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平成20年  区民文教委員会(7月7日)

1.開会日時

平成20年7月7日(月曜日)
  午前9時59分 開会
  午後3時18分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(9人)
委員長 守本 利雄
副委員長 鷲頭 隆史
委員 神林 烈
委員 石島 秀起
委員 鈴木 幸子
委員 小栗 智恵子
委員 高橋 伸治
委員 田中 耕太郎
議長 今野 弘美

4.出席説明員

(14人)
矢田区長
髙橋副区長
髙橋教育長
小池区民部長
浅沼区民生活課長
林地域振興課長
小林文化・生涯学習課長
中尾商工観光課長
中島防災課長
島田日本橋特別出張所長
齋藤教育委員会次長
奥田教育委員会庶務課長(参事)
長嶋学務課長
和田指導室長

5.議会局職員

土屋議会局長
土谷議事係長
武藤書記
村上書記

6.議題

  • 区民生活及び教育行政の調査について

(午前9時59分 開会)

○守本委員長
 おはようございます。それでは、ただいまから区民文教委員会を開会いたします。

 本日は、理事者報告の関係で防災課長及び日本橋特別出張所長が出席いたしておりますので、御了承いただきたいと思います。

 それでは、早速ですけれども、理事者報告をお願いいたします。

○小池区民部長

 1 中央会館「銀座ブロッサム」の改修工事について(資料1)

 2 人形町区民館への指定管理者制度導入について(資料2)

 3 中央区内共通買物券について(資料3)

 4 「東京マラソン2009」の開催について(資料4)

 5 平成20年度中央区総合防災訓練の実施について(資料5)

○齋藤教育委員会次長

 6 小学校における特認校制度の実施について(資料6)

 7 平成19年度児童・生徒の学力向上を図るための調査結果(中央区分)(資料7)

以上7件報告

○守本委員長
 御苦労さまでした。

 これから質問を受けるわけでございますが、きょうは午後から管内視察ということでございますので、発言時間でございますけれども、正午までの中で御発言いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。ただいまの時間が午前10時25分になりましたので、自民党さん25分、公明党さん15分、日本共産党さん15分、民主党区民クラブさん15分、友愛中央さん15分、かけはしさん10分という範囲の中で御発言をいただきたいと思います。

 それでは、質問をお受けしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○神林委員
 時間も大変制約されていることでありますから、端的に資料6についてお尋ねをいたしたいと思います。特認校制度の実施についての御説明ありがとうございました。いろいろこれまでの間、御苦労さまでございまして、学級編制基準の適正規模にかかわる問題は、この20年来、本区における小学校の存置にかかわる問題の中心テーマとしてあったわけであります。いろいろ経済情勢等々の変化に伴う人口の減少ゾーンについての就学児童の減少にかかわる問題。教育の中央区であって、二十幾つの私学校が教育の原点を中央区に持っておって、蘭学塾から含めれば、中央区は塾だらけだったという江戸時代からの風土があった。それがもとで商業も発展し、さまざまな中央区の歴史と伝統と文化と情報、こういう一つのキャッチフレーズがいまだに連綿と続いているということを考えれば、教育というものが各地域で持つ意味、その深さ、地域からの期待は非常に大きいものがあるわけですね。そういう意味で、教育委員会さんもいろいろと御苦労をされてこられて、今日的な意味でのこの制度の実施にたどり着いているわけであります。

 そこで、端的に申し上げます。6校の特認校の指定があった。しかし、就学が見込まれる数も資料にございまして、単学級の編制が困難な小学校というのが、この中で3校あるわけですね。単学級の編制すらも困難な小学校という意味ですね。わかりますね。それで、受け入れ上限は33名を基本とするところの1学級ということになるわけですが、それすらも達成し得ない苦しい状況、環境の小学校がある。特認校は希望制度でありますから、6校に対する施設格差あるいは地理的な交通アクセスの格差、さまざまな格差がある中でこの小学校へ行きたいという希望の保護者に対して、もし単学級編制基準に達しないぐらい小学校への応募が少ない場合はどうするか。要するに、単学級を編制するに困難な状況である交通アクセス、地域環境、施設、その他に達しない小学校についてはどのようにするのか。これはあくまでも希望制度、申請制度でありますから、そういうふうなことで、指定についてはどのように考えているのか。しかも、それを抽選をするということになっておりまして、申し込みが偏在した場合にどのように小学校の単学級制度というものを教育環境として保持するという方策をどのように持つかということであります。その点についてお尋ねをしておきたいと思います。

 あとのことについてはよろしいんでありますが、例えば小学校に併設する幼稚園については、これまでは指導の範囲にとどまっていたと思いますけれども、指定校変更として、その幼稚園に附属する小学校へそのまま行きなさいということにルール化されたわけであります。これまではあくまでも指導的なことでしたけれども、こういうふうにルール化されたわけですね。そうすると、幼稚園のない小学校、幼稚園が休園になっている小学校、要するに幼稚園がないがために、他の小学校の併設幼稚園に行っている場合に、そのままその小学校へ行けば幼稚園のない小学校は、当然、地元小学生がいなくなる。これはもう20年前からあらわれていた現象でありますね。幼稚園のない小学校は幾つありますか。そして、幼稚園は3年保育が始まったときに、よろしい、受け入れる、隣接あるいは希望する幼稚園に3歳児を入れようと。地元に幼稚園がないんだからと。でも、小学校へ戻るときは地元小学校へ行きなさいねという指導が本来はあるはずだったんだけれども、今回ルール化された。そのまま附属する小学校に行けますよと。それをどのように考えるかですね。指導というものを、幼稚園のない小学校の地域の方に対して、小学校は極力地元の小学校へ行ってくださいというふうな指導が存続できるものであってほしいなというふうに思う観点から、こういうふうにルール化されることのマイナス面も一つあるのかなと。保護者といえば、お母様でありますけれども、お母様同士の連帯ができてしまえば、当然、お友達、お友達ということになって、自然のなりゆきではありますけれども、その辺に関して、このようにルール化するということがどういうことなのかなというふうに思うわけです。

