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一般質問・答弁の要旨

新青会 原田 賢一議員

都市整備およびまちづくりを問う

 本年5月と7月に開催された「首都高日本橋地下化検討会」において、首都高の地下ルート(案)及び概算事業費や事業スキーム、及び工程イメージなどが示され、首都高地下化の全体フレームが明確になったものと受け止めている。本検討会で取りまとめられた内容について、区はどのように受け止めているのか。なお、地下化の事業スキーム(案)の1つでもある民間プロジェクト、首都高地下化と地元まちづくりとの連携について、本区の考えは。

区長 本検討会で取りまとめられた内容は、関係者間で大枠の方向性について合意されたものであり、これを前提として、現在も関係機関と継続して協議調整を行い、検討を深めている。また、この地下化の取組は、川沿いの再開発事業等との連携が不可欠であり、区として地元のまちづくり活動に対して最大限の支援等を行い、首都高地下化と再開発事業との連携の具体的な方策を検討していく必要がある。今後も国や都などとの調整役を担い、地元の理解と協力を得られるよう努力を重ねていく。

 首都高速道路株式会社の更新計画が策定されているが、築地川区間における上部空間を活用することについて、区として、どのような活用イメージを持っているか。また、今後の進め方及び本調査のまとめ方、具体的には、築地川の上部空間の将来像等について、区として公表していく考えがあるか。

区長 築地川区間を覆蓋化することで、銀座と築地のまちをつなぎ、にぎわいの連続性を確保し、人々が憩い、安らぎ、交流のできる場となるアメニティ空間を創出し、築地川を緑の川として取り戻すことにより、快適かつ良好なまちづくりを目指していく。本調査では、構造や費用面などの課題を整理するとともに、官民連携による一体的な整備の可能性などを検討し、ビジョンをまとめ、議会に報告した上で、首都高速道路株式会社はもとより、国、都などに、その実現に向けて積極的に働きかけていく。

 築地市場跡地の再開発について、区として、この市場跡地及び築地地区全体をどのようにしていくべきと考えているか。

区長 跡地の土地利用方針は、都が定めるものとなるが、区としても、国際都市東京の永続的な発展の核となる開発が行われるよう働きかけていく。また、この土地は3本の幹線道路が集中し、東京湾にも隅田川にも面する交通要地である。この立地を活かし、陸上、水上の交通を有機的に連結するターミナルや船着場を整備し、地域交通環境の改善はもとより、都市観光の多様な発展につなげていくことも重要である。さらに、築地地区全体のまちづくりという観点では、高速道路の上部空間を活用したアメニティ空間の創出や地下鉄新線の整備構想など、将来の基盤整備を視野に入れ、浜離宮をはじめ、場外市場及び歌舞伎座や新橋演舞場などとの相乗効果により、日本の魅力を世界に発信する拠点になるよう、都と連携を深めていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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