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平成21年  地域活性化対策特別委員会(9月10日)

1.開会日時

平成21年9月10日(木曜日)
  午後1時30分 開会
  午後2時45分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)
委員長 小栗 智恵子
副委員長 木村 克一
委員 鈴木 久雄
委員 石田 英朗
委員 田畑 五十二
委員 鈴木 幸子
委員 田中 耕太郎
議長 石島 秀起

4.出席説明員

(12人)
矢田区長
髙橋副区長
小泉企画部長
田中企画財政課長(参事)
小池区民部長
坂田区民生活課長
林地域振興課長
小林文化・生涯学習課長
高橋スポーツ課長
黒川商工観光課長
竹内日本橋特別出張所長
土屋月島特別出張所長

5.議会局職員

奥田議会局長
土谷議事係長
岡野書記
長田書記

6.議題

  • 地域振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○小栗委員長
 ただいまより、地域活性化対策特別委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係で区民生活課長、文化・生涯学習課長、スポーツ課長、日本橋特別出張所長及び月島特別出張所長が出席しますので、御了承願います。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり、理事者報告に対する質問とあわせて行いますので、よろしくお願いします。

 初めに、理事者報告をお願いします。

○小池区民部長

 1 区民施設等の指定管理者の評価結果について(資料1)

 2 中央区まるごとミュージアム2009の実施について(資料2)

 3 第2回中央区観光検定の実施について(資料3)

 4 第57回中央区観光商業まつりの実施について(資料4)

以上4件報告

○小栗委員長
 理事者報告が終わりました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いします。

 ただいまの時刻は午後1時42分です。持ち時間は、自民党さんが74分、公明党さんが56分、日本共産党さん38分、かけはしさんが20分となります。

 それでは、質疑に入ります。

 発言をお願いします。

○石田委員
 昨年のまるごとミュージアム、大変盛り上がって、御指摘も先ほどありましたように、途中のつなぎですね。バスで移動すること、船で移動する、そういったところで大変混乱が起きていたということで、今回は大分その辺を改善されているということで計画されておるんですが、1日の中でこれだけ盛りだくさんのことをいろいろやっていきますと、当然すべて制覇というか、行きたいなというふうに思っても行かれないところ、行けるところというふうに出てくると思うんですが、このあたり、1日限りの行事ではありますけれども、中には、自分はこの時間帯はどうしてもこちらへいなくちゃならないけれども、こちらのものもやはり参加してみたいなとか見てみたいなという方々も多いんじゃないのかなというふうに思うわけですけれども、とりあえず、今年度は、バスの運行量を考慮して随分移動しやすいように工夫はされているのかなと思いながら、昨年の状況なんかを見ていると、やはり区内を知っている人は自転車でさっと移動したりして、うまくそこのところを乗り切っていたようですけれども、1つは区内におられる方々、区内の方々が中央区内で楽しむという部分と、観光という意味で区外の方をお呼びするというような意味合いもあるんだろうと思うんですが、そのあたりの比重というか、もう一度確認しておきますが、どのようにまるごとミュージアムをとらえているのか。要するに、観光という意味で区外の方々への位置づけというか、多くの方に来ていただいて中央区を知っていただくということを主な目的としているのか、その場合、周知の方法としてどういう手だてをしているのかをお知らせいただけたらなと。

 そしてまた、先ほどもちょっと言いかけたんですが、せっかくのイベントを見たいなという方々が、今後ぜひあれも見てみたいという方々が出てくる可能性があると思うんですが、そうした場合、例えば2日間とか3日間にわたってということも今後はできるのか、全く1日だけのことに限定して今後も考えていくのかというところをお聞かせいただければと思います。

 それが1点と、それから観光検定のほうの話なんですが、昨年、観光検定で合格されている方がいらっしゃるわけですが、その方々が観光協会の特派員ということで昨年から30名というのは、もう登録されているんでしょうか。今のまるごとミュージアムなんかも活躍していただける機会なんだろうと思うんですが、かつてこの1年間でどのように活用といいますか、その方々に活躍していただける場を提供できたのか。また、観光検定は、中央区を知っていただく意味では大変有意義な検定で、実際に試験の概要といいますか、テキストも読ませていただいて、知らない、こういうこともあったんだということで改めて自分も、知っているつもりで、こんなことでこういう記念碑があるんだなというようなことがわかったりしたことも随分ありましたので、一般の方に大いに中央区を宣伝する意味でも、知っていただくことは大事だと思います。今お話ししましたように、どの程度の活用といいますか、していただいているのかということをお知らせいただけたらというふうに思います。

 その2点。

○小林文化・生涯学習課長
 まず、まるごとミュージアムのイベントですけれども、こちらは数え方にもよりますが、昨年18のイベントがあったんですけれども、ことしは24のイベントということで、昨年以上に盛りだくさんになっております。こうしたイベントを、やはり中央区にはいろいろ文化がございますので、そういったそれぞれの、さまざまな文化を体験していただきたいというふうに思っています。

 そういった中で、基本的にはまずは今回も1日のイベントという形で行っていきますが、こうしたものをまずは効率的に回遊していただくということで、バス、船のほうも拡充させていきたいというのと、昨年、パンフレットのでき上がりがぎりぎりになってしまったといったことがございましたが、今年度は、10月14日にシンポジウムが行われますが、この時期くらいまでには発行しまして、事前にそれを見ながら、どういうふうに回ろうかといったものが考えられるようにしていきたいなというふうにも思っております。