 それから、スクールバス。これでバスの発注は間に合うんですか。最後は来年の2月ごろに検討・策定をするということでありますけれども、バスの形状とか機能あるいはオプション、そういったものも含めて、4月運行に間に合うんですかということを若干確認だけさせていただきたいと思います。

 以上です。

○長嶋学務課長
 まず、学校選択制について、単学級校で非常に児童数が少ない小学校についてどう考えているかという御質問についてです。

 まず、特認校制度につきましては、基本的に委員おっしゃるとおり、希望制という形になります。また、こちらの学校づくり検討会、それから今現在コミュニティバスをスクールバスに活用というような点で、人家に比較的離れている3校につきましては、そういったスクールバスの運行等を考えて、通学しやすくするという点が1つございます。それとまた、この中では1つ入っておりませんけれども、逆に、単学級で、なおかつ比較的児童数が少ないために、よそから受け入れる可能性が非常に高いということで、今回フロンティアスクールというような形の中で単学級でもより豊かな人間関係をつくる一つの研究校として指定をしているところでございます。そういった意味で、保護者に関しましては、そういった部分を十分周知していきたいというふうに考えているところでございます。

 また、学級編制につきましては、6人以下ですと複式学級になってしまうというような問題もございますけれども、基本的にはそういったことにならないような形で、学級編制というのは行っていくつもりでおります。また、こちらも、ごらんいただいているとおり指定校変更、区域外就学、そういった制度につきましても優先順位を設けるという形で考えておりますので、今までの推移を考えますと、学級編制ができないということは考えにくいのかなというふうに考えております。

 それから、併設する幼稚園について希望があれば附属の小学校に進学できることについてということでございます。

 こちらにつきましては、指定校変更の基準の中でこういった基準を優先順位として認めますよというような形でやらせていただいております。先ほどルール化ということでございますけれども、基本的に今までもこういったケースで、実際お友達関係ができて、また通っている幼稚園の中で同級生との交流も深まってきてしまっている。そういった中で、なかなか地元のほうにではなくて、このまま附属の小学校に上がりたいというような御希望の方は今までもございました。そういった方々につきましては、今まで認めてきたという経緯がございます。そういった意味で、こちらについては、今までの部分がそのまま指定校変更という中に入れさせていただいたということです。しかしながら、当然、これにつきまして、指定校というものがございます。こちらは、7月下旬ごろにこういった案内パンフレットをお送りするという形で御説明しておりますけれども、当然、その中には、あなた方の指定校は、例えばもとの学区域にある小学校があなた方の指定校ですよということについては、これは当然のことながら、しっかり周知をしております。その中で、学校づくり検討会でも、地元の小学校を十分見た上で、本当に自分の一人一人に合った教育をどこだったら受けられるのかというのをしっかり判断しようよということでございますので、基本的には、案内パンフレットではお宅様の指定校は、例えば阪本小学校ですとか、城東小学校ですとか、常盤小学校ですというような形でははっきりとそれは明示をさせていただいております。その中で、保護者の判断として、こういった友達関係があるので、どうしても通っている幼稚園に併設された小学校に行きたいということであれば、それについては認めていこうというのがこの趣旨でございます。

 それから、スクールバスの発注が間に合うかという御質問でございますけれども、4月当初から何とかしてやりたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○神林委員
 どうもありがとうございました。

 きょうは時間もありませんから、また追って御質問などをさせていただきたいと思うんですが、中央区の小学校はみんな大事なんですよ。とても大事。それで、いろいろ施設の格差も出てきてしまったことは事実。それはしようがない。いろいろこれからも改築もあるし、新築もあるでしょう。それはいいです。ただ、どの小学校も大切だから、1学級の編制に苦しむことのないようにということで、例えばフロンティアスクールあるいはICTシステム等の導入3校、これもまたやってみなくてはわからない部分はあるけれども、ひとつぜひいろいろな意味で、そういった児童の確保に苦しんできた小学校の苦衷というものをよく察して、大事な地域の小学校をどのように育てていくかという観点から、今後またさまざまな工夫をなお要望しておきたいと思います。よろしくお願いいたしたいと思います。

 スクールバスのことなんだけれども、都バスの運営になるのか、あるいは民間事業者に運営を基本的には任せるのか、細かいことの取り決めは今後の検討会があるわけですが、その基本的な部分だけ確認しておきたいと思います。私は、民営でやるべきであるというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。

○齋藤教育委員会次長
 スクールバスでございます。

 本格的な運行は平成21年12月ごろの導入を目指して、これから検討を進めていくわけでございまして、事業者とか運行ルート、そういったものについても今後検討会の中で具体的には検討していくものと考えてございます。都バスか民営かということでございますが、民営の方向で検討するということで承知しているところでございます。

 以上でございます。

○髙橋教育長
 ただいまの次長からの説明に若干補足させていただきますと、本格運行は平成21年12月にしても、特認校が始まりますから、その前提として、スクールバスだけではなくて、コミュニティバス自体も試行の期間が要るんです。それは平成21年4月から走らせますので、コミュニティバスの検討が順調に進んで、細かなことや財政、ルートもすべて決まれば、4月から試行期間中の運転ということで、希望者がいれば必ずその学校までスクールバスとして使用する、今、そういう段取りになっています。

○神林委員
 終わります。

○石島委員
 それでは、何点か御質問させていただきます。

 まず、資料3の中央区共通買物券についてですが、さきの医療制度改革で、いわゆる後期高齢者医療制度の対象者の方たちが保険料の負担等が上がるということで、今年度から従前の買物券に加えて共通買物券を増額して支給するという制度をスタートいたしました。その主たる目的は、やはり保険料の現物支給というわけにはいかないわけですから、ある程度こういった共通買物券が医療機関で使えるということをテーマとしての制度の新設であったかと思いますが、先ほど御説明の中で医療機関の使用も大分ふえてきたというふうになっています。区内にある医療施設、それから薬局等、そういった医療関係の施設で共通買物券が現在どのような状況で使えるようになっているのか、具体的に率等がわかれば、お示しをいただければというふうに思っています。

