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平成23年 少子高齢化対策特別委員会(2月16日)

1.開会日時

平成23年2月16日(水)

午後1時30分 開会

午後3時41分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 渡部 博年

副委員長 田辺 七郎

委員 石田 英朗

委員 鷲頭 隆史

委員 増渕 一孝

委員 植原 恭子

委員 小坂 和輝

議長 中嶋 ひろあき

4.出席説明員

(14人)

髙橋副区長

髙橋教育長

島田福祉保健部長

坂田福祉保健部管理課長

来島子育て支援課長

平野保険年金課長

吉田子ども家庭支援センター所長

小倉高齢者施策推進室長

小林高齢者福祉課長

守谷介護保険課長

東海林保健所長

宮野健康推進課長

新治教育委員会次長

長嶋学務課長

5.議会局職員

奥田議会局長

横山議事係長

村上書記

岡野書記

6.議題

  • 子育て環境の整備及び高齢者対策に関すること

(午後1時30分 開会)

○渡部委員長
 ただいまより、少子高齢化対策特別委員会を開会させていただきます。よろしくお願いいたします。

 本日、区長は公務のため、欠席いたしますので、御了承をお願いいたします。

 議題の審査に入りますが、質疑につきましては、既に御承知のとおり理事者報告に対する質問とあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○島田福祉保健部長

 1 晴海二丁目児童館等複合施設(仮称)の整備について(資料1)

 2 京橋二丁目認定こども園(仮称)の整備について(資料2)

以上2件報告

○渡部委員長
 御苦労さまでございます。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。現在の時刻は午後1時41分でございます。自民党さん56分、公明党さん32分、日本共産党さん32分、友愛中央さん32分、民主党区民クラブさん32分でございます。

 それでは、質疑に入ります。

 御発言願います。

○増渕委員
 それでは、理事者報告の資料1について。

 前回、福祉保健委員会を傍聴したときに、ちょっと聞き漏らしてしまったというか、メモをとらなかったんですけれども、中高生にアンケートをとったというアンケート内容をもう一度聞かせていただきたいと思います。

 それから、次に、議題のほうに移るんですが、私ごとで大変恐縮なんですけれども、きのうの夜の8時に勝どきに住んでおりますせがれから電話がかかってきまして、孫が突発性発疹ということで、どうしても嫁も長男も休めないということで、きょう、うちの女房が参りました。それで、どうしても女房が午後仕事があるので、今度は実家のお母さんが1時から交替と。実家のお母さんも仕事を持っているので、そちらのほうは休ませてもらったというようなケースなんですけれども、このようなケースの場合、母親が2人おりますので、何とかなりましたけれども、両方ともいない場合は、いろいろ読んで、多分、区政年鑑のほうから、これだろうなと思うのを探してはみたんですけれども、一般的に考えて、どのような事業が一番適当であるか。うちの孫は8カ月でございます。そのとき、急用で預けなければならない赤ちゃんの場合と突発性発疹、入院の必要はないけれどもというような場合、この2通りの場合はどのような対処の仕方をこの事業の中でとればよいか、お聞かせ願いたいと思います。

 それから、きらら中央のやっている事業、本当に敬意を表するぐらい、子育てに関してすばらしい事業を行っているな、本当に所長さんの苦労がしのばれるところでございますけれども、2番の緊急保育は、うっかりしていたんですけれども、平成22年度から始まった事業なのか。というのは、21年度の実績というのがないので、多分そうだと思うんですけれども、そうであれば現在までの実績がわかれば教えていただきたい。

 それから、子供のショートステイ、これは平成21年度の実績が2件ということで、これは需要がないのか、それとも乳児院や児童養護施設ということで受け入れ先が難しいのか、これはどちらかお聞かせ願いたいと思います。

 それから、緊急一時保育事業、区と契約した事業者が保育員、ベビーシッターの派遣を行うとありますけれども、これは登録制なのかどうか。それから、平成21年度の実績が1件で21日、平成20年が3件で53日と、ちょっと減ってきているのかなと思うんですけれども、これも現在わかっている実績で結構なので、お願いいたします。

 病児・病後児保育は登録制ということはわかっておりますので、これはお聞きいたしません。

 まずは、そこら辺のところをお願いいたします。

○吉田子ども家庭支援センター所長
 晴海二丁目児童館に関しまして、中高生にアンケートをとった件でございます。

 こちらにつきましては、昨年度、本委員会で資料請求がございまして、概要をお示しした経緯がございますが、平成21年11月から区内の中学校5校、高校2校に関しまして、約700名の中高生に関しましてアンケートを実施いたしました。

 概要でございますが、児童館にあったらいいと思うスペースはということで、音楽スタジオという答えが中高生ともに多く、中学生では体育室、パソコン室、図書室というような回答も多かったです。また、児童館でやりたいことということでは、運動系ではバスケットボール、バドミントンという回答が高校生に多く、中学生ではそのほかにバレーボール、卓球という回答も多く見られました。また、文化系の活動では中高生ともバンド練習やダンス活動というものが人気がございました。また、ボランティア活動ということで、乳幼児と接することへの希望が多かったという結果が見られております。また、開館時間につきましては、中高生とも午前9時から、閉館時間につきましては、午後8時までを希望するという方が約半数を占めておりまして、休館日につきましても、休日・年末年始のみという回答が多く見られました。

 アンケート内容の概要はこのようなものでございました。

 次に、突発性発疹のような急に病気になられた場合の預け先ということでございますが、突発性発疹というような健康な状況ではないような要件でお子さんを預ける場合は、やはり、病児・病後児保育という事業がございますので、そちらのほうにお預けいただくのがいいかと思います。また、病気でない場合、急にお預けになりたいというような場合は、原則は前日までの申請でございますが、きらら中央等でやっております一時預かり保育のほうにお預けいただけたらと思います。

 また、緊急保育に関しましては、こちらは本年度から始まった事業でございます。こちらにつきましては、きらら中央のほうで2名、日本橋分室のほうで1名という枠を設けてございまして、きらら中央の今年度の実績といたしましては、96名の利用がございました。また、分室のほうでございますが、こちらは9月からの実施でございますが、7名の実績がございます。

 次に、ショートステイでございます。

 こちらの需要に関しましては、保護者が入院または出産等で泊まりを伴ったお預けが必要となった場合に御利用いただく制度でございます。こちらに関しましては、件数といたしましては、昨年は2件という実績でございましたが、今年度になりまして児童養護施設のほうが10件の御利用がございます。こちらは保護者の入院またはお母様の体調不良ということで件数が伸びておりまして、今年度の傾向といたしましては、小学生御兄弟で一緒にショートステイを利用するといった件数が3件ございまして、この場合は中央区の枠は1件しかございませんので、他区の枠があいているところを1件お借りしまして、兄弟でお預けということをやっております。そういうことで、需要は昨年度よりふえております。

 緊急一時保育援助事業につきまして、こちらは保護者が病気または出産等で御自宅にベビーシッターを派遣いたしまして、昼間お預かりをする事業でございます。こちらは、その要件が発生したときに登録していただくと同時に申請していただきまして、御利用いただくようになっております。こちらに関しましては、今年度の実績は3件ということで、昨年度は実績はゼロ件でございましたが、今年度は3件で39日の利用が見られております。こちらに関しましても、お母様の体調不良ということで御利用になっているケースでございます。

 以上でございます。

○増渕委員
 御丁寧にありがとうございました。

 全般的に需要が伸びていると、利用されている方が伸びているということで、どういうふうに解釈していいのか迷うところがございます。

 私の件、一般論のほうに置きかえていただきまして、ありがとうございました。病気ではない場合は一時預かり保育、突発性発疹だと病児・病後児保育ということが考えられる。登録制だということで、これは何回か前に聞いたことがあると思うんですけれども、登録制だということをうちの嫁にもよく言っておきます。わかりました。ありがとうございました。

 緊急一時保育援助事業というのが、平成21年ですから、22年度から廃止になったもので緊急一時保育、保育園事業と家庭福祉員事業、最後のこのベビーシッターのが残されたというふうに解釈していいんだと思うんですが、保育園事業と家庭福祉員事業がなくなったことによって何か不都合が生じたのか、それともこの実績を見ましても、保育園事業は20年度の実績が1件で家庭福祉員のほうはゼロということで、これも受け入れ態勢が難しいのかなということも想像されるんですけれども、そこら辺のところはどのような見解をお持ちか。この2つの事業が廃止されたということに関する現況の御見解をお聞かせ願いたいと思います。

