ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の  平成20年 環境建設委員会(7月9日)
※発言が2箇所以上ある場合、「前を検索」「次を検索」で前後の発言箇所へ移動できます。

平成20年  環境建設委員会(7月9日)

1.開会日時

平成20年7月9日(水曜日)
  午前10時 開会
  午後3時48分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(7人)
委員長 中嶋 寛明
副委員長 田中 広一
委員 今野 弘美
委員 石田 英朗
委員 木村 克一
委員 田辺 七郎
委員 小坂 和輝
議長 (今野 弘美)

4.出席説明員

(13人)
矢田区長
髙橋副区長
吉田副区長
能瀬環境部長
渡辺環境保全課長
小栗清掃リサイクル課長
古田島中央清掃事務所長
越地土木部長
弦間土木部管理課長
近江道路課長
室木都市整備部長
田村都市計画課長
望月地域整備課長

5.議会局職員

土屋議会局長
土谷議事係長
斎藤書記
武藤書記

6.議題

  • (1)環境保全及び建設行政の調査について
  • (2)まちづくりの有り方及び月島一丁目地区計画変更、同3・4・5番地区計画決定、都市計画変更、市街地再開発事業計画に関する再検討の請願

(午前10時 開会)

○中嶋委員長
 おはようございます。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で中央清掃事務所長が出席いたしますので、御了承願います。

 次に、議事の進め方について。理事者報告並びに議題(1)を後にし、議題(2)の新規請願を先に審議することでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 それでは、議題(2)まちづくりの有り方及び月島一丁目地区計画変更、同3・4・5番地区計画決定、都市計画変更、市街地再開発事業計画に関する再検討の請願について、審査に入ります。

 請願代表者の入室を願います。

 それでは、請願文の朗読をお願いいたします。

○土谷議事係長
 (請願文朗読)

○中嶋委員長
 それでは、次に、紹介議員の趣旨説明を願います。

○鞠子議員
 紹介議員の一人として、説明します。

 今読み上げた趣旨は趣旨でありますが、請願の全文はいただいておりますが、その請願の全体の中で、この趣旨は大きく2つになっているかと思います。1つはまちづくりのあり方についての問題点の提起、そして、もう一つは該当する再開発地域の計画の変更、再検討という、大きくは2つの趣旨と理解しました。

 1つ目の趣旨のまちづくりの住民参加のあり方の問題については、これは私たちもかねてから委員会で指摘してきました。現に、中心的な役割を果たしてきたとされているまちづくり協議会の住民参加と、その質とかレベルという点では十分機能していないのではないか。形式的な運営、また構成メンバー、それからオブザーバーの意見が述べられない、質問もできない、こういう問題で、まちづくり協議会の内容が形式化しているのかなと。まちづくりのあり方についての住民参加というのは、どんなまちづくりを考えるに当たっても基本だろうというふうに私は考えますし、その点で、その仕組みを、住民参加のまちづくりというものを実質的にどうつくり上げていくかという点から見ますと、現状は請願の指摘にあるように十分でないレベルだと思います。その意味で、請願の趣旨の第1でありますまちづくりについての区民や住民が参加する、実質的に本当の住民参加が勝ち取られたまちづくりの検討が広く、オープンに行われて、そして、それぞれの地域特性に応じたまちづくりの具体的なあり方がその住民参加の中で合意形成が図られていく。このあり方は、いわば中央区のまちづくりの基本に置かなければならないと思います。その点で、この請願の第1の趣旨については、その改善を求めるという趣旨と受けとめておりますので、私はそれは積極的に改善を図るべきだろうというふうに思います。

 2つ目の趣旨は、計画の見直しを求める。再開発事業あるいは開発事業そのものを否定しているのではない。その地域特性に応じた、その特性に見合った開発が行われることについては全く異論はないという前提のもとに、2つ目の趣旨は当該地区の再開発事業については、余りにもいろいろな影響あるいはさまざまな周辺環境に与える影響も大きいのだから、この点については、まず計画の見直しも含めて十二分に関連する住民との間の話し合いを徹底してほしいと、こういう趣旨だと理解しています。この点も、当然、開発事業には地権者があり、地権者の権利を行使すること自体は正当なことであります。しかし、まちづくりは地権者だけの問題でなく、都市計画でも、あるいは区のまちづくり方針でも、さまざまなルールのもとで地権者の権利が行使されるという枠組みだと思います。その点で、地権者と、その影響が及ぼされる周辺住民との間の真摯で真剣で腹を割った話し合いが徹底して行われるということは、第1に述べた住民等が参加するまちづくりという趣旨から見ても大事なことではないかというふうに理解しております。この点でも、さらに話し合いを重ねる余地というのはあるのではないか、そのように理解しております。

 私も傍聴いたしましたが、7月1日に都市計画原案の公示・縦覧に基づいて、区が主催した住民説明会が月島特別出張所の会議室で行われました。率直に言いますと、私は月島で生まれ育ち、議員活動の中心を月島で行っている者として、非常に残念な気持ちでありました。地権者の皆さんも、ある方によれば、3代、100年近くその地域に住んでいる。地震に対して強いまちをつくりたい、この思いを述べられました。同時に、地権者の隣接するところでは新しい住民の方々が居住しております。この、いわば新旧の住民の間で本当に激しい意見のぶつかり合いがありました。私は、それを目の前で聞きまして、非常に残念な気持ちになりました。住民同士がこのように激しく対立するようなまちづくりのあり方で本当によいのだろうか、そのように率直に感じました。やはり徹底的にこの両者の間での、もっと徹底した話し合いというのが十分行われていくべきではないかという印象を持ちました。そのやりとりの中でも、話し合いの機会を設けようとしたが、片方がいろいろな都合で応じなかったんだという地権者側からの意見もありました。一方で、請願に述べられているように、新しく見えた住民の方から見ると、話し合いの扉というのは、実際上1回だけであった。実際的な話し合いというのはほとんどされていない、こういう主張も述べられました。話し合いが進んでいるか、詰められているかについても、両者の間に激しい見解の対立がありました。

 そこで、私は、新しく来た住民の方というのは中央区の定住人口回復対策、この政策のもとで誘導された住宅系の建設に伴って、新しい住民となった方、区民の方です。そして、100年にわたって地域を守ってきた、今まで住んでいた方々もおられます。新しい方々と古くからの方々が対立状態にあるようなあり方というのは、やはり基本的にどうなんだろうという深刻な問題を私は投げかけられたように思います。その点で、請願の大きな趣旨である、まちづくりへの住民参加の徹底という課題と、当該地区の計画についての意見の対立する住民同士のさらに徹底した話し合いというのは、今、必要なことだと思い、私は紹介議員になりました。その意味で、請願の趣旨をそのように私は理解しておりますので、紹介議員の立場からの説明とさせていただきます。

○中嶋委員長
 お疲れさまです。

 次の議員の趣旨説明を願います。

○田中(耕)議員
 紹介議員の一名、田中耕太郎でございます。

 まちづくりのあり方に関しましては、前議員の御説明とほぼ同意するものでございます。私からは、本計画の内容につきまして、請願の紹介理由といたしたいと思います。

 本件は、月島地区の顔ともいうべき駅前の再開発事業であり、現在、55階建ての超高層住宅建設が計画されております。都心区であり、建物更新期を多数抱える本区において、再開発と高層化は避けて通れない、そういった思いは持っておりますが、今般の具体的計画内容には、区内の前例は無論、全国の類例と比較しても突出した点が数多く見受けられ、近隣住民から寄せられている多数の不安の声には一理あるものと思われます。とりわけ、以下の3点については不透明な点が多く、本区地域整備課とのかかわりも大きいことから、紹介理由に該当するものと考えます。

 第1点目に、既存のまち並み誘導型地区計画及び月島ルールの例外として取り扱うことの根拠、本件はさまざまな点で既存の大規模再開発と比較しても特例的計画であり、容積率1,000%、地権者110戸に対して750戸の55階建て建物の再開発計画というものであります。しかし、ここに至った経済的算出根拠や事由、これらは十分に情報開示がなされておらず、特例たり得る理由が一般に不明確、不十分であると考えます。

 2点目に、飛び地を含めた1ヘクタールの事業領域であることです。区道を挟んだ飛び地も含めての事業領域であり、この飛び地を含めなければ本計画は成立しない状況にあり、このような飛び地を同領域、同じ領域と考えることは、今後悪しき前例となるおそれがあると考えます。

 第3に、環境、景観、近隣住民への負荷が大きいこと。隣接住宅が20メートル前後と近く、建ぺい率の高い高層棟は、風害、日照、景観への悪影響が懸念されます。月島駅前地区では突出した190メートルの高さは圧迫感、景観面でもバランスを欠く可能性が否定できません。また、近隣住民は本計画への意見表明や参画の場が乏しく、今般の区議会、本委員会への請願に頼らざるを得ない状況にあると考えます。

 以上3点が、主な紹介理由でございます。

 防災や地域更新の考え方からも、再開発には当然メリットもございますし、都心である本区は、それに向けた努力をしていかなければならないとは考えますが、将来性のあるものでなければ、この計画を行う意味はございません。本区のまちづくりでも全国的に評価が高い銀座ルールの高さ制限や高層マンション群の代名詞となっているリバーシティーの広い公開空地、低い建ぺい率、これらを念頭に、本計画の超高層、超高建ぺい率、超高容積率の計画が容認するに値するだけの特筆すべき公共の福祉があるのかどうかをぜひ各委員には御審議いただければというふうに思っております。

 以上でございます。

○中嶋委員長
 お疲れさまでございます。

 それでは、次に、請願代表者からの資料の提出がありますので、配付いたします。

〔議会局職員、資料配付〕

○中嶋委員長
 それでは、次に、請願代表者の補足説明を願います。

 なお、発言に際しまして、住所、氏名を先に述べてから説明を願います。どうぞ。

○大前猛
 月島一丁目8-1、アイ・マークタワー内の月島のまちづくりを考える会の代表をしております大前猛と申します。本日は、区長以下、各役職の皆さん方並びに区議の皆さん方も多数御臨席を得まして、この環境建設委員会の場で発言する機会を得られましたこと、まことに感謝感激でございまして、ありがたく御礼申し上げます。

 なお、冒頭でこの請願の趣旨を読み上げていただきましたけれども、この計画案の発表を受けて、この2年間、なかなか声を届ける機会がなかったものですから、ついついその思いがこの文章にも出ておりまして、粗雑な品に欠けた、こういう表現等がありましたことを深く反省して、おわび申し上げます。その反省もいたしまして、本日、お手元に配られましたものが、一昨日、都市整備部で開催されました説明会に対する意見書でございます。相関連することもございますので、あわせて御説明申し上げたいと思います。