 それから、次に資料6、小学校における特認校制度の実施についてということで、前委員といろいろ詳細なやりとりがあったわけですが、小規模の特認校制度とは異なりまして、一連の教育改革の論議の中で学校自由選択制については、PTA連合会あるいは公聴会、パブリックコメントの中でもいろいろ賛否両論の意見があった部分と思います。そんな中で、実際今回特認校に指定された小学校では、実際学区域内の就学する児童数の見込みよりもやはり他地域から受け入れをしているというのが非常に多い小学校が幾つか現存している状況が続くようなことになるかと思います。その中で、今回小規模特認校についての就学の条件として、特認校の教育方針に賛同すること、あるいは特認校に自力で通学できること、また特認校には卒業まで通学すること、これが3つの就学の条件とされているわけです。特認校を受けた学校自体も、学校教育だけではなくて地域とのかかわりを非常に大切にしている学校が多いと思っていますので、やはりこういったことも、学校現場のことだけではなくて、当然、特認校を希望される保護者には教育委員会としてもきちっと申し伝えていくべき事項だというふうに思っていますが、地域とのかかわりについてはどのようなお考えでいらっしゃるかお聞かせをいただきたいというふうに思います。

 あわせて、例えば、今、通学に関して区域外就学あるいは指定校変更と、いろいろ学校教育、PTA活動に協力するようにということで、そういった該当者については誓約書等をとっているかと思いますが、この特認校を希望される保護者、児童の方たちにはどういった形で、小学校をみずから選んで希望して行くわけですから、先ほどの地域とのかかわりも含めてですけれども、さまざまな学校教育に保護者として協力をしていく姿勢をきちっとやはり明確にしていかなくてはいけないと思います。そこら辺はなかなか、担保という形はとれないと思いますけれども、やはり教育委員会としては指針を示していく必要があるかと思いますが、どのように受けとめていらっしゃるかお聞かせをいただきたいと思います。

 特に、就学条件の3番に児童は特認校に卒業まで通学することというのがあるんですけれども、実態として、なかなか今はいろいろな保護者がいて、就学をするときはそれなりの夢と希望を持ってということで希望されるわけですが、実態として、やはり月島地域の方が日本橋地域の小学校に入学してくることで、地域性も異なるところがあるので、本当にこの気持ちを6年間持ち続けることができるのかどうか。ある一定の時期が来て、やはりなじめないということなら、指定校に戻りますよという話というのは、当然、これから出てくることだと思うんですよ。だから、少なくとも、やはりこの3つの就学条件をきちっと卒業まで保護者が意識を持って子供たちに通学してもらうような、そういった体制づくりをしていかなくてはいけないと思いますけれども、その点についてお聞かせをいただければと思います。

 それから、これは確認になるんですが、先ほどからの議論の中で、コミュニティバスとスクールバスが混同して話が出ているなというふうに思います。まさにスクールバスの導入というのは昨年の区長のマニフェストにもあった公約ですから、導入をしていくということになると思いますが、コミュニティバスをスクールバスに活用する、そういうことでいいのかどうか、その確認と、先ほど試行的にという御答弁がありましたけれども、実際この日程を見ますと、7月、今月下旬には保護者へ案内冊子及び申請書を送付ということになっているので、やはり通学の手段というのは特認校を申請するに当たって一番ウエートが大きくなってくると思うんです。非常に中央区は公共交通機関にめぐまれたところですけれども、地域によっては非常に移動しづらいということがあるので、やはり本来なら同時進行的にできるのが一番望ましいというふうに思っていますが、将来的な計画も含めて、交通手段はきちっと希望される保護者には示してあげる必要があるかなというふうに思っています。この点についてもお聞かせをいただきたいなと思います。

○中尾商工観光課長
 共通買物券の使用できる医療機関の種類等でございます。

 平成19年度末で登録されている医療機関数が全体で101ありまして、病院、診療所が20、歯科医院が22、薬局が47、その他の施術等の場所が12ということになっています。今回、4月以降なんですけれども、新たに14の歯科医院等医療機関が登録をされております。また、今後につきましても、当初から各医師会等に御案内を送りまして、さらに登録をしていただくように呼びかけをしていきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○長嶋学務課長
 それでは、まず特認校と地域とのかかわりについてでございます。

 こちらは就学を希望する特認校の教育方針に賛同することとか、あわせて学校説明会等、そこら辺の学校の実情というのはしっかり学校からレクチャーを受けた上でないと申し込めませんよというようなシステムを今回つくることを考えています。ですから、そういった意味では、今、課内で考えておりますのは、そういった形で学校に来て、確かにその説明を受けましたというのを学校から、証明書というものではありませんけれども、それを交付して、それを申請書に添付してこちらに出してもらうというやり方を考えています。

 地域とのかかわりにつきましても、例えばPTA活動はこういうことをやっているというのは学校説明会の中できちんと説明していくべき問題だろうと思いますし、こういったところに参加してくださいというような形は、学校の中でそういった説明会を通じてきちんと説明をして、地域とのかかわりを大切にしてくださいというような形でやっていくつもりでおります。

 それから、誓約書の関係ですけれども、こちらの就学条件と、それから基本的な特認校の考え方、やはり地域の中で学校は運営されているので、そこら辺を十分理解した上で申し込んでくださいというのは申請書の中にはっきりと書くつもりでおります。