 それから、先ほどの理事者報告で、私、前回のときに聞き漏らした中で、中高生の方が赤ちゃんと触れる機会を持ちたいという部分が耳に残っていたような、いないようなところだったんですけれども、結構関心を持ちました。

 というのは、少子高齢化ということで大きな話になるんですけれども、少子化のほうでお手本としなきゃいけないというので、よく我々のほうに伝わってくるのがフランスとかスウェーデン。フランスは、第1子は忘れてしまったんですけれども、第2子が2万円、スウェーデンは第1子が3万円で、第2子から4万円と、すごく手厚い子ども手当、日本で俗に言うところの子ども手当がついております。両方とも出生率が2を超えているということで、アメリカはどうなんだろうということで、アメリカのことがこの前ちらっと横並びで報道されましたので、見ましたところ、アメリカは子ども手当はゼロということでございます。アメリカらしく、全部自己責任でやりなさいということだそうでございます。それでも、なおかつアメリカも出生率が2を超えているということで、ではアメリカの2を超えている要因は何かと。多民族国家ということ、いろいろな要件は抜かしまして、アメリカが子育てで一番重要視されているのがベビーシッター制度だと。私らは、昔の映画を思い出しますと、御夫婦がきょうは映画へ行く、パーティーへ行くなんていうと、行く間際にドアをトントンとたたいて、かわいい高校生が入ってきて、ベビーシッターが来たと言って、お子さんを預けて御夫婦は楽しげにどこかへ行ってしまうというような映画をよく見たことがございますけれども、このベビーシッター制度というのが物すごく子育ての中心となって、支えとなっているということでございます。これはどうこうということはないんですけれども、せっかくこの児童館のほうで、すばらしいスペースの中で、アンケートの中に乳幼児と触れてみたいというような思いが中高生にあるということは、すばらしいことだと思うんですよね。

 このようなことをちょっと真剣に取り上げていただいて、それが難しかったら、まずは研修の意味であかちゃん天国へ行ってみるとか、この声を長いアメリカのベビーシッター制度に追いつくなんていうのはまことに難しいでしょうけれども、本区として取り組むには将来的には結構おもしろい題材、ボランティアだとおっしゃっているので、こういうボランティアをやってみたいという中に入っていますので、あと、教育の面でもいいのではないかと思うんですけれども、そこら辺の御見解をお聞かせ願いたいと思います。

○吉田子ども家庭支援センター所長
 緊急一時保育援助事業でございます。

 こちらは、緊急一時保育、昨年度までは保育園事業、家庭福祉員事業、そしてこの援助事業という3種類ございましたが、やはり保育所、または家庭福祉員の待機というか、すぐに緊急で使いたいと思ったときにあきがないということで、利用がなかなか難しく、それで、年間1件とかというような結果になっておりました。それで、こちらのほうを昨年度開始いたしまして、それにかわりまして、きらら中央、それから日本橋分室のほうで、一時預かりの中で緊急保育を行うということで、そちらのほうでお預かりすることになりましたので、この2つの事業の終了によって緊急保育のほうに移行していただいたということで、支障はなかったかなというふうに考えております。

○島田福祉保健部長
 先ほどベビーシッターのお話をいただきまして、児童館のほうでアンケートをとって、確かに中高生の皆さんが赤ちゃんたちと一緒に遊ぶと。今、核家族化の時代で、弟、妹がいない、あるいは逆な面でいうと、おじいちゃん、おばあちゃんがいないという中で、やはりそういったところで子供たちと触れ合うということが今後自分たちが大人になっていったときに、子供ってかわいいものだなということで、そういうことで今後の子育て支援だとか、それから自分で子供を育てていきたいとか、そういう気持ちを持っていただくというところでは、やはり意義がある取り組みだというふうに思います。今、実際に実施しているあかちゃん天国だとか、そういったところでもできる限り区内の中高生にも見ていただきながら、ただ、それがストレートにベビーシッターということにつながるかどうかは、また今後のいろいろな課題があるかと存じますが、委員の御趣旨はそういったところにあると思われますので、今後ボランティアも含めて、あるいは学校の授業も含めて取り組んでいければというふうに思っています。

 以上でございます。

○増渕委員
 ありがとうございます。

 そうですね。ちょっと無理やりくっつけてしまったという感じがしなくもないんですけれども、本来であれば、今度の児童館のほうで、今、福祉保健部長におっしゃっていただいた中高生の声を聞いて、あかちゃん天国、自分が将来に向かって母親になったときのことが、逆に言えば、きょうは発言するだけにとどめておきますけれども、養護・虐待を含む総合相談件数が73件あると。虐待を含むというので、73件のうち何件の相談件数かわかりませんけれども、私、さきの第三回定例会のときにも質問したんですが、児童虐待防止法が改定になりまして、自治体と児童相談所の谷間のケースというのが問題になってきているということを質問させていただきました。そうしましたら、まことに、期せずしてというか、今回の平成23年度の葛飾区の予算のほうで児童虐待の兆候が少しでもあれば、保護者の同意に基づき子供を一時的に児童施設で預かる事業を新年度から始める方針を固めたと。厚生労働省によると、冠婚葬祭などの際、区市町村が子供を預かるショートケースはあるが、虐待予防を目的とする一時預かりは全国的に珍しいと。こういう事業を葛飾区が始めるそうでございます。私は、多分にこの自治体、はっきり言えば、本区の場合であれば、きらら中央と児童相談所の谷間に落ちるケースを想定しての葛飾区の取り組みではないかと。ちょっと深読みかもわかりませんけれども、しております。本当に嫌なことですけれども、こういうことも考えなきゃいけないのかという時代に入ってきたことを本当につくづく思います。

 きょうは、高齢者問題のほうは触れなかったんですけれども、これは予算特別委員会のほうに残しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 質問を終わります。

○植原委員
 それでは、きょうの資料につきまして、基本的なことで恐縮ですが、確認のためにお尋ねいたします。

 1つは、晴海二丁目児童館等複合施設、これは大型児童館ということで大変期待の高いものだと思います。楽しみにしていらっしゃる方がたくさんいらっしゃると思います。この中に入っている認定こども園も指定管理者制度ということになっていると思いますけれども、この認定こども園は児童館の中の一つの施設ということで考えられると思うんですけれども、例えば資料2のほうの京橋二丁目の認定こども園は、公設民営方式とありますけれども、晴海二丁目のほうは公設公営なんでしょうか。その辺の確認をしたいと思います。

 それから、同じ質問ですけれども、晴海二丁目の複合施設の指定管理者というのは、この施設全体の管理者なのか、その辺も詳しく教えていただければありがたいと思います。

 それから、認定こども園なんですけれども、3月から勝どき一丁目のほうでオープンになる準備が進められていると思いますけれども、すみません、本当に基本的で恐縮なんですけれども、京橋二丁目のほうは保育所型というふうに、ここにも書いてあります。それから、先般見学もさせていただきました勝どき一丁目のほうは地域裁量型、あと晴海二丁目のほうは何型になるんでしょうか。その辺の、認定こども園というのは3つの種類があるのか、それともまだほかにも種類があるのか。これから実施されていくので、その中でわかってくるんだと思うんですけれども、すみませんが、その辺の説明をもう一度お願いしたいと思います。

 それから、認定こども園は、勝どき一丁目の場合は民間ということで、保育料ですか、利用料というんでしょうか、認証保育所並みだということでお伺いしておりますけれども、区のほうでいろいろな経済的な負担の軽減ということで、認可外保育施設の助成等を今も行って、また新年度に向けても拡充を図っていただくように伺っておりますけれども、こども園は対象になるのかどうか、その辺も教えていただきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

○来島子育て支援課長
 それでは、認定こども園についてのお尋ねでございます。

 まず、どういうパターンがあるのかというところなんですけれども、認定こども園には4つのパターンがありまして、今、委員おっしゃられました認証保育所をベースにした地方裁量型と、保育所をベースにした、京橋二丁目と晴海二丁目なんですけれども、これが保育所型というような形になります。それと、幼稚園型ということで、幼稚園をベースにした認定こども園、それと幼保連携型というのは個々に認可保育園と幼稚園が連携してやるというような形で、4つのパターンになってございます。