 また、バス、船も込み合ってしまうのかなと。天候等にもよると思いますけれども、そうした状況もあると思いますので、公共交通機関とか、そういったものの活用も促していきたいなと。そのためには、やはり従事する職員が適切に混雑の状況あるいは道案内、こういったものをしっかりやっていければいいのかなというふうに思っております。今回は昨年に比べて、委託の運営スタッフが昨年は中心だったんですけれども、なかなかその方たちの土地勘というか、土地の状況がよくわからなかったので、今回は職員とかボランティアの方も増強する予定でございますので、そういった方のお力もかりて、御案内して回っていただこうというふうに思っています。

 また、区のイベントにおきましては、1日だけではなくて何日間かやっているものもございますので、できればこういった情報を事前に確認していただいて、うまくやっていければと思っています。今後、1日がどうなるのかという部分は、まだいろいろ今回やった結果等、そういったものを見ていきながらというのもあると思いますけれども、来年度について1つ検討をしていかなくてはいけないこととしては、コミュニティバスが12月には運行されていきますので、こういったものの活用といった中で、そのやり方自体、運営自体もいろいろ今後検討していこうというのもあるのかなというふうには思っております。

 それから、こちらのイベントの主な対象の方が、区民なのか区外の方なのかということですけれども、去年の結果から申しますと、大体6対4で区民の方が多く、区外の方が4といったような形になっております。イベントとしましては、やはり中央区の文化になれ親しんでいただきたいとか、そういった部分もございます。こちらにつきましては、やはり新たに中央区に住まわれた方に中央区をよく知っていただきたいといった気持ちもございますし、やはり区外の方にも中央区の魅力、こういったものをぜひとも感じてもらいたいといったものがございますので、そういった意味では両方の皆様に来ていただきたいというふうに思っております。

 それでは、区外の方を呼び込むための広報とか、そういったものはどういう形で行われているかということですけれども、昨年イベントをやった際にアンケートをとったんですけれども、一番数字的に大きかったのは、区外の方ではチラシを読まれたという方が多かったんですけれども、これは多分実際に新聞折り込みで発行した、基本的には中央区内だけを対象にやったんですけれども、事業所の方や何かがそれを見られたとか、そういったことも多分あったのかなというふうには思っております。それから、ホームページ、こちらのほうも結構数字が大きくなっておりますが、一方でまた結構大きかったのが、当日何かやっているという状況を見て参加いただいたといった方も多くなっております。これらの数字等もございますので、こういった数値等を認識しながら、今回もポスターの駅張りとか、そういったものもやりながら多くの区外の方にも来ていただけるようにしていきたいなというふうに思っております。

○黒川商工観光課長
 観光検定上位合格者、中央区観光特派員の活躍の場でございますけれども、前回の検定におきましては、100点満点中94点以上をとった上位合格者32名の方をこの4月に、希望する方ということで登録をしたところでございます。特派員という名のごとく、いろいろ中央区内の耳寄りな情報、おもしろい場所等をそれぞれ民間の目でとらえていただいて、それを中央区のみならず、さまざまな形で発信していただくという役割を当初担っていただいております。こういう目的に沿いまして、現在、観光協会のホームページとあわせまして、観光協会特派員ブログという特設のページを設けておりまして、こちらにそれぞれ独自に得意分野、歴史・観光ですとか、歴史・文化ですとか、まち並みですとか、あとはグルメ、それぞれ特派員の個性に応じた情報の発信をしていただいているところでございます。

 また、これとあわせまして、現在、観光協会50周年記念事業を実施しておりますが、その事業の一環といたしまして、まち歩きイベントというのを年に数回実施しております。特に、産業コースというコースがあるんですけれども、こちらの案内役として御希望の方に御協力をいただいて、産業、伝統的な産業ですとか、なかなかそこにも意外な情報等が隠れているというのがございまして、そういった案内役を担っていただいているという状況でございます。

 先ほど御紹介いたしました観光協会特派員のブログでございますけれども、月々記事もふえておりまして、7月31日現在でございますけれども、136の情報が寄せられているという状況でございます。

 今後につきましても、活動を始めてから半年以上たつということで、また来年の検定の準備も始まっているということもございますので、一度こういった特派員の方にお集まりをいただいて情報交換、意見交換等をする中で、また活躍の場を広げていければというふうに考えております。

 以上でございます。

○石田委員
 観光検定のほうからお話しいたします。

 予算もあるから、これは年間1万2,000円、30名ということで特派員にお支払いしている。そうすると、ことしもまた検定をやって、検定合格者の中から上位の方にということで、そうすると、ことしやっていただいていた今年度の方と、また検定を受けて新しい人が出るわけで、その人に今度は依頼するという形になっていくのかなと私は読み取ったんですが、人材としては蓄積されていくわけですから、より専門性とか歴史に大変詳しくて、また、調べて、しっかりと中央区のことを案内してくれるような人も1年ぐらいかけて出てきているのかなと思いますので、このあたり、毎年変わっていくということに、人材が蓄積されていく方法というのをどういうふうに考えていらっしゃるのかなというところをお聞かせいただけたらなというふうに思います。

