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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党 中島 賢治議員

区内バリアフリーを問う

 交通バリアフリー法の推進で障害は改善されつつあるが、銀座の地下通路ではトイレ等設置が不十分。区内のバリアフリーの現況は。

区長 人にやさしい区道整備や公園出入口の段差解消等計画的にバリアフリー化を推進してきたが、地下通路の案内表示やだれでもトイレが不十分である等、なおバリアがあると認識している。

 「招き入れる心」として切符の買い方や乗り方等外国語版のバリアフリーガイドも必要と思うが。

区長 外国語表記のガイドマップ作成のほか、4カ国語表記と国際的絵文字の観光案内板を設置している。今後は外国語版利用案内の充実等を各交通機関に働きかけていく。

 晴海選手村の動線である日本の顔・晴海通りなど区内のバリアフリー化は。

区長 都では晴海通りなど区内都道の段差解消、視覚障害者誘導ブロック設置等バリアフリー化を着実に推進している。沿道では区有地を活用した都営地下鉄東銀座駅のエレベーター出入口の整備など、地下鉄駅と直結した動線のバリアフリー化も図っている。今後も関係機関と連携し、安全・安心で魅力あるまちづくりを積極的に進める。

 ハンディのある方の負担を少しでも減らし観光を楽しんでもらうため、バリアフリーの基本方針や基本計画等が必要と思うが。

区長 平成17年2月に公共施設のバリアフリー化等を総合的に進めるため「福祉のまちづくり実施方針」を策定し、その後バリアフリー新法の施行等を踏まえ「福祉のまちづくり実施方針2011」を策定した。今後も観光の視点にも配慮した区内のバリアフリー化を総合的かつ計画的に推進する。

成年後見制度を問う

 高齢者の増加とともに増え続ける認知症患者への介護の取り組みについて見解は。

区長 認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けるため「認知症サポーター」のさらなる拡大やグループホームの整備等を進めるとともに、成年後見制度の普及に取り組む。

 成年後見制度は高齢者が望む生活をかなえるはずだが、現実は本人が判断できず、家族により契約がなされている。高齢者の生活を守るための地域権利擁護事業や成年後見制度の状況から今後の充実の必要性は。

区長 判断能力が不十分となった方の権利や財産を守るため、社会福祉協議会が設置する成年後見支援センター「すてっぷ中央」で、権利擁護の個別支援事業等を実施している。所定のガイドラインに基づき、利用者本人にとり最善の結果となるよう努めているが、後見人による不祥事等の事例も報道されていることから、監督機能の充実強化が必要と考える。

 (1)中央区の高齢化率は低いようだが、都市部の高齢化に対応するためにも多くの市民後見人が必要では。(2)安心して地域権利擁護活動等ができる体制を組むことが、将来にわたり高齢者の住みよい街になると考えるが。

区長 (1)現在5名の区民が研修を修了し実習中だが、今後の高齢者人口増加を考えると、より多くの方の市民後見人が必要である。(2)後見報酬助成制度の拡充を含め、後見人が安心して長期間にわたり活動できるよう様々な支援策を検討する。

 エンディングノートは市販品を含めいろいろな形で出版されている。後見事業等の判断材料として個人の想い出ノートの活用を視野に入れた取り組みが必要では。

区長 現在、高齢者向け各種講座等でエンディングノートの紹介や作成のサポートを実施している。作成自体が楽しく、財産備忘録のほか介護や看護で知らせたいことなども記入でき、後見などの支援が必要な時にも役立つことが重要である。今後も社会福祉協議会等と連携、協議しながら、さらに普及啓発を図る。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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