 次に、晴海二丁目の部分がどういう形なのかということなんですけれども、こちらは公設民営の認定こども園という形になります。京橋二丁目と同じような形になります。

 それと、晴海二丁目の複合施設の中で児童館と認定こども園ということなんですけれども、これは別々の事業者に指定管理をかけるという形になります。

 それから、勝どき一丁目のほうの認定こども園について、今回行っております保育料の助成制度の対象になるかということですけれども、認可外の保育所の助成につきましては、認証保育所と認定こども園、それから、今回考えていますのは保育ママの部分についても、かけていこうと思っていますので、勝どき一丁目のほうは対象になると。ただし、晴海二丁目と京橋二丁目のほうは公立の保育園をベースにして、要は認可保育所をベースにしていますので、そちらのほうについては対象にならないというような形になっています。

 以上でございます。

○島田福祉保健部長
 先ほどの晴海二丁目の児童館等複合施設ですが、児童館の施設と、それから認定こども園の施設と児童福祉法上の施設の位置づけが違いますので、複合施設という言い方をさせていただいておりまして、こちらは当然、両方とも区立になりますので、今のところ、公設の民営で指定管理者は予定しているんですが、児童館、それから認定こども園、それぞれ別々に指定管理にしていくのか、全体の複合施設を一体的な指定管理にするのか、その辺のところはまだ、内部で検討しているところでございます。

 以上でございます。

○植原委員
 ありがとうございました。

 そうしますと、今はまだ途中、計画の段階で、これから詰めていく部分もあるということで理解をいたします。こども園というのは4つの形があるということで、実際に運営して状況を見ていかないと、実感として、これがこういう地域裁量型かとか、そういうものがなかなかわかりにくいというか、わからないもので、今お聞きしただけでは、すぐにどなたかに説明してくださいと問われても、しっかり説明できないような状況かなと思いまして、これから実際に立ち上がって、計画も詰められ、それは区のほうですね、実施されている中で、しっかりとまた勉強させていただきたいと思います。ありがとうございます。

 それから、今回の認定こども園の短時間保育ということが幼稚園のほうの機能になるように聞いているんですけれども、認定こども園も今の保育所の待機児童の解消には貢献していくものだと思うんですが、この辺の短時間保育の考え方なんですけれども、実際には今、保育所の、特に認可保育所の待機児童の解消のために、長時間のほうはそこに充てられていくと思うんですが、本当に短時間保育というのが、きちんと機能していくものなのかどうかというのは少し不安があるんですけれども、その辺についてはどのように区としてお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、同じように、現在行っている短時間保育の中では、きらら中央のほうで実施されている預かり事業とか、幼稚園の預かり保育も短時間保育に値するかなと思いますけれども、これは何回も一般質問や委員会でもお尋ねしているんですが、今、このように認定こども園も整備しつつある中で、その辺の短時間保育のサービスを拡充していくという基本的なお考えがあるのかどうか、改めてお聞かせいただきたいと思います。

 あわせて、預かり保育事業としては、今3カ所、区内のバランスをとって3地域に整備されましたけれども、その辺のニーズといいますか、現状をお聞かせいただきたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

○来島子育て支援課長
 まず、短時間保育が機能するのかというところでございますけれども、基本的に3歳から5歳のお子さんに関して長時間保育と短時間保育と分かれるんですけれども、基本的には朝9時から、幼稚園でいいますとお昼のお弁当が終わるまでは長時間の方も短時間の方も同じ教室で、同じカリキュラムで保育と幼稚園の教育を受けるような形になります。それで、お弁当が済んだ後に短時間の方は帰られるんですけれども、長時間の方はその後、保育を続けていくんですけれども、今、特に区のこども園につきましては、その期間、カリキュラムをどうするかというところも考えていかなくてはならないので、教育委員会のほうとも連携して、認定こども園のカリキュラムについて詰めていきたいというふうに考えております。それで機能をしっかりさせていきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○長嶋学務課長
 まず、短時間保育の言葉遣いなんですが、認定こども園の場合は先ほど言ったとおり、要は通常の保育園みたいな朝8時から夕方までの8時間保育ですね。それで、幼稚園は普通は4時間保育なので、4時間保育のほうを短時間と言っています。基本的には幼稚園の教育課程内、要するに幼稚園というのは基本的には教育時間4時間という形で人員ですとか、あるいは施設の規定ができているという状態があります。預かり保育といいますのは、その4時間を超えて、施設ですとか人員配置ですとか、その中で保育時間をある程度延長していこうかという事業になります。ですから、一つのフレームとしては、教育課程外の保育というような形になっています。

 その預かり保育ですけれども、現在、3地域、それぞれ預かり保育という形でやらせていただいております。その需要を将来的にふやしていくのかという御質問でございますけれども、基本的にはふやしていきたいとは考えているんですが、施設的な問題が非常に大きい。特に、幼稚園につきましては、今、非常に子供がふえておりまして、正直、今回、有馬小学校の分も1クラスふやさなきゃいけないとか、そういった形で、余裕の施設がほとんどなくなりつつあるという状況になっています。ですから、そこら辺も、実際どうやって、例えば午睡の部屋を確保していくとか、そういった具体的な話も含めて検討していきたいなと思っています。幼稚園の預かり保育がなかなか難しい理由というのは、むしろスペースがいっぱいになってきつつあるというのが非常に大きな問題だというふうに考えています。

 以上です。

○植原委員
 預かり保育の今の学務課長さんのお答えについては、おおむね理解をいたしております。3地域にそれぞれ整備していただいたということでは大変評価をいたします。ただ、短時間預かっていただきたいという利用者、保護者の側からすると、区の考えていらっしゃる短時間と長時間の整理の仕方というのが、やはり、利用する側からすると少し違っているかなという思いがします。

 例えば、保育所のほうは歳児で分かれていますよね。3歳以上は短時間とか、ゼロ・1・2歳は短時間はいませんよね。素朴な疑問で、本当は家で見ていたいんだけれども、どうしても仕事をしなくてはいけないというようなお母さんたちが、短時間でも乳児を預けたいとかいうときには、なかなかそういう場が、民間もいっぱい整備されているんですけれども、なかなかそこも思うようにいかないとかいうことがあります。ファミリーサポートも、御承知のように利用者はたくさんいますけれども、本当に預かっていただきたいところにきちんと見つからないとか、現場ではそういう状況がありますので、短時間の預かりという定義みたいなものは、区のほうでは決められていらっしゃるかもしれませんが、区民の側からすると、少しその辺の違いがあるかなというのを、課長さんたちの御答弁を伺って感じております。その辺については、区としてはどのようにお考えでしょうか。

 それと、預かり保育なんですけれども、預かり保育は幼稚園の、教育委員会のほうで事業を行っていらっしゃるということで、これも登録して、就労のためという、それがほとんどだと思うんですけれども、現実的にはやはり、きらら中央で利用したいような突発的な出来事とか御自分の体調だとか、いろいろな用事だとかで一時的に預かり保育を利用したいというときに、現場では、はっきり申し上げますと、先生方の御理解が足りないんじゃないかというお声を何人かお聞きしておりまして、その辺について、もし教育委員会のほうにも、そういうお声が届いているようでしたら、現状をお聞かせいただきたいと思います。

 せっかく預かり保育が御自分たちの園に、本当は全園にという御希望もあるかもしれないんですが、それぞれの地域に1カ所ずつ事業として展開していただきながら、実際に利用がしづらいとか、一時的にお願いするのはとても負担になって、結局、きらら中央のほうの一時預かり保育でお願いをしたというようなこともありますので、せっかく御自分のお子さんが通っていらっしゃる幼稚園でそういうサービスといいますか、事業が展開されているので、その辺をスムーズに利用できるような先生方の御理解をいただきたいという声を何人か、複数いただいたので、区としてはどういうふうに受けとめていらっしゃるかなという思いで質問させていただきましたので、お願いいたします。

 それから、もう1点は学童クラブなんですけれども、今回の晴海二丁目にも2つの学童クラブが予定されていまして、これも何回もほかの議員から議会でもいろいろ質疑がされていますけれども、いっときは学童クラブ、今はプレディが8カ所ですか、区内に設けられていますが、ただ、今の預かり保育と同じように施設の問題がありますので、なかなか一言ではお返事いただけないものだと思うんですが、やはり将来的には、前に一度お聞きしたときは、プレディが全学区小学校のほうに整備できたときには学童クラブはなくなるというんですか、そういうようなニュアンスで御答弁をお聞きしたこともあったんですけれども、ただ、学童クラブはいろいろなお声がありまして、求めている方にすると、プレディと学童クラブはやはり違うということで、学童クラブに安心して預けたいという保護者も大変多いですから、その辺について、今の段階ではどういうふうにお考えなのか、将来的には何か区として計画があるのかどうか、その辺についてお示しいただきたいと思います。