 なお、この2年間、都市整備部の皆さん方とは窓口となっていただきまして、お立場の違いはあれど、一生懸命かかわってまいったわけでございます。都市整備部様におかれましては、京橋や日本橋、最近では環状2号線等の問題を含めて、日夜献身的に本区の都市開発だとか環境改善のために取り組まれていることについては、敬意を表しております。また、月島一丁目に関しましては、立場の違いがあって、中心的にやっていただいております田村都市計画課長のお立場はわかるんですけれども、なかなかかみ合っていないものがございまして、計画決定されようという直前にブレーキを踏むような形になったことについては、平に御容赦願いたいと思います。

 なお、少し話は変わりますけれども、勝どき六丁目に誕生いたしましたザ・トウキョウ・タワーズ、一昨日、日比谷公会堂におきまして管理組合の設立をいたしました。全国規模の中で、どことも管理組合の役員にはなりたくないのが一般的でございますけれども、何と、私も想像に絶する16名の定数に対して49名の立候補があった。生き生き元気で、直面する管理組合ができる前から、現在の花火大会の問題、それから3年に1度の住吉神社例大祭のお祭りの問題、これも地元とも接触しながら、既に活動を開始しております。私は、そこにも籍を置いておりまして、選ばれて責任者になりました。トウキョウ・タワーズには隣接して、昨年から2つの準備組合が生まれております。大変関心を持っております。月島一丁目のような轍を踏むことなく、うまくやっていかなければならない。月島一丁目に比べると敷地も大きいですから、いろいろデザインのしようがある。したがって、できれば、今どういう進捗状況かわかりませんけれども、そのことにもかかわらせていただいて、月島一丁目にないものでいくのであれば、勝どき六丁目の駅前のようなものがつくられるのであれば諸手を挙げて大賛成でございますし、ぜひ都市整備部のサポーターとして一生懸命働く役だってやっていいという考えを持っております。だから、会の考えは、私自身もそうですけれども、何が何でも再開発反対ではないんです。やるべきこと、また区民全体について、本当にこういうのがあったらいい、待ち遠しいなと、そういうものがつくられるのだったら、賛成の立場でもって、まちづくりのために文字どおり参画し、協働していきたい、こういう思いを強く持っている次第でございます。

 前置きはそれぐらいにいたしまして、今回の請願の趣旨、先ほど申し上げましたように、まちづくりの行政システムのあり方であるとか、まちづくり協議会の問題。これも、私もずっと議事録を眺めてみますと、随所でそのことが話題になっているんだけれども、現状で来ているわけであります。だから、過去これまではそれでよかったんだけれども、新組合がたくさん入ってきて、世の中も変わってくる中で、このままでいいのか、今後もこういったシステムでいいんだろうかということを、ひとつ真摯に受けとめていただいて検討いただきたいのが1点目の理由であります。これは、長い間かかっている問題ですから、急にガラガラポンと変えることには問題があるでしょう。時間をかけていただいて、環境建設マターでもよろしいし、まちづくりのテーマということで特別プロジェクトを組むぐらいの価値があると思います。ぜひ時間をかけても、じっくり御検討いただければと、こういうお願いでございます。

 本来は、2点目の月島一丁目3・4・5番地の開発のルール変更と計画決定の問題でございます。これは、5月の環境建設委員会の中におきましても、7月にでも計画決定をしたいと、こういうことでございましたので、率直に驚いたところでございます。この点については、なるほど地権者の準備組合の中においては、細々といろいろな対策を練って、すり合わせ、意見交換されて、固まってこられたものかもしれませんけれども、周辺の住民の方たちについては、全く計画の問題にも参画もできなかったし、それから、説明会があったときにもいろいろな質問点、疑問点についても、いろいろな理由を述べられていますが、全く住民に対し十分に答え切れていないという状況でございます。こういう月島ルールは何でできたかといいますと、やはり銀座イーストができるときも反対闘争があって、あっちもこっちもこういうような形でもって再開発がどんどん行われて、にょきにょきとでっかいのができちゃうとまずいねということから、月島のルールも決めましょう、高さ制限を総合設計で70メートルに決めましょう、銀座イーストが最後だよ、こういうことで決めたと思うわけでございます。

 しかしながら、現実は、それぞれの街区ごとの準備組合で、公開されない中でいろいろ進められる。まちづくりということからすれば、やはりもっと街区全体のまちづくりのグランドデザインの中で、どうすることが区民の共有財産として統一性や公開性や法律を詰めてやったらいいのか、こんな議論が全体の中で話されたほうがいいと思うんですけれども、なかなかそれがされていない。だから、ぜひそういう観点でのまちづくりということをこれからは目指さなければいけないのではないか。せっかく住宅マスタープランというのが新しくできました。何となくそういう方向性が見えていますけれども、それを具体的にやっていこうではないかということでございます。

 今回の計画決定に際して、もう少し時間をかけて努力してみませんか、考え直してみませんかと。たくさんの理由を述べておりますけれども、特徴的なことを幾つか申し上げて、趣旨の理解に加味していただければと思います。

 第1点は、月島ルールを撤廃して、そこに新しく都市計画法を決定いたしまして、ルール以外のものを建てる。それが一番の問題なんですが、説明会の当初から、その根拠、なぜそこまで、容積率1,000%、55階だて750戸も入るようなマンションを建てなければいけないのかということを問うたわけですけれども、これは私権ですね、財産権の問題とプライバシーの問題で、それは言えないということで一貫して説明がなかったわけでございます。とにかくこれが必要なんだ、大きければ大きいほど必要な説明がされていない。だから、月島ルールというのは中央区のものであり、周辺住民にとっては一つの大きな共有の財産であります。それを取り外してやるとなれば、それについて、それなりの説明があってもよろしいのではなかろうかということでございます。

 つい先だっての説明会の中で、サマリア病院の老朽化で更新、改修しなければならないと。今、床面積が400坪ある。それを480坪に広げる。こういうことが初めて明らかにされたわけです。つまり、20%、権利変換率をふやしますよと。そうすると、一方では、清水建設さんが一昨年から取得されている古いマンション、あそこもそうなるのかなと。それから、もう一つは、同じ清澄通りに面したタイムズコート月島、これは住友信託さん所有ですけれども、10階建てのまだ立派なマンションですよ。これも取り壊すと、これも20%なのかなと。そういうことを含めて、やはりなぜ必要なのかという積算の主要な、全部でなくても主要なところについても明らかにしてもらえないでしょうか。これが絶対必要なんです、だから1,000%にしなければならないんです、こういう説明が欲しいと思うんです。

 例えば、サマリア病院についても、それでは、そういう形にふやすのであれば、この病院はどんなビジョンでもって、今度の計画を兼ねてやるんですかと。準備組合の理事長である栗田さんは、やはり直接語っていただきたいと思うんです。だから、今は人工透析を中心にやっているんだけれども、私たちが引っ越してきたころと比べると、何か診療科目もどんどん減っているし、活気も乏しいんだけれども、こういう計画をすることによって、こういうふうに設備を更新するし、改めて今、社会的ニーズのある小児科の問題とか、それから妊娠してもなかなか子供が産めない、産科・産婦人科などの社会的ニーズのある診療をやるというような踏み込んだ具体的な話があれば、ああ、なるほどね、こういう社会的ニーズも含めて、今回計画されるんだなと。なるほど、効率性だとか、地域の方についてもプラスになるね、こんな話もできるんですけれども、詳しい説明は今回一切なくて、たまたまサマリア病院の床面積については400坪を480坪にすると。それを初めて聞いたわけです。では、サマリア病院の5階から10階までは住宅のマンションだ。そこはどうなんですかということについては、一切説明がないわけです。だから、ぜひそんなことについても説明していただく必要があるのではないでしょうか。そういう根拠の説明があって、我々もそれは絶対必要なものであれば、それはそれで謙虚に耳を傾けて、どうだろうねという相談もできるんですけれども、今、そのことはないということでございます。

 それから、今回の計画はアイ・マークタワーの建つ1年前に、初めて第一種の土地開発事業でもって、文化堂のあります月島ムーンアイランドタワーが建設をされました。それと同じような敷地でもって、対面に今回計画されております。そのときにはアイ・マークタワーという存在がなかったわけです。今回はアイ・マークタワーという存在があって、月島ムーンアイランドタワーとの間に計画をされている。そうしたときに、月島ムーンアイランドタワーに比べて、今回の計画案は、中の公共性だとか、いろいろな施設環境、それから周辺の住宅環境に与える影響がどれだけ進んでいるか説明しない。また、現在、勝どきの駅前で開発されています。こことの関連を含めて、あそこは確かにこれから人口、急増だし、いろいろな公共施設も考えられているし、やはりゆったりと住環境も配慮されたレイアウトになっている。ところが、この月島一丁目の計画は住むところはありますかということを言っているんですけれども、なかなかこれは説明されない。

 私は、平成14、5年以降の都内の総合設計による建物、それから再開発の建物、全部この中、巡回してきました。写真も撮ってきました。メジャーを持ってはかってきました。その中では、やはり狭い街区の道路を挟んで住宅が建って、超高層建物に面している、そういうところは、都内にも、中央区にも、どこにもないわけですよ。雑居して寄せ合っている建物はたくさんあります。しかし、月島一帯については、このゾーン計画の中においても、住宅と周辺のにぎわいをうまくミックスした環境の住宅にしていかなければならないということでゾーン設定がされております。そこで、新しく建ったアイ・マークタワーと、それから今回の開発が予定されているところと二十数メートルしか間隔がない。

 それから、もう一つは、アイ・マークタワーよりも極端な例はBR月島Ⅰ、こちらは何も言っていらっしゃいませんけれども、ここは16メーターより間隔がないわけです。月島については、皆さん方よく御存じかもしれないけれども、北側に寄せたところで6メーターの道路のところで建てられて、それがアイ・マークタワーの2倍の高さのものが建つとイメージされて、いかがなものでしょうか。だから、きょうお配りしました、例えば資産価値の劣化ということで、最後の5番目の資料でもって、これは私の所有するマンションが計画決定されるとどんな影響があるんだろうかということを一つの参考としていただくために、あえて私は公開します。昨年と現在と不動産の流通市場については、かなり悪化をしております。しかしながら、現在の月島ルールで、ここは開発の促進区ですよということで、これは事由事項で説明するのと、月島ルールが撤去されて、20メーターそこそこのところにこういうものが建つんですよということでは、明らかに大きな影響が出ますね。それを不動産屋にいろいろ相談しますと、やはり問題が出ますねと。例えば、皆さん方が新聞のチラシを持って、アイ・マークタワーは駅の近くでいいところだから買いたいということで行ったときに、このような説明されたら、どうでしょう。実は、こういう計画になっているんですよと言ったら、えっということで腰を引くのではないでしょうか。値段はもっと安くなるのではないですか、こういうことになるだろうと思います。

