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平成21年  地域活性化対策特別委員会(6月12日)

1.開会日時

平成21年6月12日(金曜日)
  午後1時30分 開会
  午後2時49分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)
委員長 小栗 智恵子
副委員長 木村 克一
委員 鈴木 久雄
委員 石田 英朗
委員 田畑 五十二
委員 鈴木 幸子
委員 岡田 眞理子
委員 田中 耕太郎
議長 石島 秀起

4.出席説明員

矢田区長
髙橋副区長
小泉企画部長
田中企画財政課長(参事)
小池区民部長
林地域振興課長
黒川商工観光課長

5.議会局職員

奥田議会局長
土谷議事係長
岡野書記
長田書記

6.議題

  • 地域振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○小栗委員長
 ただいまより、地域活性化対策特別委員会を開会いたします。

 初めに、私より、ごあいさつを申し上げます。

 (あいさつ)

 それでは、議長、ごあいさつをお願いします。

○石島議長
 (あいさつ)

○小栗委員長
 区長、どうぞ。

○矢田区長
 (あいさつ)

○小栗委員長
 夏季委員会における服装等について。6月から9月まで、議員記章のはい用、上着、ネクタイの着用を略して出席することができることを確認させていただきます。また、理事者におかれましても上着、ネクタイの着用を省略されて差し支えありません。

 続いて、理事者紹介をお願いいたします。

○髙橋副区長
 (理事者紹介)

○小栗委員長
 続きまして、前委員会からの引き継ぎを行います。

 前委員長であります私より、前委員会からの引き継ぎをさせていただきます。

 前委員会は4月16日に開会し、4月1日付人事異動に伴う議会局職員及び出席理事者の紹介の後、理事者より、中央区におけるオリンピックムーブメント共同推進事業について、中央区内共通買物券の販売について、それぞれ報告を聴取し、質疑を行いました。

 なお、付託事件であります地域振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関することについては継続審査となりました。

 以上であります。

 ただいまの引き継ぎを了承することでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 ありがとうございます。

 それでは、議題の審査に入ります。質疑につきましては、理事者報告に対する質問と議題に対する質問をあわせて行いますので、よろしくお願いします。

 初めに、理事者報告をお願いします。

○小池区民部長

 1 浜町集会施設の管理運営について(資料1)

 2 第22回東京湾大華火祭の実施概要について(資料2)

 3 中央区観光協会50周年記念事業について(資料3)

以上3件報告

○小栗委員長
 報告が終わりました。

 発言時間についてですが、ただいまの時刻は午後1時44分です。発言時間を申し上げます。自民党さん50分、公明党さん40分、日本共産党さん30分、民主党区民クラブさん30分、かけはしさんが20分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言をお願いします。

○鈴木(久)委員
 浜町集会施設についてお尋ねします。

 勝どきにセレモニーホールがありますよね。だから、この計画が明らかになったときに、私は当然第2番目のセレモニーホールだということで考えておりましたから、目的が大半はそうですよね、主たる目的は。だから、当然ここも浜町セレモニーホールと名前がつくものだと私なりに確信を持っていたんですが、資料を見ると公募だという話です。公園施設だからセレモニーホールという名称がつけられないのであるか、その辺のところがどうなっているかわからないので、その辺をわかりやすく教えていただきたいですね。逆に言うと、きらら中央だって、公園でなくても公募して、公園以外でも愛称を公募してやっているところがたくさんある。だから、公園だとセレモニーホールではだめなのかなと率直に思うわけです。

 思い出すと、ほぼもう20年近く前ですか、勝どきのセレモニーホールをつくったのは。あそこは地元だから大変苦しかったけれども、反対もあったけれども、説得して、中には、前の通りが線香臭くなっちゃうのは嫌だよとか、そういう人もいたけれども、説得しながらやったり、近くの大きな会社はまかりならんとか、つくるのは認めても協定を結んで何項目か書いた覚書なんかも取り交わして、ようやく納得したというところもあって、その後も稼働してからも、看板は外に出すなとか、お別れのブザー、クラクションは鳴らすなとか言っていたんですよ。それから、目の前に新しい住宅ができたら、そういうところからいろいろ苦情が出ていたんですが、私はあるとき、知り合いの大きな葬式があったときに、管理人のおじさんに、構わないから鳴らせ、構わないから看板を外へ出してやれ、おれの責任でやるんだと。それなりに苦労してきたつもりでいるわけですよ。

 だから、セレモニーホールというのは、何でセレモニーホールという名前がおかしいのかなと、今でも思っている。立派なすばらしい簡潔にあらわした、人生最後のお別れの儀式を立派にやるための施設だと思って、立派な名称だと思っているんです。これにまさるものはないと私は思っているんだけれども、なぜ、公園だからだめなのか、浜町だからだめなのか、その辺がよくわからないので、わかりやすく教えていただきたいと思います。納得すればしようがない。

 例えば、愛称名が決まっても括弧で下にセレモニーと入れる。葬儀をやるんだから、葬儀がイコール、セレモニーではないけれども、それにセレモニーというのはいろいろな意味を含んでいるでしょう。何も葬式だけじゃないんだからね。結婚式だってセレモニーの一つだ。そういうふうに解釈すれば、例えば何とか中央と愛称名が決まったとする。その下に浜町セレモニーホールと書いたっておかしくはないと私は思っているんだけれども、教えてください。

○林地域振興課長
 セレモニーホールの名称の件のお尋ねでございます。

 現在、委員御指摘のとおり、勝どきにつきましては区立セレモニーホールということで、セレモニーホールの施設の条例をつくってございます。今、委員の御指摘もございましたが、こちらの施設につきましては浜町公園内の公園施設という位置づけの中で、公園の中の有料施設として設けるもの、ということになっておりますので、まずセレモニーホールのような形でも条例の中にこれを取り込むと。第2のセレモニーホールということでセレモニーホール条例の中で取り込もうということはできないものだと。それは公園条例の中に基づく公園施設として、条例については今回お示しさせていただいているように、公園条例の中に基づいて管理運営の条例を今回制定させていただくものでございますから、セレモニーホールの条例の中に盛り込むということができないというところがございます。