 よろしくお願いします。

○島田福祉保健部長
 まず、最初の、資料の短時間保育の書き方なんですが、すみません、ちょっと紛らわしかったのかもしれませんが、例えば、京橋二丁目のところの定員を見ていただいて、これは保育所部分と幼稚園部分という書き方をすれば、よりわかりやすかったのかなと。短時間という部分は3・4・5歳の幼稚園機能の部分の定員ということで、0・1・2・3・4・5歳の内訳の長時間の部分は一般に言う保育に欠けるという保育所の部分の定員と、保育園と幼稚園を合体した、先ほど認定こども園の定義をいろいろ御質問いただいていて、保育所型というのは認可の保育所がベースになって、それであわせて幼稚園機能を付加したものを保育所型というので、ここの短時間というのは幼稚園の部分、それで、先ほど課長が答弁させていただいたとおり、今、保育のカリキュラムだとか教育の部分については、就学前のお子さんの保育・教育ということで、かなり統一化されてきていて、そういったことを一体的に教育と保育を進めていこうという流れの中で、3・4・5歳については、こういった形で幼稚園の部分と保育園の部分をやっているという話です。

 それから、先ほど委員お話のあった一時預かり保育については、今、御指摘のあったとおりきらら中央でも、それから日本橋特別出張所でも、それからここでも、時間単価、それこそ短時間の2時間とか3時間だとか、お父様方、お母様方の保育需要に応じてお預かりをしながら保育をしていく。それは、あくまでも保育に欠けるというよりは、子育て支援という意味で、保育には欠けていないんだけれども、短時間でお預かりする。そういう事業のすみ分けをしているので、その辺のところは御理解いただきたいと存じます。

 それから、学童クラブの御質問をいただきまして、再三この辺のところはプレディとの一体的な統合とか、そういった形で庁内でずっと検討してまいりましたが、ただ、昨今の社会状況だとか親御さんの就労状況だとか、いろいろ勘案していきますと、やはり、学童クラブは学童クラブなりの保育園の延長みたいな形での需要があるというふうに私どもも考えています。プレディはプレディで、放課後対策ということで、そのまま学校で遊んだり、お勉強をされたりというような機能があるというふうに思っています。そういったところで、今後のあり方については、もう一度、全庁的に学童クラブのあり方とプレディのあり方とを検討させていただいておりますし、晴海二丁目の児童館では当面学童クラブも充実させて、ここで2クラブやるというような考え方を持っていますので、今の時点ではそういった考え方で、これも御理解いただきたいと存じます。

○長嶋学務課長
 預かり保育のスポット利用のことだと思います。

 スポット利用につきましては、登録利用者が使わない日、それから常時スポット利用のために3枠、4枠とってあります。そこら辺につきましては、希望者が随時使えるというような形で運営しているところです。

 委員御指摘の先生の理解をという点でございますけれども、私どももまた改めてしっかりと調査して、そういった誤解を生むような取り扱いをしていたのであれば、そういった点については先生方に言いたいというように思います。

 以上です。

○植原委員
 ありがとうございました。

 学童クラブとプレディの関係については、わかりました。そのとおりだなと。いろいろ状況も変わったり、いろいろなニーズがありますので、ぜひまたしっかりと詳細に御検討いただきたいと思います。

 その中で、学童クラブの時間延長です。今、6時で終了だと思うんですが、これは区長さんへのお手紙とかEメールとかでいろいろ区のほうにもお問い合わせとか御要望が届いていると思うんですけれども、やはり保育園のお子さんと学童クラブのお子さんといらっしゃる場合には、保育園は延長で7時半まででしたでしょうか、でも、学童クラブは6時までという不便さもありますので、ぜひこれは前向きに御検討いただけるのかどうか、この辺について、もう一度お答えいただきたいと思います。

 預かり保育につきましては、現場の、利用しづらい、したいのにできないと。そういうものをお手紙で幼稚園のお知らせ等でも、お母さんたちにしてみると使いづらいような、それも直接、先生とお話し合いとかをされればいいと思うんですけれども、一方的に受けとめられている部分もあるのかなと思いますし、その辺は現場にそういう状況があることは事実ですので、また調査していただきたいと思います。

 あと、預かり保育となると、午後からお昼寝したりとか、どうしても保育所的な感じの生活になりますので、その辺でも、やはり幼稚園のお子さんがスポット利用されるようなときには、とても生活ががらっと変わってしまうので、その辺の配慮というのも預かり保育の担当に、ついていただいている職員の方たちには改善といいますか、その辺はどのようにされているのか。きょう、お答えは結構ですので、その辺の、生活のリズムが違うような現状もありますので、少しまた御研究いただければありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。

○島田福祉保健部長
 学童クラブの延長につきましては、従来から各会派の皆さん方からも御要望をいただいておりますし、それから区長への手紙でも昨今いろいろ御要望をいただいています。先ほど答弁させていただいたとおり、両親の方の就労形態も相当変わってきてございますので、今、御利用の方だとか、区民の皆様方の御意見をいただきながら、延長についても検討させていただきます。

○植原委員
 ありがとうございます。

 終わります。

○小坂委員
 では、よろしくお願いします。

 まず、1点目は、これは自分の勘違いだったらいけないんですけれども、前回の委員会で資料請求をした、すべての学校の生徒数の推移の提出に関して、どうなったかお願いします。

○渡部委員長
 正確な数字を出すということをお願いしてありますので、今まだ調整をしております。いろいろな地域の開発状況だとか、いろいろなものも全部勘案しないといけないもので、教育委員会と今、調整をしています。

 この件に関して言えば、正確な数字が出せない限り、数字を出すとひとり歩きしていってしまって、先に行って違ったということで、委員会として出した資料として正確性を欠いてしまいますので、そういう面について精査を強く要望しておりますので、まだ今、調整中というところでございます。

○小坂委員
 ありがとうございます。ぜひともというところでありますが、もし時間的に間に合えば、予算特別委員会もありますし、そこまでには何とかお願いします。

 では、次に移らせていただきます。

 今、各委員の御発言を聞いている中で突発性発疹の話があったんですけれども、それに関してちょっと思ったんですけれども、それほどそのケースは、親御さんがそこまで苦労するものなのかなと。そこに対しては、区はもうちょっと親御さん側に立ってできたのではないかなと思うんです。すなわち、突発性発疹の子があらわれた場合に、病児保育のところで預かる苦労をすることはできなかったのか、そこの定員がいっぱいだったから預かれなかったのであれば仕方ないんですけれども、登録をやっていないだけで預からなかったという、当日の登録をして、あきがあれば預かることができるということで、仮にあきがあった場合は、突発性発疹のお子さんは区では預かれたということで理解してよいのかどうか、御回答をお願いします。

 次に、晴海二丁目児童館等複合施設に関してです。

 これに関しては、まず1点目は、中高生までということですので、中高生の居場所的な部分というのは、スタジオや図書館、あと談話室的なところというのはどこら辺にあるんでしょうか。運動するか、音楽するか、談話室で談話するか、中高生までが対象ですよね。その場合、どのような過ごし方をイメージしているのか、もう一度教えていただければと思います。

 また、運営のあり方で、これは以前もやりとりをしたことがあるんですけれども、利用する中高生たちがその児童館の運営のあり方を考えていく、児童館運営委員会などを生徒たちがみずからルールを決めて運営するということを、小学生ならなかなか難しいかもしれませんが、中高生ならできると思います。そのあたりのところまで踏み込んで考えているのかどうか、その後の経過として教えていただければと思います。

 次に、児童館のところで、認定こども園の議論は多々あったんですけれども、保育所型の認定こども園ができるというところですが、ということは、そこで勤務するスタッフ、職員の身分は保育士さんということでよいのか、幼稚園教諭が働くと考えていいのか、そのあたりを確認のためにお願いします。