 まるごとミュージアムのほうで、おおむねわかりましたが、実際に、これはたまたま選挙がらみで私の調べたことでいいますと、4年間で新しく中央区に来られた方と、出て、いわゆる入れかえですね。入れかえで転居されて入居されてくるという層も含めると46%ぐらいが実はかわってしまっていると。もともと住んでいる、それから住み続けている人がそれだけ、かわっちゃっているんだという現実を知ったんですけれども、約半数近い人たちが入れかわりしてしまっている。これは4年間での調べなんですが。そういう現実の中で中央区を知っていただくには、まるごとミュージアム、大変大事なことだなと。

 中央区に親しんでもらって、区外へ出る結果になっても、再びまた中央区に戻ってきて、中央区はよかったなということで、逆に中央区で生活を再びしていただけるようなことにもなっていけるような、中央区を知っていただくという意味合いでは大変意義のある、それだけ新しい人が入れかわりでどんどん入ってこられているという環境のことを考えると、このまちを知っている区民なのか、まちを知らないまま、ただ便利だから、会社に近いからだというだけで住んでいるということとは違う何かが、ここの中にやはり意味を持たせられたらいいなというように思いますので、そのあたりを区内の方々への広報活動というのもしっかりとしていただきたいということとともに、観光という意味合いからすると、お話を伺ったところでは区内が中心だろうな、区内へのアピールが中心なのかなと。たまたまチラシを会社とかいろいろなところで見て、あるいはホームページ等を見てという形で区外の方が知るというきっかけになったのかなというような御答弁だったと思うんですが、観光という意味では、やはり中央区に、より人が、千客万来、人が集まってくるというまちとしての魅力を広く都民、全国とまで言わなくても都民の方々、近隣の方々には知らせていけるような周知の方法というのはないものかと。そこのところをしっかり工夫をしていただいて、そのときに参加できなくても、中央区ってなになにの発祥の地だったんだとかいうのが、例えば駅のポスターとか何かで見て、何だ、中央区にはこんなものがあるのかとかいうことで知っていただくということも、実際には参加がなくても、あると思いますので、このあたりのことを今後しっかりとやっていただきたいと思うんですが、そのあたりの御見解がお聞かせいただけたらというふうに思います。

○黒川商工観光課長
 特派員の今後の蓄積というお尋ねでございますけれども、特派員につきましては、原則的には登録期間を1年ということでお願いしているところでございます。ただし、1回を限度として登録期間の更新をすることができるという取り決めをさせていただいておりますので、長くて2年で、また次の方と交代していただくというような形になっております。

 特派員につきましては、その人材の活用という点もございますし、1つは中央区の観光検定の活用、高めるといいますか、そういった側面も持った位置づけとなっておりますので、今後、特派員としての貴重な価値といいますか、そういったものを維持しつつ、特派員の任務を終えられた方につきましても、特派員の経験を生かして中央区の情報について、さまざまな形で発信していただくということを期待しているところでございます。

 以上です。

○小林文化・生涯学習課長
 外部への働きかけについてでございますが、外部へ伝えていくという中で、昨年、やはり新聞に載ったといった部分も大きくありましたので、そういった形での働きかけ、こういったものも引き続きやっていきたいと思っております。

 今回、まるごとミュージアムについての補充の情報、昨年もしたんですけれども、やはりホームページ等での結果等もしっかり見ていただけるような形にしていきたいと思いますし、また、ここで触れられると、実際、まるごとミュージアムで行っている多くのイベントは、イベントとしては当日だけというものが結構あるんですけれども、例えば本当にまち歩きができるようにやっているわけですし、パンフレットには、このイベントを行いますよといったものも掲載しておりまして、そういったパンフレットが何とか手に入っていただけるといいですけれども、そういったものもホームページ等に掲載したりしていって、11月1日に来れなかったとしても、そこについても来ていただけるようなきっかけになるような取り組みにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○石田委員
 どうもありがとうございました。

 ぜひとも今後しっかりと、まるごとミュージアム、大変すばらしい行事といいますか、これは1回目、2回目、3回目と続いていく中で、さらに改善されていくんだろうと思いますし、すばらしい行事であることは間違いないと思いますので、区内に対するPR、区外に対するPRも今後どのような形でできるのかということをお考えいただいて進めていただけるとありがたいと思います。

 また、観光特派員の件でお話しいただきました。観光特派員の1回に限り更新できるということで、2年以内ということになると思うんですが、今、地域との協働ということを考えていきますと、民間の方々をどう活用していくか、その知識であるとか人的な労力とか、いろいろなことがありますね。こういったものを上手に活用していくという意味では、ただ単にそこにいる人たちに協力してという話じゃなくて、勉強して中央区のことを知って積極的にかかわろうとした人たちですから、30名というのが2年目、3年目、4年目と、さらに磨きがかけられるわけですから、上手に活用していける方法というのを今後考えられたほうがいいなと。2年のところで切っていっちゃうと、せっかくの人材を手離しちゃうというのはもったいないなと。