 あと、名称につきましては、どういう名前をつけるかは、今後区として公募をさせていただいて、区民に親しまれるような名称にしていきたいと思っております。セレモニーホールという名称を使うか使わないかということについては、愛称名でございますから問題ないかと思ってはいるんですけれども、ただ、勝どきと同じセレモニーホールという形で浜町集会施設という名称を、例えば浜町セレモニーホールということで条例をつくるということは、今回についてはできなかったというところでございまして、浜町公園の中の公園施設というのが御希望に沿えなかった一番の理由になるかと思います。

○髙橋副区長
 ちょっと補足をさせていただきます。

 今、鈴木委員からるる御指摘ございました。経過も、いろいろ御質問の中で私も幾つかかかわっておりますが、今、地域振興課長から申し上げましたとおり、公園の中に設けるのは、公園のお話になるとぴんと来ないんじゃないかと思いますけれども、不特定多数のだれもが使える、そういうものは公園の中につくっていいと。ですから、今の体育館がいい例なんですね。あれはほとんど大多数の方が使えるわけです。自由に来ることもできる。

 セレモニーホールというのはその名のとおりの目的で使うわけです。ですから、公園条例の中で公園の中にある施設としては、それはできない。セレモニーホール、片仮名であろうが、漢字であろうがですね。

 それでは、ただの集会施設ではわかりませんから、愛称名として、通称名として、例えば、仮に浜町セレモニーホールでも結構ですし、それなりの名をつけるのは、これも問題ない。ですから、条例の施設名称では、それは集会施設とせざるを得ないということなんです。ところが、勝どきのほうはもともと公園施設でも何でもない。ゲートボール場でしたから。ですから、一般の区有地の上に建てるものと同じように、最初からどういう名称をつけるか構わないわけです。そういう差がありますので、浜町の場合については、先ほど理事者が説明しましたように、愛称名なり通称名ということで区民にわかりやすい、親しまれる名前を公募でつけたい、そういうことでございます。

○鈴木(久)委員
 ありがとうございます。

 大変難しいので。では、公募して、結果的に浜町セレモニーホールとつくことを願って質問を終わります。

○石田委員
 それでは、質問をさせていただきます。

 1つ聞かせていただきたいんですが、東京湾大華火祭が8日の土曜日開催で、荒天の場合は中止で順延なしということで、昨年もそういうことで、これは事情が何かあってそういうふうにしていたように前回は思っていたんですが、これは今後とも順延なしの1回開催という形になっていくのかどうか、そこのところが認識がなかったものですから、お聞かせいただきたいと思います。

 それから、その他、議題で質問させていただきますが、大変厳しい経済状況で、区内の中小企業は大変経営も厳しいものがあるというふうに聞いておりますが、中央区でも大分頑張っていただいて制度融資のことを早目にやって、どんどん審査をしていただけたというようなことが行われて、大変感謝している言葉が返ってきているんですが、昨年の秋口から5月ぐらいまでの推移といいますか、どのような形で融資の申し込みとか、それが結果として、どのぐらいの期間で貸し付けの申請が審査されたかというようなあたりのことをお知らせいただければというふうに思います。

 よろしくお願いします。

○林地域振興課長
 華火の開催日のお尋ねでございます。

 委員が御指摘のとおり、ことしにつきましては8月8日の第2土曜日、1日限りということでございまして、例年でございますと第2土曜日の後の日曜日も予備日ということにさせていただいていたところでございます。警察を初めまして、各機関の諸般の事情によりまして、翌日の8月9日、そして、あと今言われていますのは8月15日という日にちにつきましても、最終的には警備体制をとるに当たっての協力を得るのに非常に苦慮しているというところで、まだ見込みではございますが、ことしにつきましては、各機関との話し合いの中では8月9日についても昨年同様、協力はできないというお話を残念ながらいただいてございます。昨年も8月9日が土曜日でございまして、それが開催できず、日曜日開催ということで8月10日に実施させていただいたところでございます。ことしにつきましても、そういう意味で9日の御協力が得られないというところから、残念ながら8日の土曜日1日限りという予定でございます。

 今後の予定としましては、またこれも残念でございますが、来年も8月の第2土曜日が14日に当たってございます。そして、15日が日曜日でございまして、15日の日曜日が今のところの見込みですと、今回同様、順延ができないというような可能性が非常に高いかなというふうに見込んでいるところでございます。幸い、23年度以降につきましては、その日程が絡まないので、土日の2日間の開催ということで一応計画しているところでございます。

 以上でございます。

○黒川商工観光課長
 融資の状況でございます。

 委員御指摘のとおり、秋口以降、米国発のリーマンショック等の影響もございまして、大変区内の中小企業の資金繰り等が厳しいということで、第2弾の緊急経済対策といたしまして特別資金融資を実施したところでございます。年明けの1月から2月にかけまして受け付けをいたしまして、こちらのほうが当初の予定をかなり上回りまして、現在のところ、あっせん件数が510件、それに対します貸し付け件数は386件というような状況でございます。

 申請から貸し付けの流れにつきましては、まず商工観光課の窓口におきまして経営相談等のヒアリング等々を行いまして、それを経た上で東京信用保証協会の審査、さらには各金融機関の審査といった流れを経て、最終的な貸し付けに至るものでございます。この間に要する期間につきましては、それぞれケースあるいは貸し付けの金額等によりまして幅がございますので、一概にこのぐらいというふうにはなかなかお答えしづらい部分でございますけれども、全体で申し上げますと、4月13日現在の特別資金融資の貸し付け決定件数が127件に対しまして、6月11日時点では386件ということでございますので、この間の数字の変化から申し上げますと、1か月から2か月程度かかる案件もあるものというふうに推定しているところでございます。

