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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 矢吹 和重議員

矢田美英区長出馬如何の表明を問う

 中央区の定住人口が11万6千人を超えた一方、新たな行政需要の増加や築地市場再整備問題をはじめとするまちづくりの問題、景気回復の遅れや政権交代に端を発した国政の混乱、後期高齢者医療制度の見直しなど区民生活に不安を感じる要素が増える中、区政が果たす役割と責任はますます大きくなっている。このような中央区の現況下で来年の区長選への考えは。

区長 昭和62年4月、区長に就任以来、着実に各種施策の成果を挙げられたのも区議会、区民の支援のたまものである。一方で保育所の充実をはじめ、「教育の中央区」のさらなる推進、「命と健康」を守る取り組み、高齢者対策や就労支援、防災対策の強化のほか、築地市場の問題など解決すべき待ったなしの課題を前にして、まだ道半ばとの思いがある。これまでの集大成として、あらためてここで初心に帰り、引き続き全身全霊で区政に邁進する覚悟である。

愛国心等を問う

 (1)日本人の愛国心について見解は。(2)児童・生徒・一般区民にわかりやすい「国連テキスト作成とPR」を行う考えは。(3)国旗と国連旗の両方を区庁舎に掲げる考えは。(4)新しい区民と従来から住む区民とがともに郷土愛を持つような施策を。(5)小中学校における児童生徒の愛校心を育むための教育は。(6)愛校心を持つことで郷土愛を持ち、それが日本を愛し、日本人であることに誇りと責任を抱く立派な日本国民になると考えるが見解は。

区長 (1)日本人としての自覚を持ち国を愛することは、国際社会において尊敬され、信頼されるためにも必要不可欠である。国旗・国歌はいずれの国でも国家の象徴として大切に扱われ、国民の自覚や誇りの証として重要な役割を果たすものと認識している。(2)学校教育課程の社会科において、国際連合の成り立ちと平和への取り組みを取り上げている。一般区民へのPRは、区政との関わりの中で可能な範囲で行う。(3)現在、庁舎には国旗、区旗、シンボルマークを掲揚しているので、区独自による国連旗の掲揚は考えていない。(4)区では、より多くの区民にまちの魅力を感じ、郷土を愛する心を育んでもらうため、東京湾大華火祭や大江戸まつり盆踊り大会、まるごとミュージアム、中央区観光検定などを実施してきた。今後、この取り組みをさらに充実させるとともに、地域に埋もれた文化資源を発掘し、その魅力を発信する拠点整備を検討するなど、郷土愛に支えられた本区ならではの都心コミュニティ形成に努める。

区長 (5)学校では道徳の時間はもとより、教育活動全体の中で愛校心を育む方針のもと、学年を超えたたて割り班活動や校内美化活動、全員参加の運動会や学芸会などを通して、自校で学ぶことを誇りに思う心情を育み、愛校心を醸成するよう指導している。(6)児童生徒が学校生活で、自分を愛する心をもつこと自体が周囲を思いやる心の育成に、周囲を思う心が自校を愛する心にそれぞれ繋がり、その愛校心は学校のある地域を愛する気持ちや郷土愛として心に定着する。このように足元から愛国心を育むことは、国際社会の中で信頼と尊敬を得られる日本国民の育成に寄与すると認識している。

中央区商工業振興策を問う

  円高進行が、リーマンショックから立ち直りかけていた地域経済、区内中小企業にも少なからず影響していると懸念されるが、区による状況把握と今後の対応は。

区長 過度の円高は、さまざまな業種の収益低下をもたらすおそれがある。本区が独自に実施した10月の景気動向調査でも、円高の長期化を不安視するコメントが多数寄せられている。こうした中、区では9月末終了予定の緊急景気対策特別資金融資及び小規模企業特例緊急運転資金融資の受付期間を来年3月末まで延長するなど区内中小企業の経営を支援している。今後も経済・金融情勢を十分注視するとともに、商工相談などの場を通じて中小企業の現状を把握しながら適切な支援策を講じていく。

 区内には災害・戦災・経済恐慌など幾多の環境変化を乗り越え、現在まで堅実経営を続けている老舗企業が多数存在しており、こうした企業の底力を引き出し、中長期的に地域経済の活力向上へとつなげていくための支援策の検討が必要と考えるが見解は。

区長 かつてのような高度成長が期待できない厳しい状況の下、区のにぎわいを支える中小企業が活発に事業活動を続けていけるよう、今後も商工業融資による資金面での支援はもとより、各種セミナーを通じた経営知識の提供、販路拡大や情報発信、幅広い人材確保への支援など中小企業の持続的成長に向けた施策を多角的に推進する。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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