 例えば、これはまだわかりませんけれども、オリンピックが来ますということにいざなったときに、では中央区に、より多くの人たちに中央区を知ってもらいましょう、中央区は割と多くの方が来られるわけですから、オリンピックだけじゃないよと。中央区にはこんなすばらしいところがあるんですよということが、やはりお金を落としてもらえるわけですから、地域を回ったり、知ってもらうということは。そういう意味では地域の活性化、多くの人がそこで行き交うということは、にぎわいを創出するわけですから、そういう意味でも今後は人材を確保していく方法、きっと先細りになるというよりは、きっと観光検定もまた受けてみようという新しい方々が来てくれるだろうと期待をしますので、そうしたときに先にその人たちを、1回目、2回目、3回目と続いていったときの人材を確保していく方法というのを今からお考えになっていったほうがよろしいのかなというふうに考えます。

 観光協会、中央区はどっちかというと、銀座であるとか日本橋とか名店だのがいろいろありますから、来てもらうのは当たり前みたいなところがあるんですね。外にPRするということが区として決して上手とは言えないと思います。そういう意味では、こういう人たちを活用してPRしていくということも、上手にその辺はやっていただきたいなというふうに思いますので、それを要望して終わります。

○鈴木(幸)委員
 それでは、資料1から質問させていただきます。

 区民施設などの指定管理者の評価ということで、どこの施設も大変高い評価を得られているということは、区民の方々がこの施設を利用して満足をしていらっしゃることというふうに思います。

 1点、日本橋公会堂についてお伺いをいたしますが、公会堂の施設等が大変利用されているというのは知っておりますけれども、そのほかの集会施設についてですけれども、かつて私が利用させていただいたときには和室の集会室、1と2というふうに分かれておりますけれども、利用する側にとって非常にプライベートが守られないような状況で、お隣の方々の会議等の会話が全部漏れ伝わってくるという状況があり、自分自身が利用させていただいて、これは利用する際にこういうことであってはどうなのかと思います。これは改善されているのかどうか。以前、この点を改善していただきたいという要望を出したことがありましたけれども、ほかにはそういう御意見がなかったのか、その点についてお伺いさせていただきます。

 それから、資料2ですけれども、中央区まるごとミュージアム、前委員もおっしゃっておりましたけれども、本当に住民の方々が入れかわったなということは否めないことだと思います。私も結婚して中央区に嫁いで、子供も久松幼稚園から始まってずっと今日までこちらで生活をさせていただいておりますけれども、本当に残念なことに、幼少時代の友人の保護者の方々、手広く事業を展開していた、特に東日本橋地域ですとかの方々が、ここに来て大半、皆さん転居されてしまった。当時は本当に手広くやっていらして、本当に人もうらやむような広大なビルを持って、ベンツに乗って、お子さんたちも優秀で本当にお友達としても、私としても幸せな御一家だなと思われていた方々が、残念なことに全部入れかわってしまったと言っていいぐらいいなくなってしまった。個人的には大変残念な気がします。でも、そのかわりに若い方々が本当に多く集まってきて、また、ある意味では活気あふれるまちになって、ぜひともこの方々に将来までもこの中央区に住み続けていただきたいというふうに本当に心底、私も実感を昨今いたします。

 そういう中で感じることは、最近の若い方々は、お子さんが小さかろうがどうであろうが、本当に区のさまざまなイベントに皆さん出かけてきてくださるんだなということを実感します。例えば、大江戸まつりもそうですし、それから子どもフェスティバルもそうです。それから、地域の盆踊り大会もそうです。皆さんがバギーで連れて、まだそこまで小さなお子さんを連れ歩くのはどうかなというような方々が、皆さん御夫婦で連れ立って、たとえ夜であっても連れてきてくださる。区の行事に関して、皆さん非常に高い関心を持ってくださっているというのを実感します。そういう意味では、まるごとミュージアムでも情報を得るのに上手な若い方々が本当にこの情報をキャッチすれば、大いに楽しんでもらえるだろうなというふうに思います。

 ただ、御高齢の方であっても、皆さん団塊の世代の方々も、私も数年で入りましたけれども、皆さんお元気で、秋になると行楽シーズンを兼ねてぜひともというふうに、知れば来たいというふうに思うと思いますが、やはり周知徹底の仕方がもう少しまちのなかでもっとわかりやすい形でされたら、もっと多くの皆さんが参加できるのではないかというふうに考えます。例えば、スーパーですとか、そういうところでやっていたかどうか記憶にないんですけれども、公園ですとか、そういうところ、どういうふうになるかわかりませんが、周知徹底なされているのかなというふうに考えますので、教えてください。

 それから、資料3の観光検定の試験ですけれども、今、検定試験ブームで検定試験を受ける方々が非常に多い昨今ですけれども、この検定試験を前回受けられた方々、年代別ですとか男女別がわかれば教えていただきたい。どういう世代の方々が関心をお持ちになって受けられているかということを教えてください。

 それから、第4に中央区の観光商業まつりの実施について、これは商業のまちならではのイベントということで大変いいことだと思いますが、1つお伺いしたいのは、観光協会が50周年を記念してということで、たしかエコ宣言ということをしたと思います。そのエコということに関して、観光商業まつりの中で具体的にはどのような取り組みをしようとして発信しているのか、具体的な事柄を教えていただきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