 それから、卒業まで通学することでございますけれども、安易な気持ちで申し込んでほしくないというのが基本的な考え方です。ですから、当然、一回決心をしたら、ここで自分も努力して学校の一員となって卒業するまでここにいるんだというのが申し込む基本的な考え方だと思うんです。ただ、その過程の中で、ただ単に思いが違ったという方で転校という話は私どももよくないと思っていますので、具体的にこういった問題があって、それについてどうしたいんだというような御相談につきましては、正直、今でも、はっきり言えばいじめ等の問題ですけれども、そういった問題につきましては、いろいろ御相談を伺った上で、それぞれの学校内での解決というのをまず最初に考えた上で、どうしてもだめということであれば転校というのも考える。ただ、特認校だから嫌になったら指定校に戻りますよというようなシステムは組みたくないというふうに考えております。

 それから、スクールバスにつきましては、なるべく早くコミュニティバスとの関係を整理して、なるべく早いタイミングで広報をかけたいというふうに思っております。ただ、7月下旬のこの段階ではどういう形で運営できるかということについては、まだ広報できる段階ではないということでございます。

 以上です。

○齋藤教育委員会次長
 コミュニティバスとスクールバスの関係ということで、若干補足説明をさせていただきますと、委員おっしゃるようにコミュニティバスを活用したスクールバスを運行しようということで、基本的にはスクールバス機能を持つコミュニティバスの導入という考え方でございます。これは、先ほど教育長から御答弁しましたように、4月から試験運行というのがございますので、その運行の中でスクールバスとして活用していくという考え方でございます。

 以上でございます。

○石島委員
 終わります。

○鈴木(幸)委員
 まず、資料1についてお伺いいたします。

 銀座ブロッサムの改修ですけれども、屋上緑化をするということですが、屋上緑化をした際、来館者の方が屋上でくつろぐような場所も考えていらっしゃるのかどうか、そのようになっているかお伺いしたいと思います。

 それから、資料3ですけれども、共通買物券が例年になく短期間、3日間で完売ということは、共通買物券が発行されて以来、初めてのことではないかというふうに考えております。その理由として、どのようなことが挙げられているのかということと、それから、どのような年代の方が多く購入されているかということと、あわせて昨年度の販売場所別の実績、パーセンテージをお聞かせ願いたいと思います。

 それから、資料7、学力調査です。例年よりだんだん向上しているということについては非常に高く評価をさせていただきます。ただ、気になるのは不明ということがありますけれども、これはどういうふうなことで不明になっているのかということと、ちょっと話が飛びますが、今から4~5年前に国際的な学力試験があって、またそういう調査の結果、日本の子供たちの成績は上位にあるんだけれども、記述力と読解力が非常に低いということで、学力調査をして教育の機会の均等を図るために学力テストが行われるようになったというふうに記憶しております。中学校においては記述力と読解力が非常にまだ低いように感じておりますけれども、その辺についてどうかということと、あわせて、基本的に朝御飯をしっかり食べて、それから授業の学習準備をしっかり整えて、そして家のことも手伝うようなお子さんがやはり学力についても好成績をおさめているというふうに私は認識しています。区内の子供たちは、朝食をしっかりとっているという段階においてはまだ低いように考えますが、その辺についてどのように御見解をお持ちかお聞かせください。

○林地域振興課長
 中央会館の屋上の緑化の件でございます。

 中央会館の屋上につきまして、今回300平米強の屋上緑化を考えております。基本的には人工芝を敷いてということで、委員御指摘のように区民の方々に有効にくつろいでいただけるような場所の確保ということでは念頭に置きたいんですが、今回、中央会館の屋上につきましてはフェンスという形で、安全管理上のフェンスがございます。その外にまとまったスペースがございまして、そこを緑化していきたいということの関係上、安全管理という面ではフェンスの外でございますので、今回につきましては、区民の方々が上がれるということでは考えてございません。

 以上でございます。

○中尾商工観光課長
 共通買物券完売が早期だった理由ということでございます。確かに、委員おっしゃられますように、1人5万円までということで、この販売方法にしてから3日間で完売したというのは今回が初めてでございます。共通買物券自体の販売方法になれていただいたというのとあわせて、やはり今年度は最近の景気の状況、特に食料品等、値上がりが続いておりますので、そういう関係もあるのではないかというふうに考えております。

 また、昨年度の販売実績のほうからお話をさせていただきますと、区役所を含めまして、日本橋区民センター、月島区民センター、晴海区民館の4カ所で販売をしておりまして、区役所で1,368人、日本橋区民センターが958人、月島区民センターが2,191人、晴海区民館が1,054人と、合計で5,571名の方の御利用をいただいております。

 購入者の年代別ということなんですけれども、65歳以上か未満かということで集計をしておりますが、当日の販売の内容ですと、65歳以上の方で御購入いただいたのが1,727人で、購入していただいた方の約31%というふうになっております。また、今年度も、集計をしてみますと、全体で5,839人の方に購入をしていただきまして、1,886人が65歳以上の方ということで32.3%というような状況になっております。

 以上でございます。

○和田指導室長
 学力調査についてのお尋ねでございます。意識調査の中の不明ということでございますが、これは特に回答がなかった生徒数の割合でございます。または、記入がはっきりしなかったというようなことでございます。詳しく調べていけば、もしかしたらどのように答えていいかわからなったとかいう意識もあったかと思いますが、そのようなことでございます。

 それから、中学校についての記述力、それから読解力につきましては、本区においてもまだ力を入れていかなければならないところでございますが、前回よりは、学校での指導の様子などを見ておりますと、テストの結果を受けて指導体制の確認等をしているところでございます。まだまだ結果にあらわれない部分はございますが、ただ、資料7の11ページをごらんいただくと、その辺の子供たちの意識がよくあらわれているのでございますが、資料11ページの数学の欄でございます。これは、中学校2年生に授業がわかる理由を聞いた。その中に、上の欄の左から4つ目のところに「理解の程度などによるコース別の授業があるから」という数値が、これは東京都が14.4%、本区は26.6%の回答でございます。ほかの教科についても、都の結果より上回っている回答をしております。これは、昨年度の数値と、私、比べてみましたら、はるかにふえております。これは、そういう体制が学校にあるんだということを子供たちが認知してきたんだなというふうにとらえているんですけれども、この体制を認知したことが、この中身にいい影響を及ぼすような指導の工夫改善が必要だろうというふうに考えております。

