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平成22年  福祉保健委員会(7月21日)

1.開会日時

平成22年7月21日(水曜日)
   午前10時 開会
   午後3時21分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(7人)
委員長 鈴木 幸子
副委員長 鈴木 久雄
委員 中嶋 ひろあき
委員 木村 克一
委員 田中 広一
委員 小栗 智恵子
委員 田中 耕太郎
議長 (中嶋 ひろあき)

4.出席説明員

(12人)
矢田区長
髙橋副区長
島田福祉保健部長
坂田福祉保健部管理課長
来島子育て支援課長
高野生活支援課長
田中障害者福祉課長
小倉高齢者施策推進室長
小林高齢者福祉課長
守谷介護保険課長
東海林保健所長
鈴木生活衛生課長

5.議会局職員

奥田議会局長
横山議事係長
村上書記
岡野書記

6.議題

  • (1)福祉及び保健の調査について
  • (2)「後期高齢者医療制度の廃止法案」を、即時に臨時国会に提出し、老人保健制度に戻す請願
  • (3)75歳以上の医療費の無料化を求める請願
  • (4)最低保障年金制度の創設と公的年金等控除・老年者控除の復活を求める請願

(午前10時 開会)

○鈴木(幸)委員長
 おはようございます。それでは、ただいまより福祉保健委員会を開会させていただきます。よろしくお願いいたします。

 本日は、木村委員が少しおくれて出席となりますので、御了承願います。

 また、本日、理事者報告の関係で生活支援課長及び障害者福祉課長が出席しますので、御了承願います。

 それでは、理事者報告をよろしくお願いいたします。

○島田福祉保健部長

 1 平成21年度個別外部監査における指摘事項及び意見に対する措置状況について

(資料1)

 2 私立認可保育所の開設について(資料2)

 3 平成22年度認証保育所運営費等助成対象事業者の募集について(資料3)

 4 自立支援センター「中央寮」の廃止について(資料4)

 5 平和モニュメントの設置について(資料5)

以上5件報告

○鈴木(幸)委員長
 ありがとうございました。

 それでは、質疑に入りますが、発言の持ち時間制につきましては既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午前10時14分ですので、自民党さん43分、公明党さん32分、日本共産党さん21分、かけはしさん10分となります。

 それでは、理事者報告に対する質問に入らせていただきます。

 発言を順次お願いいたします。

○木村委員
 それでは、私のほうから質問をさせていただきます。

 まず、資料2についてお尋ね申し上げます。

 私立認可保育所の開設ということになっておりまして、ここにも書いてあるとおり昨年度の新生児の出産数が1,300人を超えていると。過去5年間、1,000人以上の新生児が中央区内で誕生している形になっております。昨年度、中央区におきましては、子育て支援対策本部というのを設けまして、今後3年間、ということは本年度を含めて来年度までの間に待機児童をゼロにするという方向性で、進行している計画を立てていると思います。

 そこで、お尋ねしたいんですが、このように、予想外に新生児がふえ続けている現状をとらえて、今後、子育て支援対策本部としても、保育園の待機児童を来年度までにゼロにできるような方向性で対応できているのかどうか、あるいはその対応策ができていないのであれば、今後どのようなお考えで対応していくのか、まず、その点についてお尋ねいたします。

 それと、もう1点、資料には今回2つの保育園の施設が来年度でき上がるような形で進んでいると思うんですけれども、それに伴って1つ、株式会社こどもの森のほうは必要経費として概算見積額にはなっているんですけれども、1億5,300万円、これは開設準備経費及び運営費の助成という形になっています。もう一つに関しては、株式会社日本保育サービスということで1億900万円。2つの保育所の施設に関してなんですが、お互いに過去幾つかの認可保育所あるいは認証保育所の運営実績があることに基づいてのお尋ねなんですけれども、今回、必要経費に関して同じような規模あるいは同じような定員人員、それと過去の運営実績を伴ったときに約5,000万円の違いというのは、運営費の助成ということに当たると思うんですけれども、その点、どのような内容でお考えになっているのかお示しをいただきたいと思います。

 お願いいたします。

○来島子育て支援課長
 では、ただいまの御質問にお答えいたします。

 まず、1点目の、計画は待機児ゼロに向かってどうなのかということなんですけれども、待機児が平成22年4月1日現在で152人だということで、区といたしましても、これの対応ということで、先ほど委員が述べられたようにゼロ歳児の人口が多くなったとか保育ニーズがふえたということで、適宜保育整備計画を見直すということをやっておりまして、その中で今回お示ししております計画が出てきているもので、そういった意味では23年4月に向けて待機児ゼロに向けて鋭意頑張っているところでございます。

 それと、2点目の必要経費の関係で5,000万円違うというところなんですけれども、こどもの森のほうの部分については、平成23年1月1日開設ということで3か月分の運営費補助というのが入っております。日本保育サービスのほうについては、23年4月1日開設ということになりますので、運営費補助が22年度予算では入らないということで、開設日の違いによって運営費が3か月分ある、なしの違いによるものということであります。