○竹内日本橋特別出張所長
 日本橋公会堂の集会室のお尋ねでございます。

 和室の1と2、これにつきましては、2つを合わせて大規模に使えるということから、可動間仕切りをとってございます。区民館も含めてでございますけれども、やはり大勢で一般の方が使えるような形で、そういう工夫をしているわけでございます。

 そうした中で、可動間仕切りでございますけれども、やはり音が漏れるということは事実でございます。実際にやはり使っていただいている中で、そういう意見もございます。しかしながら、やはり可動間仕切りの限界もあるわけでございます。きちっと防音効果がとれるかというと、若干下のほうにすき間ができてしまうかな、こういうふうに思います。和室でございますので、その場合は、和室タイプの仕切りという形になっておりますので、今後とも間仕切りにつきまして検討させていただきたい。どういう形だったら音が漏れないのかということも含めて、今後集会室の検討をさせていただきたいと思います。

○小林文化・生涯学習課長
 まるごとミュージアムの周知についてでございます。

 区民の方に対する周知につきまして、やはり一番基本となるのは区の広報紙になると思います。こちらにつきましては、昨年もそうだったんですけれども、実は1回限りのという形ではなくて、それぞれの段階についてございました。例えば、事前イベントの申し込みがあったり、いろいろございまして、今回も9月15日、10月1日、10月15日ということで3回ほど載せさせていただきます。

 それに前後して、チラシであるとか、先ほど申したパンフレットのほうも今回は10月中旬に配布すると。こちらは、基本は例えば学校等で希望する人全員に配らせていただいたり、あるいは区の各施設などの、敬老会で高齢者の方にも事前に配らせていただきたいなというふうに思っております。そのほかに、協賛をいろいろしていただく企業にもお願いもしますので、そういったところにパンフレット、チラシを置いていただく予定でございます。いずれにしましてもできるだけ多くの方に参加していただきたいということでございますので、周知のほうにつきましてはできる限りしていきたいというふうに思っております。

○黒川商工観光課長
 まず、観光検定の受験者の傾向ということでございますけれども、まず年齢別に申し上げますと、受験者の方で一番多かった層が50代の24.3%でございます。それに次ぎまして、40代の22.7%、60代が21%といった順になっております。受験者といたしましては、10代の方から80代の方まで非常に幅広い方が受験をされたということでございます。また、男女別で申し上げますと、男性が61.6%、女性が36.6%といった状況になっております。

 また、観光商業まつりと観光協会50周年事業で掲げておりますエコの考え方ということでございます。今回、観光商業まつりを実施するに当たりまして、さまざまな区のイベントとの連携等も図っているところでございますけれども、その一つといたしまして、観光協会50周年記念事業として実施しております宝探しイベントというのがございますけれども、こちらを観光商業まつりとのタイアップ企画、共催事業として実施をしているところでございます。この宝探しゲーム、江戸時代のエコの考え方をしのばせるような、そういったストーリーを設定いたしまして、区内各所に隠されました宝を探していただくというイベントとなっております。こちらは従前行っておりますが、観光めぐりスタンプラリーをこのイベントにリニューアルしたものでございますけれども、宝探し、いろいろその拠点を探し回るに当たって、1つの点ではなくて、いろいろな路地ですとか道に入り込んでいただけるといったような効果もありまして、そういった点でも新しいコミュニティの発展につながっていくかなというふうに考えております。

 また、従来から観光商業まつりの一環といたしまして、みどり市というのを開催しております。これは従前から、そういった自然ですとか緑というものを普及させていきたいということで、10月に2日間にわたりまして実施しているところでございますけれども、残念ながら昨年、そのうち1日は雨で中止といった状況でございましたが、今年度は、みどり市という形で鉢植えの販売ですとか、そういった形で緑の普及を図ってまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○鈴木(幸)委員
 ありがとうございます。

 集会施設の件ですけれども、恐らくは日本橋公会堂の和室を稼働して広く使えるということは、舞台に参加する方々の日舞のけいこですとか、そういうことのために必要ということもあったのかというふうには私なりに考えますけれども、もしそういうことであるならば、集会室を1と2というふうにするのではなくて、それでは大広間として利用していただくということのほうが、利用者側にとってはいいのではないかと思います。というのは、プライバシーが守られないようなお部屋であったら会を開く意味がないというふうに思うんです。ですから、本当に集会室を従来どおり1、2として今後も稼働していくのならば、やはり何らかの防音処置が、今、いろいろな設備があって、いろいろな方策がとられると思いますので、しっかり検討していただきたいというふうに考えます。お部屋を借りてしまってから、こんなにもお隣の部屋のお話し声が聞こえてきて利用しづらかったなというふうに思うよりは、きちっと対策を整えていただきたいというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。

 それから、まるごとミュージアムですけれども、やはり周知徹底をさらにしていただければ、ますます中央区の魅力の発信にもつながるでしょうし、集客率も改善するというふうに考えますので、よろしくお願いいたします。