 あと、現状の待機児童に関して知りたいので、大体の現状を教えていただきたいんですけれども、ちょっと話が飛びます。

 待機児童数に関してです。待機児童数は、2月現在では旧定義と新定義でそれぞれ何人ぐらいになっているのか教えてください。

 それと、またちょっと飛びますけれども、これも何度も委員会でお伺いしてまいりましたけれども、今、区には休園中の幼稚園があります。城東、阪本、常盤ですが、その幼稚園はスペース的にもったいないと思っているんですけれども、何らかの利用のあり方はその後考えられているのかどうか教えてください。

 とりあえず、そのあたりをお願いします。

○吉田子ども家庭支援センター所長
 病気のお子さんの預かりについてでございますが、病児・病後児保育の場合にお子さんを安全にお預かりするということで、各保育室、定員を設けております。もし当日の朝、電話をいただきまして、あきがある場合は当日でもお預かりしております。先ほど登録しておいたほうがいいというふうにお伝えいたしましたのは、登録をしていないと、朝お忙しい時間に登録という手間がかかってしまうということで、前もって保育室のほうに登録しておいたほうがスムーズにお預けできるということで申し上げたということでございます。

 また、中高生の居場所づくりということでございますが、中高生の談話スペースといたしましては、1階の談話スペースと4階に談話コーナーを設けております。こういったところで談話をしていただいたりですとか、または3階等にあります集会室、多目的室、こういうところも、もし、あいていれば学習スペースとして開放するとか、そういう方法もあるかと思います。また、活動によってスタジオ、工作室、また運動系の好きなお子さんは体育室というふうに、いろいろな過ごし方をしていただけるというふうに考えております。

 また、中高生によります運営委員会ということでございますが、こういった児童館の場をいろいろな年齢のお子さんと触れ合ったり、また、地域の青少年対策地区委員の方々と協力してイベントを開催するなど、いろいろな自己実現の機会となるというふうに考えております。こういったことも考えまして、中高生につきましては、いろいろな施設のルールづくりですとか、そういったものの運営等にかかわっていただく運営委員会のような仕組みを、今後、施設運営の中で検討していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○来島子育て支援課長
 認定こども園、保育所型の職員資格についてでございます。

 まず、ゼロ歳から2歳については保育士資格を有する者、それから3歳から5歳につきましては、原則として幼稚園教諭の免許と保育士の資格の両方を持っている者でございます。ただ、両方持っていない場合は、学級担任は幼稚園教諭の免許を有する者というふうになっております。それから、長時間保育だけになる時間帯におきましては、保育士の資格を有する者でも可というふうになっております。

 それから、2月1日現在の待機児の状況でございますが、旧定義におきましては391人になっております。新定義につきましては、まことに申しわけありませんけれども、集計中ということで、まだ出していないので、すみません、よろしくお願いいたします。

○長嶋学務課長
 休園中の幼稚園でございますけれども、休園中と申しましても、幼稚園がそのままあいているわけではなくて、現在、大体、防災備蓄倉庫ですとかPTA室とか、どうしても学校教育の中で使わなくてはいけないというものではないですけれども、そういった部分で有効活用を今現在させていただいているというところでございます。

 以上です。

○小坂委員
 それぞれありがとうございました。

 では、晴海二丁目の児童館のところに関してでありますけれども、運営委員会に関して、少しずつでも中高生も一緒に大人の中に入るか、入らなくても、何らかの形で運営、ルールづくりとかいうところに参加の機会をぜひとも設けていただければと思います。

 認定こども園のところに関しましては、身分がいろいろかわるというところはわかりました。教育のカリキュラムに関しては何度も話されているところでありますけれども、教育のカリキュラムをいかに中央区としてはつくっていくか、認定こども園のカリキュラムをつくっていくための何か仕組みなりを持とうとしているのか、積極的にそこに関してつくろうとしているのかどうかというのを教えていただければと思います。

 といいますのも、台東区でしたか、幼保一体化の教育のあり方を検討していこうということで共通カリキュラムをつくろうという動きであるということが昨日の日経新聞にも載っておりました。そういうところからすると、積極的に幼稚園・保育園の子供たちの幼児期の教育のあり方をもう一度見直して、よりよいものにしていくというところの何らかの仕組みをつくる必要があるんじゃないかなと思います。せっかく福祉保健部と教育委員会が合同で一つの施設を運営するような形になってきておりますので、そのあたりのすり合わせも含め、幼保の教育のあり方、幼稚園・保育園の一貫した教育のあり方の何らかの内容のカリキュラムづくりの仕組みを考えているのかどうか、そのあたりを教えていただければと思います。

 休園中の幼稚園のところの事情はわかりました。ただ、休園しているところに関しては、ぜひとも何らかの形で、すなわち、このように認定こども園がふえてきているのであれば、認定こども園という形で使えるようになっていけばいいんじゃないかなと思いますが、ここに関しては要望しておきます。

 晴海二丁目児童館に関しての中高生の過ごし方に関しては、わかりました。中高生の過ごし方ですが、中高生、バリアフリー、ノーマライゼーションの考え方で過ごせるようにすべきであると考えます。となってくれば、障害のある子も障害のない子たちも、ともに過ごせるような配慮というのが必要になってくると思います。そのあたりの考え方として、何らかの配慮をなさっているのかどうか。

 何でそんなことを聞いているかというと、ほかの委員も多々指摘しているところでありますけれども、障害のある子たちのほかの居場所というのがなかなかないと言われております。中学生の障害のある子たちの居場所がない。特に、銀座中学校の現在4組の子たちの放課後の居場所がなくて、習い事に行ったり、もしくは親御さんがいない家に1人でいて過ごしたりというふうなことになっているようであります。そこからすると、せっかくの晴海二丁目児童館で、中高生が過ごすこともできる場所でありますので、そういう場所にも通うことができるように配慮していくべきであると思いますけれども、そのあたりの考え方からお伺いさせていただいております。ノーマライゼーションの考え方、何らかの配慮があるのかどうか教えてください。

 とりあえず、お願いします。

○長嶋学務課長
 幼稚園のカリキュラムについてでございます。

 まず、基本的に、今現在、保育園につきましても、たしか平成12年の保育指針の改定だったと思いますけれども、幼稚園の教育要領に準じた形で今既にそういう形になっています。それだからこそ、それ以降、保育と教育を一体的に提供するということで認定こども園の機運ができていったというふうに考えています。ですから、統一カリキュラムという言葉がどういう表現かというのは難しい部分はあるんですが、今現在、基本的に保育園も幼稚園も子供たちに対するねらいは、3歳以上は同じになっています。ただ、具体的にそれをどうやって実現していくのか、そういう手段が指導案ですとか、そういったものに反映されてくるというふうに考えています。ですから、今後、指定管理者の問題もございますけれども、そういったねらいに関してどのように具体的に達成していくのか、どういうふうに指導を、例えば、何日にこういった行事をやって、こういったねらいで、こういった保育をかけるというようなものを、指定管理者がまだ決まっておりませんけれども、そこと話し合いながら基本的にはカリキュラムを決めていくというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○島田福祉保健部長
 委員の晴海二丁目児童館のバリアフリーとノーマライゼーションの考え方でございますが、この施設に限らず、区の公共施設につきましては、やはり、福祉のまちづくりの考え方の中で、当然、障害をお持ちの方についても、障害のない子供さんたちと一緒になって遊べるような施設になってございます。

 先ほどの居場所づくりというような特段の位置づけは、ここは児童館という遊びの、そういった機能を持った施設ですので、そういう機能の中で児童館を整備していきます。繰り返しになりますが、障害をお持ちのお子さんでも一般のお子さんでも、一緒になって児童館を御利用いただきながら遊んでいただけるような施設になってございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 単純に、統一カリキュラムのところでお伺いしますけれども、指定管理者が決まっていないから晴海二丁目児童館のところにできる認定こども園の教育カリキュラムがわからないというのはわかりますけれども、であれば、ここでなされる幼児期の教育に関しては、教育委員会は余りタッチしないというふうに見ていいのかどうか。やはり何らかの形でタッチすることになるのか。すなわち、保育所型ということであれば所管が福祉保健部なので、教育のカリキュラムがどのようにできているかというところを細かく指導する立場を教育委員会は持ち得ているのかどうか、そのあたり、どこまで教育委員会はここの施設の教育のあり方に関して指導することができるのか、そのあたりがわからないので、もう一度御答弁いただければと思います。