 それから、生活習慣と学習ぐあいの相関関係でございますが、これはもう以前から言われていることでございます。やはり生活に対して前向きな子供たちは学習に対しても前向きであるということ、それから、朝食についても、食育の充実等も含めまして、生活習慣の全体の見直しを図りながら学力向上についてもより一層各学校でも指導してまいりたいと思っています。

 以上です。

○鈴木(幸)委員
 ありがとうございました。

 資料3についてですが、日本橋地域の方々は、どちらかといいますと、本庁舎までは近いようなんですけれども来庁してまではと、簡単に言いますと何となくおっくうだと、そういう感じを持っていらっしゃる方々がいたりするんです。今後、コミュニティバスが導入されると解消されると思いますけれども、こういう不景気な時代になりましたから、家計を預かる主婦の方にとっては共通買物券が非常に助かるということをおっしゃる方が多くて、30代でも若い方々が大変購入する方が多いように思っています。ですけれども、30代の方々はやはり共働きをしていらして、例えばせっかくの日曜日、どこかへ休日なので出かけてしまうということが多いので、翌日本庁舎に来て共通買物券を求めればいいんですけれども、なかなかそれが思うようにいかないということがあって、もしできたら翌日も日本橋出張所等で販売するようなことがあったら、より購入しやすいのではないかというふうに考えましたので、そのようなことをもしお考えになったらお聞かせ願いたいと思います。

 それから、学力テストの結果ですけれども、個別に見てくださっていることで学習意欲が高まっているということを感じられて、私はいいことだというふうに思います。ただ、回答が不明という生徒さんがいらっしゃるということが非常に気がかりなんです。ですから、そういう方々に対してもフォローしていただいて、今後不明回答が出ないような授業改善に努力していただきたいと思います。

 よろしくお願いします。

○中尾商工観光課長
 共通買物券販売初日の翌日の出張所での販売ということなんですけれども、現在の段階では、皆さんがおいでいただけるということと、年金の支給日の翌日曜日ということで、皆さんが公平に買っていただけるようにということで日曜日を選んでいるわけです。日曜日1日限りで、ほかの地域からも、いろいろな理由でその日は行けないので、もう少し延ばしてもらえないかというような意見も確かにございます。ただ、平日になりますと、本庁では当然販売はしているわけなんですけれども、日本橋、月島等でもできるかどうかということと、また当日、日曜日の販売に制限を設けるということがどこまでできるか、その辺については今後検討をさせていただきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○鈴木(幸)委員
 ありがとうございました。

○小栗委員
 それでは、私も何点か質問します。

 最初に、資料3の共通買物券の件ですが、今までの答弁などを聞いても、大変歓迎されていると。今、諸物価の大変な値上がりの中で、そういう意味でも購入を希望される方が多かったのではないかというお話でした。送っていただいた景気動向調査を見ても、現状の判断以外も過去最低、これからの動向としても最低を記録するというようなことで、景気の動向についても、今、大変な状況になってきているという中で、この共通買物券をさらに増額発行することも必要ではないかというふうに考えるんですけれども、その辺のお考えについて伺いたいと思います。

 それと、資料6の特認校制度についてです。

 いろいろ質疑がありましたけれども、1つは保護者の学校選択の幅を拡大すると。もう一つは、小規模化への対応と児童増に伴う学校施設の狭隘化の進行緩和策、つまり月島のほうで人口がふえ過ぎたのを何とか日本橋とかの小規模校に来てもらって釣り合いをとりたいというのが大きな動機だというふうに思うんですけれども、そういう動機はちょっと無理があるのではないかと私は思います。やはり子供に合った学校ということで保護者の選択の幅を広げてほしいという希望があることはあると思うんですが、区立の公立の学校ですから、特色を出すといってもそんなにすごく違うようなことをやるわけにいかないし、フロンティアスクールの検討をこれからやるわけですけれども、同じ区立で特色を出すというのもいろいろ限界がありますし、せっかく学校の特色といって、校長先生がこうやりますよと言っても、校長先生もかわってしまうし、教師もかわってしまうし、子供たちの雰囲気というのも、学年によって子供集団の持っている雰囲気というのも年々で変わるわけです。そういう意味では特色、特色といってそれを選ぶ基準として、選んだからには卒業まできちんと行ってくださいねみたいな誓約書までとる、そういうことは逆に問題があるのではないかというふうに考えます。その点について、こういうやり方に限界があるのではないかと私は考えるんですけれども、その辺の考えについてお伺いしたいというふうに思います。

 それと、資料7についてです。

 この調査結果、これは東京都の行う学力テストということで、実施したのが1月17日、結果の公表が6月26日ということになっています。受けた子供たちはもう学年が変わっているということで、指導した先生もかわっているわけですけれども、これをどういうふうに指導に生かされたということになっているのか、もう少し詳しくお示しをいただきたいというふうに思います。

○中尾商工観光課長
 共通買物券の発行の追加という御質問でございます。

 確かに、6月の景気の動向調査を見ますと、平成15年2月からの開始以来最も悪い数字となっております。特に、企業動向関係につきましては、現状、先行きともに企業動向のほうがさらに悪化しているという状況でございます。共通買物券の発行増につきましては、現在発行したばかりで使用状況を確認している段階で、2回の換金状況を見ますと、昨年とほぼ同様というような状況になっております。また、今回共通買物券につきましては、世論調査のほうで調査もしておりますので、その続報の数値を見て、今後景気動向関係の支援につきましては、共通買物券あるいは中小企業の方へということも考えなければいけないのかなと思っていますので、今後考えていきたいというふうに思っています。