 観光検定ですけれども、やはり40代、50代、中央区に定着している方々なのかなというふうに考えますけれども、前委員もおっしゃっていましたけれども、こういう方々は本当に地域の中にあっても今後活躍していただけるような、観光協会の特派員の任期が終わった後も、活躍していただければ、地域の人材の活用になっていくであろうというふうに思います。というのは、昨今の町会の役員さん方を見ていましても、御承知のとおり非常に高齢化です。その中にあって、皆さん一生懸命やってくださいますが、そういうところへこういう方々も入るようなきっかけづくりをしていただければ、地元の方も非常にいろいろなことで助かるのではないかと思いますので、よろしくお願いいたします。

 それから、資料4ですけれども、私が質問したかったのは、中央区の観光協会が行ったエコ観光宣言の中には、江戸時代こそ環境に優しいまちであった、リサイクル社会が最も進んでいたまちであったということが、たしか宣言の中にありました。今、環境問題が大変重視されている中で、それでは商店街の方々がCO2削減のために、これはちょっと環境問題なのかもしれませんけれども、どのような配慮をして取り組まれているのかというふうなところを私はお聞きしたかったんですけれども、その辺について、ただ宝探しというだけではなくて、行っているのか、わかれば。管轄が違ってくるかもしれませんけれども、エコ宣言を行っている以上、どういうものなのかというふうに考えますので、教えてください。

○黒川商工観光課長
 このたび、観光協会50周年を記念いたしまして、委員御紹介のとおり、エコ観光宣言を行ったところでございます。エコ観光宣言を出発点といたしまして、今後、この考え方を普及していくために、この観光商業まつりをはじめといたしまして、区内事業所とも連携しながら普及を進めてまいりたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○鈴木(幸)委員
 ありがとうございました。以上で終わります。

○田中(耕)委員
 では、資料に基づきまして質問をさせていただきたいと思います。

 まず、資料1でございますが、これは内部評価、自己評価で、それを二次評価で委員の方が評価されるというのが主体かというふうに思います。アンケートもとられているということなんですけれども、具体的に満足度のアンケートというのはどのような方式で、どれくらいの量をとられているのかというのを、今わかる範囲で教えていただければというふうに思います。自己評価につきましては、国の独立行政法人でも自己評価のあり方というのが非常に問題として大きく提起されているところでございまして、やはり自分のことを悪く言う人というのは、そうそういないわけでございますので、一番客観的なのは区民のアンケートかというふうに思います。区民のアンケートをどのようにとって、それをどのように評価したのかという点についてお知らせいただければというふうに思います。

 それと、指定管理者に関しましてお伺いしたいこととしまして、本区の場合、例えば京橋地域、日本橋地域、月島地域という形で区民館などは地域ごとに管理者を選定しておるわけなんですけれども、先般、区民の方から、御相談ということではないんですけれども、お話の中で、区内で会議室を探していたと。結構大き目の会議室を探されていて、区民館に電話をかけたりですとかしたところ、要するにほかの地域のことは状況として区民にはわからないと。ですから、例えば日本橋地域に電話した場合には月島地域や京橋地域には別途かけて状況について確認をするようにと。そもそもそういう場所があるかどうかもわからないし、空き状況はましてや、わからないというようなお話があったということでございましたので、今回、区民館、地域ごとの評価ということではございますけれども、そういった横の連携がどのように図られているのか。

 お客様である区民から見れば、指定管理者が地域によって分かれていることなど知るよしもないですし、全部区営だと思っていますから、何でわからないんだろうということで疑念なり、怒ってはいらっしゃいませんでしたけれども、やはり不思議だなというふうに当然思っていらっしゃったということでございます。社会教育会館なんかですと、あそこは小学館プロダクションなんですかね、全地域、一緒にやっていますので、1カ所に電話をかけたら、ほかの社会教育会館の状況についても的確に回答があったけれども、区民館ですとか公会堂については、なかったというような答えがありましたので、その点について改善を図るべきだと思いますので、その御認識をお答えいただければというふうに思います。

 まず、その点よろしくお願いします。

○坂田区民生活課長
 私のほうから、区によるアンケートの件でお答えさせていただきます。

 10指定管理者を対象に7月1日から7月末日までの1か月間にアンケートを実施いたしまして、10指定管理者、合計で2,459部配布いたしまして、回収率が70.5%で1,738枚の回収をしたところでございます。施設によっては回収率の低かったところもございますけれども、今、御答弁申し上げましたとおり7割の回収率で評価を行ったものでございます。

○林地域振興課長
 区民館のお尋ねでございます。

 区民館は3地域によりまして指定管理者をそれぞれ指定させていただいているところでございます。横の連携というお話でございますけれども、今現在、区民館の予約につきましては、公共施設の予約システムに基づきまして予約をするということが1つできるようになってございます。その中では3地域を御確認いただくということはできるわけでございますが、今お話のあったような直接施設にお問い合わせをいただいて答えられなかったということにつきましては、定期的な業者間の、3者の話し合いということを、区も入れまして毎月開いているところでもございますので、何らかの形で区民の方々の利便性を確保できるような方法を調整してまいりたいと思います。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございます。

 アンケートに関しましては、70%ということで回収率はそこそこあるのかなという気もするんですけれども、今おっしゃられたようにどの施設がどれぐらいとっているのかという細かい点を見ていてもきりがないわけですけれども、一番大事なのはやはり本当に区民の皆様がどういうふうに思っているかというのが、すべてだというふうに思いますので、アンケートのとり方ですとか内容についてはさらに充実をさせていただきたいなというふうに思っております。