 それと、晴海二丁目児童館は居場所的な考え方ではないということであり、知的障害のある子たちがここに来て、何をするかということになってきた場合に、箱はあるし、来てもいいですよというところまではわかるんですけれども、彼らがここで1人で何ができるかとなってきた場合に、何らかの指導者なり、見る人というのが必要になってくると思います。それは、プレディでいう見守りの人です。そういう方を配置して初めてノーマライゼーションを達成したと言えると思うんですけれども、そのあたり、何らかの人員的な配置ですね、そこまでの配慮をしていくのかどうか、お答えいただければと思います。

○長嶋学務課長
 まず、教育委員会の関与という話なんですが、1点目は、カリキュラムという言葉の表現なんですけれども、先ほど申し上げましたとおり、子供たちへのねらいですとか、そういうものに関しては保育指針、幼稚園教育要領ともに同じものになっています。ですから、それに基づいて保育園も幼稚園も基本的には教育活動を行っていくという形になっています。ただ、具体的にそれを達成するためにどういう形のものをやっていくか。例えば、自然に感動しようとかいうことで、何かの観察に行くだとか、あるいは、伝統行事を学ぶだとか、それはこの時期にこういった行事をやりましょうというような、それをもしカリキュラムというのであれば、私はそういう意味で言ったんですけれども、それは実際に運営する業者が、まず基本的には1つつくらなければいけないだろうというのが1点。

 それから、今の幼稚園がどういう形になっているかといいますと、それを幼稚園が編成して教育委員会に届け出るというような形になっています。それに関して、当然のことながら指導・助言みたいな話が出てくる。教育課程といいますが、それは基本的には届け出という形になります。ただ、それはあくまでも公立幼稚園の場合になっています。ですから、法律上、今回の保育所型の認定こども園に対して区の教育委員会に届け出義務があるかといえば、これはありません。ただ、当然、区立ということもありますし、実際、私どもも保育園と幼稚園との連携ということで、いろいろ連携事業を一緒にさせていただいていますけれども、そういったものを通して私どものほうで指導・助言をしていきたいというふうに考えています。

 以上です。

○島田福祉保健部長
 児童館のあり方の部分で、児童館は児童館としての機能で整備をさせていただいておりまして、委員のお話しありました、もちろん障害のある方の居場所づくりにつきましては、私どもも大変重要な課題と認識してございまして、レインボーハウス明石を中心に、そういった方々が放課後どういったところで、どういったケアをさせていただきながら過ごしていただくかということは、私どもも障害者施策の中で十分考えてございます。

 児童館は児童館で、今、児童館の遊び場として、あるいは一般の児童が集っていただく場としての事業だとか施策を進めておりまして、その中で学童クラブについて、例えば、障害をお持ちのお子さんを学童クラブでお預かりしたときには、職員配置を含めた手厚いケアをさせていただいております。

 ですから、委員の御質問の趣旨が、児童館の部分だけに限っての御質問であるならば、そういったお答えしかできない。ただ、障害のある方の居場所づくりについてという御指摘ならば、それは障害者施策の中で、繰り返しになりますが、レインボーハウス明石を中心にいろいろな手だてを私どもも、放課後こういった方をどういったケアをしながら居場所づくりをしていくか検討しているところでございますので、御理解ください。お願いします。

○小坂委員
 それぞれよろしくお願いします。

 次に移らせていただきます。在宅療養支援協議会のことに関してです。

 在宅療養支援協議会に関しては、それなりの報告書ができつつあると思うんですけれども、そういう中で、退院前のサービス担当者会議等が、病院から在宅療養へ持っていく中でかぎになってきます。それをいかにうまくしていくかというあたり、課題があろうかと思いますけれども、現在のところ、在宅療養支援協議会はどんな課題を持っているのかというところを教えていただければと思います。それが1つです。

 それと、これはまた大きく飛ぶんですけれども、今、公益法人改革というのが言われております。区が委託する相手方が社団法人であった場合、その社団法人を今後、公益法人にするのか、一般社団法人にするのか迫られているというところで、そのどちらかを選択しなければ解散しなくてはならないというふうな圧力がかかってくるというふうな話になっているんですけれども、そのような中で、福祉保健分野でも結構、仕事をお願いしている相手方の一般社団法人が公益法人化するかどうかというところで悩んでいらっしゃるんじゃないかなと。そのあたり、区として何らかのサポートを考えているのかどうか、お考えを教えていただければと思います。

 以上、お願いします。

○守谷介護保険課長
 在宅療養支援協議会の中におきましては、退院時の在宅へのサポートをだれが中心になってやっていくかということでございます。こちらは、退院を支援する専門の看護師さんたちが中心に担っていただきたいというふうに考えておりまして、大きな病院については、専門の看護師さんなりメディカル・ソーシャル・ワーカーの方がいらっしゃいますけれども、小さい病院ですと専門の担当者がいないということで、そういった病院につきましては、新年度、流れのほうが在宅支援協議会のほうと確立いたしました暁には、各病院に対して、こういった流れで在宅への復帰の支援をお願いに上がりたいというふうに考えております。

 それと、在宅療養支援協議会で大きな問題となってございましたのは、後方支援病院の問題。こちらは、区内及び近隣区の病院の協力を得まして、京橋、日本橋、月島、3地域にお住まいの方の利用者を対象に新年度から確保できる見通しになってございます。

 もう一つ大きな問題が、在宅療養への理解促進ということで、御家庭の方、本当に在宅で療養を続けていけるのかということへの理解促進も課題になってございます。こちらについても、新年度に向けまして、医師会、歯科医師会、また区の職員も企画を持ちよりまして、理解に努めた実際の研修等を行っていきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○坂田福祉保健部管理課長
 公益法人改革のお話でございます。

 福祉保健部でも、さまざまな事業を展開している中で、委託をして事業を実施しているものがあるところでございます。そうした中で、委託先のほうから公益性の高いほうの社団法人となるために、公益事業の割合を高めたいというような御相談は承っているところでございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 在宅療養支援協議会の充実に向けて期待しているところでありますけれども、退院前のサービス担当者会議が一つのかぎになってくると思われます。そこに関して、病院内のスタッフだけで会議をするだけでなくて、訪問看護の人やケアマネジャー、その方々も一緒に参加するというのが理想の形だと思われます。ただ、退院前であり入院中であるので、訪問看護の人とかケアマネジャーがその会に参加しても、その方々へ報酬が出る仕組みがないので、手弁当で行かなくてはならないということがあり、そのあたりをいかに、退院前のサービス担当者会議を実りあるものにするには、病院内スタッフだけでは、きっとだめで、現場で対応する人を呼んでこなくてはだめだというときに、でも、そのときに手弁当になってしまうと。そのあたりまで踏み込んで考えていく必要があるのではなかろうかというのが1つ思われます。

 また、後方支援病院、3病院を今考えているということですけれども、その3病院は退院前サービス担当者会議も持てるレベルの準備をして、受け入れる態勢になっているのかどうか、そこまで、もしわかれば、もしくは考え方があれば教えていただければと思います。

 また、それだけでなく、在宅療養支援や在宅医療を支えるということは、本当に高齢者施策の中で一番大きな話になってまいりますけれども、ほかにも問題点、考えるべき点としては、例えば、いろいろなの方々が在宅療養している人を支えるということになってくれば、その人の情報をいかに多職種が共有するかというふうになってきます。そうなってくれば、その人個人に対しての在宅療養手帳なりがあったほうがよいのではないかと思われます。それをつくるということが1つ、多職種で在宅療養をしている人を支えるという観点から、大事になっていくのではないかと思われます。

 また、多職種が絡んでくるというところからすると、在宅療養支援を支えるのは、どういう方々がいるか。すなわち、医療では在宅療養をする人たちはどういう人たちか、歯科医はどうか、薬剤師はどうか、区はどうか、緊急でサポートするところはどこか、病院はどうか、介護のサービスをするところはどうかというところで、在宅療養というところのすべてのサービスをまとめた冊子なりをつくっていく必要があるのではなかろうかと思われます。これら2つは中野区がやっているので、先進的なところであったので、私も述べさせていただきましたけれども、在宅療養手帳なり、医療連携ガイドなりをつくっているようであり、そのような先進的な取り組みをぜひとも同時に進めていっていただいて、在宅療養支援協議会の成果を出していっていただければと思います。