 そのようなことを含めまして、風害であるとか、日照の問題だとか、いろいろあるんだけれども、この計画についての課題の部分としては、このことを全然説明されておりませんけれども、直接的な被害が出るということなんです。東京都下にはいろいろなところで、裁判を含めた、また工事差しとめ等の訴訟問題が大変出ています。最近は、やはり判決では、単なる景観であるとか、日照であるとか、それからビル風程度では、なかなか裁判では住民の声を聞かないというのが風潮です。だから、我々はやはりそれはそれぞれの、例えば建物の位置だとか、環境の違いがあるようなので、そこを声を荒らげて、それでもって計画をやるなと言っても仕方ないかもしれないけれども、一切こういったことで実際の被害のある、資産価値のことでいっても、やはり耳を傾けてもらって、こんな問題があるんですけれども、こんな対策をしなければいけないと思うんですけれどもと、こんな説明がされてしかるべきではないでしょうか。

 このままいくということは、そういうことも無視することにもなりますし、私は、今回の月島一丁目の計画は、一番後でできて、一番住環境に負荷の強いものがつくられてしまう。どこのマンションでも、やはり後からできるほどによくなりますよね。自動車だって、液晶テレビだって、ビデオレコーダーだってそうです。できるほどによくなるんですけれども、今回の大地区再開発事業の中においては一番住環境を踏みにじったような、そんな形になるのではないでしょうか。ひとつ、これはよく御検討いただきたいですね。こういう趣旨であります。

 そういうことで、資産価値の問題、取り決めの問題等々を含めて、今、ここでアクセルを踏んで、そのまま決めてしまうということ、都市計画を変更してまでやるということについては、やはりこれから50年、100年後の先を見越してやるわけですから、ちょっと急ぎ過ぎではないでしょうか。

 そして、まちづくりというのは、ハードの箱物づくりとあわせまして、やはり住民の助け合いとか連帯とかきずなとか、ソフトの面も必要だと思います。このことによってガタガタになってしまって、住宅マスタープランでいわれるような新旧住民の融合、コラボレーションを図っていかなければいかん。町会についても入らない。もっと考えなければいけない。中央区は86%がマンションですから、もっとこの辺のきずな、連帯についても育てなければいけないということとは逆行することになるんではないでしょうか。まだ十分話しし切れていない、説明を受けていないものがあるわけなので、当事者でもわからない。もっとひざを突き合わせて意見交換しましょうよ。

 それから、当初、平成14、5年に勉強会を含めて立ち上がったときについては、アイ・マークタワーが建ち上がったところだから、これとくっつけてと、これはあり得ないということだったと思います。

 それから、また3番街区は飛び地になっています。角のガソリンスタンド、こちらさんは三菱石油さんですかね、持ち主は。こちらは対象外区ということで残っています。プランの経過の中においては、ガソリンスタンドさんも組み込んで、そこにターンすることによって、アイ・マークタワーとの正面べったり顔合わせすることが排除できる、こんなプランもあったわけです。当時はそうだったかもしれませんけれども、この6年ほどの経過の中において、石油の問題、それからガソリンスタンドの経営の問題ということを考えますと、もう少しビジネスとして効率よくする価値があるのではないでしょうか。

 それから、都市計画にしても、あの佃の角のいいところ、まさしく高度効率的な利用を含めたほうがいいのではないでしょうか。そのときは反対かわからない。世の中は変わっているわけですから、もう一度、どうでしょうかということでの折衝がされてもいいのではないでしょうか。

 それから、タイムズコートも壊してやるというんですから、アイ・マークタワーの敷地だって接合するプランというのも考えてやってもいいのではないでしょうか。そうすることによって、少し時間がかかるかもわかりませんが、急がば回れということで、周辺住民を巻き込んで、一帯のそんなプランをして、本当にでき上がったときは、よかったね、できるのが待ち遠しいねと、こんなまちづくりができるのではないでしょうか。

 そういうことで、アクセルを踏み込むのはちょっとお待ちいただいて、コーヒーブレイクタイムをつくってください。まだ説明されていない。話もしたい。また、アイ・マークタワーは進んでいますから、いろいろな防災対策やその他についてもやっています。中央区の高層マンションも、マンションの対策事例、DVDにあったものを、アイ・マークタワーがベースになって、我々と担当課といいますか、当時の防災担当の高橋係長と一体になってつくり上げたわけですよ。だから、アイ・マークタワーのほうについては、入居時については駐車場だって抽選だった。今は空きです。若者の駐車場離れ。そういったところからいっても、現在の駐車場の台数だって、もっと減らすことも可能だと思うし、容積も圧縮できるのではないか。アイ・マークタワーと共有することもできるのではないか、こんな話だって、十分意見交換をしたいということなので、そんなことも含めて、もっとまちづくりの問題、世の中の問題について、お互いの御苦労だとか痛みとか、背を向けて話し合わなかったらだめだと思うし、文書で交換日記のやりとりでは全く意味がない。私は、何度も何度も話をしましょうと言っているんですけれども、まだ不十分だと思うので、ぜひ関係各位と各方面と知恵と工夫をして、大いに話し合いたい。そのために少しブレイクして、お時間をください、そういうことを切に念願して意見書にまとめてあります。

 大変あちらこちらを話して雑駁な話で恐縮ですけれども、最後まで御清聴いただきましたことに感謝を申し上げまして、請願の趣旨説明にかえさせていただきます。ありがとうございました。

○中嶋委員長
 ほかに、御説明の方はございますか。よろしいですか。

 それでは、補足説明も終了いたしましたので、各委員の方、質問がありましたら、お願いいたします。

○石田委員
 ただいまは、月島一丁目3・4・5番地区の再開発計画についての請願が付託されまして、その趣旨説明があったわけですけれども、この再開発計画について幾つかお尋ねしたいと思います。

 この月島一丁目3・4・5番地区の再開発計画については、これまでも当委員会で報告をいただいておりますが、月島地区に多く見られる木造密集地の市街地、街区を住民みずから協力して法律に基づく再開発事業を行い、災害に対して安全で安心な、住み続けられるまちを実現していこうということで、長い時間かけて検討してきたものというふうに私は認識しております。区は、これまでも当地区に限らず、住民の手による再開発をさまざま支援してきたというふうに思っておりますが、この私の認識を再確認する意味でお尋ねをしたいというふうに思います。

 まず初めに、計画策定の経緯についてお尋ねしたいと思います。

 再開発というのは、計画をまとめるまでに最低でも10年はかかるというふうに聞いております。本区内にこれまでの再開発で地元の方々のお話をお聞きしますと、皆さん、本当に同様に、10年かかった、長かったと。私の住まいしております人形町方面も、あの一丁目の再開発でようやくでき上がったと。でき上がって、お住まいになって、その地区の中心になられていたお方、本当に半年そこにお住まいになられて、実はお亡くなりになりました。ああ、よかったな、お亡くなりになる前にそういう計画ができ上がってよかったなというふうにその当時思ったものです。そういう意味で、長い時間をかけて検討されてきているということは私も感じておるんですが、いつごろからこの計画が開始されて、計画時期、どのような経緯の中で決まったものなのかということを御説明いただきたいというふうに思います。

○田辺委員
 委員長、議事進行について。

 今の質問は理事者に対する質問でしょう。委員長の進行は、請願代表者に対する質問があるかないかということでしょう。何でも質問していいんですか。

○中嶋委員長
 私が先ほど申し上げましたのは、委員の質問はございますかと申し上げたんです。委員の方々の御質問ございますかということでございますので。委員よりの質問はございますかという問いかけをしたんですが。

○田辺委員
 今までのルールと違えたのかどうかわからないですけれども、請願代表者の方が来ておられるということで、今、請願代表者の方が請願の趣旨を説明された。それに対して、委員からは請願代表者の方々にただしておくべきことがあるのかと、これをやるべきであって、今ここで石田委員のように理事者に今までの経緯を説明せよと、そういう順番ではないのではないですか。そういう時間ではないのではないですか。今までのルールと変えるんですか。

○石田委員
 私は、一つの流れといいますか、環境建設委員会の委員として、区のやり方、今までの流れというものをきちんとただしておきたい。御説明はいただきました。鞠子議員からのそういうようなお話、あるいは請願者の方々からのお話も十分理解をいたしました。その上で、理事者に、この間、区としてどのような対応をしてきたのかということを聞いて、私の判断をしていきたいというふうに思ったから質問したのでありますが、この際、請願者の方に御質問をしたいという田辺委員からの御発言でありますので、そちらのほうを先にお話しいただいて、私は後回しで、それをお伺いした上で、再度質問したいというふうに思いますので、よろしくお取り計らいを願います。

○中嶋委員長
 わかりました。今、石田委員から申し上げましたが、あくまでもこれは審査でございますので、今の石田委員の申し出におきまして、田辺委員、もしございましたら、発言をお願いいたします。

○田辺委員
 つまり、請願代表者には石田委員からの質問はないんですか。

○石田委員
 いたしません。私のほうは直接の御質問はいたしません。文章と先ほどのお話で、趣旨は十分理解いたしました。

○田辺委員
 それでは、せっかくお忙しい中、時間を割いて来ておられる皆さん方にお尋ねします。

 私も理事者に対して、後ほどこの問題についての経緯を含めて質問し、議論をするつもりでいるんです。しかし、きょうは請願代表者の方が来ておられますから、質問するんですけれども、私は7月1日の区の都市計画法16条に基づく説明会に参加をさせてもらいました。今までもいろいろな説明会に参加しましたけれども、びっくりしました、あの激しいやりとりに。すごいなと思って、私もメモをたくさんとりました。3ページにわたるメモで、これはこれで私は後ほど、やりとりについては議会に理事者のほうから議事録を出してもらって、その内容をよく精査したい、こう思っております。その上で、今まで当委員会に配られました資料ももう一度読み直してみました。4月21日の環境建設委員会で、関連する資料が出されていました。そこに、これまでの経過ということで、特に平成18年6月からは近隣の説明会(一の部西町会及びアイ・マークタワーへの説明会等の開催)と、こういうことが書かれていて、上記説明会等の開催に加え、書面での質疑、回答、意見交換を適宜実施したと、こういうふうに委員会では報告されています。

 そこで、実際にこの7月1日のやりとりを聞いていますと、これは十分な説明会をやられたのかな、お互いに文書を含めてやられたのかなと、こういう感じを持っていました。そして、きょういただいたたくさんの資料、これがその内容だなということで、これはこれで今いただきましたから、後ほど読ませていただきますけれども、私の質問の1つは、このほかに準備組合とのやりとりはあったのかどうか、このほかに区との協議もあったのか、この点についてお聞かせをいただきたいと思います。