 以上でございます。

○木村委員
 いずれも御答弁ありがとうございます。

 保育所整備の対策として、この2カ所が新たに対応されているということなんですが、今回この質問をさせていただいた1つの理由としては、今、私が区役所に来る間に、新しいビルの1階で7月1日オープンですという保育園ができたんです。この保育園に関しては、今まではオフィスとして使っていたビルだったものですから、内装工事を行って保育園の施設的な要素を含めた改造をしているんですけれども、全く知らない間にこういうような保育園ができてきた。それは今までオフィスの1階だったものですから、当然、認証にもならない、認可にもならない、平米数が足りない。公園等々に関しても、前の鉄砲洲公園を使っていくというような形になるのではないかなと思っているんですけれども、このような無認可と言っていいのかどうかわからない、認証でもない、認可でもないような保育園というのが、今後、施設の足りなさによってふえていく可能性があるのかどうか、また、そのようなところにお子様を仕方なく預けた親がもしいたとしたらば、そこら辺に対する補助的な考え方があるのかどうか、その点についてお尋ねいたします。

○来島子育て支援課長
 今のお尋ねですけれども、確かに言われていますように、認可保育園、認証保育所というのはあるんですけれども、今、委員が御指摘されたのは、その他の無認可といって東京都のほうに許認可権がありまして、区のほうには情報が入ってこないというような実態があります。それで、東京都のほうには、いろいろ中央区内で無認可の開設がある場合は情報を提供してくださるようにというような形でお願いはしております。

 また、認可保育園、認証保育所にも入られないで、やむを得ず無認可保育園に入っていらっしゃる方への手当てということですけれども、こちらに関しては、純然たる無認可というところが一体どういうような状況になっているのかというところを調べながら、また検討してまいりたいと思っております。

 以上でございます。

○木村委員
 ありがとうございます。

 現在の中央区の新生児の出生率あるいは保育園の需要を考えると、中央区としては、他区に比べて、対応としてはかなり充実しているのではないかなというふうに私自身も認識しています。でも、地域地域に応じては、それぞれやはり大きな問題を抱えていて、今後、人口増が大きく懸念されている月島地域に関して、ますます認可保育園、認証保育所が足りなくなってくる。それでも、預けなくてはならないということになってくると、今おっしゃったように、東京都は認可しているかもしれないけれども、無認可的な保育園ができてくる可能性は大いにあると思います。我々中央区としても、そのようなところを確認しておくべきではないのかなと思いますので、今後は東京都との話し合いを密にしながら、そのようなところが、どういうところで幾つ出てくるのかというのも、対応として考えなくてはいけないのかなと思います。

 それとともに、やはり無認可になってしまうとということで大きな問題だと思うんですが、そこら辺の対応に関しても、今後は考えていかなくてはいけないのかなというふうに思いますので、その点を要望して質問を終わらさせていただきます。

○田中(広)委員
 私も資料2、3に関連した保育所の問題、それから確認ですが、資料4についてお尋ねをさせていただきたいと思います。

 まず、資料2でございますけれども、当初、計画を立てて、ずっと進めているわけなんですが、待機児童対策、本当に全庁挙げて、また難しい対応の中でこうやって進んでいることは大変期待しているところでございます。その上での質問でございますが、まず最初に確認なんですけれども、今回資料2に出ている2件について、たしか新たにとさっきおっしゃったんですが、これは業者さんを選定するときはプロポーザル方式とか何かとって、これまでの福祉保健委員会に説明等、報告があったのかどうか、念のためですが、確認で教えていただければと思います。

 それから、資料4でございますが、これも確認で教えていただきたいんですが、実績のところで入所者累計が平成17年度から20年度の中で570人、退所者累計が518人、就業自立が282人となっているんですが、単純に就業自立できなかった数字を出した場合、236名となるんでしょうか。この数字から見ますと、どういった対応状況になっているのか、確認ですが、お示しをいただければありがたいと思います。

 よろしくお願いします。

○来島子育て支援課長
 まず、認可保育園の件でございます。

 こちらに関しては、東京都が許認可権を持っているんですけれども、認可保育園として開設していくための事務手続というのは、事業者があらかじめ区と事前に相談をして、その推薦を受けてから東京都のほうに申請書類が出せるような形になっております。それで、区といたしましては、まず、区のほうの希望に合うような業者さんと話をして、認可保育園というのはやはりハードルがありますので、要はそこに十分耐え得るようなところでもって話し合いをした中でお話を進めていくというような形で、議会のほうにお話をしているのは今回が初めてというような形になります。

 以上でございます。

○高野生活支援課長
 御質問いただきました中央寮の退所者の状況でございますが、自立をした以外の236名の状況でございますけれども、病気等によりまして就労に至らなかったような方、医療のほうにつながった方ですとか、あるいは失踪という形で不明になってしまった方、あるいは生活保護の適用を受けまして、自立には至りませんが、保護という形で居宅のほうに移行した方ということが含まれておるものでございます。

○田中(広)委員
 それぞれありがとうございます。

 まず、保育所のほうなんですが、これは本当に一生懸命されている中で釈迦に説法みたいな言い方になっちゃうかもしれないんですが、最初の御報告の中で、これはあくまでも指定管理者制度を導入した区立施設についてという内容の監査内容なんですが、委託を受けている業者さんに対するさまざまな監査結果がある中で、これはこれで監査を受けてきちっとやるのは当然なんですが、少しでもこの内容を見て、例えば同じ部署の中で同様に、もちろん発注形態とか、いろいろ違っても、やはり少しでも利用していただく区民の皆様に喜んでいただけるような施設サービスが必要だろうと私は考えておりますので、今、一生懸命量的なサービスも行っていただいて、その中できっと質の対応もやっていただいているんだろうとお察しいたしますけれども、せっかくこういった監査の取り組みもある中で、この保育所の業者さんに対しても質の向上につながるような対応をぜひお願いしたいなというふうに思っております。これは、あくまでも社会福祉法人という一つの枠の中においては、東京都がまた来年度以降、いろいろ従業員の働きやすさとか経営の視点とか、そういったところからサービスの向上はどうなっているのかという調査も行うなんていう記事も1度見た背景もあるんですが、いずれにしても、せっかくここまで量を一生懸命拡大しようとしている中で、やはり質の確保、また質の向上という視点もぜひ行っていただきたいと思いますので、御見解をお聞かせいただければというふうに思います。