 在宅療養といえば、それだけでなくて、在宅療養を受ける人たちというのは高齢者だけでなくて小児に関しても在宅療養というのは当然あり得る話になってきますので、子供の在宅療養支援に関して何らかの考え方を一緒に考えていただいているのか、そのあたり、教えていただければと思います。

 公益法人改革に関しては、区が委託している相手方が結構悩んでいる話でありますので、ぜひとも区としても相談に乗っていただきたいと思いますし、相手方が公益法人になっていただくと、それこそ区がそこと直接委託をしているという説明がつくわけですよね。公益法人をしているところだからと。いろいろ同様なサービスをする団体が、株式会社とかが今後、出てきても、区はある団体にサービスを委託しているという中で、ここは公益法人になっていると区としても説明がつくというふうになってまいりますので、ぜひとも何らかの形で公益法人改革をする中で公益法人を選択してもらうような方向づけをしていただければと思います。これに関しては要望です。

 時間もないんですが、何らかのお答えがいただければ、お願いします。公益法人に関しては、いいです。

○守谷介護保険課長
 在宅療養支援チームの編成時の報償につきましては、ケアマネジャーの方については介護報酬の中に含めていただくということで考えてございます。

 また、情報の共有等につきましては、在宅療養支援手引というような冊子の制作を検討しておりまして、その中の標準モデル、利用者の方のいろいろな御病気ですとか身体状況、こういったものを一表にまとめまして、それを家のどこかに置いておくということで考えてございます。また、往診分の待遇の体制につきましても、その冊子の流れの中で対応していきたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○小坂委員
 終わります。

○渡部委員長
 ただいま質疑の半ばではございますが、休憩をとります。午後3時10分に再開いたしますので、御参集をお願いいたします。

 休憩いたします。

(午後2時59分 休憩)


(午後3時10分 再開)

○渡部委員長
 休憩前に引き続き会議を再開いたします。

 次の質問者の方、お願いいたします。

○田辺委員
 せっかくの機会ですので、質問させていただきます。

 最初に、資料1に関連してでございます。

 児童館の設置、学童クラブ室の併設、こういう多機能の施設整備、歓迎をいたします。この児童館、学童保育クラブについては、私も大変深い思い出がありまして、今から30年前に私も請願の紹介議員として、中央区議会に請願が何度か出されまして、この問題で議論をしてまいりましたけれども、30年たって、やっと晴海二丁目に児童館、学童保育クラブということになりました。ちょうど時期もよくということになったと思いますが、大変遅くなったのは大変残念でありますけれども、しかし、立派な児童館、学童保育クラブが、これから文字どおり地域住民に開かれた施設として利用されるように期待をしたいと思います。

 そこで、幾つか質問しますが、18歳までの利用ということになっております。どの児童館でもそうですけれども、駐輪場の確保について繰り返し質問してきましたけれども、結局、この計画では、設計の段階ではどのようなことに配慮して、どういう収容台数になったのか、それをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、きらら中央の子育て交流ゾーンの利用は大変ふえて、あそこに、ベビーカーの置き場も狭くて拡大したということでございます。晴海二丁目の子育て交流ゾーンでは、利用者とベビーカーの置き場をどのように考えて、どういう設計になったかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、図面を見ますと、1階にこども園の屋外遊戯場がありますけれども、これは縦に長いというか、横に長いというか、そういう場所ですが、何メートル掛ける何メートルで、有効面積はどれほどなのか。これは長細いから大変使いづらいのではないかというふうに思いますが、こういう方式でしかとれなかったのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。

 それから、このこども園と、それから、後ほど触れますが、京橋二丁目のこども園、いずれも認可保育園を基礎とした施設なんですと、こういうお話ですね。そこで、晴海二丁目の施設について、指定管理者制度を導入すると。先ほどのお話ですと、認定こども園と児童館別々でやることも考えるし、施設全体で指定管理者制度を導入することも検討しているんですというお話ですけれども、私たちの会派は、こうした施設に指定管理者制度を導入すべきではないということを繰り返し、これまで主張してきましたし、これからも多分、主張していくと思います。しかし、公設民営方式で指定管理者制度を導入するんですという話なんですけれども、この場合、端的に、区立、区営と比較して何が利点なのか、何が足りないのか。メリット、デメリットという言葉も使いますけれども、これをどう評価しているのかお聞かせいただきたい。

 そして、この保育料はどのように決定するのか、この点についてお聞かせをいただきたい。

 そして、さらに新定義、旧定義ということで待機児問題がありますけれども、晴海二丁目の認定こども園はどちらの定義に入れるのか、それについてお聞かせいただきたいと思います。

 それから、京橋二丁目の認定こども園の問題でございます。

 これは、私たちは、清水建設の本社ビル建設に関して区道を廃止して大型開発に貢献するものだということで批判をしてきました。しかし、皆さん方はそれをやられました。私たちの会派以外の人たちはみんな賛成をしました。その見返りとしてつくられる今度の施設ですけれども、建設費用は清水建設の負担あるいは区の負担、これはどのような内容なのか、これをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、この施設に、B地区は当初、子育て支援施設というふうに言われてきましたけれども、今回の説明では防災広場が入るということでございます。私は、率直に言って、防災広場、隣の清水建設のビルの中にも防災対応の広場といいますか、フロアが確保されておりますけれども、このことによって京橋二丁目のビルは子育て支援施設の部分が少なくなったのではないかというふうに思います。そういうことについては、どのような考えを持っておられるのか。

 そして、加えて、駐輪場もありますけれども、駐車場、防災備蓄倉庫もあるという複合施設ですよね。ここは、今度はどこが管理するのか。一体としてなのか。どこが管理するのか、これをお聞かせいただきたいと思うんです。

 それから、附置義務駐車場というふうに表現されておりますけれども、48台ですね。附置義務というのですから、清水建設のビルの附置義務駐車場だと。この場所は区の土地であり、区の施設である。土地も建物も区のものです。こういうことなんですけれども、この運営は一体どうやって行われるんですか。清水建設の附置義務駐車場でありますから、一体これはどういうふうに運営が行われるのか、お聞かせいただきたいと思います。

 それから、先ほど晴海二丁目のことで伺いましたけれども、ここでも、保育所型の認定こども園と。保育所というのは、お話ありましたように認可保育園のレベルの認定こども園だというように言われました。運営方法は指定管理者制度を活用した公設民営方式ということですけれども、当初、計画が出されたとき、私は当然、認可保育園になると思っていました。しかし、認可保育園でなく認定こども園としたのはなぜなのかということをお聞かせいただきたい。

 そして、同じ質問ですけれども、保育料はどのように決定するのか、これをお聞かせいただきたいということでございます。

 そして、もう一つは、資料2の施設概要で、認定こども園(保育所型)の最初の言葉です。保護者の就労の有無にかかわらずと、こういう表現がされていますね。これは定数69で、長時間と言われている子供さんたち、あるいは短時間と言われている子供さんたち、これ全部そういうことなんでしょうか。保護者の就労の有無にかかわらずということは、今までにない表現がここには載せられておりますけれども、そうしますと、新たな基準といいますか、新たな基準がここには導入されるということでありますけれども、その点についてはどう考えておられるか。

 まず、資料1、2について質問をいたします。例によって、私の質問時間は大変短いですので、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。

 よろしくお願いします。

○吉田子ども家庭支援センター所長
 晴海二丁目児童館等複合施設の駐輪場の台数でございます。

 昨年お示しいたしました計画では、駐輪場の台数は40台となっておりましたが、晴海地域の中高生ということで自転車でいらっしゃる方も多いのではないかということで、敷地の工夫などをいたしまして、18台ふやしまして58台ということで計画しております。

 また、ベビーカー置き場でございます。

 こちらにおきましては、きらら中央におきまして、あかちゃん天国の利用などで1日60組から100組ぐらいいらっしゃる日もあります。そうしたことから、きらら中央ではベビーカー置き場を拡張いたしました体験がございまして、こちらの体験を今後に生かしまして、晴海二丁目につきましては、2階のベビーカースペースをきらら中央よりもかなり広くとるようにしております。

 以上でございます。

○来島子育て支援課長
 それでは、まず晴海二丁目認定こども園の園庭につきましてでございます。

 こちらに関しては、やはり、委員おっしゃるように細長いような形になっておりまして、長さ的には42メーター掛けるなんですけれども、ちょっとここに資料がありませんので。面積的には300平米というふうに聞いております。