 以上でございます。

○石田委員
 意味がわかったようでわからない。東京湾の華火です。8日と15日にかかる場合は協力が得られない、こういうことでしょうか。15日は終戦ということの理解で、9日が長崎の原爆という意味ではないかと。毎年9日ということになっているんですか。ちょっと私、なぜ9日なのかなというのが、サミットがどうだとかいろいろ聞いていたこともあるんですが、このときに毎年、同じように何があったら協力を得られないのか、言えることならぜひ聞かせていただきたいなと。そうか、そういう理由でここが引っかかると毎年だめになっちゃうんだなというふうに理解が今後できますので、お話いただきたいなと思います。

 それから、融資のほうの話で、4月13日127件が6月11日で386件ということで、この間2か月ぐらいの間で大分ふえているというか、これは全部で510件のあっせんに対して融資が決まったという件数ですね。ということは、510件あっせんしているけれども、510件の中でまだ決定していないと。逆に、あっせんはしたけれども、だめだったという、そういう結果のフィードバックというのはあるんでしょうか。金融機関が間に入っていますが、当然金融機関の了解のもとで来ているんだろうと思うんですが、保証協会のほうではねられているとか、そういう事案もあると思いますが、この辺、510件で、実際にあと、この部分が例えば450件ぐらいまではいくのか、そのあたりのところのもうちょっと細かい話を聞かせていただけたらと思います。

○髙橋副区長
 警備の問題ですが、これに関しますと、毎年毎年警視庁には警備の関係、交通規制の関係、大変お世話になっています。そういうことで、これまで第1回から警視庁にはたびたびの協力をいただいてやってきました。この両日につきましては、警視庁としても都内における警備体制上の都合からということで、それ以上の詳細については控えていただきたい、そういうことになっておりますので、大変恐縮でございますが、それ以上の御答弁は控えさせていただきたいと思います。

 それから、融資の関係でございますけれども、細かなケースはそれぞれあるんですが、極めてざっくりしたお話で恐縮ですが、1つは、やはりお申し込みをされますときにいろいろ不利な点、それから経営相談をしている最中に、あるいは少し計画の詳細が詰め切れていなかったと。極めて低利で0.1%で貸しておりますけれども、やはり最終的には返済をいただくということで、その返済計画もある程度は考慮していかなければならない。ですから、そういうことで極めて精緻に申請をつくっていただく方については、割と早く手続を進めておるのが実態でございます。また、なかなか一般の方がわかりにくい、そういう指導をするのが経営指導員で、指導を重ねておりますが、私の記憶でも、1人の方のケースで、最終的に送り込むまでに4回、4回というのは4日間連続になっているわけですね、4回程度指導をしたというケース、あるいは2回、3回も結構ざらにいます。

 ですから、そういうことで単に手続に大変時間がかかるということではなく、今は大分手続のほうも簡略化が行われておりますので、以前のような、ただ事務的に滞っているケースは余りないんじゃないかと。こういう大変厳しい状況ですから、借りられる方もなかなかぎりぎりまで申請をされてきますし、また指導員のほうも、それでは、やはりちょっと無理じゃないかと、いろいろなケースが出てまいりますので、それで時間がかかっているのがかなりの実態でございます。

○石田委員
 副区長に御理解くださいと言われまして理解せざるを得ないというふうに思うので、確かに警視庁の警備のありようというのは、いつ何どきどういうことがあるから、どうのこうのということまで、やはり警備上の問題というのは言えない部分も出てくるだろうと。ということは、毎回8月9日と15日に関しては今後も協力を得られないから、そこに引っかかる場合は順延はなしというよう事態になってくるんだと。暦の都合でいくということでよろしいわけですね。

 それから、貸し付けについて、よく理解はしております。何が言いたいかといいますと、やはり実際には、お借りしたいという事態になって、資金繰りに関しては、実際には何か月も待っていられないという実態があります。だから、事前にこういう低利の融資があるということで、それを今後の資金繰りの中で借りておけば、より安全に会社を回していけるというような余裕のある話と、そうでない場合と出てくるであろうと。その辺、私は感謝をされたという意味合いで、今のお話は基本的にはそういうつもりでしているんですが、2月のときも本当に3回、4回、5回とやらなくちゃいけない書類の不備の人もいるだろうけれども、割とすいすい流して、きちんと審査していただいたというそういう話も私のほうに来ておりますので、大変商工観光課の皆さんも夜遅くまで書類に目を通されているということを承知しておりますので、ありがたいことというふうに思っております。

 ただ、この辺、さらに残っている方々は、あっせんしたものの、そのまま放置ということではなくて、どういうふうになったのかという追跡をしていただいて、不測の事態が起こらないように、しっかり区内の商工業者を守っていただくという立場を貫いていただきたいなというふうにお願いしまして、質問を終わります。

○鈴木(幸)委員
 それでは、まず資料2についてお尋ねします。

 100年に1度の不況と言われる中で、やはり企業の方の協賛が求められないということで、一般個人の方々の協賛金が5,000円から7,000円ということで、そこから新たな収益をということはわかったんですけれども、逆に言いますと、普通の方々もこういう厳しい状況の中で、できたらやはり低料金できちんとした形で花火をゆっくり見たいというのが本当ではないかというふうに思うんです。ですから、7,000円で果たして昨年のように完売できるかどうかという見通しが本当にあるのかどうか、庶民感覚からしますと、こういうときだからこそ低料金を維持して、たくさんの方に見ていただきたいと思うんですけれども、その辺についていかがかなと思います。