 それから、自立支援に関する問題でございますが、本当に自分の知らない中で、いろいろなところで背景があるんだろうなというふうに思うんですけれども、就業、自立されて健康でいていただけるのが一番ありがたいんですが、何せリーマンショックを受けてからの厳しい景気状況の中で、この実績自体は平成20年度とはなっているんですが、現在は本当に景気の厳しい状況でございまして、当然、東京都あるいは関係区との調整の中でこういった取り組みが行われているんだろうと思うんですが、やはりさらなる各関係機関との調整をお願いして、この厳しい景気状況の中で、どう就業の自立ができるのか、若い世代、大卒、高卒の方でも苦労している時代でありますので、その点の対応をぜひお願いしたいと思うんですが、この点も改めて御見解があれば、お聞かせいただければと思います。

○来島子育て支援課長
 保育所の質の問題ですけれども、委員おっしゃるように、確かにつくるということも大切なんですけれども、質を確保するということも、区としても大きな課題だと認識しております。それで、今、区立保育園をはじめ、私立の保育園と認証保育所、それと認定こども園がまたできようとしています。こういうようないろいろな保育施設が切磋琢磨し合って、中央区の保育の質の向上をしていくために我々も努力してまいるつもりでおります。

 以上でございます。

○高野生活支援課長
 ホームレスの方の自立支援に向けましては、今回、自立支援センターと緊急一時保護センターを統合して、新しい機能をあわせ持つ新型の自立支援センターとして、この中でさらに就労に向けた支援策を強化して、さらなる自立に向けた対応を図っていくこととしております。

○田中(広)委員
 それぞれありがとうございます。

 保育所の子育て支援に対するサービスの向上をぜひ図っていただきたいなというふうに思います。認可あるいは認証も含め、これだけいろいろな施設がふえてくると、現場ではいろいろな声が出てくるんだろうなというふうに思っているんですが、そういった中で、1つだけ地域の方からいただいた御提案なんですが、質の向上といいながら、大分各論になってしまうんですけれども、保育している世代では、やはり絵本を読んだり見たりすることが大変多い中で、どうしても絵本というのは物が大きいですし、また一時期的な、保育している時期が一番使われて、その後は使わなくなるという傾向もあるものですから、当然いろいろな心がけのある方はリサイクルに回したり、いろいろなことでやっていらっしゃるというふうに思いますし、また、図書館でもそういった取り組みを行っているんだろうと思うんですが、何か1つ福祉、特に子育ての部署の中で、そうした使わなくなった絵本とかを、もし捨てるようなことがあるのであれば、逆に地域の方からいただいて、それを保育所等の足らないところに整備していただくような、そうした取り組みがあったら大変ありがたいのかなというふうに思っているんですが、地域の方からすれば、業者さんに対する経費の削減ですとか、また地域で協力し合うんだという取り組みの向上にもつながる、あるいは絵本を見るということも今後の読書活動の中では大変重要だと、そういった視点もありますので、ぜひそういった取り組みを御検討いただければありがたいなと思うんですが、その点もお聞かせいただければというふうに思います。

 それから、資料4ですが、これからまた新たな対応ということでありましたので、その辺の具体的なことも伺いたいところであるんですが、もし具体的なことで何か把握している内容があれば、お聞かせいただければというふうに思います。

 よろしくお願いします。

○島田福祉保健部長
 今、委員のほうから絵本の関係のお話がございました。私どもも日々の保育の中で、そういった絵本を提供したいというようなお話もいただいてございます。なかなか絵本の中身だとか、そういったものも各保育園の中で公立保育園、それから私立保育園、それから認証保育所ございまして、どういった形でそういった区民の方の御要望なりお声にこたえていくのか、なかなか難しいところはございますが、一義的には社会福祉協議会を通じて、そういったものを提供していただく保護者の方とお話し合いをさせていただきながら、中にはなかなか使えない絵本も一部あるところもございますので、今後そういったところで、いただいた提案でございますので、社会福祉協議会と相談しながら、公立だけではなくて認証、私立、そういったところでも御活用できるような仕組みを考えていきたいというふうに思ってございます。

 それから、ホームレス対策でございますが、先ほど生活支援課長のほうからも御答弁させていただきましたけれども、ホームレスにつきましては、さっきお話のありました景気の問題だとか、それから地域コミュニティの希薄化だとか、さまざまな要因がございまして、福祉部門だとか、それから保健部門だとか、そういったものが連携しながら、この問題については解決に取り組んでいく。それから、東京都と特別区合同で、先ほどお話しさせていただきました緊急一時保護センターだとか自立支援センターだとか、こういったもので取り組んでございまして、先ほど理事者報告の中で御説明させていただきました中央区の場合は港寮のほうに新型の自立支援センターということで、一番早くできますが、東京都全体の中では25年度に向けて新型自立支援センターをそれぞれ各ブロックごとに整備しながら、緊急一時におけるシェルターの一時保護、それから就労の相談、それから東京都の役割として住宅の確保支援だとか、そういったものを総合的、一貫的な仕組みの中で、今後ホームレスの方の対応をとっていきたいと考えております。以前に比べて、ホームレスの方は確実に減少してきてございますので、こういった取り組みを今後も着実に進めていければというように思っております。

