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一般質問・答弁の要旨

中央区民クラブ 松川 たけゆき議員

東京オリンピック・パラリンピック大会を問う

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を成功させるためにも、区や区民、企業、関係者が一丸となって協力をしていかなければ成功が難しいと思われる。区民の皆様が、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を楽しみ、一生の思い出にするために、大会期間中や前後にどのように協力をすることが望ましいか。

区長 地域団体による選手村周辺でのボランティアなど、誰もが参加できる事業の支援に取り組んでいる。また、区民協議会において、全ての区民が参加可能なおもてなしイベントなど、様々な企画の検討を進めている。大会時には、世界各国の選手たちとの交流機会の創出や、マラソンコースでの応援など、一人一人が大会での思い出づくりができるようホストシティとしての準備を進めていく。

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会期間中、病院への通院、普段の生活など交通弱者の方の移動ができない、移動難民や買い物難民が発生する可能性が考えられるが、どのような協力を行い、対策をとることが望ましいと考えるか。

区長 現段階では大会時の交通にかかる詳細の計画が定まっていないことから、具体的な対応策を検討することは難しい状況である。また、今後、未だ明らかにされていないセキュリティへの対応など新たな課題も生じてくるものと考えられる。したがって、区では、今後こうした計画が作成された際には、区民への周知を迅速に行うとともに、大会期間中における区民や企業への影響が最小限となるよう、都や組織委員会に申し入れ、十分な調整を行っていく。

 鉄道の利用者自体の減少をはかるため、一般企業には、ボランティア休暇やテレワークの導入、会議時間の変更、延期、時差出勤など対策を取って欲しいとあり、本区は特にこういったことに協力をしていく必要が高い地区であると考える。これに対し、区ではどのように対応していくのか。現在の区の問題点や改善策は。

区長 大会輸送の円滑化と都市活動の両立に資するよう、交通計画などを踏まえた適切な対応をとることが必要である。具体的な対応は今後検討していくが、交通機関の混雑緩和のために既に実施している「時差Biz」を推進するとともに、計画的かつ柔軟な各種会議の設定や職員の休暇取得など、大会期間中の交通需要の抑制・分散・平準化につながる様々な取組を進めていく。

緊急告知ラジオ・防災無線の在り方を問う

 スマートフォンの普及により、個人で情報を得る方法は多様化しているが、自宅や外出先、勤務先等でスマートフォンが手元に無い場合などは、緊急告知ラジオや防災無線などが非常に有効である。また、他国からのミサイルの発射の場合、Jアラートによる情報の伝達の確実性が重要である。さらに、現在も多くの外国人が来ているが、東京オリンピック・パラリンピック競技大会には、更に多くの外国人観光客が来ることが想定される。現在、本区では31カ所の再開発地域があり、電波状況は大幅に悪化をしていくと考えられる。また、高層建築物が密集しており、防災無線の音が聞こえづらく、緊急告知ラジオの電波も届きにくい場所が出てくる可能性が高いと考えられる。スピーカーの増設、角度やボリュームの調整、アンテナの増設、アンテナの出力調整など様々な方法があると思われるが、区内全域に放送を提供していくためには、今後どのように行っていくのか、本区の考え方は。

区長 区内の建築物の高層化や強靭化などにより、「音声が聞き取りにくい」、「ラジオの電波が入りにくい」といった状況が一部の区域で発生しており、今後の区内の開発動向によっては、更なる拡大が懸念されているところである。緊急告知ラジオの基地局増設や電波の高出力化については、他地域での混信やノイズ等の受信障害が発生するなどの課題から、現在、国の許可が下りない状況である。防災行政無線については、現在進めているデジタル化に伴い、より明瞭な音声での放送が可能となることに加え、あわせて実施する音達状況の調査に基づく屋外スピーカーの新設や配置変更などにより、災害情報を区内全域に滞りなく提供できるよう努めていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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