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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党 中島 賢治議員

環境問題を問う

 東日本大震災と原発事故により国の二酸化炭素排出量削減達成は難しいが、区の削減目標達成は。

区長 人口増や二酸化炭素排出係数が原子力発電量に左右されるため、目標達成は厳しいが、引き続き排出抑制に取り組む。

 壁面緑化の付加価値を拡大するなど、不景気でも民間企業等が参入できる仕法が必要では。

区長 緑化助成やパンフレットによりPRをしてきたが、民間施設の壁面緑化は十分普及しておらず、今後、助成額見直しやモデル展示等により壁面緑化の促進に努める。

公園・街路樹の樹木を問う

 日頃の生活で自然に親しむために、(1)区内の街路樹や公園の樹木に名板と説明文を。(2)区内の樹木を季節にあわせて紹介しては。(3)区内樹木ミニ図鑑のようなパンフレットを作成してはどうか。

区長 (1)街路樹や公園整備に合わせ、学名・開花時期・特徴等を記載した樹名板を設置している。今後は樹木や草花の現地の状況を踏まえたうえで、四季の変化などの説明板も設置していく。(2)(3)「桜の見所マップ」を作成したが、今後、季節に合わせた花の見ごろマップや、特徴ある樹木のパンフレットの作成も検討する。

高齢者の権利擁護を問う

 日本の高齢化は世界に類を見ない速さで進んでいるが、区内の高齢化の認識と高齢者対策の必要性をどう考えるか。

区長 本区高齢化率は23区中最も低いが、数は年々増加。一人暮らしや高齢者の認知症・孤立化等が今後懸念されるため、医療・介護サービスをはじめ、地域による見守り活動や権利擁護事業の充実が重要。

 認知症の症状がある高齢者を振り込め詐欺被害から守ることは重要と考えるが、すてっぷ中央で実施している権利擁護支援事業利用者が少なく感じる。もっと積極的に取り組むべきではないか。

区長 社会福祉協議会が設置する成年後見支援センター「すてっぷ中央」が行う本事業は、高齢者の権利と財産を守り、住み慣れた地域で安心して暮らし続けるための有効な制度。区でも社会福祉協議会と協力し、区民への講習会開催や福祉関係者への研修の充実を通じて、事業推進に積極的に取り組む。

 (1)被害に遭う高齢者は一人暮らしが多く、災害時を前提に作成した要援護者名簿を日頃の生活支援の際にも使用できればと考える。愛西市で作成の、鍵の預け先など一人暮らし高齢者の情報をカード化した高齢者独居台帳「あんしんカード」について見解は。(2)「すてっぷ中央」が、権利擁護支援事業の一環として鍵を保管し、一人暮らし高齢者を支援すべきでは。

区長 (1)区では、災害時地域たすけあい名簿の整備に加え、一人暮らし高齢者実態調査を行い、日常的な見守り活動や緊急時の連絡先の確認などに活用。緊急通報システムでは地域の協力員等が鍵を保管し、緊急時に対応。今後も、見守り活動の充実により地域での生活を支える。(2)鍵の預かりは重要だが、すてっぷ中央が行う事業は財産保全等が目的のため、見守り事業の一環として進める。

 適度な運動と生活目標、コミュニケーションなどの生活スタイルが高齢者の長寿に影響を与える。区民農園や自然回復の植栽緑化グループの設置など、区内で高齢者が活動でき、自然とふれあえる場が必要と考えるが、見解は。

区長 用地確保が難しく区民農園の整備は進んでいないが、今後、公園や施設整備時に花壇やビオトープ等の設置を進めるほか、農園用地を見出すため、都等と協議する。

 多くの人が自宅での介護を望んでいる。権利を守る意味でも在宅介護在宅医療の充実を図るべき。

区長 区では、在宅療養支援協議会を設置し、在宅の高齢者や家族を終末期まで支える体制の整備に取り組んでいる。今後、在宅療養についての区民への啓発や情報提供、家族の介護疲れ等にも対応できるショートステイの充実を図り、安心して在宅生活を送り続けられるよう支援していく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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