 以上でございます。

○田中(広)委員
 大変御丁寧な御答弁ありがとうございます。ぜひ対応のほど、よろしくお願いいたします。

 以上で終わります。

○小栗委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 最初に、資料1の件ですが、1ページのレインボーハウスの件で先ほど御説明いただきましたが、法人事務費というのは、その法人の利益分というんですか、そういうものになる金額ということで理解していいのかどうかということと、ほかの施設は実績ベースで決めているということですけれども、ここの場合は予算ベースでその2%未満ということで金額を明示した協議書を取り交わすというふうにするということになるのか、その辺の説明をもう一度お願いしたいというふうに思います。

 それと、2ページの指定期間の自動延長の件ですけれども、これについては1年程度の引き継ぎ期間が必要だというような事情もあって、こういうふうにしたということで、この手続については議会でも議決を経ているわけですけれども、問題は、指定管理というのは限られた期間の契約ということで、自動延長は随意契約と考えられて指定管理者選定手続の形骸化につながるということは、この制度を使えば、自動延長ということになれば随意契約と同じで形骸化ということになると思うんですけれども、問題は指定管理者の制度自体がそういうふうに期限を区切って、その業者に頼むということになるので、その期間しか事業者としては運営が保障されない。この点については、さきの委員会でも述べさせていただきましたけれども、そういう問題点があるのではないかというふうに思います。期限を切って人を雇って事業をするということしかできないような制度ではないかという点は、どういうふうに考えているのか、見解をいただきたいというふうに思います。

 あと、資料2についてですけれども、私立認可保育園の開設ということで、ことしの4月時点で待機児童が、新定義ですけれども、152人ということで大変深刻な事態だということは、ここにも示されているとおりだというふうに思います。やはり保育園に預けて働きたいという方は待てない事情があるということで、なるべく早く待機児をゼロにするための対策ということで随時見直しをして、事業者が開設したいというところについては積極的に対応するという点は大切なことだと思いますけれども、結局は株式会社が手を上げて、そこに必要経費の援助をして開設をしてもらうという形で待機児対策を図るということについては、やはり保育サービスを株式会社に任せていいのかという点では問題があるというふうに私は思いますけれども、本当に必要な緊急の対策としては、こういう私立の認可保育園の開設ということも重要な意味もあるというふうに思います。

 それで、この保育園については、1・2階部分で開設するということですけれども、園庭は結局ない施設ということになるのか。今、認可でも園庭は近くの公園などで対応すればいいというふうになっているということですけれども、やはりその点では、本来はそういう施設も備えた施設整備が必要ではないかというふうに思いますけれども、その辺のお考えについて伺いたいというふうに思います。

 それと、自立支援センターの件ですけれども、これは中央寮を廃止して、廃止後は千代田寮と自立支援センターの機能を併設した新型の自立支援センター、港寮を設置すると。千代田寮も残るし、港寮を新たに設置するという解釈でいいのか。先ほどの説明だと、何か千代田寮と中央区にあった寮を併設した新型のが港寮になるというような説明にも聞こえたので、その辺の、これからどういうものが設置されるのかということと、今、中央区の中央寮では50人の定員だったんですけれども、これがふえるような計画になっているのかという点について確認をさせていただきたいというふうに思います。ことしの9月で中央寮は廃止ということですけれども、退寮した後の、今、入所している方たちの行き場は新しくできる港寮のほうに行くということで、行き場がなくなるようなことには、ならないということを言っていいのかどうか、その辺も確認をさせていただきたいというふうに思います。

 お願いします。

○田中障害者福祉課長
 レインボーハウス明石の法人事務費のお問い合わせの件なんですが、監査で御指摘いただいた内容について、当初予算額の約2%に当たる金額ということで設定させていただきました。御指摘いただきまして、平成22年度からは社会福祉法人と協議書ということで交わしまして、予算額の2%未満ということで規定させていただいております。

 その内容としましては、レインボーハウス明石という施設は社会福祉法人東京都知的障害者育成会という法人が運営しておりまして、そちらの本部がレインボーハウス明石の運営のために必要な経費として法人事務費というのを算定しているものでございます。

 以上です。

○島田福祉保健部長
 指定管理者の関係で、今、答弁漏れがございまして申しわけございません。

 指定管理者につきましては、御案内のとおり民間のそういったノウハウを活用しながら事業を行っていくという形の中で期間を設定し、当然、その期間はその事業を行う中で適切な期間かどうかという判断をさせていただいて、議会でその期間を含めて御審議をいただいて議決をいただいているところでございます。したがいまして、今回、10年間という区の福祉施設につきましては、事業の継続性だとか、それから福祉サービス職員とのつながりだとかを含めて10年間というところで設定させていただいておりますので、これは指定管理者の趣旨に合った年数だというふうに考えているところでございます。

 それから、自立支援センターにつきましては、千代田寮につきましては、緊急一時保護ということになってございます。それから、中央寮につきましては、自立支援センターということで、一時的に緊急一時保護の事業を、まずシェルターみたいな形で保護して、そういった方が今度、就労につながる場合については自立支援センターに入っていただくということで、自立支援のほうの施設はおおむね2か月程度で就労につなげていくということになってございます。先ほど委員の御心配の、出た方については、おおむねここで2か月になっていますので、就労につながっていくか、それから引き続き巡回相談を含めて、また路上生活に戻らないようにフォローアップしていくというような対応をとらさせていただいています。

