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一般質問・答弁の要旨

改革2020 青木 かの議員

築地市場移転に関わる区への影響を問う

 豊洲市場の地下水モニタリング調査において、国の環境基準を大幅に超える有害物質が検出されたことで、移転は延期、改めて徹底的な安全性の調査が行われている。都知事の判断によっては、市場関係者や区民に大きな影響があるが、築地市場の豊洲への移転時期、更には現在地再整備について考えを。

区長 移転の可否や時期は、都における調査や審議内容などを踏まえ、知事が総合的に判断するもの。引き続き、早期の判断と明確なスケジュールの提示を要請するとともに、区民や区内事業者に対する影響等を見極め適切に対応していく。

 移転の延期により、環状2号線は全面開通が遅れているが、(1)交通不便地域である臨海部と都心部を結ぶBRT事業について、現在の進捗状況は。(2)区が都へ要望していた市場内の暫定道路片側2車線化の回答は。(3)暫定道路完成には時間がかかるため、完成までの暫定的措置が必要では。

区長 (1)都と運行事業者の計画では、運行開始は平成31年内だが、環状2号線の本線整備が大きくかかわることから、先行きは見通しにくい状況。区は、交通事情のひっ迫を踏まえ、暫定道路を活用した先行的な運行について都と協議していく。(2)暫定道路含め開通のめどがたっていない状況のため、現在、回答できる状況にないものと考えている。(3)築地市場移転の状況に大きく影響を受けることから、都の動向を十分に注視していく。

晴海選手村の整備及びその跡地の活用を問う

 選手村予定地の晴海五丁目は、最寄りの勝どき駅まで徒歩約15分。駅に近い月島、勝どき地区には高層タワーマンションの建設も予定され、再開発の特定事業者には事業性が良くない物件とされている。区長は所信表明で「誰もがあこがれ住んでみたいと思えるまち」を目指すと述べられたが、人がこなければオリンピックレガシーは台無し。どう考えているのか。

区長 東京2020オリンピック・パラリンピック大会後、にぎわいのあるまちづくりを進めるには、特定建築者、都の快適な道路空間整備、区の公共施設等が一体となり、調和をとることで、まちの魅力が増すと認識。現在、選手村エリア全体について、都や特定建築者等の関係者と様々な協議を進めている。また、地元住民や事業者とも連携し、持続可能なまちづくりを検討しており、ハード・ソフト両面からのレガシーを大会後の区民生活の中に育んでいくことが重要。

 選手村の再整備終了後の行政サービスについて、必要となる施設整備とは。また、その財源は。

区長 大会後の選手村跡地は人口増加が見込まれるため、保育施設をはじめ、小・中学校や特別出張所の派出所など公共施設の整備が必要。大きな財政負担を見込むため、都へ財源支援を要望してきたところであり、今後も適宜働きかける。

 選手村予定地には現在誰も住んでいないため、コミュニティづくりはゼロから始めることになるが、考えはあるか。また町会・自治会づくりに関しては、マンション販売会社の協力も必要と考えるが。

区長 地域コミュニティの育成には、入居者に防災・防犯、福祉活動等を行う町会・自治会の重要性を理解してもらうことが大切。事業者と協力し入居説明会等の機会に、町会・自治会の活動等の説明や、地域手づくりイベント助成をはじめ、地域コミュニティの担い手養成塾等を紹介し、町会・自治会の設立に向けて支援を行う。

 所信表明で選手村跡地での小・中学校の開校について、平成35年度を目指し、設計に着手と述べられたが、教育の多様性確保からも私立の一貫校を誘致する考えは。

区長 大会後新たに通われる児童・生徒や地域コミュニティの観点からも公立学校を整備。私立学校の誘致は現在考えていない。しかし、晴海の将来ビジョン推進会議でも大学など文化教育施設等を誘致するような取り組みが示されており、様々な可能性を検討していく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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