一般質問・答弁の要旨
中央区民クラブ 渡部 恵子 議員
高齢者の健康長寿および幸福長寿の実現に向けて
問 区は、どのように持続可能な地域包括ケアシステムを維持し、介護人材を確保・育成していくのか。現状と今後の対応を。
答 介護人材確保は極めて重要な課題と認識しており、介護職合同就職相談・面接会や、「事業者向けスキルアップ研修」の開催等のほか、今年度は「地域密着型サービス事業所等介護職員等宿舎借上支援事業」を開始した。今後も、国や都の動向を注視するとともに、事業者等の意見も聞きながら、介護人材対策に取り組むことで地域包括ケアシステムを深化・推進していく。
問 ⑴現在の本区での成年後見制度の周知や啓発の取り組みは。⑵制度の取り組みを進めるにあたり、今後の方向性は。
答 ⑴中央区社会福祉協議会の成年後見支援センター「すてっぷ中央」と連携しホームページを積極的に活用するほか、創作落語で学ぶ講演会の開催など創意工夫をしながら周知を行っている。⑵申立て費用や報酬助成制度の充実のほか、関係機関等との連携により、制度が必要な方を早期に発見し支援に繋げるなど、より安心でき利用しやすい仕組みづくりを進める予定。
問 ⑴社会からの孤立や孤独を防ぐには、高齢者の社会参加を促進していくことが重要だが、具体的な施策は。⑵安心して暮らせる地域コミュニティの構築に向けた施策について、区の考えを。
答 ⑴シルバー人材センター等と連携した就労機会の確保などのほか、いきいき館等に区内小学生を招待するなど多世代交流を図ることで高齢者の生きがいづくりに繋げている。今後もライフスタイルに応じた社会参加の機会確保に取り組む。⑵中央区社会福祉協議会における、誰もが参加できる「おとなりカフェ」の開催や「みんなの食堂」の運営支援などのほか、区役所本庁舎地下1階には、新たな地域活動拠点「築地交流スペース ツキチカ!」をオープンし、住民同士の交流や活動の場を拡充していく予定。
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