 基本的には、千代田寮と中央寮の合築した新型につきましては、千代田寮は現在62名の定員で、中央寮が52名の定員ですので、詳しい仕組みは、これからまた港寮のほうで整備をしていきますので、細かな数字はちょっとないのですが、そういった人数を十分網羅できるような、あるいは対応できるような、あるいはサービスできるような施設になるというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○来島子育て支援課長
 保育所の園庭の件でございます。

 園庭につきましては、中央区内で保育所を開設しようとしますと、園庭まで確保するスペースというのはなかなか難しい状況がございます。今回の施設に関しましては、園庭というのは、やはりないというような状況になっております。したがいまして、近隣の公園等を使っていくというような形でございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 御答弁いただきましたが、まず、自立支援センター、中央寮の件ですけれども、やはり路上生活されている方で、緊急一時保護センターに入りたくても、なかなかあきがないと入れないということで、私も御相談を受けてそちらにお願いした時に、その方は何とか、あきがあって対応していただけたんですけれども、今、ホームレスの方が減ってきているというお話もありましたけれども、まだまだそういう施策が必要な方がいるという点でいいますと、もっともっとこの辺は充実していかなくちゃいけないのではないかというふうに思います。まだ詳細に緊急一時保護センターがどういうふうになっていくのか、新型のほうは定員がどういうふうになるのか、これからだということですけれども、その辺も十分対応できるような施設として運営できるように、ぜひ協力いただきたいというふうに思います。

 今やっている事業の中で、自立支援で就労に結びついた方などの住まいは、どのように確保が実際されているのか。やはりどこに住むかというのが一番悩みの種だし、東京周辺は家賃が大変高いので、その辺はどういうサポートがされているのか、あわせて伺いたいというふうに思います。

 それと、保育園の件ですけれども、今も認証保育所なども含めて、朝、10人ほどのたくさんの子供さんを連れて公園まで、交通の激しいところを、自転車なんかも通るような歩道を公園に向かって歩いている子供さんをたくさん見かけるんですけれども、保育士さんも大変だなというふうに思います。今回つくる認可保育園のほうも園庭のない施設ということですけれども、中の設備としては、もちろん認可の基準を満たす設計になっているというふうには思いますけれども、中央区ではゼロ歳で6平米ですか、そういう基準で区立の認可保育園はやっていますけれども、そういう質も確保されるのかどうか、あわせて伺いたいというふうに思います。

 最近のニュースでは、育児休業を取得する人が、今まではずっとふえていたのに、今度の統計では減っているということで、景気の厳しさも含めて早く職場に復帰したい、あるいはせざるを得ない、そういう方がまたふえているという事情もあるというふうに思うんですけれども、そういうことも含めて、今回、認可を合計で120人、認証のほうを40人程度の定員で整備するという計画ですけれども、これで果たして大丈夫なのかという心配があります。全体の枠としては、かなり定員数がふえてきていると思いますけれども、ゼロ歳とか1歳とか2歳とか、低年齢児でふえている待機児に対応できるのかという点ではどういう見通しになっているのか、お示しいただきたいというふうに思います。

 それと、認証保育所については、私も認証保育所で働いている方のお話を伺ったことがあるんですけれども、とても仕事が大変で、特に常勤の人にすごく負担がかかっちゃって、朝からずっと責任を持ってやらなくちゃいけないということで、常勤の人が逆にやめてしまって、非常勤の短時間で対応する人たちだけで運営するには、とてもやっていけないというふうな実態があったりとか、人を募集しても、なかなか十分な人材が集まらなくて、どうしても人がいないということで、おむつのかえ方もわからないような人が雇われてきたりとかというようなこともあるというふうに聞いたんですけれども、そういう点では質の確保、働いている人たちの対応がきちんとできているのかということも区のほうでぜひ十分目配りしていただきたいというふうに思いますけれども、その点についてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。

 先ほど前委員の方の質問で、認可でも認証でもない無認可の施設ができてきているという話でしたけれども、それについて区のほうできちんと質が保たれているのかというようなことで、よく見ていく必要があるんじゃないかと思うんですけれども、その辺の考え方についてお示しいただきたいということと、今、認可外保育施設の保育料の助成をやっていますけれども、これから考えるということで先ほど御答弁ありましたけれども、それでいきますと、今の湊にできたやつは認証保育所でもなく、また東京都の認定保育室でもない、そういう施設なのか、その辺の確認をさせていただきたいというふうに思います。

 お願いします。

○高野生活支援課長
 自立支援センターに入所されております方の住まいの確保でございますが、入所している際にはお仕事を探されると同時に、お仕事に適した民間のアパート等を確保するべく、自立支援センターの相談員等が相談に乗り、助言をする中で決めていくような仕組みになっております。

 以上でございます。

○来島子育て支援課長
 保育所の質問についてお答えさせていただきます。

 まず、今回でいくと私立の認可保育所の1人当たりの面積ですけれども、これは国基準の3.3平米というような形になっております。

 それから、2番目の計画についてでございますが、こちらのほうは今回、4月1日現在で152名の待機児が出たと。それで、ゼロ歳児の人口がふえているというところを見て計画を立てて、今回、実施したような計画を出しておりますので、あくまでも平成23年4月に待機児解消を目指したものでございます。