 以上でございます。

○長嶋学務課長
 まず、特認校制で特色を出すということはどうなのかという話が、まず1つあったと思います。

 特認校制は、基本的にはあくまでも保護者の希望というような形になります。そういった意味で、今回フロンティアスクールですとか、あるいは学校規模として、例えばうちの子供は比較的小さくて、大きなところでわさわさといいますか、そういったところよりも、ある程度落ち着いた小規模のところに行きたいというようなお母さんも多分いらっしゃいます。そういった方々につきまして、こういった特認校制度を利用していただいて、お子様一人一人に合った教育を受けるという形になろうかと思います。そういった意味で、義務教育ですので、そう極端な特色というのは確かになかなか難しい点もございますけれども、各学校それぞれいろいろな取り組みをしております。それをしっかりと理解していただいた上で、一人一人のお子さんに合った学校を選択していただければというのが特認校制度でございます。

 それから、先ほど小規模化と、それから大規模になり過ぎているというので施策的に限界があるのではないかという御指摘でございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、これはあくまでも希望ということですので、そうした意味でいえば、当然限界がございます。ただ、今の中央区の教育評価から見て、この数年といいますか、しばらくの間は、それぞれの学区域で受け入れていくことが当面はできるだろうと考えております。その中でこういった特認校制度を導入することによって、どの程度人の移動が起きるかということを、なかなかこれは難しいことでございますけれども、それを踏まえた上で、またもしそういった事態が起きれば、何らかのことを考えていかなければいけないかというふうに考えております。

 以上です。

○和田指導室長
 学力向上調査の結果でございます。

 確かに、1月実施で6月の結果というのは間があき過ぎているのではないかということで、結果の公表はできるだけ早くしていただきたいというようなことは再三東京都に申し入れをしております。改善をしていただくよう、再度進めてまいります。

 この結果につきましては、この夏にかけまして区の到達度診断テストの結果もございますので、それとあわせていろいろな観点から自校の児童・生徒の学力の特色を分析し、授業改善推進プランを立てて、2学期以降の指導に役立てるというようなことが大きな目標の一つになります。

 それから、各児童・生徒には個票が参ります。その個票は正答率の数値もさることながら、自己の目標を立てる欄というのもございますので、ただ講評を機械的に返すだけではなくて、どういう目標を立てたらいいのかというようなことを個々に指導しながら返却する。それをまた夏の課題とするというふうなところでも活用できるかなと思っております。

 また、学校全体としては、回答の出現率も出ますので、なぜそういう間違いをしたのか、もしかしたら全学年で指導の濃淡があったのではないか、そのようなことも分析して、次年度の指導計画の作成の際の資料とするというふうなこと。時期的なずれはあるんですが、そのような形で活用をさせていただこうと考えております。

 以上です。

○小栗委員
 共通買物券については、いろいろ世論調査をやっているということですので、ぜひ、今、こういう景気の動向の中ですので、増刷も含めた積極的な対応を要望しておきたいというふうに思います。

 それと、今の学力テストの問題ですが、結局、1月にやったテストの結果がわかるのが6月と。子供一人一人にはそのテストでどこが間違ったのかというのを個票がいくとおっしゃいましたけれども、それは今の時点でいくということなんでしょうか。テストをやったときにどこが間違ったのか、どこがわかっていなかったのかというのを知るのが半年も先で、点数が来ても、自分はどこが足りなかったのかなという学力の定着を図る上では全然タイミングもずれていますし、逆に役に立たないのではないかと思うくらいです。やはりどこが間違っていたのか、どこが足りなかったのかというのは、そのテストをやったときにすぐにここだったんだとわかって、先生もそれについて丁寧に指導する、そういうことで学力の定着が図れるのではないかというふうに思います。こういうふうに一斉にテストをして結果がわかるのが6月で、これから指導の改善に生かすというようなことでは、本当に子供一人一人に合った学力の定着を図るためのテストというよりも、東京都全体と比べて中央区はどの辺の位置にあるのかとか、中央区の学校の中で自分の学校はどの程度の位置にあるのかとか、そういうことを評価する、判断する、順位をつけるためのテストになってしまっているのではないかというふうに思いますが、この点の見解を伺いたいと思います。

 それと、問題を発見する力とか見通す力とか、そういうことを調べるんだというふうに先ほど説明がありましたけれども、一回の学力テストの問題でそういうものが本当にはかれるものなのかというのも大変疑問です。その辺の評価について伺いたい。

 それと、学習に関する意識調査ということで、学習にかかわりのある児童・生徒の意識や生活状況という内容になっています。学習にかかわりのある児童・生徒の意識というのはどういう意味なのか、意味がわかりかねるので、教えていただきたいということと、先ほど非常勤講師配置の効果があらわれているということで、コース別の授業があるからというのが大きかったというお話がありました。確かに都の数字から比べれば中央区のコース別に分かれた学習があるからというポイントは高くなっていますが、数値として比べれば、例えば先生の教え方が丁寧だとか、そういう項目が一番どの教科を見ても高いということですし、非常勤講師を配置して手厚く指導する体制をつくるということは大切なことですので、一定の評価はしたいと思いますけれども、それがすぐにコース別の授業があるからということで効果があらわれていると簡単にすぐに結論づけられることにはならないのではないかというふうに思います。その点の見解についてお伺いしたいと思います。

○和田指導室長
 確かに、タイミングがずれているという部分で、即それがリアルタイムの児童・生徒の状況をあらわしているかというと、これも非常に学校としても使いづらい部分もあるかなというふうには感じるところでございます。ただし、その子たちもまだ1年、2年その学校で学習をしていくわけでございまして、学校全体として指導方法の改善について考えていくという意味では非常に児童・生徒にとっても大きな意味があるのではないかなと思っております。また、生徒自身もどこを間違ったか覚えていないのではないかというふうなことですが、そのようなこともございますので、学校には都からの分析例がいっておりまして、どういう問題でどういう間違いが多いかという全体的な傾向も指導できるようになっております。自分の結果と比べて、都または区全体と自分がどのような状況か、また自分の課題はどこであるかというようなことはわかるようにはなっております。

