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一般質問・答弁の要旨

中央区議会みんなの党 青木 かの議員

区の放射能対策を問う

 柏市において、6月初旬から局所的に放射性物質が多い地点があるとの報道にもかかわらず、柏学園で、早期からの放射線量の詳細な測定と除染等を実施しなかった理由は。

区長 日々子どもたちが活動する区内の全学校・保育園等を優先、その後柏学園を測定。当初、測定器を確保できなかった区は、都から借りて空間放射線量を測定。直ちに健康に影響ないと確認。芋掘り前の8月、9月、土壌と芋を検査し安全性を確認。10月柏市などで排水溝等から高い放射線量が測定されたことから、学園でも局所的な測定をした際、複数箇所から基準値を超える数値が検出されたため、当分の間利用中止とした。

 今後の除染が検討のまま放置されている施設も含め、放射線量の測定とその後の除染対応に向けた区の取り組みは。

区長 区内3カ所の定点や学校等で測定、基準値を超える場所は立ち入り禁止。今後もモニタリングとして引き続き定点観測を実施する。また、学校等においては、国が示した市町村除染ガイドラインに準じて、迅速かつ適切に対応する。

 学校給食における内部被ばく対策の今後の対応と、23区内でも既に7区で実施され、文科副大臣もその導入に言及しているミキサー検査導入の可能性は。

区長 現在、生産地の出荷時の放射能測定や食材調達時における地域確認のほか、出荷制限前に出回った食材は直ちに使用中止するなど安全な給食提供に努めているため、食材は安全と認識。現時点で食材の放射能検査の予定はない。ミキサー検査は、一食で摂取する放射性物質の量がわかる反面、毎食の検査が求められることや放射性物質が検出された食材が特定できないなどの課題があり、また、文部科学省で給食食材検査の新たな動きがあることから、国や都の動向を引き続き十分注視していく。

脱・教育委員制度を問う

 合議制の委員からなる教育委員会は、責任の所在が不明確。定例会の平日昼間の開催など十分に区民に開かれていると思うか。

教育長 委員会活動は、月一回の定例会のほか、学校行事への参加やPTAとの意見交換、学校評議員等との意見交換の場である「まちかど教育委員会」を通じて、教育現場や地域の意見・意向を聞き、実情や課題の把握に努めている。委員会の開催日時等は事前に公開し、申込者全員が傍聴できているため、公開性は担保されていると考える。委員等の発言内容を正確に記録した議事録もホームページに公開している状況から、十分区民に開かれていると考えるが、公開性がさらに高まるよう取り組む。

 地方分権の流れの中で、区の状況に即した柔軟で迅速な教育行政を進めるため、新しい教育行政の在り方が求められていると考える。合議制の教育委員会制度を廃止し、教育行政を教育局として区長部局に一括するという考えについて区長の見解は。

区長 区ではかねてより「教育の中央区」を標榜し、全国初の「教育環境に関する基本条例」の制定や学校教育の充実に重点を置く組織整備を実施。また、教育委員から教育の様々な分野への取り組みや貴重な提言をもらうなど、委員会として的確な教育行政がなされていると認識。区では、学校環境の充実など教育環境の維持向上のため、教育委員会を側面から支え、引き続き教育委員会とともに教育行政を推進するため、教育委員会制度廃止の考えはない。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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