 よろしくどうぞ。

○大前猛
 大前です。冒頭に触れました説明会でございますけれども、私も初めてでございます。正直驚いた次第でございます。悲しい思いもしたわけでございます。こんなことを繰り返してもまずいなと、つくづく思った次第でございます。

 その点からも、これまでの経緯で少し申し上げるとなれば、第1回のアイ・マークタワーに対する説明会と、それから町会の方々に対する説明会が行われております。そこに議事録で細かく載せておりますように、その議事録の内容についてもできるだけ事実に忠実に、調印したものではありませんけれども、私どものまとめたものを、こういうことでまとめましたよということでそれぞれに出しておりますので、大筋了解を得ている、こういう理解でございます。そこにもありますように、初めて参加した方からこういうことを聞いたものですから、かなり唐突な意見を含めて、場合によれば過激な意見も含めて飛び交ったことは事実であります。したがって、この説明会がすべてではありません。さらに継続して説明会を持ちましょうということで終わった次第であります。

 そこで、私は、たくさん集まってワーワーやることよりも、むしろ当事者の、主催者が集まってじっくり進めたほうがいいのではないかということで、第2回の説明会をやるときに、要するに、準備組合の役員の方々と、それから今は月島を考える会ということでアイ・マークタワー以外の方も入った形になっていますが、当時はアイ・マークタワーの管理組合というのをやっていましたので、その対策委員のメンバーとだけ話をやりましょうということを提案して、1度だけ準備組合の皆さん方とは話をしております。その内容についても、議事録で出てくる内容でございます。そこでも、これで終わりではなくて、さらにお互いもっと知り合って、お互いの立場だとか条件の話をしていきましょうねという形で、そのままとまっているわけです。

 私どもは、本来、準備組合のほうから話が来なくてはならないのがないものだから、前回こういうことで終わっていますから、引き続いて話をしましょうよと何度も準備組合の事務局を通じてお願いをしております。しかしながら、話はしますけれども、基本的には都市計画ということで、区の都市整備部さんがやっていることだから、ひとつそれは都市整備部さんに話をしてもらって、それから十分準備組合と話をすることについてはやりますということで、話をすることについては、ざっくばらんな形での話は一回もありません。何度も申し上げているんですけれども、そういう形になっています。そのことを今度は都市整備部の田村課長のほうに、こういう事情なんですよと。田村課長も、困ったことですねということで、何度かやはり話をするような形もつくらなくてはいけないし、それから、内容的には区が話をするものと、本来やはり事業責任者が具体的な施設内容そのものの話をしなければならない。今のを整理しましょうと。それで、やはり基本的には地元の準備組合のほうが話をするのは話す。では、区としては、こういうことを話しますよということで、昨年の7月ですか、こちらにお邪魔して、都市整備部の関係者の皆さん方とお話をしまして、その内容についても、恐らく田村課長に失礼ではないだろうということで、今回添付をしておりますけれども、現在の説明会、最初に言った説明会は終わったものではないということと、それから、やはり継続的な話が必要だということと、そこでも権利変換の問題とか、ボリュームの問題を話していますけれども、それは話はできないということだとか、それから、実際に都市計画決定の場合にボタンを押すのはどのタイミングですかと。その場合については、地元の居住者の皆さん方の3分の2以上の賛同がある。これが1つはむしろ申請のための絶対要件ですよと。地元の方の、周辺の方にとっては、これは絶対要件ではありません。しかしながら、都市の市街地開発要綱、その他の考え方において、地元が余計なもめ事を少なくするため、よく話したい、こういうことなんだから、よく話をするような形で進めなくてはいけないですね、困ったものですねと。それから、まちづくり協議会とか町会の関係についても、これも必ずしもよくはないと思う。しかし、それ以上のことは何も言えないしねと、こんなやりとりをしたままで途絶えているわけです。

 突然、この4月の環境建設委員会で出てきたものだから、まだ話し合いの半ばで、めどがついていないうちにそこまでいってしまうのは無理ではないですかと、こういう印象が今回の請願書に至ったということでございます。

○田辺委員
 この中にぎっしり、今言われんとすることが詰まっているようでありますけれども、これは必ず読ませていただきます。

 それで、きょうこちらに来ている皆さん方一人一人に、話が重ならない程度に、せっかく参加されていますから、発言をしていただきたいと思います。一人一人に発言をいただければと思います。

○中嶋委員長
 お名前をお願いします。

○***
 月島一丁目の***でございます。大半は代表者の方がお話ししましたけれども、大きくはやはり2つある。1つは、やはりこういう区の方針での進め方ですね。私も、余りこういうことには入り込まないような、しかし、いろいろとやり方に首を突っ込んでみていますと、正直言って黙っていられない。そういう心境にさせてしまったということが、住民の要らざる対立を、助長するとは思っていないでしょうけれども、結果的にそうしてしまっている。そういう行政の進め方というものに関して、もう一度真摯に皆さん、考えてもらいたいと思います。

 以上です。

○石田委員
 議事進行について。

 今、田辺委員のほうから、委員長のような采配だなと私は感じたんですが、それぞれの皆さんから一言ずつということで、委員長のほうでそれを今許されて、そういうような形で流れているのかどうか、それを確認させてください。

○中嶋委員長
 田辺委員の、お一人一言一言ということでございますが、審査しておりますので、私としては、時間の関係もあるんですが、田辺委員の、やはり請願者を尊重しなくてはいけないという発言というのは重く受けとめておりますので。

 お名前と御住所を、どうぞ。

○*****
 アイ・マークタワーの*****と申します。我々は、再開発の必要性というのは認めています。今の住宅関係、ああいう一戸一戸の住宅を何とかしないといけないという、この基本的な考え方は、我々も賛同しています。何が問題かということに関しましては、私としては、先ほどもちょっとありましたけれども、月島ルールというものを例外として扱う、先ほども田中議員のほうからありましたけれども、例外として扱う根拠、そういうものが不透明だということ、それから、確かに月島の住民の方は100年以上住んでもおられるという方もおられる。そういう住民の意見も尊重することも、我々は理解しています。ただ、我々も月島に移って5年たちます。我々も住民なんだということを皆さんのほうにも理解していただきたいなと。我々の意見も、やはり尊重していただけないのかなというところで、そういう民主制というか、進め方に関して我々も疑問視をしておるということでございます。

○中嶋委員長
 ちょっとお願いがあるんですが、時間の関係もありますので、端的にお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

○****
 アイ・マークタワーの**です。今回の再開発計画なんですけれども、平成14年3月か4月あたりから9月、都市計画変更を前提に地区住民にヒアリング、説明等をやっておりました。その当時、我々のアイ・マークタワーは販売中でありまして、そのことを全く近隣住民には知らせずに、まして販売会社にも全く知らせていない。そういうことで、我々は知らないで入っています。区に再三言っても、計画が決定するまでは、それは秘密で言えないんだよと言いながら、ずるずる今日に至っているわけです。そういうことを知らせないでいいのかどうか、これ一言です。お願いします。

○中嶋委員長
 次の方、お願いします。住所とお名前を。

○****
 月島1-8-1の****と申します。一言で言うと、私は計画を聞いたとき、中央区でやっているから、建ってしまうかなというような感じもしていたんです。だけれども、いろいろ聞いてみると、いわゆる月島ルールというのがあったのを、それを特区という形で全部壊して建てるという、そこをみんな言っているわけなんです。だから、ルールを守ってくださいと、そこの1点だけなんです。お願いします。

○中嶋委員長
 次の方。

○****
 アイ・マークタワーの**と申します。私が申し上げたいのは1点だけです。近隣住民の方と地権者の方の話し合いをぜひやらせていただきたい。そのために、区の方に御尽力をいただきたいということでございます。

 以上です。

○中嶋委員
 よろしいですか。

○田辺委員
 終わります。

○小坂委員
 私もそちらの方に、まず質問させてください。私も、皆さんのように、まちづくりを積極的に考えようとする住民の方がいらっしゃるということで、非常に頼もしく思っております。皆さんと一緒に月島のことを考えていければと思っております。

 それで、私もまちづくり協議会というのは非常に疑問に思っているわけなんですけれども、実際にまちづくり協議会が平成20年6月3日に開かれているわけです。このときに皆様の意見をまちづくり協議会に反映させるために皆さんは努力されたのか、そのあたりのことを。努力したんだけれども、そのことはまちづくり協議会のほうに反映されなかったのかどうか、そのあたり、どういうふうに6月3日のまちづくり協議会に臨まれたのか、そのあたりを教えてください。

○大前猛
 大前でございます。質問にお答えします。

 まず、まちづくり協議会そのものが、やはり意見の対立をできるだけ排除して運営しようということがあるためか、私どものような形の意見はなかなか参考にされない。だから、まちづくり協議会はどんなルールなのか、規約なのか、いつ開催されるのか、どんな手続なのか、どんな、例えば月島ルールなのか、これを都市整備部にお尋ねしました。町会にもお尋ねしました。いろいろしました。なかなかはっきりした話がないわけです。昨年の7月には田村課長のほうから、こういう学識経験者がこういう形でやっていますよという話がありまして、じゃあ、それがどういう形で伝えられるんですかと。これは町会におりてきて、区でもってやられるんでしょうということなんです。だから、それは町会にもお願いしました。ところが、町会の中ではそういうことで、地権者と新区民と分かれているものだから、私のところへは一切流れてこない。したがって、田村課長に、それでは町会長はどういう立場なんでしょうかと。これは、その全体を代表した発言ということでとらえざるを得ないんですよねと、こういうことなものですから、そこに対しての報告が、こんなことがありますよ、皆さんの意見はどうですか、こういうふうになりましたよ、いつ、こういうふうに開催されますということについては一切ないわけです。例えば、7月1日の説明会ですが、これだって、いつもだったら環境建設委員会があると、区のおしらせに載るものだとばかり思って、毎号チェックしている。どこにも載っていない。じゃあ、延びたんだと思っていたら、今度はインターネットで区のホームページを見ますと、そこに日付を組んでいて、こういうふうに縦覧もやりますよということでなっているわけです。こんな大事なことを、連絡も来ない。私がたまたまインターネットを開かなかったら、場合によれば、そこの説明会についても出られなかったかもわからない。だから、やはり全体にあまねく周知する、こういうことについても配慮が要るのではないか。