 それから、各能力の評価がこれではかれるのかということは、確かに1問2問でそれが全部はかれるのかというようなところは難しいところでございます。ただ、問題作成に関しては、問題を見ていただければわかるんですが、非常に中身の濃い問題になっておりますので、それぞれ本当に読み取る力だとか、それから、見通す力だとか、そういうものがなければなかなか回答には達しない、そういう問題のつくりになっております。それぞれの問題が非常に内容が深いというふうに御理解いただければよろしいかと思います。

 それから、学習に関係のある意識調査ということですが、これは児童の生活習慣の中で子供たちの学習に対して影響のありそうな生活習慣だとかいうものを調べているということでございます。

 それと、コース別数値の御指摘については、確かにここだけ見たのではいけないなというふうに思っております。ほかの項目も見ながらほかのことは確かめてまいりたいと思っております。

 以上です。

○小栗委員
 学力テストについては、これまでもいろいろな機会で述べてきましたけれども、やはり学力テストの点を上げるとか順位を上げるということで、いろいろな弊害が起きて、過去問を何度も繰り返してやらせたりとか、宿題をいっぱい出したりとか、そういうことで、逆にテストのための勉強みたいにゆがめられる危険性もありますし、実際そういう事例が起きているということもありますので、本当に慎重に考えていかなくてはいけないのではないかと。私は、こういうテストは必要がないというふうに思います。

 それと、特認校の制度については、いろいろやはり問題があると思うんです。もし児童数が多くなってしまった場合には何らかの方法をまた考えるということですけれども、もうこれ以上学校はつくらないというふうに決めるのではなくて、やはり必要な学校を地域の中にきちんとつくっていくということも視野に入れて考えていくということを要望して終わります。ありがとうございました。

○田中(耕)委員
 それでは、私のほうからも、重複する点が多いんですけれども、資料3と資料6についてお伺いさせていただきます。

 共通買物券は非常に売れ行きも好調だったということで、それは大変喜ばしいことだと思います。私もまた、個人的にも買ってみまして、まだ使ってはいないんですけれども、どんなものかなというふうに考えておるところなんです。1点お伺いしたいのは、購入に際して、私は最初、区民だけなのかと思いましたら、そういうことではないということでお伺いしましたので、在住・在勤の方以外の購入率といいますか、区内外の購入比率がわかりましたら、お知らせいただきたいのと、16歳以上の本人に限って販売したというようなことでこちらに販売方法が明記されてございますが、特に身分証明書等は求めてはいらっしゃらないようにお見受けしました。これは別に厳密にやれと言うつもりもございませんが、何をもって本人に限って販売したというふうに述べられているのかという根拠を教えていただきたいのと、特に身分証明書等は求めていないというように見受けられましたので、重複購入は、やろうと思えば可能なのではないかというふうに思ったんですけれども、実態としてはどうなのかというのをお知らせください。

 それと、資料6に関しまして、先ほど来、議論の中にも挙がっておりました特認校制度についてお伺いしたいんですけれども、特認校、フロンティアスクールを導入するというお話は昨年度来ずっと出ておる話だと思うんですが、今般、参考資料にもつきましたコミュニティバスとの関連性についてお伺いします。スクールバスとコミュニティバスというのは、結果的に同じものというか、同じシステムで運行するということは当然あり得ると思うんですけれども、現段階でスクールバス、イコール、コミュニティバスなのかどうかというのをお知らせいただきたいというふうに思います。と申しますのは、あくまでもコミュニティバスというのは、今、もちろん区長の大方針でもありまして、導入を当然前向きに検討されているということではございますが、あくまでも検討段階というふうにお伺いしておりますし、ルートに関しても今から詳細検討ということになりますので、スクールバスとコミュニティバス、これは前委員らの質問にもございましたけれども、完全に同一視してしまいますと、いろいろな弊害が出てくるというふうに私は考えます。例えば、万が一ですけれども、コミュニティバスを導入しないといった場合はスクールバスという形だけで導入するというお考えなのか、スクールバスを導入したら、それが自動的にコミュニティバス化してしまうということなのか、その辺の考え方を混同してしまうと危うい感が出てくると思いますので、まず、その点についてお知らせいただければと思います。

 よろしくお願いいたします。

○中尾商工観光課長
 まず、共通買物券についての御質問でございます。

 まず、区外の購入者についてです。購入総数で先ほど申し上げました5,839人、これは日曜日当日なんですけれども、そのうち区外の購入者が277人、4.7%となっております。こちらの共通買物券は区内で使える買物券ということでございますので、基本的には区外の方も区内の在勤の方だというふうに認識はしております。ただ、区外の方で在勤でなければ購入できないというような要件はつけておりません。

 また、16歳以上の方あるいは本人の確認ということなんですけれども、こちらのほうは特に16歳かどうかというところは確認はしておりませんが、余り小さいお子さんを連れていらして、この子の分と言われたときは16歳以上なんですということで受付のほうでお話をさせていただいているところで、中には子供の分を代理で買いたいというようなお話もありましたので、それについては御本人でお願いしますということでお断りを申し上げております。

 また、重複購入ということなんですけれども、人数が多く並ばれていて何回か並んでいる方は、確かに今回もいらっしゃいました。各会場で幅広く多くの方に御購入いただくために、重複購入であることがわかった方についてはこちらのほうから注意を申し上げて、御遠慮くださいというようなお話、あるいは場内の中で1人1回の販売になっておりますということは、放送といいますか、お伝えしながら販売をしたということでございます。

 以上でございます。

○髙橋副区長
 コミュニティバスとスクールバスとの関連でございますが、先ほど教育長のほうからも御答弁をいたしましたとおり、スクールバスにつきましては来年4月1日から運行する。これはもう当然のことで、あえてお答えするものでもないんですが、例えばスクールバスだけの運行ですと通学時だけということで、大変非効率な運行になります。したがいまして、現在検討しております方法としては、スクールバスとコミュニティバスを共用で使えるようにと考えています。