 指定管理者の横の連携についてのお話でございますけれども、システムがあることはわかっておりますけれども、やはり第一義とかお急ぎの場合は普通お電話とか直接施設にいらして御相談される方というのが多いわけなので、予約状況の詳細すべてがわかるのは難しいにしても、ほかの地域、例えば日本橋地域で聞いたとしても、月島地域にはこういう施設があって、この大きさの会議室であれば、あそことあそこにはあるはずですよぐらいのことは言えてしかるべきだというふうに思いますので、その点、今おっしゃられたように各指定管理者さん等に最低限情報提供というか、まさに受付の対応になってまいりますけれども、指導をしていただければなというふうに考えます。

 次に、資料2について質問させていただきます。

 今般のまるごとミュージアムで昨年度の反省も非常に生かされてということで、すばらしいというふうに思います。ただ、やはり昨年の委員会でも小林課長に私、厳し目のことを申し上げた記憶がございますけれども、大きなお祭りで、しかも場所が1点じゃないということで、非常に混乱がもともと起きやすい行事だというふうに思っておりまして、ことしも電通テックさんにお願いするのかどうかというのを一応お教えしていただいて、イベント会社さんだとかスタッフさんを雇うのであれば、去年の反省を生かしてどういう指導をされるのか。やはり何を聞かれてもわかりませんと言うのではスタッフとしての意味がないと思いますので、最低限の、トイレの場所や緊急避難場所とか、大きな地理感覚ぐらいは押さえていていただきたいなと思いますので、スタッフ研修のような発想があるのかどうかというのをお知らせください。

 それがまず1点目と、2点目は、まるごとミュージアムで、これも区民の方からお伺いした話として、ミュージアムと名乗っていて、当然まるごとでございますので、中央区すべての文化ですとか、まち並み自体がこの企画の資産といいますか、あるわけなんですけれども、やはりミュージアムと名乗っている以上、区内に大きな美術館、ブリヂストン美術館ですとか三井記念美術館さんですとかがありますけれども、そういうところの割引率が余りに低いのではないかと。ミュージアムと言っているから、ただなのかと思って行ってみたら、結構な額を取られたというお問い合わせを何件かいただきましたので、この点、費用もかかることですから簡単な話ではございませんが、やはり確かに私も、そう言われればそうだな、ミュージアムなのに本物の美術館に行って余り恩恵が受けられないのは、ちょっとどうなんだろうというふうに思っておりますので、その点の御認識についてお知らせください。

 以上です。

○小林文化・生涯学習課長
 まず、1点目のスタッフ、業者のほうなんですけれども、実は今回、昨年従事していただいた業者を含めて4社で提案していただきました。最終的にその提案の結果、別の業者にさせていただいております。

 今回、今後、スタッフ委員会に対してどういう指導をしていくかということなんですけれども、基本的には前回も主要なスタッフについては、事前の研修をやっていたんですけれども、それが全体までカバーし切れなかったという部分がございました。そういう点では、今回は基本的にすべて事前研修を行う、全員、指導研修を行った上で当日を迎えるという形でさせていただきたいというふうに思っております。

 道案内とか、そちらの件なんですけれども、どうしてもその地域、中央区から離れた地域に住まわれた方もいらっしゃるので、可能な限りその辺についてもわかるようにということでは指導していきたいと思っていますけれども、その辺を補う意味でも今回は区の職員あるいはボランティア、こちらについても従事していただきますので、全体として参加された方をおもてなし、御案内できるようにしていきたいというふうに考えております。

 それから、今、ブリヂストン美術館、三井記念美術館の割引の話がありましたけれども、できることであれば当然、無料という形にできれば一番いいのかなと思いますが、この辺につきましては、今回、昨年と同じぐらいの割引になる予定なんですけれども、今後ともいろいろと実績がふえていったり、あるいはいろいろな連携が、今後とも、まるごとミュージアムというだけではなくて、いろいろな形で文化事業者さんとの連携を深めていきたいという形でも動いておりますので、そういった中で、そういうことも含めて進めていきたいと考えておりますので、よろしく御理解いただきたいと思います。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 その2点につきましては、改善を図っていただけるというふうに信じておりますので、美術館の割引率は少なくとも半額ぐらいには、していただきたいなというのが個人的な感想でございますので、美術館さんとも連絡を取り合っていただければというふうに思います。

 資料3についてお伺いいたします。

 今回、観光検定で合格者のうち中学生に図書券を贈呈するということでございますが、すごくこれは瑣末なことを1点お聞きしますが、小学生はだめなんでしょうか。前回は小学生合格者がどれほどいるのか、いないのか存じ上げませんけれども、中学生、高校生以下が受験料1,050円で図書券の贈呈は中学生の合格者というふうにしている理由がよくわからないので、せめて中学生以下ですとか、ここは中高生から1,050円なんですから、中高生、高校生以下というふうにするのが妥当ではないかというふうに思うのですけれども、なぜこれが中学生だけなのかというのをお知らせいただければというふうに思います。

 それと、特派員につきまして、昨年度私も受験しまして、おそれ多くもといいますか、観光特派員の資格をいただきまして、本日議題にもなりましたので、特派員バッジをつけて登庁してまいりましたけれども、活動費の1万2,000円というのは、去年と一緒だったかどうか、記憶が私も定かではございませんが、こういったものが同じなのかどうかをお知らせいただきたいというふうに思います。