 それから、これはささいなことかもしれませんけれども、人が大勢集まりますと、どうしても、例えばごみの問題ですとか、トイレなんですけれども、私も毎回花火を楽しみにして見に行っていますけれども、やはり長蛇の列で大変皆さん苦慮しています。これはいたし方ないかもしれませんけれども、どうしても簡易型トイレですと一度に大勢の方というと、お話しするまでもなく、非常に利用しづらい状況だなというふうに感じます。私、以前、別の施設でこういうトイレを拝借したときに、おがくずでしたかね、それを使うと消臭にはなるんですね。ですから、何かそういうことを少し工夫していただけると、幾らか使い勝手がよくなるのではないかなというふうに考えておりますけれども、その辺についてどのようにお思いになっているかお知らせください。

 それから、あとは資料3ですけれども、今回「エコ観光in中央区」宣言ということで、時にかなったテーマであるというふうに思います。

 一昨日でしたか、国のほうでも2020年に向けて、低炭素社会、2005年比ですけれども15%ということで、そういう削減目標を掲げて、いよいよ低炭素社会に向けて本格的なスタートを切ったというふうな報道もされております。この中でエコをテーマにしてやるということですけれども、区民の方も一体となってエコに取り組むような、何かイベントの中であるのかなと。これだけ見てみますと、余りそんなふうに考えられないんですけれども、どのような点がエコに強調されているのかお聞かせ願いたいと思います。

○林地域振興課長
 まず、東京湾華火祭のお尋ねでございます。

 個人協賛席につきまして、今回2,000円の値上げをさせていただいた件でございますが、これまでのほっとプラザはるみと、今回日の出会場ということで、5,000席の分を2,000円引き上げさせていただきたいという御報告をさせていただいたところでございます。これまでほっとプラザはるみ、また日の出会場につきましては7月1日からの販売を開始させていただいているところ、特にほっとプラザはるみの2階につきましては即日の完売、席の数も200席ということで、ちょっと数が少のうございますから、即日完売。また、ほっとプラザはるみの1階席につきましても大体10日前後ぐらいには完売と。なおかつ、日の出会場につきましても6日前後には完売しているという状況でございます。

 昨年、販売方法、また販売会社を変えたということで、若干、日にちについては前後がございますけれども、基本的には非常に人気の高い席でございます。我々としましては、今回急激な景気の落ち込みですとか、また区民の増加、会場化の増加だとかを含めまして、警視庁さんからも警備の充実ということは毎年毎年御指摘をいただいている中で、安全対策を講じながら華火祭を開催させていただいております。近年、直近の5か年におきましても約5,600万円ほどの警備費の増加等も、会場化の増も含めましてかかっているような状況もございます。そういった経費も含めまして、今回御協力を比較的人気の高いところでということで協賛金の値上げをさせていただこうかと思っております。

 参考までに、豊洲の会場につきましては2年前から会場化をさせていただきまして、残念ながら初年度につきましては2,000席弱売れ残ってしまったんですが、昨年はすべて4,000席完売という状況でございますので、逆にこの料金格差を設けたという部分では、ことし豊洲の部分についてはできる限り、早い段階での完売を目指していきたいということで、販売方法についても、今、業者とも詰めているところでございます。

 そして、2点目のごみですとかトイレの問題でございます。

 晴海につきましては、屋外ということで、特にそういった設備もないところで10万人を超える方々にお越しいただくということもありまして、仮設トイレでの対応をさせていただいているところでございます。委員御指摘の、やはり混雑しているだとか、利用しづらい、そういった課題は我々も認識しておりまして、そのようなおがくずなどの工夫も含めまして今後研究していきたいと思っております。

○黒川商工観光課長
 観光協会50周年記念事業におきますエコの考え方でございますけれども、今回このような宣言をもとに、今回の一連のイベントの中でもエコといった要素を少しずつ取り込んでいるところでございます。

 まず、オープニングの部分のトークショーでございますけれども、これはオリンピックの話題のほかにも、いろいろなエコに関する取り組みということで、タレントの中嶋朋子さんを招いて、そういった話題に触れていただくとかといったこともございます。また、今回のオリンピック、過去の資産を活用しながら環境に配慮した開催計画を練っているという部分も岩崎恭子さんのほうから御紹介いただけるというふうに考えております。

 また、自転車のイベント等につきましても、都市内での移動手段としてCO2の全く排出のない、こういった移動手段を用いていくということで自転車等のイベントも計画しているということでございます。

 また、お江戸カレーの開発ということで今回取り組んでいるところでございますけれども、こちらは旬の素材を用いる旬産旬消という考え方をコンセプトにしておりまして、要するに不必要な保存方法をとらないで、そのときに旬のものをいただいていきましょうというようなコンセプトを掲げております。

 また、まち歩き等のイベントにおきましても観光ガイド等におきまして、例えばペットボトルではなくて水筒を利用するとか、そういった細かな取り組みをしながら参加していただいた方にエコの考え方ということを体感していただこうというふうに考えております。

 以上でございます。

○鈴木(幸)委員
 ありがとうございました。

 資料2についてはわかりました。女性だからでしょうけれども、やはりトイレのことはとても気になるところです。非常に来街者が多くなりました。現実、本当に多くなったというふうに思います。ですから、華火の会場に行く周辺も、やはりできたら他の会派の委員もおっしゃっていただいておりますけれども、何とかして、有料でもいいですので、きちんとしたトイレがあったら、特に女性ですけれども、非常に中央区が利用しやすいまち、トイレ一つとってもきれいだということは魅力的なまちの一つの要素になるのではないかというふうに考えますので、あわせて、議題のほうになってまいりますけれども、ぜひとも検討していただきたいと思います。

