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一般質問・答弁の要旨

中央区議会新青会 原田 賢一議員

中央区の新たな出帆に際し航路と目的地、区の将来像への再考察を問う

 新区長として、これからの中央区政は何を目指していくのか。基本構想ならびに基本計画に対する認識と見解は。

区長 本区は「定住人口回復」という大きな成果を挙げた一方で、様々な分野で行政需要が拡大し、その対応が求められている。新たな「基本構想」及び「基本計画」を継承し、将来像の実現に向け各種施策を着実に推進するとともに、常に区の現状を俯瞰して、新たな課題や施策への対応も時機を失することなく全力で取り組んでいく。

 これまでの施策の柱として共有されてきた人口回復施策という目標は、もはや区が最優先に取り組むべき課題ではなく、人口増加による行政需要の拡大が、区政に新たな課題をもたらす要因となっている。⑴今後の区政における柱となる課題は何か。⑵区長が区政の根幹と考えているものは。

区長 ⑴⑵これからの区政においては、「20万都市」も見込まれるこのまちの活力を持続できる環境づくりに取り組んでいかなければならない。そのためには、都心の豊かな居住環境を満喫しながら、いつまでも住み続けられるよう、各世代の人口増に対応した子育て、高齢者等に関する施策の充実を図り、都心における地域コミュニティの形成を推進していくことが必要である。さらに、活気とにぎわいを支える区内商業・経済のより一層の振興を図るとともに、次世代エネルギーの活用や低炭素社会の実現を目指す環境施策を進め、新たな価値を創造する持続可能なまちとしての「中央区スタイル」を確立することが重要である。

 本区は、江戸以来の歴史と伝統が息づく一方で、人口増加による環境変化があり、また、常に変化する商業・経済におけるわが国の中心地でもある。区長が、新聞インタビューで「不易流行」と答えていたが、⑴区政の運営にあたり何を「不易」と考えているか。⑵何を「流行」として捉えていく必要があるのか。⑶10年後の中央区の姿に対する展望とそのあるべき継承と改革について考えは。

区長 ⑴⑵⑶本区は、江戸以来、商業、文化、情報の中心として発展してきたが、まちの発展を支えてきたのは、まちに住み、集い、働く人々である。こうした人々が形成するコミュニティによってもたらされる活気とにぎわいこそが本区の不易たるものである。東京の「心臓部」の役割を果たす地域として、人と人が互いを思いやり「心」を通わせるまちとして、この二つの意味を込めた「ハートオブ東京 中央区」を掲げ、商業や文化、情報の中心として新しいものを常に取り入れながら、10年後も変わらないにぎわいと活気を持った活力あるまちづくりに、力を尽くしていく。

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お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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