 それから、特派員の規定について、ことしは変更するようなお話を昨年、部長のほうからちょうだいいたしましたので、主な変更点がございましたらばお知らせください。昨年度の段階で、議員ですとか職員は辞退したほうがよろしいというようなことを私のほうに御発言がございましたので、それはそれでも構わないと思うんですけれども、ことしはどうされるのかというのを、大きな変更点とともにお知らせいただきたいというふうに思います。

 以上の点、よろしくお願いいたします。

○黒川商工観光課長
 観光検定の特典の部分でございますけれども、実際といたしまして、昨年第1回の検定におきましては高校生以下の受験生の方はおりませんでした。今回、さらに受験者を幅広く広げていくという点、それから中学生以下の方についても郷土に関する文化ですとか歴史について知る機会としていただきたいということで、教育委員会の後援も得ながら、中高生以下の受験者についても働きかけられるように受験料の設定等も考えたところでございます。

 特典の中学生以下ということでございますけれども、検定のレベルといたしましては、中学生程度の方で受験が可能という設定になっておりますが、規定上、特に年齢制限とかは設けておりませんので、中には小学生の方で合格されるといったケースもゼロではないというふうに考えております。そういった方につきましては、資料の記載上の不備ということでございます。おわび申し上げますけれども、中学生以下というふうにお考えいただければよろしいかなと思います。高校生は除いているところでございますけれども、これはそれぞれの年齢層におけます経済的な負担等を考慮して、こういった設定をさせていただいたというところでございます。

 また、特派員の要件ということでございますけれども、こちらにつきましては、観光協会特派員の活動基準等をきちんと定めておりまして、変更のある基準といたしましては、得点上位者の方を該当者といたしますけれども、ただし、観光協会の役員及び職員、内部関係者、それから中央区に勤務する職員、それからこれまで特派員を経験されたことのある方で登録期間が終了してから5年未満の方につきましては、該当者としないという形で、基準を考えているところでございます。

 それと、もう1点、活動費でございますけれども、これは従前から月1,000円、合計で年額1万2,000円という設定をさせていただいたところであって、これは従前どおりの形で考えております。

 以上です。

○田中(耕)委員
 それぞれありがとうございます。

 中学生以下ということで、その点は小学生の方、受験者もいらっしゃらなかったということなので、いたとしても、人数的にはそれほど大したことはないと思いますので、中学生以下ということで取り扱いをお願いしたいというふうに思います。

 合格者の規定に関しましては、私事もありまして、来年からはこのバッジもつけられないのかなと思うと残念なところではございますけれども、区の職員の方とか内部の関係者が継続的に特派員にならないという方針であれば、それはそれでよいことだというふうに考えますので、規定は規定でやはり明確にしていただいて、余り内輪でかたまってもいけないというふうに思いますので、広く特派員希望者が募られるように願っております。

 最後に、資料4について1点だけお伺いします。

 観光商業まつりで協賛行事が毎年たくさん出ていますが、協賛行事と中央区観光商業まつりというのが、余り協賛というか、数としては協賛しているのはわかるんですけれども、実際に参加してみて、これは中央区の観光商業まつりと名前一つ連携しているなというふうに思ったことが余りないわけなんですけれども、その連携の仕方、協賛であるから連携しているのかというと、そうでもなさそうに見えるという点について、御見解をお知らせください。

 よろしくお願いします。

○黒川商工観光課長
 観光商業まつりにおきます協賛行事でございますけれども、協賛行事はあくまでも観光商業まつりの実行委員会主体というよりは、かねてから地元におきましてこのシーズンにあわせて自主的なイベントとして開催をされているものでございます。こちらのいろいろなイベントにつきましても、観光商業まつり、1か月間強ございますけれども、この期間を前後してさまざまな形で実施をされるということで、観光商業まつりのポスターですとかチラシには協賛行事の概要を紹介し、さまざまな楽しみ方がこの1か月間できるという形でタイアップをしながら相乗効果を高めているという考えで進めております。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 観光商業まつりのポスターや案内に協賛行事が載っているのはわかるんですけれども、協賛行事に行くと、逆に観光商業まつりですとか、ほかの行事についてのことを知る機会がないのではないかというのが私の考えでございますので、これはすぐに改善するのは難しいやもしれませんけれども、こういったお祭りですとかイベントで、やはり出店を少し小さくてもいいので出してみたりですとか、今回観光50周年のポスターというか、みずからもつくられましたので、そういったものをどこかに提示していただくですとか、もっとパンフレットを皆さんの目にとまるところに置いて、ほかの行事もあるんですよ、これはこの中の一つなんですよというような位置づけですとかをもっとしていくべきなんじゃないかなというふうに思いますので、この辺については強く要望いたしまして、終わりにしたいと思います。

○小栗委員長
 それでは、質疑が終わりましたので、議題、地域振興、観光振興及び地域経済活性化対策に関することについては継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小栗委員長
 では、これをもちまして本日の地域活性化対策特別委員会を閉会といたします。

 どうも御苦労さまでした。

(午後2時45分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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