 それから、エコの問題になってしまいましたけれども、やはり日本が15%引き下げるということで非常に高い目標を掲げましたけれども、これは私個人の感想ですけれども、やはり一方的な国あるいは行政からでは到底達成できないような問題というのはよくわかります。そうであるからこそ、商業観光まつりのほうから、何かしらこういうイベントのときにやはりエコの感覚を、商業のまちですから、商店のほうから発信するようなことというのはたくさんあるのではないかなというふうに考えます。

 例えば、ここには有名企業さんしか出ていませんけれども、園芸屋さんですとか、お花屋さん、そういうところで緑のカーテン、要するにアサガオですとかゴーヤですとか、そういうものの勉強会といいますか、やれば自家製でもできるとか、それからCO2削減にはどのような工夫をしているかだとかのイベントですとか、何かもう少し具体的に区民の方々、来街者の方が、これはエコを実践する上で得をしたなというヒントになるなというようなもの、私もマイはしはいつも持って歩いているんですけれども、ついつい忘れてかばんの中に入りっ放しなんですけれども、飲食店のお店のところで、はしをお持ちの方には何かポイントをつけるとか、こういうのは決算特別委員会とか予算特別委員会のときにお話しさせていただいていますけれども、小さなことですけれども、やはり習慣づくようなお店側からのアプローチがあれば、もう少しよく回っていくのではないかというふうに考えます。せっかく長い期間エコということで取り組むわけですから、もう少し工夫をしていただいてやっていただければというふうに考えます。その点についてお伺いしたいと思います。

○黒川商工観光課長
 今回の「エコ観光in中央区」宣言でございますけれども、これは50周年を機に、これからどんどん積極的に取り組んでいきたいという宣言でございます。この宣言に基づきまして、今後とも観光協会と連携しながら、エコの考え方が区民に御理解いただいて、実際にそのことで気持ちよくといいますか、よかったと思えるような取り組みを考えてまいりたいと思います。

○鈴木(幸)委員
 ありがとうございます。

 やはり宣言ということをするわけですから、具体的にどのようにCO2削減の方向に向かったとか、そういうことがわかるような、形として残るような取り組みをしていただきたいというふうに願って、終わります。

○岡田委員
 資料2について質問させていただきます。

 この華火祭は非常に区民の皆さんもとても楽しみにしている大きな、非常にすばらしい行事だとは思われますけれども、まちの人たちの声としましては、行きは三々五々集まるからよいのだけれども、帰りは非常に怖いということを訴えられております。帰りの道が暗いということもあるんですけれども、転びかけたとか、そういったところで、もう少し明るくならないのかというようなことも聞かれます。ところどころはライトが当てられているんですけれども、歩道といいますか、広い敷地から道路に出るところとか段差のあるところなどが非常にわかりにくいというようなことを聞いたりします。通行の面で何とかならないのか、もう少し改善の点など、そういったことが、この間委員会が開かれたようですけれども、そういった意味での帰り道の件での話し合いなど、何かこれまでと比べて改善面などありましたら、お知らせください。

 それから、前委員もおっしゃっていましたが、2,000円アップということ、これは4割アップということですよね。非常に大きいなと私も思うんですけれども、なぜ2,000円なのかというのは、きっと減収が見込まれるという点からの逆算でこのように2,000円というふうになったんでしょうか。そして、これまで5,000円だったから、7,000円で果たして完売になるかなという心配を私もしていますけれども、それによる、2,000円アップしたからということで、何か還元のメリットのような点は幾らか何かあるのでしょうか。ただ値上げしてしまうだけなのでしょうか。その辺をお教えください。

 それから、10番目に東京オリンピック・パラリンピック招致本部からの協力依頼というのがありますので、協議中ということですけれども、私は招致本部の担当者にぜひ来ていただきたいなと思っております。といいますのは、やはり駅から、そして駅の周辺から会場方面への人の流れとか混雑状況、そういった実際の混雑ぶりというのをぜひ実感していただいて、本当にこれからのオリンピック招致の検討課題などに取り入れて、しっかりと見ていただきたいなと思って、これは要望なんですけれども、ぜひ担当者の方にこの華火祭に来ていただくようにしていただきたいと思っております。

 以上、お願いいたします。

○林地域振興課長
 東京湾大華火祭の、まず1点目でございますが、地域の方々の声ということで、段差のところが特に暗いという御指摘でございます。

 確かに、私のほうもそれは認識しておるところでございまして、委員御指摘のとおり、例えば投光車ですとか、また備えつけの投光機という形で、危ない部分についてはそのような形での照明をできる限り配備をさせていただいて、安全確保に努めているところでございます。

 ただ、屋外というところもございまして、あれだけの広範囲の中ですべてを賄うというだけの照明を確保するというのは経費の面も含めまして、なかなか現実的には難しい部分もありまして、要所要所、特に危険な部分については今後も充実を図っていきたいというふうに考えてございます。

 昨年と比べての改善点というお話でございますが、実行委員会におきましては、特にそういった御指摘については前々からいただいている部分もございますので、今回の実行委員会であったかというと、今回では暗い所の投光ということはなかったんですけれども、今後警察、また消防等のいろいろ関係機関とも打ち合わせながら、来られた方々が事故なく楽しんでお帰りいただけるということでの充実については各機関とも調整をしながら充実を図ってまいりたいと思っております。

 そして、2,000円のアップということに対して、なぜ2,000円かという御指摘でございますが、まず、この有料席につきましては平成14年から会場化を始めさせていただいたところでございます。最初につきましては、日の出会場を会場化ということでさせていただきまして、当時の単価にしましては3,000円から始めさせていただいたと。その後、16年度、2年後でございますが、ほっとプラザはるみにつきましても会場化を図り、その際、3,000円から5,000円に値上げをさせていただいたということでございます。その間、豊洲の会場も一昨年会場化させていただきましたが、価格についてはずっと据え置きをさせてきていただいたところでございますけれども、先ほども申させていただいたとおり、比較的人気の高い部分で、逆に1,000円だとかということを上げるというよりも、我々としてもある程度、2,000円での単位で、そのかわり据え置いて、ちょこちょこちょこちょこ上げるのではなくてというところで、これまでの間5,000円で据え置いてきたところを、今回については値上げをさせていただきたいということで2,000円のアップをさせていただいたということです。

