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一般質問・答弁の要旨

中央区議会自由民主党議員団 佐藤 敦子議員

「2020オリンピックパラリンピック東京大会」に資する文化的側面を問う

 世界に発信すべき本区の文化について、江戸期からの文化が今も継承されている特性と、7月の区長によるロンドン市、パリ市の視察で「文化プログラム」の観点から参考となる事例があれば、それも織り交ぜつつ、文化を通じて世界に貢献できる点や、抱負などを。

区長 パリもロンドンも河川と一体の素晴らしい文化都市ができていた。東京でも隅田川を中心に河川一体の文化都市を作り上げたい。本区には、銀座のほか人形町、日本橋、月島、築地など、様々な文化に彩られた素晴らしいまちが沢山ある。江戸以来培ってきた日本文化と共に大いに発信していきたい。また、平和により日本が戦後、素晴らしい国となれたように、2020年に向け、世界の恒久平和を築くべく貢献してまいりたい。

 貴重な文化遺産である、大江戸まつり盆おどり大会をさらに盛り上げ、国際文化交流の場として世界にその存在を発信してはどうか。

区長 盆踊りは日本の重要な文化であり、本区でも、外国の方が楽しめるよう国際交流サロンで盆踊りの練習を行っている。盆踊りを含め日本の素晴らしい様々な文化を世界に広め、アピールしていく。

 和食、着物、伝統芸、職人技等、本区の無形文化を一つの観光資源と捉え、国際文化交流として「体験」することを目玉とした訪日外国人向けの観光事業を育成する仕組みを作りたいと思うが、考えを。

区長 11月開設の観光情報センターにおいて、文化体験型の観光スポットの情報を海外に向けて発信するとともに、独自に体験型ツアーを設定するなど日本文化を体験できる観光事業の充実に努めていく。

 本区の文化的資源を活用した着付け教室、外国語教室などは、2020年に向けオール中央区の気概への醸成になると思うが、文化交流を地域で推進する町会や自治会の取り組みを支援する考えは。

区長 町会・自治会が中心に行う餅つき大会、盆踊り大会等の様々なイベント、習字や絵画等の生涯学習は、コミュニティの充実、発展に大変重要であり、商店街もまちを良くしたいと一体で活動しており、非常に敬意を表している。

ICTの活用を問う

 (1)本区のホームページを訪れるすべての人が必要な情報を瞬時に入手できるよう、トップページの検索機能をさらに強化すべきでは。(2)特にトップページは、画像を充実させ、先進性と伝統文化の両面を視覚的に積極的に発信することにより、区の素晴らしさを伝えることができるが、区のイメージ戦略として前向きに検討する考えは。

区長 (1)ホームページは誰もが見やすく、分かりやすく、検索しやすいものであるべきで、今後も、多くの皆様の意見を伺い、より良いものになるよう努力を重ねる。(2)四季を代表する風景やイベント写真、投稿写真を活用し区のPRに努めており、また観光協会のホームページでも、多くの写真を掲載し、潜在的な価値や魅力を広く発信している。今後も連携して魅力を発信していくとともに、次回のホームページリニューアルに向けて、区の更なるイメージアップにつながるデザインを研究していく。

 SNSの一つ、フェイスブックは60歳代以上でも利用者が2割以上。マナーやルール遵守を運用要項で定め、現在フェイスブックで発信している区の公式ページを拡充させ、さらに外国語版を作るなど、部署ごとに発信内容に多様性を持たせることで、「交流人口」へ本区をアピールできるのでは。

区長 SNSの更なる活用は、区のアピールに大きな効果があるが、個人情報の漏えいなど問題もある。安全で円滑な運用には、職員のスキルアップや人材確保が必要と考えており、今後も増加が見込まれる国内外からの来訪者にSNSが有効に活用されるよう努めていく。

 区のICT分野で、先進的アイデアを持つ若手職員や区役所内外からの人材を積極的に登用する等、人材の活性化に着手する考えは。

区長 技術革新が著しいICT分野については、区政の様々な分野での利活用が想定されることから、職員の育成や民間活力の効果的な導入に積極的に取り組んでいく。

犯罪対策を問う

 7月に相模原市の県立障害者福祉施設で起きた事件のように、(1)ある特定の施設、団体、個人が襲われることが、それまでの経緯や情報から予測される場合の対応について、特に、関係機関との強い連携や情報共有、そしてもう一歩踏み込んだ手立てという観点から、見解を。(2)区の施設における、防犯カメラ設置や警備員の配置以外の強化策と、その具体的な説明を。

区長 (1)区内4警察署と覚書を締結し、犯罪情報の迅速な提供に努めている。さらに子ども家庭支援センター等の相談窓口では、犯罪につながる危険性が高いと判断した場合には、警察や都に通報するなど適切な対応に努めている。今後も、警察など関係機関との更なる連携強化や情報共有を図り、犯罪のない安全で安心なまちづくりに取り組む。(2)警察への通報体制などを定める緊急事態対応マニュアルの再点検に取り組むとともに、指定管理者を含む職員が、適切に対応できるよう研修を充実するなど、公共施設における安全確保に万全を期していく。

 地域のコミュニティの力、町会・自治会のネットワークを「防犯」という観点から今後、どのように生かし、活動を強化していくのか、具体的に説明を。

区長 犯罪を起こさせない「地域の目」を増やすなど、皆で地域を支える体制づくりに向けて意識啓発等に取組むとともに、地域の自主的活動を積極的に支援し、安全で安心なまちの実現に向け、取組む。

教育を問う

 平成27年度の学力サポートテストの結果は、小学校4年生、6年生は実施教科平均正答率で参加校平均を上回り、中学校1年生、3年生はともに平均を下回り、理科はすべての実施学年で平均を下回ったが、(1)中学校で参加校平均を下回った原因は。(2)理科は学力向上に向けた対策を立てながら、参加校平均に達しなかった原因は。(3)理科の目標値や区平均値を著しく下回った児童・生徒に対し、「学習診断カルテ」を活用し、どう指導していくのか、現場の具体的な事例も踏まえつつ、説明を。

教育長 (1)国語、社会、数学、英語は全国を上回るかほぼ同程度だが、理科が参加校平均よりも5ポイント程度低かったため、全体の平均正答率を押し下げた。(2)基礎的・基本的事項の未定着や自然事象の知識・理解の不足などが課題であり、要因としては、反復学習の不足や、直接的な自然体験の機会が少ないことなどが考えられる。(3)個人面談や三者面談などの場で、学力の状況について説明し、習熟や学習状況に応じた課題を与えるなど、きめ細かい指導をしている。

 現在、基本構想では教育行政の未来像やあり方が話し合われているが、未来を見据え、どう小学校教育に向き合っているのか。子どもたちの未来像とふるさとを愛する心の醸成という観点から見解を。

教育長 学校教育では、将来を見据え、国際教育、英語教育、理数教育などの教育課題への取り組みについても充実を図っていく。今後も、教育活動を通して、志を高く持ち、自らの未来を切り拓いていく力を身に付けていけるよう「教育の中央区」の推進に取り組む。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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