 それから、まちづくりの運営その他についても、なかなか区民、住民の意見を聞いてみる、それを伝えてみる、それから傍聴は自由だと言っているんですけれども、傍聴をするにしても日取りがわからない。だから、町会ルートではなくて、細かくいろいろと網を張って、開かれたところをキャッチしているのが今の現状なんです。だから、私は今度、トウキョウ・タワーズに管理組合ができたら、一番最初にやはり行政の結合した自治会を設立しようというふうに思っているぐらいです。

 このようなことも含めて、関係の改善の工夫をぜひお願いしたいなということを申し上げておきたいと思います。

○小坂委員
 町会長に意見を届けようという努力はされたんですよね。そのあたりを教えてください。

○大前猛
 大前でございます。きょうは、矢吹議員もいらっしゃって、大変このようなことで話があって、大先輩に申しわけなく思っております。矢吹議員とは、町会の行事その他で一緒にバス旅行に行ったりするごじっこんの仲でございますけれども、まちづくり、一丁目問題については立ち入って意見交換がなかなかできていないで今日に至っている現況でございます。そういうことでございまして、ぜひ今からでも遅くはありません。これからのまちづくり、全体の関連を含めて、ぜひお話もしていきたいなと、こういうふうに思っているわけでございます。

 そういったことで、町会の運営だとか、それからまちづくりとの関係を含めて、ぜひお願いをしておりますし、そのことは都市整備部の田村課長にもお伝えをしております。ということで、一回でいろいろできなくても、少しずつでも改善して、風通しのいいコミュニケーションの関係をつくっていきたいものだと。そうすることが、先日の7月1日のような騒然とした、賛成でも反対でも、意見はどちらからも聞いてみる、そういうルールにのっとって決めていくんだというのを、意見も聞かないで質問もできない、こういうことはもう金輪際やめていかないと、これでは狭い町会の中で町会員同士が変な関係に発展していくことになってしまう、こういう思いを強く持っているわけでございます。

○小坂委員
 ありがとうございました。

○中嶋委員長
 よろしいですか。

○小坂委員
 はい。

○石田委員
 それでは、再度理事者の皆さんにお尋ねをいたしますが、私の認識していたことを、今いろいろお伺いしてみると、まちとして理事者というか、区のほうの説明が本当に十分されているのか、住民の皆さんと十分されているのかということを、委員のほうからも、請願者の皆さんに対する質問が出ておりました。ということで、この話だけを聞いておりますと、果たして本当にそうだったのかいというような、私の思い、認識していたところと若干のずれを感ずるところですので、ぜひともそれは、理事者の発言の機会がないので、私のほうから先ほどの第1点に質問したことをお答えいただきたいと思います。

○中嶋委員長
 各委員に申し上げます。

 本日は、請願の審査ということでございますので、もちろん請願代表者の方への御質問を受けるのは結構でございますが、今あった、石田委員の理事者側への質問、これも審査ということで私は認めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○田村都市計画課長
 先ほどのお話、まちづくりのこれまでの経緯、それから、どのような中でこの計画が決まったのか、この区域が決まったのかというお尋ねだったかというふうに思います。こちらの計画につきましては、平成10年に月島一丁目の4番街区で住民の方々による共同化の計画構想が持ち上がりました。そこからそのお話がスタートをしているというふうに考えてございます。その後、平成14年3月でございますけれども、地域の方々、これは4番、5番街区の方々からでございますけれども、再開発をということで、それについての区の支援をという御要望をちょうだいしました。また、同時期には月島一丁目の町会の方々からも、月島一丁目地区の個性あるまち、開発を検討してほしいといった趣旨の御要請もちょうだいしてございます。そういった中で、区といたしましては、平成14年7月でございますけれども、3・4・5番地区の説明会ということで開催をさせていただきまして、その後、区が主催する勉強会等を経て、平成17年でございますけれども、3月に今回の計画地で準備組合が設立され、住民の方々が主体となって計画づくりということで活動が進められてきてございます。

 また、区域どりに関してでございますけれども、ことし、平成14年7月に開催いたしました区の説明会におきましては、3・4・5番地区ということで、4・5番地区に3番街区を加えた形での説明会とさせていただいてございます。この説明会に区のほうが3番街区を加えさせていただきましたのは、4番・5番街区において再開発等が計画をされるというようなことになりますと、3番街区への影響というようなものが生じてまいりますので、そういったことから、3・4・5番全体で検討することが必要ではないかというふうに考えまして、4番・5番街区の方々の御了解をいただきながら、3番街区の方にもお声がけをさせていただいたというものでございます。

 ただ、3番街区の方々には、その後、この再開発等への参加ということへの意向確認等も含めたヒアリングをさせていただく中で、基本的には平成16年4月でございますけれども、そういったヒアリングの結果を踏まえまして、今日の計画区域ということでさせていただいているというものでございます。

 以上でございます。

○石田委員
 私が申し上げておりました、先ほどの長い時間かけて住民の方が熱意と努力を注がれてきたということの確認はさせていただきました。

 次に、月島地区のまちづくりについての考え方ということで伺いたいと思います。

 月島地区には、現在、建てかえルールである地区計画が導入されておりまして、住宅容積率や道路車線制限を緩和するということで、それは個々の建てかえを有効に行うための仕組みであるというふうに認識していますが、一方では勝どきのトウキョウ・タワーズや月島ムーンアイランドタワーなどの再開発や総合設計による建物も多く建設されておるわけです。本計画も容積率で見ますと1,000%、高さ190メートルという大規模な計画になっているわけですけれども、こうした大規模な建物が建設されるということは、まちづくりについて一定の考え方があるというふうに思うわけですけれども、当然にして、その考え方は区が一方的に定めたものではないはずで、住民との協議を踏まえたものであるというふうに考えるところですけれども、この点についても確認をさせてください。

○田村都市計画課長
 月島のまちづくりの考え方についてということでございます。

 月島のまちづくりにつきましては、昭和62年にまちづくり協議会を設置いたしました以降、将来の月島のまちのあり方あるいはまちづくりの方向性といったものを地域の代表の方々と、そういったまちづくり協議会を通して議論を重ねてきているという状況でございます。そういった中で、平成5年、平成6年でございますけれども、月島地区におけます土地利用のイメージあるいは市街地の断面イメージというようなこともお示しをしてございまして、その内容でございますけれども、清澄通りあるいは晴海通りといった幹線道路に面する地域、また隅田川に面するような地域では高層建物も計画できると。また、そういった幹線道路とか隅田川の間の区域では低層による建物の建てかえイメージというようなものをお示ししながら、そういった高層建物と低層建物の調和をとりながら、月島地域のまちづくりについては進めていく必要があるだろうということで、考え方を整理させていただいているものでございます。

 そういった中で、ただ、こういった高層建物となります再開発、開発でございますけれども、やはり計画等が持ち上がるまでには相当の時間がかかるということもございます。また、一方では低層の建てかえにつきましても、いわゆる建築基準法でいいます全国一律の法律に基づく枠組み、基準の中では円滑な建てかえも進んでいなかったというような状況もございまして、月島独自のルールづくりが必要ではないかということの中で、そういったものと個別の開発というものも、それは個々に対応するというような考え方の中で、平成9年でございますけれども、月島地区全域に広く月島の現状の地区計画、街並み誘導型地区計画を導入させていただきまして、個別建てかえと、それから個々の建てかえというようなものをそれぞれ対応しながら、まちづくりに取り組んでいこうということで考え方としてまとめさせていただいているところでございます。

 以上でございます。

○石田委員
 わかりました。

 それでは、次に、こうした再開発に対する区の考え方についてお伺いしていきたいというふうに思います。

 再開発は、個別に対応できない地域課題の解決、面的な部分で、また住宅の耐震化、不燃化を実現していく有効な手段であるというふうには認識しておりますが、その再開発が住民の参加による計画となってくれば、そのための合意形成ということは大変な御苦労があるなと。先ほどから議論になっておりますけれども、あるというふうに思うわけです。そうした中で、今回の計画が住民の方が発意され、再開発が検討されて、区への支援要請があったということでありますけれども、住民参加による再開発について、区はこうしたことについて、その考え方ですね。どのように考えているのかということでお伺いしたい。

 それからまた、計画によっては周辺の住民の方々への影響も出てくるわけでありますから、そのあたり、配慮が大変必要であるというふうに思うわけですが、この辺の指導について、今回の計画についてどのような御指導をされていたかについてお尋ねいたします。

○田村都市計画課長
 こういった区民の参加される再開発への考え方ということでございます。

 委員御指摘のとおり、こういった再開発は、個別ではなかなか対応できない地域課題であるとか、あるいは地域の防災性を高めるためには有効な手段であるというふうに認識してございます。また、同時に、こういった再開発を進めていく上での難しさというようなことについても認識しているところでございまして、こういった再開発に住民の方々が積極的に取り組んでいくという状況の中においては、例えば月島のムーンアイランドタワーの再開発あるいは勝どき駅前で行われている再開発、また日本橋浜町の再開発、日本橋人形町の再開発といったものも同様でございますけれども、これまで区としても支援等をさせていただいてきてございまして、今回のこの月島一丁目3・4・5番地区についても同様に、積極的な支援をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

 また、周辺等への影響に対する配慮ということのお尋ねでございます。

 こういった開発等が行われる場合、周辺に影響等を及ぼすということは、やはり事実であろうというふうに考えてございます。そういった中で、周辺に対しまして、日影あるいは風といったような環境への影響に対する計画上の工夫というようなものも当然必要であろうということで、指導をしているところでございまして、今回の計画につきましては、例えばA街区、これは大きな街区でございますけれども、その北側に高層の建物を配置するというような計画になってございます。これを、例えば建物の高さを低く抑えるために、敷地いっぱいに建物を建てていくというようなことも計画、検討の中ではあったわけですけれども、やはり西側に対する影響が大きいというようなところもございまして、今回の配棟計画というようなところもございまして、一定の計画上に対する工夫、配慮というのは行われているというふうに認識してございます。

 今後でございますけれども、計画内容が具体化する中では、当然、風対策あるいは日影の対策、その他、環境上の配慮については区としても引き続き積極的に指導してまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○石田委員
 こうした大規模な開発ということになってくると、どうしても住民の方の床面積を確保しなければならないということで、高さを上げていくということを考えなければならないわけですけれども、今回、西側のマンションへの影響、日影の影響というふうなことを考えて、北側のほうに集約したということで、約90メートル北側のほうに集約していったという事情等も、今、お伺いをさせていただきました。

 非常に長い時間かかって計画されて練り上げてきて、冒頭で申し上げましたけれども、地権者の方の中には高齢の方がおられたりということで、長い時間かかっての開発ですから、自分が存命中にそこに住めるのかなというようなことも、言ったりもしておるところで、速やかに計画を推進できればいいのかなというふうに私は思ったりするところです。周辺にくれぐれも配慮した計画になっているということの区側の説明ということで私は確認させていただきまして、質問を終わります。