 還元のメリットということでございますが、特にこれについてはそれにかかる経費ということでも、安全面でも多額な警備の経費がかかってございますので、華火に協賛をいただくということでの協賛席でございますから、メリットということは特に考えていない、お楽しみいただける環境を用意して場所を確保するというところが最大の御理解いただける内容かと思っております。

 そして、招致本部の担当者に来ていただくという御要望でございますが、それについては担当者のほうに十分伝えさせていただきたいと思います。

○岡田委員
 わかりました。ありがとうございます。

 帰り道が非常に危ないというまちの人たちからの御意見なんですけれども、これは歩くだけでバスなどがもっと出ないのかとか、そういったことなども聞いております。また、晴海の会場のそばではなく、月島の駅のほうで去年は高校生の女の子が、こちらに来てから雨が降っていたというところもあるんでしょうけれども、転んで骨折をしたというのを近所の方から聞いております。晴海のあたりだけではなく、ずっと歩いてきて、こちらの月島や、それから豊洲のほうもそうなんでしょうけれども、会場の周辺だけではなく、そういった事故もあるということで、警備のほうなどもよろしくお願いいたします。

 あと、2,000円アップされたということで、16年度の3,000円から5,000円もかなり、2,000円というのは、私なんかからすると大きいような気がしますけれども、16年度で5,000円になったときには高いといった御意見はなかったんでしょうか、お知らせください。例えば、今回の5,000円から7,000円の2,000円アップは、5,000円ですと2人で行って1万円というようなイメージがありますけれども、7,000円というと少し高いような感じがするんですけれども、ほかのこういった花火祭の場合は、どういうふうになっているのか私はわからないんですけれども、もう一度教えてください。

○林地域振興課長
 まず、バスの御指摘でございます。

 確かに、帰り道の明るさということは先ほど申させていただきましたが、足の不自由な方も公共機関に乗っていただいてお帰りいただける環境というようなものにつきましては、昨年、これまで豊洲駅に直通バスを出していたんですが、東京駅のほうに振りかえをさせていただきました。ただ、やはり昨年初めてという形でバスを運行したということで、課題もございます。行きの段階では東京駅の周辺で待機者が多数出たという反省点も確かにございます。まず区民の方々がお使いいただくということであれば、豊洲のほうに行かれるより東京駅のほうが我々としてもメリットがあるのかなということで、都バスのほうの方々とも調整しながら、昨年のような反省点を改善する方向で、今、関係機関とも調整しているところでございまして、できる限り区民の方々の足の確保につきまして当局ともいろいろ精査しながら充実をしてまいりたいと思っております。

 そして、骨折ということでのお話もございましたが、広く銀座のほうまで歩いていただいてお帰りいただくだとか、豊洲の駅のほうまで歩いてお帰りいただく方も多数ございまして、町会の方々を中心に自主警備のほうもお願いさせていただいているところでございます。今後とも皆様に安全にお帰りいただけるような環境ということで、自主警備に御協力の方々の御協力も含めまして、気を引き締めていきたいと思っております。

 そして、5,000円ということでの値段の件でございますけれども、私どもとしては、今回比較的人気が高いという部分におきまして、これまでも、不本意ではありますけれども、インターネットオークション等というような形での販売が掲載されるなんていうことも正直ございまして、その中では値段についても相当高い金額がついているような状況もございます。それをあおるようなことは我々も当然したくありませんし、そういったものについては極力できないような形で、サイトの方々にもお話はさせていただいているんですが、非常に難しいというような部分もございます。値段については、そういうような数値だとかも参考にさせていただくところから考えますと、売り切れるものというふうに見込んでいるところでございまして、今回値上げに踏み切ったところでございます。

 以上です。

○岡田委員
 ありがとうございました。

 安心・安全に楽しく見られる華火祭にしていただきたいと思っております。

 それから、金額に関しては、やはり私は納得できないんですけれども、お金のある方はこういうところにお金を出して行けるというような、そういった状態で、どんどん値が上がってしまうのはいかがなものかなと私は疑問があります。

 以上で質問を終わります。ありがとうございました。

○田中(耕)委員
 それでは、私のほうからも資料の順番に質問をしていきたいと思います。

 資料1の浜町集会施設についてなんですけれども、先ほど鈴木委員のほうから名称についてのお話があったんですけれども、その点で私も気になることが1点ございます。こちらの愛称名を公募するということでございまして、募集についての内容は別のほうで示していただいておるわけなんですけれども、実質的にはセレモニーホールというようなものだというふうに理解しておりまして、セレモニーホールで愛称を募集し区民の交流やコミュニティの場として利用すると。当然、セレモニー以外でも使えるというのはわかっておるんですけれども、ただ、基本はそういうセレモニーホールとしての使用が念頭にあるというもので、名前を広く一般に公募するものとしてどうなんでしょうかというのが私の素朴な疑問でございます。

 というのは、どういうふうな条件をつけて名称を公募するのかわかりませんけれども、極端な話、公募していただいて、それが採用されるわけはないんですけれども、例えば中央区ハッピーホールという名前がつけられるわけではないわけですよね、これ。となると、そもそも名称に条件がつくのではないかというふうに思いまして、その点、公募ということが本当にふさわしいのかどうかということに関して、いま一度お知らせいただければというふうに思います。

 まず、その点をお願いします。

○林地域振興課長
 今回、こちらの施設につきましては、正式名称は浜町集会施設という名称でございます。やはり一般の区民の方々がどこどこでということでお話をいただくには、施設名としてはちょっと長い部分もありますし、地域の方々の中でもこの名前ではなくて新たな別な名前を何かつけてもらいたいという御要望もございまして、今回、それであるならば、やはり公募という形で広く名前につきましてお寄せいただいて、地元の方々も含めまして選定委員会を設けて名称について決めていきたいということで、今回については広く公募をさせていただくということでございます。