 それから、認証保育所の人材確保の件でございます。

 こちらに関しては、認証保育所で退職される方については、区のほうに情報が来るようになっております。それで、確認をさせていただいて、個人的な理由でやめられるのか、そうでないのかというところとかを確認しながら質の確保というところでも、その中でしっかり見ております。

 それから、無認可保育所の関係ですけれども、こちらは当然、認可でもない、東京都が認証した保育所でもない、それ以外の無認可の保育所というような形になります。先ほど申し上げたのは、その無認可の保育所の実態をよく把握した上で検討するというふうに申し上げたところでございます。

 それと、これに関しては、東京都が許認可権を持っていますので、情報等、東京都と連携しながら無認可についても目配りしていこうというふうに考えております。

 以上でございます。

○島田福祉保健部長
 答弁漏れがございまして、今回の2つの保育園の関係で、委員お話のあったとおり、確かにゼロ歳・1歳・2歳というところの待機児が一番厳しいところですけれども、そういったところにも目配りして、今回、2つの保育園、それから認証保育所を含めて、当然ゼロ歳・1歳・2歳で一番定数が厳しいところに目配りした整備計画になってございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 認証保育所ではないというのはわかるんですけれども、湊にできた保育室ですけれども、東京都認定保育室でもないというくくりなのか、認定保育室というのがあるんですけれども、中身を見て適切な保育がされていれば、保育料の補助も適用する対象になるという考えなのか、その点だけ、もう一度確認をさせていただきたいと思います。

○来島子育て支援課長
 東京都の、今おっしゃったところに関しては、確認はしておりません。

 それと、ちょっと誤解があるかと思うんですけれども、我々は広く無認可、その他の無認可というところの実態をよく調べた上で、要は補助なり何なりも検討していかなければならないと。例えば、こういった言い方をしてはあれなんですけれども、幼稚園に預けていて、その後、無認可を御利用なさる方とかもいらっしゃるようですし、その辺の実態をよく把握した上で、そういった補助とか、そういうものは検討していかなければならないというふうに考えております。

 以上です。

○小栗委員
 保育園の待機児対策というのは本当に緊急対策ですので、いろいろな手だてもとって、やはり質の確保も十分していただけるように要望して終わります。

 ありがとうございました。

○田中(耕)委員
 時間に限りがございますので、まとめてお聞きいたします。

 まず、資料1の外部監査の指摘事項についてでございますけれども、1ページの2の(1)、1で提案準備期間の確保を十分にという御意見があったということで、これは福祉保健部だけの問題ではなくて全体の問題に当然なってくると思いますけれども、以前から公募等の説明会から実際の受付期間というものが非常に短いなというふうに感じておりましたので、こういった提案を本当に真摯に受け入れて、早急な対応をしていただきたい。40日程度が十分な応募期間ということでラインを示されていますけれども、私的にはもう少し長くても、場合によってはいいのではないかとも思いますので、ここは必要性に応じて、これを逆に最低ラインとして考えていただいて、もちろん長過ぎてはなかなか実現までの時間がかかり過ぎたり、話が進まないという問題もありますけれども、現状は非常に短いと感じておりますので、対応をぜひとも全分野に関してよろしくお願いいたします。

 2ページの(3)のコストの管理に関しましても、予定価格について前例を踏襲している傾向が強いのではないかという御指摘ももっともな御指摘だというふうに思います。措置状況のところで、類似施設等のコスト比較が、規模や業務内容が異なるので単純には難しいということで、これはおっしゃる意味は当然なんですけれども、やはりその中でも類似点を見出してきたりですとか、土地の値段ですとか、本区独自の高コストになってしまう部分というのはあったりもすると思いますけれども、比較できる部分が当然あると思いますので、民間であればコストの比較といったことは一番重要視されているポイントでございますし、こちらでも御指摘あるように、指定管理者制度をそもそも導入している理由というのが、そういった民間の知恵だとかアイデアというものを生かすということでございますので、こちらに関しても難しいというふうに前提をするのではなくて、難しいからこそ、それに取り組んでいただいて、同じ予算であればより高い効果を、同じサービスであればより安いコストを、もっともっと果敢に挑戦していただきたいなというふうに考えております。この措置状況に関しては、後ろ向きだなというふうに感じてございます。

 3ページの(4)に関しましても、モニタリングしているが成果指標を整理したほうがよろしいという御指摘で、これも私、一般質問等でもしてございますけれども、事業仕分けとはまたちょっと違いますけれども、行政評価といったものの客観性をより高めて、経年変化、経年評価をしていくといった仕組みづくりが本当に求められると思いますので、これも簡単にはできないというお話になってしまうと思いますけれども、今、行っている行政評価の基準等をもう少し詳細に、明確にしていただいて、各施策、成果がどのように変化していくのかというのを徐々に整備して、ぜひとも本委員会ですとか各委員会、議会にお示ししていただきたいというふうに考えてございます。とりわけ、行政評価を詳細にしていただいて、決算特別委員会等にこの評価の成果指標等が示されることが大変望ましいというのを繰り返し申し上げてございますので、ぜひとも取り組みをお願いしたいというふうに思います。

 4ページの(2)の1の区有財産についての考え方でございますが、これはどちらの自治体だったか失念しましたけれども、やはり同様の内容で裁判が起きたことが、たしかございまして、公園内のレストラン施設の改装工事を自治体が行うべきか否かといったようなものが争点で、判例も出ていたと思うんですけれども、指定管理者に委託した場合の中の設備を区有財産とすべきか否かというのは、そういった判例があることからもわかるように、訴訟等の問題が頻発していると言っても過言ではないと思いますので、十分にこれも協議を重ねているというふうに措置状況ではお話をされておりますけれども、そういった判例などもきちんと精査していただいて、よりよい指定管理者との距離感、それから、特にこういった資産のかかわるようなものについては明確な規約、規定等を整備していただきたいというふうに考えてございます。

