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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 原田 賢一議員

明石小学校をはじめとする復興小学校の改築問題を問う

 明石小学校をはじめとする復興小学校の改築問題では、さまざまな報道が繰り返されたことで、教育の域を越え、区政方針にかかる重要な問題に発展している。未来を担う子どもたちに良好な教育環境を整備するため、計画どおりに学校改築を進めるべきとする私ども中央区議会自由民主党議員団としては看過できない状況にある。
 学校は教育の場とともに子どもと先生の生活の場であり、老朽化への対応や教育を取り巻く環境の変化を総合的に検討しながら、安全・安心で快適に学べる施設として計画的に更新することは、復興小学校建設に夢を託した先人の高い志と同じ思いである。保護者をはじめ学校関係者や平成元年に議会に提出された約1万4千名の早期改築を求める署名請願もある。
 子どもたちの夢を叶え、改築を望み、新校舎を心待ちにしている区民に盤石の安心を持ってもらうため、(1)明石小の改築について改めて区長の決意は。(2)中央小、明正小の改築計画の取り組みは。

区長 (1)教育の中央区を標榜する区として子どもの幸せを第一義に考え、安全・安心で快適に学べる教育環境の向上や防災拠点をはじめ地域の核としての充実などの今日的行政課題に対応するため、区の責務として改築が必要と判断した。
 学校こそいかなる災害からも絶対的に安全・安心が必要不可欠で、建築的な価値に着目した日本建築学会からの意見はできる限り尊重しながら現在の改築計画を進め、未来にわたり一段と誇りうる学校として再生し、この明石の地で子どもたちが心身ともに健やかに学び続けられるよう、全力を尽くす。
 (2)中央小学校は、現行改築計画に基づき、平成24年度の完成に向け改築を進める。明正小学校は、新校舎の構想づくりに向け年度内に改築準備協議会を立ち上げ、平成26年度の完成をめざす。

 小学校改築計画調査報告書に方向性が示されている残る4つの復興小学校に老朽化等の問題はないか。また、いずれの校舎も文化財的価値が云々されているが、子どもたちの幸せを第一義にしながら、当面どう取り組むか。

区長 城東・泰明・常盤・阪本の4小学校は、震災復興校舎として建設から80年以上経過し、耐震補強は済んでいるがコンクリートの劣化が進んでいることは否定できない。これら4校は「小学校改築計画調査報告書」で整理した方向性に沿って整備のあり方を考えていく。
 城東小は東京駅前にふさわしい特色ある学校となるようまちづくりと連携し整備を検討、都の歴史的建造物に選定されている泰明・常盤の2校は、免震対策を含め、リノベーションについて幅広く調査研究していく。阪本小は将来的に改築などの検討を進める。
 これらの校舎はいずれも建築的価値が高い建造物とされ、必要な時期に泰明・常盤以外の2校は建物の記録保存等に努め、その価値をできる限り継承していく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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