○田辺委員
 せっかくの機会ですから、理事者に質問をします。

 1つは、7月1日の説明会というのは、田村課長が真ん中に座って説明をされていましたが、都市計画法の第16条に基づく説明会があってと繰り返し述べています。この都市計画法の第16条を私も読んでみましたけれども、これは必ず開かなくてはならんという表現にもなっているところですね。「都市計画の案を作成しようとする場合において必要があると認めるときは」と、こういう表現になっておりますけれども、区のほうは必要を認めて、この説明会を設定されたんだと思いますけれども、その経緯、そして、その考えを説明いただきたいと思います。

 それから、この1日の説明会では、前半でこれまでの経緯というのが長々とスライドなどを利用されて説明されました。今日までの歴史的な経過を含めて説明されましたけれども、やはり、ああしたものについては、僕は、当日会場でスライド上映だけではなくて、田村課長の説明だけではなくて、やはり資料としてきちっと配るべきだと。そういう性格の重要な説明だったというふうに思いますけれども、どうなんでしょう。そこもお聞かせいただきたいと思うんです。

 そして、私は、区が責任を持って行われた説明会ですから、議事録をきちっと整理して作成し、提出していただきたいと思います。きょう、請願者から出された議事録、大変に整理されて読みやすいなと思っておるんですけれども、そうした整理をして、資料として当委員会に提出していただきたいと思います。よろしくお願いします。

 それから、僕も、4月21日付の環境建設委員会に提出された資料をもう一度読み直してみました。その中で、サマリア病院について特別の位置づけがされている。病院を閉鎖するわけにはいかないからということで、日程も含めて書かれておりますけれども、しかし、この病院は、先ほどもお話ありましたけれども、病院の面積をふやして診療科目がふえるのかどうか、ベッド数がどうなるのか、そうしたことについては全く、私の見るところ、説明がないように思います。特別な位置づけがされて、しかも中核としての病院というふうに位置づけされているとの説明ですから、当然、どのような診療科目が改善されるのか、ベッド数は改善されるのか、そうしたことも含めて、ひとつサマリア病院側からの計画について資料を取り寄せていただいて、当委員会に提出をしていただきたい。この対応もお願いしたいと思います。

 それから、もう1点、最後になりますけれども、先ほどからお話ありますように、7月下旬には都市計画審議会を予定すると、こういうふうに書かれておりますね。請願が6月定例会に出されて、きょう、最初の審議が行われた。これから審議という段階でありますけれども、そうしますと、きょうはもう7月9日ですから、7月下旬の都市計画審議会の開催というのは、当然、無理だと。当委員会のこの請願の審議の経過がありますから、そう考えますけれども、この問題についてはどう対応するのか、それをお聞かせいただきたいと思います。

○室木都市整備部長
 ただいま資料要求として2点ございました。

 1点目は、7月1日の議事録でございますけれども、これにつきまして、早速調製し、提出の方向で進めさせていただきたいと思います。

 2点目でございます。2点目のサマリア病院の診療科目の関係あるいはベッド数の増の問題でございますが、これは対相手のこともございますので、どのような形で調製できるのかにつきまして、正副委員長と御相談させていただき、対応させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○田村都市計画課長
 まず、7月1日の説明会、16条の説明会についてでございますけれども、開催しました考え方についてというお尋ねでございます。

 都市計画法第16条につきましては、委員御指摘のとおり、必要があるときということでございますけれども、本区といたしましては、この16条の2項を受けまして、こういった地区計画等の案の作成手続に関する条例を定めてございます。その条例の中で、こういった意見をつくるに当たっては、やはり地域の方々の声といったものを反映していくという必要性から、こういった説明会等の開催についての考え方を定めてございまして、こういった考え方に基づいて説明会を開かせていただいております。

 この地区計画等に関しましては、これまでも都市計画等の見直しを行わせていただいておりますけれども、その都度、16条に基づきます説明会というようなことについては、これまでも開かせていただいておりますので、今回についても同様の手続というふうに考えてございます。

 それから、前半長々とというお話の中での、これまでのまちづくりの経緯について御説明を当日させていただきましたけれども、説明会の中での本題は、今回の地区計画の見直しという部分でございます。そういった中で、ただ、これまでいろいろと地域の方々からお聞きしている中においては、これまでの月島のまちづくりということを地元の方々については、もう御承知の部分であったかもしれませんけれども、再確認をしていただくという意味で前半のお時間をいただきまして、これまでのまちづくり協議会等での資料等をスクリーン上にお写ししながらお話をさせていただいたということでございまして、そういうような目的だったものですから、それらを事前に資料等についてお配りという形の対応をしていなかったということで、ぜひ御理解をいただければというふうに思います。

 それから、7月に予定している都市計画の決定という部分でございますけれども、こういった状況、当時目標として掲げているということの中で御説明させていただいた経緯でございますけれども、現実的には状況の変化というようなことも、今、本区で起きているわけでございますので、それらについて適切な対応ということがやはり必要であるというふうに考えてございまして、その意味で、こういったスケジュールについても今後やはり再度、運営上構築をしていくということになろうかというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 7月下旬の都市計画審議会は、もう一度検討し直すと、そういうことですので、当委員会での請願の審議との関連で対応していただくということを要望しておきたいと思うんです。

 それから、7月1日当日の前半の経緯についての説明というのは、いわば月島のまちづくりについての集約された重要な説明だったというふうに私は思っています。そうした点で、あそこで示された内容について、文章にできますよね。スライドから文章に直すことはできますよね。それも、改めて資料として提出をお願いしたいと思います。

 それから、サマリア病院の医療体制の改善があるのかないのかということも含めて、それはぜひ相談して、隠すことはないと思いますから、きちっと私たちに資料としても出せるように積極的な対応をしていただきたいなと思います。

 きょうの委員会、これからの運営もあるようでありますけれども、私はこの問題についてのきょうの質問はこの程度で終わりたいと思います。

 以上です。

○中嶋委員長
 今、田辺委員から資料の要求が何点かありましたけれども、この件につきまして、正副委員長と理事者とでお話し合いをさせていただきますが、田辺委員、それでよろしいですか。

○田辺委員
 資料の要求については、委員長、副委員長が介在するのではなくて、理事者が出しましょうと、こう言ってくれているんですから、委員長はそれを促進していただく、そういう立場で対応していただきたい。

○室木都市整備部長
 ただいま2点の資料要求があったところです。

 前段にございましたサマリア病院の関係でございますが、やはり私どもの持っている資料ではございません。したがいまして、サマリア病院に確認等々必要になるかと思います。そういう点で、どういう対応ができるかについては、改めて正副委員長さんと相談させていただきながら対応させていただきたいという内容でございます。

 もう1点は、7月1日、説明会におきまして、前半、まちづくりの経緯を説明させていただきました。そのとき使ったスライドの資料ということでございますけれども、これにつきましては、早速調製して提出をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○田辺委員
 お願いします。終わります。

○小坂委員
 簡潔に3点御質問させていただきたいと思います。

 私は、やはりどうしても聞きたい部分は、月島ルールをこの計画において破った理由をもう一度明確に教えていただきたい。それが1点です。

 2点目は、まちづくり協議会が6月3日に開催されております。佃地区、月島地区合同まちづくり協議会が開催されていて、その場所において、この計画においてはどういう意見が出ているかというと、平成22年度着工とあるが、早めることはできないのかという意見が出ております。それに関しては、再開発事業は、都市計画手続を進めていく中で、施設計画を整えるとともに計画地域の権利者の合意形成が必要となる。工事期間などについては、区が決める内容ではないことを理解いただきたいということや、2番目に、超高層住宅と3番棟の間の通りは残すのか否か。答えは、区道はそのまま残る計画であると。このことに関して、この2つしか出ていないんですよ、まちづくり協議会において。皆様のような反対意見があるとか、そういうことがまちづくり協議会に反映されていないんです。こういう意見があるわけなので、まちづくり協議会で十分もむべき話し合いなのに、これだけしか話されていないというのは非常に問題だと思うんですけれども、このあたりに関して、住民の声を十分にくみ上げたまちづくり協議会になっていないのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。これが2点目の質問です。

 3点目の質問は、こちらの請願者の皆様も再開発自体は認めるということはおっしゃっているわけで、話し合いの中で進めていきたいとおっしゃっております。そこからすると、田辺委員の御質問にあったように、7月の都市計画審議会の開催は早いということでおっしゃっていましたので、そこからすると、都市計画審議会までの間に住民同士の話し合いの場を区は持ってくれるのかどうか、そのあたりを教えていただきたいと思います。

 以上3点です。

○田村都市計画課長
 3点の御質問でございます。

 初めに、月島ルールを破った理由ということでございますけれども、月島ルールを破ったという考え方ではございません。今、現状でございますが、街並み誘導型地区計画については、先ほど前委員からの御質問のときにもお答えをしましたけれども、月島のまちづくりの考え方というようなものに基づきまして、個別建てかえと高層化というものを月島地域の中でうまく組み合わせながら、まちづくりを進めていこうと、そういった考え方のもとに、現実的な対応として、なかなか建てかえが進まない個別建てかえを、建築基準法の一律の枠組みの中で進まなかったという経緯もございますので、それらを地域独自のルールとして、まず広く導入しようと。ただ、そういった中では、開発というようなものはあり得るということで、現に月島地区計画の中にも総合設計というような開発上の取り扱いも定めているわけでございます。これらについては、当初、平成9年導入時点については、現在の高さ70メートルというような規制はございませんで、総合設計を使えば、ある種、高さについては制限なく、現状の月島ルールでいう高さを超えて建物は建てられるといった内容となってございます。それが総合設計の特殊性から壁面が大きく後退することによって、より高い建物が建てられるという制度上の考え方がございまして、大きく道路から後退して高い建物が建つというような状況も、地域の中では見られてきたということで、この建物についても一定の制限を加えようと。また、この総合設計制度といいますのが、本日の3・4・5番地区が計画をしています、都市計画の手続によらないで、こういった計画はできるという、そういった制度上の仕組みにもなっていた関係もあわせ持っているものですから、今回の見直しというような形になってございまして、そういった考えに基づいて、今回の3・4・5番についてはこの中で高層計画、幹線道路に面する街区で高層計画を積み上げる、組み立てるということの中で都市計画の考え方を整理をするというものでございますので、決してルールを破ったというものではございませんので、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。