 5ページの(3)の予定価格の積算資料は保管しておくことが望ましいと。これも福祉保健部だけの問題ではないんですけれども、実は私もいろいろな委員会等でお伺いして、一番最初の資料等が残っていないことというのが結構ありまして、途中はともかくとして、一番最初になぜそれが行われたのかというのは必ず明確に示しておく必要性があると思いますので、この点についても早急な改善をお願いしたいというふうに感じてございます。

 次に資料3についてお伺いします。

 先ほどの資料1についてもあったんですけれども、このスケジュールの募集開始と受付期間というのは、これはまた1か月以内なんですけれども、これは特に問題がないのかどうか。あと、募集開始と受付期間という言葉の定義の意味が私にはわからなかったものですから、お示ししていただきたいというふうに思います。

 それから、資料5についてお伺いします。

 まず、平和モニュメントの設置は、福祉保健部のどちらが所管を御担当なのかというのが私のほうで確認しておりませんでしたので、お知らせしていただきたいと思います。

 平和事業ですとか、平和モニュメント自体の設置の意義は私も強く痛感するところなんですけれども、これがなぜ、こういったモニュメントの形、形式になったのか、平和モニュメントに何がふさわしいのかといったものをどのように検討されたのかについてお知らせしていただきたいというふうに思います。個人的には、小学生や障害者の方がNPO法人の方とモザイク平板をつくるということで、大変よい事業だとは思うんですけれども、なぜこれでなければならないのかといった点が私個人はわかりかねる部分がございますので、ぜひとも平和モニュメントをなぜこの形式にしたのか、どのように決定したのかについてお知らせしていただきたいと思います。

 以上、よろしくお願いいたします。

○島田福祉保健部長
 まず、平和モニュメントの関係でございます。

 こちらは全庁挙げての取り組みでございまして、福祉保健部の関係では、先ほど御説明させていただきました、障害のある方が福祉センターにおける作業訓練の一環としてモザイク平板を作成して、それを取りつけていくものでございます。

 それから、区内にはさまざまな平和モニュメント、いろいろな形での平和の像だとかモニュメント、それから都市宣言碑、そういったものをいろいろなところで平和をあらわすというような形での標語を設置してございます。今回の平和モニュメントにつきましては、特にこの地域は御案内のとおり、かちどき西保育園や勝どき児童館、きらら中央あるいは学校もございます。そういった子供の施設が多数ございまして、来街する方とか、そこへいらっしゃる区民の方々に子供たちや、それから障害のある方の感性を生かした壁画を平和モニュメントに入れて、核なき世界、平和を希求する標語ということでの銘板を設置するというところが目的でございます。

 以上でございます。

○来島子育て支援課長
 資料3のスケジュールの募集開始と受付期間についてでございます。

 募集開始というのは、こちらのほうから、この地域、ここに認証保育所を募集するという募集概要等を公開するというような形で、受付期間というのがわかりにくくて申しわけございませんでした。この期間というのが事業者さんの申込期間になりますので、その間、情報を提供してお問い合わせをいただいたり何なりをして、それで申し込んでいただく期間が8月9日から8月13日というふうに御理解いただければよろしいかと思います。

 よろしくお願いします。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 そうすると、先ほどの資料1にあった40日間設けたほうがよろしいということとはバッティングというか、ミスマッチなのではないかなというふうに思うんですけれども、その点は、これに関しては問題がないということでよろしいんでしょうか。

 お願いします。

○来島子育て支援課長
 今回、この開設事業者募集につきましては、やはり開設時期から逆算すると、この時期に募集して申し込みをしないと、どうしても予定の開設時期には、いかないということで、今回、こういうような形で出させていただいております。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 終わります。

○鈴木(幸)委員長
 それでは、議題に入らせていただきます。

 福祉及び保健の調査について、御質問のある方、いらっしゃいますでしょうか。

○木村委員
 それでは、1点だけ質問をさせていただきます。

 この6月にオープンいたしました産科診療所についてお尋ねいたします。

 さきの委員会の資料にもあったんですけれども、中央区における年間の出生数という形では1,000人を超えている年度が多くなって、昨年は1,300人を超えているというような形はさっきの質問でもさせていただいたんですが、中央区内における出産施設に関しては、聖路加病院、そして聖路加病院のところにできました産科診療所、助産師を中心とした産科診療所が、この6月にオープンするということで、予算特別委員会でも私のほうでも質問させていただいたんですけれども、1か月たった段階で、この産科診療所の現状はどのようになっているのか、あるいは、ここへ通院されている方々の妊婦さんの数等々が把握できているのかどうか、もしおわかりのようでしたらば、お示しをしていただきたいと思います。

 お願いいたします。

○坂田福祉保健部管理課長
 聖路加産科クリニックのお尋ねでございます。

 委員お話しのとおり、6月15日に聖路加産科クリニックがオープンいたしまして、先週金曜日に区民の方が第1号を出産したという情報が入っているところでございます。進捗状況ということでございますが、配置されます職員につきましては、産科医師が1名と、ローテーションで小児科の医師が1名、それから助産師が23名ということで平成22年度については配置を予定していると聞いているところでございます。