 以上です。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 ですから、1つ気になる点として、募集する場合にこの施設は実質的にはそういった使用がかなり限られる可能性があるというのを表示して募集するのか、広く区民の交流やコミュニティの場として利用するものという一般論だけで公募するのかによって、そもそも集まる名称も違ってくるんじゃないかなという考えなんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。お願いします。

○林地域振興課長
 今後、募集に当たっての具体的な、まずは委員御指摘のとおり、確かにどういう施設なのかというところは当然理解しなければ、なかなか適切な名称はつけられないかと思っておりますので、今後募集に当たって十分その点については配慮しながら募集をかけていきたいと思っております。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。その方向で、ぜひお願いいたします。

 続きまして、資料2の東京湾大華火祭についてお伺いいたしたいと思います。

 先ほど順延はないということで、日程の都合だということも理解をいたしました。1点お伺いしたいのは、万が一荒天等で中止になってしまった場合に、経費というのは一体どれくらいかかってしまうものなのかというのをお知らせいただきたいと思います。ことしは当然順延がないんですけれども、順延して開催した場合の経費というのは、予定日に行われた場合と比較してどうなのかというのを概要で把握していないものですから、わかる範囲で教えていただければというふうに思います。

 以上、資料2に関して。

○林地域振興課長
 今回は1日限りの開催ということで、これは例年、華火祭の実施に当たりましてはイベント保険という形で保険にも入らさせていただいております。ただ、保険で満額入るということは保険業者としてもできないということで、これはどこの保険に契約をしようとも、できないところでございます。一応かかった経費の9割につきましては保険で補てんしていただけるという保険に、毎年加入しているところでございます。もしも中止になった場合というようなときにつきましては、そこにかかった経費をすべて算定させていただきまして、その9割の保険請求をさせていただくということで考えているところでございます。

 そして、順延になった場合の経費につきましては、当然順延になった場合に警備だとかというものについては余計にかかるものもございますけれども、当然そういったものも想定しながら契約している部分もございます。例えば、花火については、これは会場で打ち上げるというところもございますので、台船に載せて陸から海に持っていくんですけれども、そのような形で会場に持っていってしまいますと、花火についてはもう使えなくなってしまうだとか、そういう部分がございます。ですので、中止決定というようなものにつきましてはその前までに、台船に載せる前に決定するだとか、いろいろと創意工夫をしながら、できる限り順延に、先延ばししたときにお金のかからない段階で中止決定を、するかしないかという判定をさせていただいているところでございます。

○田中(耕)委員
 了解いたしました。

 以前にもちょっとお伺いしたことがあるやもしれないんですけれども、そもそもイベント保険の保険料と、今までこの保険が適用になった場合というのが過去21回の中であったのかどうかというのを確認で教えていただければと思います。たしか、このイベント保険は相当高額であったという記憶がございまして、なかなか簡単には元が取れないというか、割高な保険なんじゃないかという話が以前にも少し出たことがあったように記憶しておりますので、保険の概要について、今この場でわかる範囲で結構でございますので、お知らせいただければと思います。

○林地域振興課長
 保険につきましては、先ほど申したような形での興行中止保険という保険と、そして賠償責任ということで対人・対物という部分での保険、そして来られた方々のおけがということでの傷害保険と3種類に入っているところでございまして、昨年の実績でいきますと約1,700万円近くの金額の保険を掛けさせていただいているところでございます。

 保険につきましては、非常に微妙な部分もございまして、保険に最初から入っていたかというと、そういうものでもございませんで、やはり苦い思いも我々としてもしているところもございます。保険に入っていないがために、中止のときにおりなかったという苦い経験もございます。そういったことのないようにということで、安全、安全ということで、これだけの多額の経費をかけているところでございますから、保険につきましては、これだけの経費をかけて充実をさせていただいているところでございます。

 平成19年のときに順延ということで、残念ながら土曜日に実施できず、日曜日に開催をさせていただいたということがございます。その際の保険につきましては加入はしていたんですけれども、その部分につきまして保険金をいただく金額が、契約の内容と実際の中止したときの判断と契約上の認識の違いから、予定していた金額が入らなかったという苦い経験もございます。そういったことがないよう、日々見直しをしながら保険については万全の対策を図るというような形で、現在それだけの金額を払って対応させていただいているところでございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 今、保険で総額約1,700万円というお話でございましたが、このイベント保険だけに関してはお幾らぐらいなのかというのが、わかりましたらば教えていただきたいというふうに思います。

 といいますのは、対人・対物、傷害保険等は安全面に万全を期しても突発的で防げないという部分もありますし、開催主催者として当然の責任かと思うんですけれども、イベント保険に関しましては、やはり単純に開催されるか中止されるかというところが主な保険の機能になってくるかと思いますので、ここはちょっと考え方が違うのではないかなと思いますので、もしもイベント保険だけでわかるようでしたらば、金額等をお示しいただければと思います。

○林地域振興課長
 大変恐縮ではございますが、今、詳細の中身については手元にはないんですが、たしか、やはり当然イベント保険が一番の保険金額がかかる部分でございますので、先ほど申しました1,700万円弱の約7割ぐらい、保険金額がそちらを中心にかかるものかというふうに記憶しております。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 わかりました。その点については、また機会あるときに教えていただければというふうに思います。