 また、6月3日のまちづくり協議会、この計画についてということで2つほどの御意見をちょうだいいたしました。その中で、反対する方の意見というようなものはまちづくり協議会の場に出てこなかったということでございますけれども、まちづくり協議会の場でいただく意見については、事前に私ども区側からこういった意見を出してくださいということでお話をさせていただいているというものではございません。そういった中で、反対意見が出なかったということに関しまして、区としてはどういった理由なのかということを明確に御説明できる立場にはございません。ただ、全体として、これまでもいただいておりますまちづくり協議会のあり方というようなことについては、これまでの委員会等でも御質問いただいている中では、やはりできるだけ多くの方々の意見が反映できるような仕組みづくりということは考えていきたいというふうには考えているところでございます。

 それから、話し合いが必要かというお話でございますけれども、話し合いについては、私ども区としても否定するところではございません。話し合いについては、やはりしていただくことは必要であろうというふうに思っております。準備組合の方々についても、話し合いの必要性は認識をしているということは、準備組合の方からもお聞きしております。しかしながら、これまでのお話し合いの中では、今の現時点ではなかなか答えられないものも数多く御質問の中にはあったというふうに聞いてございまして、そこの部分が明確に答えられないと、その先になかなか進めないというような状況の中で、残念ながら、今日までこういった形で経過してきたというところでございますので、これらについては話し合いができるところからというような形の中では、区としてもお手伝いできる部分について、当然、お手伝いをしていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 時間の関係もありますので、これで終わりますけれども、高さが70メートルという制限のところを190メートルの建物というのは高過ぎるのではないかなと。そのあたりは、やはり住民同士で話し合いの中で高さとかを考えていく必要があるのではないかなと思いますので、そのあたり、また住民の話し合いの中で見ていきたいと考えます。ぜひ、住民の話し合いの場を持っていただきたいと思います。

 また、まちづくり協議会のほうに関しましては、やはりあり方というのが問題になったんだと思います。どうしてこの意見が出なかったかというのは大いに反省すべきところがあると思いますので、ぜひ今後さまざまな意見が反映できるようなまちづくり協議会というのをつくれるように考えていきたいと思いますし、行っていただきたいと思います。

 私のほうは要望にかえさせていただきまして、終わります。ありがとうございます。

○中嶋委員長
 それでは、委員からの質問も終了いたしましたので、請願代表者の方々で本委員会の傍聴の手続をされている方は、傍聴席へ移動を願います。また、手続されていない方は退室を願います。

〔請願代表者退室〕

○中嶋委員長
 それでは、本請願の取り扱いについては、ただいま紹介議員の趣旨説明及び請願代表者の補足説明を受けたところであります。今後、本請願について慎重に審査を進める必要があると思われますので、本日のところは継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 それでは、次に、理事者報告に入るところでございますが、暫時休憩をさせていただきます。本日の理事者報告と、午後の本委員会の進め方について、正副委員長で協議させていただきますので、10分程度休憩をさせてください。午前11時55分に再開をいたします。

 暫時休憩いたします。

(午前11時46分 休憩)


(午前11時58分 再開)

○中嶋委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開いたします。

 本日、大変請願審査に時間がかかりましたものですから、先ほども申し上げましたとおり、午後は管内視察ということもありますし、理事者報告もしておりませんので、午後0時50分に委員会を再開したいと思いますので、御了承いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 それでは、午後0時50分まで暫時休憩をいたします。

(午前11時59分 休憩)


(午後0時49分 再開)

○中嶋委員長
 それでは、ただいまより委員会を再開いたします。

 請願の審査が長引きましたので、理事者報告及び議題の審査をここで行います。

 それでは、理事者報告を願います。

○能瀬環境部長

 1 平成19年度土壌中ダイオキシン類の調査結果について(資料1)

 2 プラスチック製容器包装の集積所モデル収集の実施について(資料2)

 3 東京23区推奨ごみ袋の廃止について(資料3)

○越地土木部長

 4 第1回コミュニティバス導入検討会開催について(資料4)

 5 新大橋通りにおける自転車通行帯等の整備について(資料5)

 6 朝潮運河歩行者専用橋の整備について(資料6)

○室木都市整備部長

 7 平成20年度再開発事業等の取組み状況(資料7)

 8 まちづくり協議会の報告(資料8)

以上8件報告

○中嶋委員長
 それでは、質疑の時間でございますが、午前中に予定しておりました請願の審査時間40分、また理事者報告30分と想定して、残り50分を持ち時間といたしまして、各会派に割り振りたいと思いますが、よろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 それでは、自民党さん14分、公明党さん11分、日本共産党さん11分、友愛中央さん11分となります。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言を願います。

○田辺委員
 それでは、こんな少ない時間というのは異例ですが、質問させてもらいます。

 資料1に関連してですが、率直に申しまして、いろいろ資料をいただきますけれども、もう少し丁寧にやってほしいということです。例えば、TEQ(毒性等量)と日本語では書いてありますけれども、もともとのスペルはどういうスペルなのか、そういう部分もつけていただきたいということを申し述べておきたいと思います。同時に、ここでは土壌中となっていますけれども、土の表面じゃなくて、中なんですね。それは、定点ということなんでしょうけれども、どの範囲でやられているのか、地中何センチぐらいのところでやられているか、この点をお聞かせいただきたいなと思います。

 それから、プラスチック製容器包装の集積所モデル収集の実施ということですけれども、これは、最終的には集積所収集ということを目標としているわけですね。集積所収集というのは、今、まちの中であちこちに生ごみや何かが集積していますけれども、その箇所のことを言っておられるのか。そうしますと、それは将来的には何カ所を計画されているのか、それはいつごろになるのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、資料4のコミュニティバス導入検討会の問題ですけれども、住民のほうからは一日も早く実施をと、そういう要請が出ていますし、きょう、当委員会もこれから運行予定路線を視察に行くということですが、検討会メンバーについて、私は意見があります。ここにもまた、3町会連合会会長だとか、商店連合会会長さんだとか、特定の部署にある人が委員として検討されていますけれども、この方たちはまちの人たちの意見を十分くみ上げた上で参加できる人なのかどうか。これは、私はほかの委員会でも申し述べてきましたけれども、そういうことができなければまずいんだと思うんですよ。そうした点で、どういうことを考えておられるのかお聞かせをいただきたいなと思います。

 そして、何でもかんでも連合町会の会長さんという役職が充てられている状況を私は見ておりますけれども、この方たち、能力のある方であるでしょうけれども、しかし、たくさんの協議会だとか審議会だとかに参加していて、それぞれの課題についてこなせているのかどうか、大変気の毒に思っています。そうした点で、こうした特定の職責を充てるということは、再検討すべきだと思いますけれども、意見をお聞かせください。

 それから、バスのネーミングはいつごろ考えられるのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、朝潮運河の歩行者専用橋の整備の問題であります。

 地下鉄勝どき駅の大混雑は長い間続いていて、改善が要求されているわけですけれども、当然、地下鉄の中の構造変更も考えなければならないことだと思いますね。そうした地下鉄の構造そのものを変えるという検討もされているのかどうか。あわせて、そうしますと、月島川を挟んで、今は勝どきの側に出入り口が集中しておりますけれども、月島の側に出入り口を考えられているのか、これをお聞かせいただきたいということと、それから、歩行者専用橋の整備について、大変広い範囲が図式されておりますけれども、これは勝どき側でやるのか、月島側でやるのか、そのことも含めて検討されるということなんでしょうが、その見解もお聞かせいただきたいと思います。

 では、時間がありませんから、再開発問題については、また改めてやりたいと思います。以上、お答えいただきたいと思います。

○渡辺環境保全課長
 まず、TEQ(毒性等量)についてでございます。

 これにつきましては、Toxic Equivalentsということで、この表示につきましては、今後検討させていただきたいと思います。

 それから、採取の方法ですけれども、直径5メートルの円の中の任意の3点について、大体50センチ程度の深さのところから採取をして、そして分析をしているということでございます。

 以上でございます。

○古田島中央清掃事務所長
 プラスチック製容器包装の集積所モデル収集についてでございます。

 集積所モデル収集をする目的につきましては、ここに書いてございますとおり、全区展開、全区での集積所収集を目指しております。現在、区内の集積所約5,000カ所程度ございますけれども、全部でできるような形で、平成21年度以降、できる限り速やかに実施をしたいというふうに考えております。

 いずれにいたしましても、今回の集積所モデル収集でのデータ等をとりまして、そのあたりを踏まえて検討をしてまいりたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○弦間土木部管理課長
 コミュニティバスについてのお尋ねでございます。

 検討会のメンバーに3地区の連合町会長の方を予定しております。住民の代表というような形でお願いしているところでございまして、その立場からいろいろな御意見をいただいて、コミュニティバスのルート、それから運賃等を決めていただければというふうに考えているところでございます。

 それから、ネーミングはいつごろかということでございますが、バスについては、実際に運行する前というような時期に、また、これについては一般の方の公募等を考えながらネーミングを決めていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○近江道路課長
 勝どき駅構内の構造変更も検討しているかというお尋ねでございますが、こちらにつきましては、今回は橋に限定しておりますので、駅構内の構造変更等は検討してございません。

 また、月島側に出入り口を設けるかどうか検討しているかということでございますが、こちらにつきましても、同様に検討の対象外ということでございます。

 3点目の、架橋が勝どき側、月島側のどちらを検討するのかというところでございますが、こちらにつきましては、今年度発注してございます調査の本設計の中で検討を加えていくということでございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 歩行者専用橋の問題でありますけれども、やはり勝どき駅内の構内の混雑というのは大変ですよね、視察されておわかりのように。そういう中の構造そのものも検討しなければならないのかなと思うんです。ですから、地上部分となる橋だけの検討、今の勝どき二丁目側から出てきた人たちの動線を変更するというだけではなくて、地下鉄の中の構造も含めて、月島側のほうに出入り口を増設するとか、そういう検討が必要ではないんでしょうか、お答えいただきたいと思います。

○吉田副区長
 ただいまは調査、それから設計について道路課長からお答えをいたしましたけれども、当然、駅の改善が基本的には前提となることだと思っておりますし、その部分について交通局側に働きかけを、これは引き続きやっているところでございます。

○田辺委員
 ぜひ、それとセットでやっていただかなければだめだと思います。またまた勝どきのほうに集中したのでもだめなんでしょうから、ぜひセットで、橋は橋だけでやりますということではなくて、やはり地下鉄の駅構内の内部の構造も含めて、並行して検討を深めていただきたい、このように思います。

 きょうは、残念ですけれども、時間になりましたから、私の質問を終わります。ありがとうございました。

○小坂委員
 まず、橋に関してです。

 歩行者が非常に混雑しているということですので、歩行者数の調査をいつされたのか教えてください。それが1点目の質問です。

 2点目の質問は、橋をかけることによって、歩行者数がどのように変化するのか、混雑が本当に解決されるのかどうか、そのあたりの予測の手法をお持ちかどうか教えてください。