 それから、区民の申し込みの状況でございますけれども、説明会参加者においては、半数を超える6割程度が区民の方という情報でございます。

 以上でございます。

○木村委員
 どうもありがとうございました。

 この診療所における第1号、1号と言っていいのかどうかわからないんですが、輝かしい歴史を持った1番目の赤ちゃんが誕生したということは大いにいいことだと思っております。

 その中で、中央区内ではこの2カ所しか産科施設がないというのは大きな問題だと思うんですけれども、区内にあるこの貴重な産科診療所、今言ったように講習会等々を受けている中で、区民の方が約6割だと思うんですけれども、そのように区民の方の関心が高い施設の今後の充実を図っていくためにも、多くの方々の声を聞かなくてはいけないのかなと思っているんです。実際に、ここで新生児を出産したお母様あるいは御家族、今、出産のために通われている妊婦、お母様の声、あるいはここの施設で働いている助産師さんたちの声等々に関して、今後の施設を充実していくためにもこのような声を聞いていくべきだと思うんですけれども、その点、何かお聞きになっていることがあるのか、ないのか。あるいは、今後こういう声を聞いて、充実していこうということで何か考えていることがあるようでしたらば、お答えしていただければと思いますので、お願いいたします。

○坂田福祉保健部管理課長
 産科クリニックにつきましては、利用者の声あるいは職員の声を把握すべきだということでございますけれども、開設に向けて産科クリニックのほうも、子供さんの命を預かるということでございましたので、区のほうから積極的に協議をしておりませんけれども、今後は利用者の声や産科クリニックで働く職員の声の把握に努めてまいりたいと思います。

 なお、聖路加国際病院について、この産科クリニックができておりますが、本年4月には銀座二丁目のほうで、病床数は3つでございますけれども、ジュノ銀座産院という産科クリニックがもう一つ区内にはできているところでございます。

 以上でございます。

○木村委員
 どうもありがとうございました。

 実際に、中央区内における新生児の出生数は今後も人口増加に伴って、中央区にはうれしい悲鳴のような形でふえていくことだと思います。今言ったように気軽に出産ができるような施設ということで、聖路加病院には行きたいんだけれども、値段が高くて行けないというような方々が、一般の病院等々で出産するのと同じような金額で中央区内で出産できるというところを望んでいる方々が、やはり講習会に来ている方々の中で6割が区民であるというのが現状だと思います。新たにオープンする予定になっている銀座二丁目の産科クリニックに関して、来年4月オープンということですか。ことしの4月にもうオープンしているんですか。失礼しました。勉強不足でした。

 このような施設に関しても、どちらかというと、まだ、この存在すら知らない方も多いのかなというふうに思っています。ですから、そのような伝達方法に関しても、今後、広報活動としても充実していかなくてはいけないのかなと思いますので、そういう点を要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。

○鈴木(幸)委員長
 ほかに、議題について御質問のある方はいらっしゃいますか。

 なければ、よろしいでしょうか。議題については、継続審査ということでよろしくお願いいたします。

 「後期高齢者医療制度の廃止法案」を、即時に臨時国会に提出し、老人保健制度に戻す請願の審査についてですが、御質問ありますか。

 なければ、継続審査ということにさせていただきます。

 続きまして、75歳以上の医療費の無料化を求める請願の審査について、御質問ありますでしょうか。

 ないようですので、継続審査とさせていただきます。

 続きまして、最低保障年金制度の創設と公的年金等控除・老年者控除の復活を求める請願の審査について、御質問ありますでしょうか。

 ないようですので、これも継続審査とさせていただきます。

 引き続きまして、管内視察について、午後は特別養護老人ホーム「マイホーム新川」、さわやか保育園勝どき6丁目分園及び同保育園本園の視察を実施いたしますので、午後1時15分、正面玄関前に御集合願います。

 それでは、午後1時15分まで休憩といたします。

 なお、委員の方と担当部長の方はお残り願います。ほかの理事者の方は御退席をお願いいたします。

(午前11時16分 休憩)

―――――――――― ◇ ――――――――――

-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬の2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。

―――――――――― ◇ ――――――――――

(午後1時14分 再開)

○鈴木(幸)委員長
 再開(車中)

〔視察等日程は別紙のとおり〕

○鈴木(幸)委員長
 閉会(車中)

(午後3時21分 閉会)

――――――――――――――――――――――――――――――――

「別紙」

福祉保健委員会視察等日程

○日程

  委員会開会 10:00

  (理事者報告・質疑)

     ↓

    [休憩] (11:16~13:14)

     ↓

  区役所出発 13:14

  委員会再開 13:14

     ↓

  特別養護老人ホーム「マイホーム新川」 13:22~14:28

     ↓

  さわやか保育園勝どき6丁目分園 14:38~14:53

     ↓

  さわやか保育園勝どき6丁目本園 14:56~15:12

     ↓

  委員会閉会(車中) 15:21

  区役所到着 15:25

○視察概要

・特別養護老人ホーム「マイホーム新川」

 施設到着後、施設内を説明を受けながらつぶさに視察を行った後、3階食堂にて、施設長より施設サービス及び在宅サービスの現況の説明を受け、その後、質疑応答が行われた。

 また、次の視察先のさわやか保育園勝どき6丁目本園・分園の整備経過について説明を受けた。

・さわやか保育園勝どき6丁目分園 

 到着後、説明を受けながら施設内をつぶさに視察を行った。

・さわやか保育園勝どき6丁目本園 

 到着後、説明を受けながら施設内をつぶさに視察を行った。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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