一般質問・答弁の要旨
日本共産党中央区議会議員団 鞠子 勝彦議員
重要文化財相当の明石小学校「保存・活用」を巡る問題を問う
問 現時点でも解体を中止し、さらなる詳細な調査と記録保存実施を。
区長 日本建築学会の要望は、校舎のお別れ会を終え、仮校舎もできあがりつつあり、遅きに失した時期。記録保存は取り組んでいる。
問 日本建築学会や「明石小学校の保存を望む会」などからの要望をどう受け止めたか。
区長 それぞれの立場から真剣に考え提出されたもの。残る復興小の整備の検討に教訓を活かす。
問 文化財的価値について十分な議論や検討をしないまま改築計画が策定されたことへの認識は。
区長 今日的行政課題を踏まえ、総合的な判断のもと策定したもので、文化財的価値も十分考慮した。
問 元文化庁長官が「短期間で認められる登録文化財となった後で、重要文化財に向けて取り組んでも良かった」と述べたが見解は。
区長 明石小にそのままあてはまるかは、いささか疑問が残る。
問 住民側から提案されたリノベーション案は、バリアフリー化・教室増・耐震補修対策も示しているが。
区長 どう耐震性を高めるかも不明で、平面計画全体も改築準備協議会で検討してきた計画案に優る内容ではないと判断。
問 専門家の協力など住民の理解と協力を作り出して保存・活用の具体案を検討すべき。
区長 現時点での改築計画の白紙撤回は保護者等区民や関係者の理解を得られず、子どもの幸せを第一とする姿勢と相反するもの。
問 復興小のこれまでの整備方向にとらわれず見直しし、専門家や幅広い住民の参加で検討すべき。
区長 子どもの幸せを第一に、今日的行政課題の解決こそが区の使命。中央・明石・明正の3校の改築は予定どおり進め、他の4校も「小学校改築計画策定調査報告書」の方向性に沿って進める。
築地市場現在地再整備問題を問う
問 (1)土壌汚染を巡る都の対応について見解は。(2)豊洲予定地は食料品を扱うには不適切では。(3)都に対し移転中止を強く迫る行動を。(4)再整備案が議論される今こそ、都や都議会に働きかけを。
区長 (1)(2)遺憾。都は万全の対策と説明を。(3)(4)動向を一層注視し、引き続き、築地の伝統と賑いの継承・発展のため強力に働きかける。
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