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一般質問・答弁の要旨

中央区議会公明党 墨谷 浩一議員

ひきこもり支援を問う

 (1)本区には、相談窓口があっても活用していない孤立されているご家族がいると思われる。本区での実態調査をすることにより必要な支援が見えてくると考えるが、ひきこもりの実態についてどのように掌握しているのか。本区としても支援につなげる実態調査が必要では。(2)「ひきこもりサポートネット」などにつなげていく身近な自治体として、サポートの更なる充実が必要では。本人はもとより、ご家族への相談支援を含めてひきこもりをワンストップで対応する相談窓口の設置、専門相談員の配置が必要では。(3)ホームページをはじめ積極的なひきこもり相談窓口の啓発やご家族や地域住民の皆様への講演会などを通して、ひきこもりの理解と支援につながる基本的な知識と支援方法を伝えていく施策の推進も必要では。

区長 (1)国や都のような一律調査は難しいため、実際に相談のあった内容とその対応を取りまとめることで把握に努めている。(2)文化・生涯学習課を第一次的な担当窓口として関係部署が連携して対応。更に、平成29年度からは対象者のもとを訪れ、寄り添いながら支援につなげる地域福祉コーディネーターを社会福祉協議会に配置するなど、体制の充実に努めている。(3)ホームページを活用して周知を行うなど、相談しやすい環境を整備するとともに、関係部署が連携を強化しながら個々のケースに合わせたきめ細やかなサポートを行っていく。

高齢者の命を守る取り組みを問う

 西東京市では、地域団体のフレイルサポーター養成研修の開催に加え、その後のフレイルチェックを団体で開催する際に、トレーナー及びサポーターの派遣や機器等の貸出し、必要な助言等の継続的な支援を行っている。本区でも、フレイルトレーナー、フレイルサポーターを養成していくことにより、現在ある「通いの場」などでの活動を通じて更なるフレイル予防に取り組むべきでは。

区長 フレイルの概念とその予防の重要性の啓発のほか「さわやか体操リーダー」や「元気応援サポーター」の養成研修においてもフレイルの基礎知識や予防方法などを学んでいる。更に現在、フレイル予防に効果がある区独自の「介護予防プログラム」を開発しており、今後、通いの場や高齢者クラブ等で継続的に実践することにより区民を主体としたフレイル予防の取組を更に拡大していく。

 高齢な方は暑さを感じにくいとの特徴があり、更なる熱中症対策が必要である。今後を見据えて、特に孤立されている高齢な方への見守り強化が必要と考えるが、区の見解は。

区長 いきいき館では猛暑シェルターとして利用時間を一時間延長するほか、納涼イベントの開催など、涼しく快適に過ごせる環境を提供。広報紙への特集記事の掲載のほか、民生委員の「ひとり暮らし高齢者等調査」時にチラシの配布と声かけをお願いしている。今後も様々な機会を通じて、高齢者の熱中症対策に取り組んでいく。

 平成26年10月に開始された肺炎球菌ワクチンの定期接種制度では、同制度開始から5年間で65歳以上の全人口をカバーする経過措置期を設けたが、平成31年度からは65歳のみが対象であり、66歳以上の方は定期接種の対象から外れる。本区の今までの高齢者肺炎球菌ワクチン接種の取り組みは。また、様々な理由で接種できなかった区民の救済策としての助成延長措置について、区の見解は。

区長 本区では平成21年度からワクチンの任意接種に対する費用助成を実施し、定期予防接種制度開始後も、区独自の経過措置として対象から漏れた方に対し助成を行ってきた。区の経過措置終了に先立ち65歳以上の未接種者全員にはがきによる接種勧奨を実施。前年比で1.5倍の方がワクチン接種をされたことから、希望された方については概ね接種を済まされたものと認識。

自転車の安全を問う

 月島地域にある清澄通りは、自転車推奨ルートがあり、都道と区道がつながっている。清澄通りは、全てに連続した自転車の走行空間の表示が求められていると思われる。歩行者が安全で安心できる歩道、また自転車に乗る方が安心して走行できる空間の一日も早い整備を要望するが、区の見解は。

区長 自転車利用者が安心して走行できる環境を創出するためには、国道、都道、区道の区別なく走行しやすい連続した道路の整備が必要であると認識。清澄通りの自転車推奨ルートは都道の管理者や交通管理者などと協議を重ねた結果、都道、区道とも歩道内の視覚的分離による自転車走行空間を東京2020大会までに整備する予定。

 自転車利用者への保険加入調査、自転車整備点検の更なる周知が必要であると考えるが、本区での区民交通傷害保険の導入について、区の見解は。

区長 区のおしらせなどのメディアの活用や交通安全教育などの機会を捉えて、民間保険会社の保険や特約等の情報を提供していくことで加入促進を図っていく。区民交通傷害保険は、今後区立駐輪場の利用申請時にアンケート調査を実施するなど、保険加入状況を把握した上で検討していく。

 墨田区の堤通公園内交通公園では、遊びながら交通ルールが学べるように、小型の交通標識や信号機を備えた交通コースの設置や自転車、ゴーカートの無料貸出しが行われている。本区においても、幼児、児童などの子どもたちが安心して自転車の乗り方を学ぶ場、自転車を練習する場の提供が必要では。

区長 横断歩道や交差点を有する学習用の施設のほか、貸出自転車保管場所等の整備が必要であり、都心である本区では、これらの用地確保は難しい。このため、学校の校庭を早朝に利用するなど多角的な検討を進めていく。

カラス対策を問う

 (1)本区のカラス生息実態(捕獲数)についてどのように認識しているか。(2)区民がカラスの生態や習性を知ることで被害を防ぐことができる。カラスの攻撃対策などをホームページ等で周知、啓発することで、安全な日常生活が送れるようになるのでは。(3)カラスの習性から取り組みの強化期間を設定して、苦情窓口を設置するなど集中的な取り組みをしていくべきでは。(4)民有地への支援を行い、区内全てのエリアで対策を行うことでカラスの被害の軽減ができると思うが、区の見解は。

区長 (1)生息実態数や捕獲数は本区においても減少しているが、威嚇などの被害は現在も発生している。(2)問合わせ先は「わたしの便利帳」に掲載しているが、今後カラスの習性や攻撃対策と合わせてホームページに掲載するなど周知方法の拡大や内容の充実に努めていく。(3)樹木の剪定やパトロールの強化など関係各課の連携により、繁殖期の効果的な対策を進めていく。(4)所有者や管理者がカラスの対応を行っていくことが基本だが、各区の取組状況を調査・研究するなど、本区における効果的な対応策について検討を進めていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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