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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党 墨谷 浩一議員

区内のバリアフリーを問う

 本区のバリアフリー推進が2020年オリンピック・パラリンピック競技大会に大きな影響を与えると考えるが見解は。 

区長 競技大会に向け、本区を訪れ、本区で生活するすべての人にやさしいバリアフリーのまちづくりを、これまで以上に総合的かつ計画的に進めることが必要である。着実に推進してきた公共施設や都市基盤のバリアフリー化を開催決定を契機としてさらに加速させる。

 晴海通りは選手村からすべてにつながる道であり、障害のある方や高齢の方が、今まで以上に安心して歩行できる、おもてなしの心が伝わるような点字ブロックやトイレ等の点検・整備が必要では。

区長 晴海通りには点字ブロックのない交差点も一部見受けられることから、道路管理者である東京都に道路の点検や整備を要請する。また、公衆トイレは改修等にあわせて「だれでもトイレ」設置を進めているが、晴海通り沿いには未整備な個所もあることから、今後整備を進めるとともに、トイレの音声案内についても検討する。

 信号の切り替わる時間は、障害のある方が渡る時間も考慮されているのか。健常者等も道幅が広い道では渡りきれるか不安の声がある現状から、晴海通りの交差点はすべてバリアフリー対応型信号機にすべきでは。

区長 現在、晴海通りには、バリアフリー対応型信号機が、歩行者の通行状況に合わせて一定台数整備されているが、今後は、人口が増加している晴海地区や勝どき地区の交通実態の変化に対応するとともに、大会開催に向けた交通安全施設の改善を図る必要がある。このため、交通管理者である警察署に対し、バリアフリー対応型信号機の設置を働きかける。

 障害のある方や高齢者、乳幼児を連れた方などが街に出かける際に参考となる情報ガイドマップで、平成19年2月発行の「中央区おでかけマップ」の改定とエリア別、言語別発行を考えるべきでは。

区長 「中央区おでかけマップ」は、常に正確かつ最新の情報掲載が求められていることから、改訂版の作成にあたっては、掲載する情報量や内容を見直すことにより、できる限り短いサイクルでの発行が可能となるよう取り組む。あわせて高齢者や障害者などの意見を伺いながら、エリア別や言語別などの情報提供のあり方についても検討する。

 晴月橋は一方通行で車道が狭く、月島方面へは比較的急坂なので、車いすで歩道上を渡ることは困難な状況にある。今後の交通量や歩行者の増加が見込まれる晴月橋のバリアフリー化について見解は。

区長 晴月橋の月島側に接続する道路は、構造上バリアフリー基準を満たしていないため、勾配等を改善する必要があると認識し、これまで交通管理者と協議を行ってきたが改良に至っていない。こうした中、昨年度、スロープ設置等の可能性について検討を行ったが、耐震護岸等への影響などの課題があることから、今後も関係機関等との協議・調整を図りながら、バリアフリー化に向けた検討を継続する。

ホームページのバリアフリー化を問う

 オリンピック・パラリンピック競技大会開催が決定したこれからは、世界への情報発信を考えた取り組みが必要と考える。区のおしらせをはじめとする区民への情報発信、災害に備えた区民や区内で働く従業員、観光で来られる国内外の方に向けた情報発信ツールとしてのホームページの重要性について見解は。

区長 ホームページは、大量の情報を即時に発信でき、必要な人がいつでも見ることができる重要な広報媒体の一つであると認識している。区政世論調査でも区政情報の入手方法として、ホームページの利用をあげている方の割合が増加しており、正確な情報をスピーディに発信することに努めている。

 区ホームページにある映像を閲覧しようとした際再生できないとの話を聞いた。特定ソフトに依存しないで、近年普及しているタブレット端末やスマートフォン等にも対応できる環境整備が必要では。

区長 現在は、インターネットへの接続環境が向上していることに加え、動画のファイル形式も非常に多様化しており、今後はさまざまな利用環境への対応が必要であると認識している。現在、特定の環境に依存しない動画の配信や携帯端末向けの対応も含めたホームページの改定に取り組んでいる。

 年齢や身体的制約、利用環境等に関係なくホームページを閲覧できるよう配慮することをウェブアクセシビリティと呼ぶが、改善するための指針となる「みんなの公共サイト運用モデル」が示された。今後、区が取り組むウェブアクセシビリティの向上策は

区長 区のホームページでは「中央区刊行物色使い指針」を尊重した制作を行うとともに、音声読み上げソフトへの配慮など、利用するすべての人がホームページを閲覧できるようアクセシビリティへの対応を行っている。改定に当たっては、総務省が日本工業規格への対応指針として作成した「みんなの公共サイト運用モデル改訂版」を活用し、公開時に同規格の等級AAに一部準拠することを目標として、より一層のウェブアクセシビリティの向上に取り組んでいる。

高齢者のボランティアを問う

 介護支援ボランティアポイント事業を実施している自治体では、社会参加活動を通じた介護予防の効果「生きがい」「やりがい」のある活動の場の提供により「生活に張りができた」「健康につながっている」という評価がある。この事業に対する見解及び本区も導入が必要では。

区長 本事業は、自らの健康増進等が図れる有意義な取り組みであると認識しているが、活動者が少ないことやボランティア受入場所の確保が困難なことなどの問題に加え、本区では多くの介護施設等で既にボランティア活動が行われており、事業の導入を検討したが実施に至っていない。国が行っている介護保険制度改正に向けた検討において、介護支援ボランティアポイントの全国展開も議論されているため、この国の動向を注視し、導入について検討していく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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