一般質問・答弁の要旨
中央区議会自由民主党議員団 太田 太 議員
防災対策について
問 道路の寸断等が発生した際は速やかな復旧が求められる。道路啓開に必要な人員や重機を手配する体制の構築について見解は。
答 区内の建設業者により組織された協力団体等と協定を締結し、災害時における体制を構築している。あわせて、道路啓開が迅速かつ確実に実施できるよう、防災訓練等を通じて、連絡体制や役割分担の確認を行っている。今後も、区民の生命や財産の保護のため、より一層実効性のある防災対策を推進していく。
外国人居住者との多文化共生について
問 外国人居住者が急増する中、違法民泊や白タク行為など、法令違反行為の実態把握と対応策は。警察や都との連携の状況は。
答 無許可の宿泊営業や旅客運送が疑われる事案に対し、警察との合同立入調査を実施するほか、警察により取締りの強化が図られている。今後も、警察や都などの関係機関と連携し、事実関係の解明に向けた調査を継続的に実施し、違法行為が判明した場合にはその是正を図るなど、区民の安全安心の確保に努めていく。
問 「日本社会での共通マナー」教育の推進に向けた取り組みは。外国にルーツを持つ児童・生徒への支援、日本文化の理解促進、多様性教育との融合について、現状と今後の方針は。
答 語学指導員を配置し、日本語習得のサポートはもとより、日本の文化や習慣に触れることで、環境に適応できるように支援に当たっている。各校では、多様な文化をもつ人々と共に理解し合い、互いの長所や特性を認め合う姿勢を育むことを目的とした国際理解教育を推進している。今後も、全ての児童・生徒が安心して学び、共生していくことができる環境づくりに努めていく。
地価高騰に対する中央区離れについて
問 結婚や出産を機に区外へ転出する子育て世帯が増加していると考えるが、実態の把握は。
答 平成22年まで区外転出者の転出理由を調査しており、いずれの調査でも転出理由として「就職・転職など」、「家を新築・購入した」が多く挙げられており、ライフステージの変化が転出の契機になっていると認識。現在もこの傾向に大きな変化はなく、人口増加に伴いその数も増えているものと考えている。
問 高齢者の住み替えにあたり、どのような相談があるのか。
答 「家賃が高い」、「建て替え等で立ち退きを依頼された」といった相談が多く、公営住宅の紹介や東京都宅地建物取引業協会の協力を得て、物件の探し方などのアドバイスを行っている。
その他質問事項
喘息医療費助成制度における制度的格差について
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
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