一般質問・答弁の要旨
中央区議会公明党 堀田 弥生 議員
障害者施策について
問 強度行動障害※3の方の地域での受入・支援体制について、現状および今後の体制整備に向け、どのように取り組んでいくのか。
答 受入が進んでいないため、事業者に対し、都の支援者養成研修の受講を促しつつ、本区基幹相談支援センターによる研修を開催し、知識、技術、専門性の向上を図っている。今後も支援者のアセスメント力を高め、関係者間で共通の対応方針に基づく支援を継続することで、地域全体の受入体制の底上げに努めていく。
歯周病対策について
問 18歳まで学校で定期的に歯科健診を受診するが、高校卒業後も切れ目のない定期健診の受診機会の拡充が必要では。
答 令和5年度から、成人歯科健診の未受診者の受診機会を拡充している。定期的な健診の必要性について普及啓発を行うなど、受診率の向上を図りつつ、今回の未受診者への対応の結果や国の動向などを踏まえ、さらなる受診機会の拡大を検討していく。
人材の確保と活用について
問 福祉分野の人材確保・活用には、従事者がやりがいを持って働くことができる環境づくりと従事者に感謝・尊重できる区民を増やすことが重要。区の認識と今後の取り組みについて、見解を。
答 やりがいを感じることができる環境整備は重要であり、そのような区民が増えることは、やりがいにも通じると認識。都と連携した福祉職の魅力を伝える動画配信などの検討や、小・中学生が仕事の大切さに気づくきっかけづくりに取り組んでいる。引き続き、福祉人材の確保等に寄与する取り組みを推進していく。
問 住民や議員による職員への不当要求やハラスメントを認識しているか。マニュアルの策定などの対策について、考えは。
答 該当すると考えられる事例は、生じていると認識している。「不当要求対応マニュアル」を作成し、研修やOJTにおいて活用している。今後、職員へのフォロー体制を整備するなど、職員が安心して職務に励むことができる環境づくりを進めていく。
その他質問項目
①中央区の現状と諸課題について ②環境衛生の保全について
※3 強度行動障害
自傷、他傷、こだわり、もの壊しなど本人や周囲の人のくらしに影響を及ぼす行動が、著しく高い頻度で起こるため、特別に配慮された支援が必要になっている状態。
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