 次に移ります。コミュニティバスに関してです。

 コミュニティバスに関して、1点目は、1つの案がここには提示されております。もし複数の案を考えた中での1つであれば、ほかに考えられた案を資料請求させてください。

 2つ目は、高齢者にとってや、障害のある方にとって、非常に足というのが大事であり、コミュニティバスというのは貴重な足になる非常にいい手段であり、コミュニティバスの計画には非常に私も賛同するところであります。その貴重な足になるためには、もっと地域自立支援協議会の意見を聞いたり、福祉保健部の意見を聞いたり、福祉保健委員会の意見を聞いたり、福祉関係の方々の意見を、委員会の中の意見集約だけでなくて積極的に意見を聞いていくという姿勢が大事かと思いますけれども、そのような姿勢をお持ちなのかどうか教えてください。

 とりあえず、以上です。

○近江道路課長
 歩行者数の調査日でございますが、平成19年6月19日ということでございます。

 それから、専用橋がかけられたときに歩行者がどのぐらい分散するのか予測する手法を持っているかということでございますが、こちらにつきましては、パーソントリップ調査等の関連の調査等を行いながら、分散数の推定を行っていきたいというふうに考えております。

 以上です。

○越地土木部長
 ただいまコミュニティバスのルートについての資料要求がございましたが、私ども庁内検討等を経て、いろいろな角度から検討して、今回の第1回の委員会にはたたき台としてこれを出そうということで、1つに決めたものでございます。

 以上でございます。

○弦間土木部管理課長
 続きまして、コミュニティバスの関係で、福祉保健部の意見とか、福祉関連の意見を聞いているのかというお尋ねでございますが、先ほど土木部長からも答弁ありましたように、庁内検討会の中で、これは関係課の課長を集めまして、庁内検討会で検討しております。そういったところでのいろいろな議論で、当然、福祉関係の考えを入れているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれありがとうございます。

 では、橋に関してなんですけれども、平成19年6月19日、この日の調査結果を資料要求させてください。また、本当にこれ1日だけで十分なのかどうか、歩行者数の評価がこの1日だけで本当に十分なのかどうか、そのあたり大丈夫なんですか。私は、その場所を見ているんですけれども、トリトンに向かう人たちというのは非常に礼儀正しくて、晴海側から来る人のための歩行の場所を色づけしているわけなんです。晴海から勝どきに向かうルートを色づけしております。そこを歩かずに、晴海側から来る人たちのために、その色の部分の歩道を歩かずに、きちんと狭い混雑の部分を歩いていかれている姿を見て、そんな混雑が本当にあるかどうかというのをやや疑問視する部分もあります。それなので、とりあえずは資料要求させていただきますけれども、1日だけの調査で本当に十分なんですかというのと、2つ目としては、本当に歩行者数の改善が必要なのかどうか、本当に一時だけの混雑なのではないかということ、それをきちんと認識されているのかどうか、そのあたりを聞かせてください。混雑があるのも私は聞いていますけれども、それなりに東京人としてのルールを守った歩き方を皆さんされているので、わざわざ橋をかけることが必要なのかどうか、また、その解決法の問題もありますけれども、橋をかけることによって、それが本当に改善されるのかという問題もありますので、そのあたりをやや不安に思うところがあります。

 また、予測する手法があるということですので、そのあたりの分析の仕方も今後どのような形でその手法を用いて歩行者数が減るのかどうか、教えてください。これは今後の要望です。

 また、コミュニティバスに関しましては、各庁内の意見を聞いているということで、わかりましたが、もう一歩先をお願いしたく考えております。庁内の意見だけでなく、庁内が率先して、地域自立支援協議会とかいう部会を持っているじゃないですか。その長の方々の意見を聞いたり、また保健医療福祉計画推進委員会、名前を間違っていたらすみません。その専門部会の中で高齢者専門部会とか、障害者専門部会とかあります。そのあたりの委員長の意見とかもやはり聞いていくべきではないかなと思いますが、そのあたり、もし前向きな御答弁がいただければ、お願いします。

○越地土木部長
 今、委員の資料要求がございましたので、昨年6月に行いました歩行者数のデータにつきましては、私どもで持っておりますので、調製の上、提出したいと思っております。

 また、1回だけのデータだけで大丈夫かという御質問でございましたが、私ども、平日の混雑状況というのは十分現地を見て確認した上で、それであれば平日の1日だけ細かい時間データをとってみようということで調査したもので、十分であるというふうに考えてございます。

 また、歩道に色づけがしてあるので、非常に整然と歩いていられるという御指摘でございますが、私どもが見ている範囲では、トリトン側から勝どき駅に向かう方が歩けない状況になるぐらいのピーク時間帯での混雑等を確認してございますので、その混雑緩和にはぜひともこの歩行者専用橋の整備が必要だというふうに考えているものでございます。

 以上でございます。

○弦間土木部管理課長
 コミュニティバスの件につきまして、再度の御質問でございます。

 福祉保健部のほうの関係課の課長が出ておりますので、こちらのほうに関係のところの部署のそういった専門部会だとか委員会等についての委員長さんの意見もよく聞くようにということで、その意見をまた反映させていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 それぞれありがとうございます。ぜひ高齢者や障害者の足となるようなバスの整備をお願いします。

 ここでの質問は終わります。

○田中(広)委員
 資料4のコミュニティバスの計画中の内容について質問させていただきます。

 単純に2点だけ伺います。

 現在、検討中でございますけれども、運賃、そのイメージを、例えばワンコイン100円あるいは200円だとか、この点、今の現状のところのお考えをお聞きしたい。

 それから、もう1点は、福祉目的という観点から考えますと、シルバーパスの適用はどうなのか、この点お伺いしたいと思います。

 よろしくお願いします。

○弦間土木部管理課長
 運賃につきまして、これから検討委員会のほうで検討していくものでございまして、幾らに設定したらいいかというところが、また難しい問題でございます。ちなみに23区の状況ですと、今、コミュニティバスは13区が実施しているところでございますが、ワンコイン、大人も子供も100円というふうに設定しているのが13区中の8区ということで、こういった形をとっているところが多いのかなというような状況でございます。ここら辺もあわせまして、今後検討していく段階でございまして、今、幾らというような方向というのは出ていないところでございます。

 それから、シルバーパスにつきましても、高齢者の方の負担をどうしていくのかというのも、あわせてその中で検討していきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いしたいと思います。

 以上でございます。

○田中(広)委員
 ありがとうございます。ぜひとも利用しやすいような状況で御検討のほど、よろしくお願いします。

 以上です。

○中嶋委員長
 それでは、理事者報告に対する質疑も終了いたしましたので、次に、議題に移ります。環境保全及び建設行政の調査について、発言を願います。

○小坂委員
 では、1点、築地のまちづくりに関して御質問させていただきます。

 前回の定例会におきまして、区長の築地移転に関しては断固反対ということは確認させていただきました。ここで、最後、築地市場を考える会の方々が食の安全・安心のため、築地の食文化を守るためにデモを行うというふうに言っております。このデモを、我々、我々にかわってやってくださっていると思うんです。彼らは、補償を幾ら上げてほしいとかいうために条件闘争のためにやっているのではなく、本当に食の安全を守りたいがためにやっております。このあたり、デモへのお考えをお聞かせください。

 2つ目は、今後、断固反対する会の後の新しい築地をつくる会というのをつくるということですが、これをいつ組織するのか教えてください。まだメンバーが決まっていないということですので、これは今後即動き出す必要があると考え、御質問させていただきます。

 3つ目は、全員協議会のときもそうですけれども、東京都の姿勢は事務手続を進めていくだけというふうにおっしゃっていました。そこからすると、我々は準備しなくてはならないということなんですけれども、準備の一つとして、オリンピックに浮かれている間に東京都は移転するというふうなことを言ってくるかもしれません。それに向けて、そうなった場合に、我々中央区としてはどのような判断をしたのかということを区民にわかりやすく説明の場を持つべきだと私は考えます。そのあたりのことに関して、お考えをお願いします。

 以上です。

○矢田区長
 デモをこの12日ですか、行うということを聞いているわけでございます。12時半ですか、スタートということであります。デモを行う方々には敬意を表する次第でございます。ただ、私は、先日来答弁させていただいておりますとおり、冷静に判断しなければならない、つまり生活がかかっているという方々、関係者、そういう方々ばかりでございます。また、専門家会議のほうで調査結果を発表する。そして、見解を出すということでございまして、それを受けて東京都は8月中には方針を出すということでございますから、私自身は今回のデモに参加しないで、しっかりとさまざまな動きを冷静に見きわめて、そして区民にとって、また地域にとって、東京都にとって、全国民にとって、どれがいいのか、これを冷静に考え、行動してまいりたい、こういうふうに思っています。

○中嶋委員長
 時間がないので、端的にお願いいたします。

○吉田副区長
 大変恐縮ですが、新しい築地をつくる会については、断固反対する会を改組したときにつくっておりますので、そのメンバーも固まっておりますので、その点は御理解をいただきたいと思っております。

 それから、東京都の問題については、前回の全員協議会の中でもお話がございましたように、東京都は8月以降に具体的な方針を出してくる段階で、前回は市場だけでございましたけれども、オール東京都として具体的な計画、中身についてきちっと、同じような形での説明が求められるところだと思っておりますので、その点については、私どもとして努力をさせていただきたいと思っております。

 以上です。

○中嶋委員長
 ほかにございますか。よろしいですか。

 それでは、環境保全及び建設行政の調査については、継続審査ということでよろしいですか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。

 それでは、続きまして、管内視察についてです。本日、これよりコミュニティバス運行ルート(案)の視察を実施いたしますので、正面玄関前マイクロバスに御集合を願います。

 なお、委員の方と担当部長はお残りを願いたいと思いますので、よろしくお願いします。その他の方は退席願います。

(午後1時38分 休憩)


-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬の2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。


(午後1時48分 再開)

○中嶋委員長
 再開(車中)               

〔視察等日程は別紙のとおり〕

○中嶋委員長
 閉会(車中)

(午後3時48分 閉会)


「別紙」

環境建設委員会視察等日程

○日程

委員会開会 10:00

(請願審査・理事者報告・質疑)

[休憩]

区役所出発 13:48

委員会再開

コミュニティバス運行ルート(案)

月島特別出張所 14:54~15:25

委員会閉会(車中) 15:48

区役所到着 15:49

○視察概要

・コミュニティバス運行ルート(案)を車中からつぶさに視察し、同運行ルート(案)の概要説明を受け、運行時間及び運行状況予測、観光施設や福祉施設及び高齢者施設等を拠点としたルート設定の詳細、スクールバスとしての運行状況予測についての質疑応答が行われた。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