 資料3についてもお伺いしたいと思います。

 中央区観光協会の50周年記念事業ということで、非常に盛りだくさんの企画を用意されていまして、非常に楽しみというか、喜ばしくも思うんですけれども、やはり中央区の行事、今回の華火もそうですし、大江戸の盆踊りもことしもあるかと思いますけれども、さまざまな企画がある中で、さらにこういった50周年記念事業をやるということで、オリンピックムーブメントもございますし、行事としての一貫性みたいなものをもう少し区や観光協会が主体となって、とるべきではないかなと思うんです。

 と申しますのは、こちらの今いただいた企画書なんかを見ましても、連携イベントですとか協賛イベント、自主イベント、中身についても詳細が盛りだくさんなんですけれども、ここに載っていないような行事も当然たくさんありますよね、区の関連する行事としまして。その載っていない行事とは全くこれは関係がないというふうな考え方なのか、少しでも関連性を持たせていこうという考えがあるのかということは、すごく重要なのではないかと私は思います。

 ここに載っていないようなイベント、極端な話、この東京湾大華火祭に関しても連携イベントの中には入っていなかったり、当然関連性はありますよという御回答になってしまうと思うんですけれども、それならばなぜ最初から入っていないのかというのが疑問になってきますし、そういった区が直接やっている主催のイベントもあれば、自治会や町会がやっている盆踊りですとか、その他地域の行事なんかもありますし、そういったものと少しでも観光協会のイベントですとか区主催のイベントと連携を図る。例えば今回せっかくこのロゴマークをつくったりしたわけですけれども、こういったものを小さな行事にも何かしらお配りしたりとか掲示したりですとか、そういった連携を図っていくことで区全体の共通性ですとか一貫性というのを高めていかないと、せっかくやっているのに、まさにぽつぽつぽつぽついろいろなところで個別にばらばらにやっていて、何が本当のイベントなのか、あるいはこれは50周年記念イベントに関係する、これは50周年記念イベントじゃないみたいな感じで、どんどん区分けされていってしまって、せっかくのこういった取り組みがもったいないなというふうに私は思うわけなんです。

 その点についてのお考えをお知らせいただきたいのと、あとは細かい点ですけれども、自転車エキシビション、今回中止になってしまったということなんですけれども、一応確認で、これは事前にわからなかったのかどうかというか、中止の経緯を簡単にお知らせいただきたいということと、1つ、今回、先ほど御説明がありました地産地消、旬産旬消のコンセプトのもと、お江戸カレーをつくるということで、私もカレーが大好きなので喜ばしいんですけれども、これは何でカレーなのかよくわからなかったので、別にカレーにけちをつけるつもりは全くございませんが、中央区ならではのカレーということだと思うんですけれども、このいきさつについても御説明していただければ幸いです。

 お願いします。

○黒川商工観光課長
 まず、今回の50周年記念事業と既存イベントの連携ということでございますけれども、そういった連携を図るという意味で象徴的なものとして、今回50周年記念のロゴマークというのを制定したわけでございます。そういったロゴマークを各イベントの告知媒体等に入れていただいて協力をしていただくという形で観光協会さんのほうも働きかけていくということでございます。華火祭と、確かにこの連携イベントには含まれておりませんけれども、これも今後、華火のほうの実行委員会等と協議しながら、こういった形で連携をとっていければというふうに考えております。

 また、自転車エキシビション中止の経緯でございますけれども、この企画自体は50周年記念事業の実行委員会の御提案がございまして、実行委員会の中でいろいろなアイデアを出し合いながら、今回の一連のイベントを積み上げてきたわけでございます。

 これにつきましては、所轄が中央警察でございますけれども、こちらのほうには、さまざまな形でこういったイベントを計画しているということで、何回かにわたりまして相談に伺いました。ある程度警備計画ですとか、コースのつくり込み、それから実際に規制に必要な時間等々を詰めさせていただいた上で、所轄の警察から警視庁のほうに上げて協議をお願いしたという経緯でございます。警視庁といたしましても、地域のイベントということで極力協力したいというような声は聞こえてきたわけでございますけれども、やはり自転車イベントの規模ですとか、公道上で行うという性格上、果たしてなじむのかというところがかなり議論になったというふうに聞いております。結果的には、残念ながら警視庁の許可がおりずに、実施に至らなかったということでございます。

 また、お江戸カレーにつきましては、日本の国民食としてカレーとラーメンという2つの流れがあるということで、その中でもカレーにつきましてはいろいろルーツを探っていきました結果、カレー粉を使ったカレーのルーツがスリランカであること、それからそのスリランカのカレーには非常にかつおぶしに似た材料が使われるということ、築地を擁する本区としては、かつおぶしという食材が非常に土地柄にマッチしていると。この2つをベースにして、資生堂パーラーのシェフの協力を得て、このレシピを完成したというような状況です。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございました。了解いたしました。

 他の連携イベントとのお話に関しましては、御質問申し上げたように、今、商工観光課長のほうからの御説明にあったように、こちらに載っていないようなイベントもたくさんあるはずでございますし、こういったものをお金をかけずに協力できたり、一体感を持たせる方向というのがあると思いますので、それはぜひともやっていただきたいなというふうに思います。

 先ほども申し上げましたけれども、直接区の主催ではなくても地域の活動ですとかにも、別に強制じゃなくて、今回、観光協会50周年で中央区としても盛り上げていくんだということで旗の一つもお配りしたり、場合によってはミス中央を派遣するぐらいの、何かそういう一体感のある試みというのをもう少し今後、考えていただかないと、本当に一個一個はすてきなイベントですけれども、ばらばらになってしまっていて、せっかく周年イベントですとか区一体としてやっていくという意味合いとかイメージが崩れてしまうと思いますので、その点だけは強く申し述べて、私の質問を終わります。

○小栗委員長
 それでは、議題、地域振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関することについては継続審査ということでよろしいですか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 第二回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについてですが、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 では、そのようにさせていただきます。

 それでは、本日の地域活性化対策特別委員会はこれで閉会といたします。

 どうもありがとうございました。

(午後2時49分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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