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一般質問・答弁の要旨

改革2020 青木 かの議員

中央区基本構想と人口ビジョンを問う

 平成24年度学校施設整備のための基礎調査を行い、その後、月島第三小学校と晴海幼稚園の大規模改修と増築が決定し、城東小学校と阪本小学校の同時建替えが来年度より始まるが、完了した教育施設の増改築の成果、特に児童や保護者、近隣の方の反応は。

教育長 増築棟が完成した月島第二小学校と久松小学校では、十分な教室数の確保や給食室の拡充、特別教室の増設、エレベーター設置によるバリアフリー対策など良好な教育環境を実現した。これに加え、月島第二小学校は増築棟一階をピロティとして雨天でも遊べる園庭とし、久松小学校は開閉式の天井や可動床により第二体育館としても利用できる屋上プールを設置したことなど、保護者、教員から高く評価いただき、児童からも喜ばれている。

 城東小学校と阪本小学校の改築計画では、学年によっては長期間、仮校舎での授業となり、子どもたちへの様々な面での負担が心配される。保護者や地域の方への説明会を続けているとのことだが、現状、問題点とその対策は。

教育長 両校の改築には様々なご意見、ご要望をいただいているところで、これら意見をできる限り計画に反映させるとともに、今後も十分に協議を重ね、良好な教育環境の実現に努めていく。

 中央区人口ビジョンと照らし合わせて、各小中学校の確保は十分か。また、選手村跡地開発後の晴海地区において新しい小中学校の建設は間に合うのか。

教育長 当面の間は必要教室数を確保できると認識しているが、近い将来の教室不足対策は喫緊の課題で、児童数・生徒数の推計を早急に行い、新たな増改築の必要性について検討を行う。また、選手村跡地における住宅への入居開始と小中学校の開設については、整合性が図られる必要があると考える。

 地域の方から近くに入院できる病院がなく不安との相談をよくいただく。晴海三丁目に病院が整備されるが、月島にあった病院が病床を引き継ぐものである。区内で病床数を増やす方法はないか。

区長 都も従来から国に見直しを要望しており、本区でも特別区長会を通じた都への要望において、国への働きかけを一層進めるよう求めた。

 選手村跡地の再開発計画にクリニックモールが計画されているが、どのような施設か。

区長 現時点で正式決定された情報はなく、今後とも計画の進捗状況を注視していく。

災害時対策としての燃料備蓄を問う

 災害時における石油類等の供給に関する協定を、東京都石油商業組合京橋・日本橋支部と締結しているが、具体的な備蓄量、契約料、区の優先順位、運搬方法は。

区長 協定により区内22カ所のガソリンスタンドから優先的に燃料確保を行うこととしているが、備蓄量や契約料について特段の規定はない。運搬は、区の指定場所にタンクローリー等により納入してもらう。

 臨海部の高層マンションでは非常用発電機を備え、その燃料を備蓄しているが、発電機を動かせるのは4時間から6時間程度。港区では住民の共助の仕組みとして、海上の船の燃料をマンションの発電に利用しようとするシステムづくりを進めているが見解は。

区長 自助・共助による有効な取組の一つと認識し、事例を参考にしながら検討していきたい。

 区内で唯一の災害拠点病院である聖路加国際病院の燃料備蓄に対する区の支援体制は。

区長 災害拠点病院は都道府県が指定するもので、都の要綱で、通常時の6割程度の発電容量のある自家発電機等を保有し、3日分程度の燃料を確保するものとされている。また、施設及び設備の整備に関わる経費については都が補助金を交付していることから、都が主体的に行うべきものと認識している。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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