの参画も望ましく、どのような取り組みができるか検討する。

ボランティア支援課の設置を問う

 ボランティア活動の内容や形態、領域は多様化している。ボランティアに対して、行政が前面に出るより、その自主性を尊重すべきとの考え方もあるが、「情報が欲しい」、「活動をしたいが、どうしたら良いかわからない」という声もある。災害の際に協力してくれる団体や個人の一元的な登録や活動を側面から支援していく組織が必要と考えるが、(1)本区のNPO団体やボランティアの登録は一元的に管理されているか。(2)情報提供や活動への啓発は各部署別でないか。(3)ボランティア支援課の設置への見解は。

区長 (1)(2)区での登録は防災や教育、環境などそれぞれ担当部局で管理し、福祉ボランティアの登録は社会福祉協議会が行っている。情報提供や活動への啓発も、原則、活動分野ごとに取り組んでいるが、協働推進会議の中間報告で提案された中間支援拠点では、さまざまな分野の活動団体の紹介や情報提供などにも取り組み、今後、本拠点の管理を担う社会福祉協議会と連携して効果的な管理を検討する。(3)中間支援拠点を中心とした支援体制強化を考えており、本拠点の役割や機能を検証しながら、区の組織のあり方も検討したい。

健康環境整備のデザイン化を問う

 日本はWHOの健康寿命が世界のトップだが、多くが健康に不安を抱えるとも言われている。区政の重点の一つを区民の健康づくりとし、楽しみながら健康づくりが出来るようなデザインづくりが必要と感じるが、(1)健康面に配慮した区民全体の統一的な施策展開をすべきでは。(2)「太陽のまち中央区宣言」の拡大思考を組織として持っているか。(3)学業優秀だけでは健全な精神は宿らないと考える。小中学校でも生活習慣病予防検診事業を進めるべきでは。

区長 (1)本年3月に「第三次中央区保健医療福祉計画」を策定し、乳幼児期から高齢期までの施策と生涯にわたり必要となる地域の環境づくりという二つの視点から方向性をまとめ、これを全庁的に推進し、統一的に施策を展開する。(2)宣言の理念は出生数が3年連続1000人を超えている現在、一層重要であり、今後もこうした理念のもと、さまざまな施策に全力で取り組む。

教育長 (3)児童・生徒や家族に自覚を促し、日常生活での問題点の改善を指導することで将来起こり得る心筋梗塞等を予防し、また検査結果をもとに、個別指導できるという効果も期待できることから、今後、検討したい。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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