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一般質問・答弁の要旨

民主党区民クラブ 渡部 恵子議員

地域防災力向上を問う

 住民間、行政と住民双方で有効的に情報共有できる「地域防災SNS」の導入は、職員の参集問題や発災初期の初動開始等にも有効な手段では。

区長 SNS導入は、今後の技術動向を注視しつつ、活用方法や個人情報への課題等について検討する。

 地域の問題は地域住民の力での解決が地域防災力の強化と向上につながる。今後の地域防災力向上に向けた「共助」の仕組み構築と区ができるサポートは。

区長 出前講座の実施や防災パンフレットの全戸配布、防災区民組織への助成、高層住宅防災対策への支援等により、共助の確立を積極的に働きかける。

衛星携帯電話の導入を問う

 災害発生時に通常の携帯電話等の利用が厳しいとされる。被害状況の把握と迅速な情報連絡体制整備のため、衛星携帯電話の導入を。

区長 今後の通信技術の革新を見据えつつ導入を検討する。

子供たちの安全ゾーンを問う

 地震の際、学校内の安全箇所の確認が必要。身体に障害がある園児、児童の避難誘導も含め、通学路や学校内等の安全ゾーン確認は。

教育長 毎年学校や警察等により通学路上の災害時の危険箇所の洗い出しや一時的に避難できる公共施設等を調査・把握した情報を危機管理マニュアルへ盛り込み、保護者等との共有に努めているほか、児童・生徒への防災教育等にも活用している。学校施設は全て新耐震基準を満たし、教室や廊下、階段における窓ガラスの飛散防止、家具類の転倒防止等の措置を講じ、教室内や避難経路の安全性は確保している。身体に障害がある子どもの避難誘導は、原則、担任教諭または介助員、特別支援教育補佐員が行う。

避難所でのプライバシー保護と貴重品の管理を問う

 震災直後の避難所生活は隣とのプライバシーの垣根がなく、その後の段ボールによる仕切り対策も充分とは言えない。避難所におけるプライバシー保護と自己責任による貴重品管理のための対応策は。

区長 乳幼児のいる世帯用居室や着替え部屋設置等利用方法を具体的に定め対応する。組み立て式パーテーションは訓練での意見を参考に設置方法や場所を検証している。貴重品管理は、自主的な生活ルールの作成とともに巡回等を行い、防犯上の運営管理にあたる。

区内走行自転車の危険対策を問う

 最近、競技用でブレーキのないピスト自転車やスピード出し過ぎの自転車に絡んだ事故が多いが(1)関係部署による一斉取り締まりは。(2)児童・生徒のほか、区民への自転車の安全走行教育と普及啓発は。(3)橋の勾配を利用してスピードを出す自転車に対し、道路管理者とともに何か対策は。

区長 (1)区内各警察署では、晴海通り等の一定区間を自転車重点路線と定め、取り締まりを含めた定期的かつ重点的な街頭指導活動を実施している。区も道路上の危険箇所や自転車の走行実態の把握、必要な情報提供など警察署等関係機関との連携により、区民が安心して歩けるまちづくりに努める。(2)スケアード・ストレイト方式の自転車交通安全教室や自転車マナー向上キャンペーン等で周知している。今後も対象者の年代に応じて、自転車利用の問題点や危険な違反行為に重点を置いた交通安全教育を推進する。(3)警察等関係機関との連携強化と道路管理者の都に対し、自転車の利用実態等を踏まえた効果的な安全対策の推進要請など、適正な自転車利用と安全な歩行空間確保に努める。

 自転車安全整備士が点検、整備した自転車に貼れるTSマークは、整備料金だけで保険に加入できる。自らの安全にも備えられ、自転車走行時の安全を促し、歩行者の万が一に備えた保障を担保するTSマーク付帯保険の区民への告知は。

区長 交通安全教室等でTSマーク付帯保険の普及を行うほか、自転車購入時等の加入奨励など、今後も幅広く制度の普及拡大に努める。

江戸バスの路線を問う

 月島三、四丁目周辺に江戸バスの停留所がなく、急勾配の西仲橋等をわたり、停留所がある勝どき駅までの歩行は、高齢者等には困難な環境である。この地域住民の交通利便性を高める対応策は。

区長 現在、南北2つの路線をつなぐ新たな路線を検討中で、その取り組みの中で改善策を検討するほか、月島西仲通り地区の再開発において新たな停留所の整備を予定するなど停留所の増設による利用環境の改善にも努めている。

学校のバリアフリー化を問う

 人口増に伴い、障害ある子どもたちも増加と推定できるが(1)入園、入学予定の幼稚園、小中学校で、安全に学べる環境が整いにくい現状への見解は。(2)学ぶ場の安全性担保や授業の間の移動時間短縮という視点も含め、学区外であっても、バリアフリー化された小学校で学ぶ機会をつくり、通学援助を行えるか。

教育長 (1)だれでもトイレや階段手すりの設置、重い障害のある児童生徒が在籍する学級への介助員配置等支援をしている。今後ともハード・ソフト両面にわたる工夫により、快適で安全な学習環境の確保に努める。(2)個々の児童・生徒の障害を踏まえ、医師等の専門家の判断を仰ぎながら、学区域外の学校への就学も検討する必要は認識している。通学支援は、個々の事例に応じて必要性を検討する。

観光のまち中央区日本橋箱崎町の可能性を問う

 LCC(格安航空会社)が降り立つ成田空港やハブ化した羽田空港には、中央区の町の情報がないとの指摘を受ける。空港にて本区内の観光案内情報を発信する施策は。

区長 空港施設等に観光パンフレットを常時配置できるよう関係機関等と連携を図るとともに、空港到着時から利用できる携帯情報端末を活用した外国人向け観光ウェブサイトの開設なども検討を進める。

 江戸文化発祥地で、江戸のおもてなし文化を楽しみながら、多面的な街の魅力や楽しさを外国人観光客に案内する場所が日本橋箱崎町から始まる、との考え方は。

区長 日本橋箱崎町には、東京シティ・エアターミナルのほか地下鉄等が隣接し、成田・羽田両空港に向けた都心の玄関口であることから、観光振興ビジョンで定めた「まちかど案内所」を整備する。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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