 ただ、そういう時間帯のそれぞれの特徴もございますし、また運行のルート、場所につきましてもなるべくスクールバスとしても学校の近くまで行けるように、ただ、余りそばまで行くと、交通事情から、全体のコミュニティバスとしてのルートもいろいろ問題が出てくる箇所もある。ですから、その辺のことが、両方効率よく使えますように、また、時間帯につきましても、学校に間に合うような運行をしなければならないということで、先ほどもお答えいたしましたように、まずいろいろな関係官公庁とのこれからの許可の問題もございますので、現在の検討状況からいきますと、コミュニティバスの運行は来年の12月近くになってしまうだろうと。ただ、その間にも、先ほど御答弁しましたように、その関係の官公庁のほうにいろいろ試行の実績等々のデータを出して、最終的に許可をもらうという格好になりますから、その辺のことも含めて、スクールバスとしては4月から運行する。試行も兼ねて、また運行ルート、それから時間帯の効率も含めて、来年の12月にコミュニティバスとスクールバスを兼ねたバスが運行できるようにということで、今、検討しています。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございました。

 共通買物券のほうは、特にそんなに厳密なチェックはされていないというようなお話ではありましたが、先ほど来御指摘いただいたように、悪質とまでは言いませんけれども、何度も並ぶ方ですとか、まとめて何とかいっぱい買おうとされるような方もいらっしゃるというお話も聞きましたので、平等に取り扱っていただきたいという意味も込めまして質問をいたしました。区外の方で買われる方は4.7%、約5%弱ということでしたので、それも思ったより多くないんだなというような認識も持ちました。95%以上の方は区民の方ということでしたので、そこは一安心したんですが、お子さんは、心情的には何かしらの形で認めてあげても逆にいいのではないかなと。それこそ子育て支援というような観点を持てば、お子さんがいらっしゃるような方、お子さんも区民なわけですから、積極的にといわなくても、何かしらいい方法があるのであれば、お子様の分も許容しますよというような体制づくりは考えてもいいのではないかというふうに思いましたので、ぜひ御検討いただければというふうに思います。

 スクールバス、コミュニティバスに関しましては、今、お話を聞きまして了解いたしました。ただ、運行ルート等、詳細はこれからということで理解をしておりますので、両方とも兼ねるということは、当然、効率はよくなりますけれども、やはりアブハチ取らずというわけではございませんが、両方とも中途半端になってしまうことが一番おそれられる懸念かというふうに思いますので、この辺を前向きに検討していただければというふうに思っております。

 以上で終わります。

○守本委員長
 そのほか、理事者報告に対しての質問ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○守本委員長
 それでは、引き続きまして議題に入りたいと思います。

 区民生活及び教育行政の調査について御質問等がございましたら、どうぞ。

○鈴木(幸)委員
 1点お伺いします。

 今度、中央区観光協会でオリジナル切手を発行するということですけれども、この販売方法についてお伺いしたいと思います。私は、大変中央区ならではのいいアイデアというふうに非常に高く評価させていただいておりますが、販売方法をお願いいたします。

○中尾商工観光課長
 中央区観光協会におきまして6月2日から歌川広重の錦絵を使いました50円切手10枚の切手シートの販売を開始しております。販売方法といたしましては、区役所7階の観光協会の窓口と、観光協会に加入していただいています商店街あるいはホテル等の御希望のあるところで販売をしていただいております。また、あわせて、毎年写真コンクールを行いまして、その写真を使ったポストカードも同様の販売方法をとっております。

 以上でございます。

○鈴木(幸)委員
 6月2日からの販売ということですが、これは販売期限があるのでしょうか。

○中尾商工観光課長
 販売期限は特に設けておりません。当初1,000シートつくりまして、現在、約半分、500シートほど商店街さんも含めて販売をしている状況でございます。残り500シートの販売状況を見まして、もし必要であれば、また増刷ということも今後考えたいと思っております。

 以上でございます。

○鈴木(幸)委員
 わかりました。非常にいいアイデアで、本区は外国の居住者の方も多いですし、観光地でもありますので、ぜひとも今後継続的にしていただきたいというふうに思います。

 以上で終わります。

○守本委員長
 そのほか、御質問等ございますか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○守本委員長
 それでは、質問はないということでございますので、議題につきましては継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○守本委員長
 御異議なしということでございますので、議題につきましては継続審査に決します。

 続きまして、管内視察でございますけれども、午後はザ・トウキョウ・タワーズ及び子どもの居場所プレディ、月島第三小学校の視察を予定いたしております。午後1時15分に正面玄関前にマイクロバスがとまっておりますので、その中に集合いただきたいと思います。

 午後1時15分まで休憩といたします。

 なお、委員の方と担当の部長さんにつきましては、若干お時間をお願いしたいと思いますので、お残りをいただきたいと思います。

(午前11時31分 休憩)


-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬の2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。


(午後1時17分 再開)

○守本委員長
 再開(車中)

〔視察等日程は別紙のとおり〕

○守本委員長
 閉会(車中)

(午後3時18分 閉会)


「別紙」

区民文教委員会視察等日程

○日程

委員会開会 9:59

(理事者報告・質疑)

[休憩]

区役所出発 13:17

委員会再開

THE TOKYO TOWERS 13:30~14:30

子どもの居場所「プレディ」 14:45~15:15

(月島第三小学校)

委員会閉会(車中) 15:18

区役所到着 15:24

○視察概要

・THE TOKYO TOWERS(2階カンファレンスルーム)

 委員長あいさつの後、施設概要の説明を受け、その後、館内各施設、臨港消防団第一分団防災倉庫をつぶさに視察した。

・子どもの居場所「プレディ」 (月島第三小学校2階会議室)

 委員長あいさつの後、プレディの運営状況の説明を受け、月島第三小学校における登録者数の増減、プレディの実施時間、1日あたりの参加人数についての質疑を行い、その後、プレディ月三をつぶさに視察した。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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