 それから、公設民営方式を導入するということだけれども、そこの利点とかメリットはということなんですけれども、こちらは公設民営で運営することによって、効率的かつ柔軟な運営ができるというふうに考えております。

 それから、晴海二丁目の認定こども園について、この待機児は旧定義なのか新定義なのか、どちらのほうに当たるのかということですけれども、母体は公立の認可保育園がベースになっておりますので、こちらは認可保育園になりますので、これは旧定義のところで落ちるような形になります。

 それから、京橋二丁目認定こども園でございますが、区道を廃止して、建設費は区なのか清水建設なのかということですけれども、基本的には建設費に関しては、この整備が終わった段階で区のほうで土地、建物についてお支払いするような形で覚書を結んでおります。

 それから、同じく京橋二丁目で、防災広場等を設置した関係でこども園の面積が狭くなったのではないかというようなことなんですけれども、こちらも実際狭くはなってはいるんですけれども、京橋二丁目という設置状況から考えて、この広さで特に問題はないというふうに認識しております。

 それから、建物はどこが管理するのかというところでございますが、本体部分については区のほうで管理して、附置義務駐車場の部分については清水建設のほうが管理するような形になります。

 それから、同じく、指定管理者制度を活用した公設民営方式を導入した理由はということなんですけれども、こちらも晴海二丁目と同じように効率よく柔軟に運営できると。特に、こちらに関しては夜間保育とか、そういったものをやるということで考えております。

 それから、先ほどの晴海二丁目にしろ京橋二丁目にしろ、認定こども園の保育料はどういうふうに決めるのかということでございますけれども、これは長時間保育の場合につきましては、認可保育園という形になりますので、今、区の中にある認可保育園、区立保育園とか私立の認可保育園と同じ保育料形態をとるような形になります。

 それから、保護者の就労の有無ということで、認定こども園の場合なんですけれども、長時間保育については保育に欠けるという従来の規定がございます。それから、3歳から5歳の短時間保育といわれる幼稚園機能を持ったところにつきましては、保育に欠けるという要項はございません。

 それと、子育て支援機能でサービスするところについても、当然、保育に欠けるの規定はないので、長時間お預かりするところのお子様に関しては、保育に欠けるという規定が当てはまるというような形になります。

 以上でございます。

○田辺委員
 それぞれお答えをいただきましたが、駐輪場をふやしたというのは、いろいろ努力されたんだと思います。積極的な対応をこれからもお願いしたいと思います。

 それから、子育て交流ゾーンの問題でありますけれども、ベビーカーの設置場所については、きらら中央では60から100組が出入りするということで、それに対応できるようにしたということですけれども、晴海二丁目ではそれよりも広いということですが、どれほどの利用を考えておられるのか、それをお聞かせいただきたいと思います。

 それから、認定こども園の屋外遊戯場の問題ですけれども、大変利用しづらくて保育士さんたちは大変だなという思いがしますね。これ以上のしようがないのかどうかお答えいただければと思います。

 それから、公設民営方式でこの認定こども園を運営していくということでありますけれども、保育料については、認可なので区の基準でやるということですけれども、晴海二丁目の認定こども園の利用申し込みと京橋二丁目の利用申し込みについては、区を通してやるということになるんでしょうか。それとも、こども園に直接やるという方法をとられるんでしょうか。認可保育園の方式でということであるならば、区を通してということになりますけれども、その点について、もう一度明確にお答えいただければと思います。

 それから、京橋二丁目の認定こども園の問題ですけれども、防災広場などが入らなければ、もっと受け入れられるということになるかと思うんです。都市計画審議会のときに出された資料では、たしか今、待機者が京橋地域では40人いますということで、40人に対応するために60人の定数でと、こういうふうに言われましたけれども、今の京橋地域の待機者と、この施設の規模というのは十分に対応できるものなのかどうか、これについてお聞かせをいただきたい。具体的な数字を挙げてお話しいただければと思います。

 それから、効率よく柔軟にという言葉、なかなかいい言葉を考えられていると思いますけれども、そうでしょうか。もう少し中身を聞かせていただきたいと思います。

 質問ができなくては困りますので、続いてやってしまいます。

 3月末までの認可保育園の開設と、そこに入る人たち、定数はどれほどふえるのか、これをお聞かせいただきたいと思うんです。先ほどお話ありましたように2月1日現在の待機児数は391名。大変深刻な事態だというふうに思いますけれども、認可保育園ではどうなのか。それから、認証保育所では何施設で定員が何名ふえるという点も、もっとあるのかお聞かせいただきたいと思います。

 それから、インフルエンザの関係でありますけれども、昨年でしたか、毎日毎日、教育委員会から我が家にもファクスが届きました。膨大な数だったと思います。そういう状況から見ると、今の状況は大変抑えられているという状況のようですけれども、今の発症の状況と学校閉鎖の状況をお聞かせいただければと思います。

 それから、特別養護老人ホームの問題です。

 昨年の決算特別委員会で、何年かの待機者の資料を出していただいておりますけれども、ほぼ300人近いですね。現状はどうなのか、数字を示していただきたいと思います。

 それから、近々、十思小学校跡地の小規模特養の計画が具体化してくるわけですけれども、26人でしたか、29人でしたか、引き算しても相当な数だなと。まだ残っている人たちは多いと思いますけれども、今後5年、10年のスパンで計画の具体化はどういうふうにされているのか、今の段階でのお考えをお聞かせいただきたいと思います。

○吉田子ども家庭支援センター所長
 ベビーカーでございますが、きらら中央では平日60組、イベントなどを行いますと100組以上来場いたしますが、ベビーカーで来場しない方もおりまして、晴海二丁目におきましても50台ぐらいの収納はできるのではないかというふうに考えております。また、ベビーカーを畳んでいただくともっと収納できますので、そのあたりは多くの方が利用できるように、お母様方に声かけをしていきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○来島子育て支援課長
 それでは、認定こども園についてお答えします。

 まず、園庭の件でございますが、狭いということは事実でありますけれども、近隣に公園もできますので、公園も利用したり、かつ園庭についても工夫をしながら使っていきたいというふうに考えております。

 それから、利用申し込みに関しましてですが、こちらは長時間保育は認可保育所になりますので、これは区を通していただくような形になります。それから、短時間についても、区立の短時間施設になりますので、こちらははっきりまだ決めてはいないんですけれども、区を通して申し込んでもらうというような形になろうかというふうに考えております。

 それから、まず、効率よく柔軟にという認定こども園の話なんですけれども、こちらは京橋二丁目のところでも申し上げたように、今、夜間保育とかいうのを認証保育所が中心になって、夜10時までやっていただいているんですけれども、そういった部分についても公設民営の区立保育園で取り組んでいくというような形をとっていきたい。それと、ここにも書いていますように、休日とか祭日にもあけていきたい、サービスを拡充していきたいというふうに考えています。

 それから、3月までにどれぐらいこれからふえるのかということなんですけれども、これから3月1日と4月1日に開設の予定がありまして、認可保育園が2施設、1つは改築による拡充ですけれども、これが2施設で101名、認証保育所が2施設で75名、それから認定こども園が1施設で99名で、この2カ月で275名の定員をふやしていくように考えております。

 以上でございます。

○長嶋学務課長
 インフルエンザの学級閉鎖の発生状況でございますけれども、1月19日に一番最初の学級閉鎖が泰明小、久松小、豊海小学校で起こりまして、現在まで幼稚園1校2クラス、小学校6校12クラスが学級閉鎖をしております。

 以上です。

○来島子育て支援課長
 すみません。京橋地域の待機児の状況でございますが、まず、地域別に出したのが昨年の11月1日現在なんですけれども、京橋地域におきましては、全部で28名の待機児となっています。内訳で、ゼロ歳が14名、1歳が9名、2歳が5名というふうになっております。

 以上でございます。

○守谷介護保険課長
 特別養護老人ホームの待機者数でございます。

 最新の、1月1日の数字では304名ということになってございます。

 また、今後の特別養護老人ホームの計画につきましては、小規模型の地域密着型の小規模特別養護老人ホームを京橋、日本橋、月島の3地域に計画をしてございます。委員御指摘のとおり、十思スクエア敷地内については既に計画が進んでございますけれども、残る施設につきましても、区内の再開発事業等をとらえながら検討を進めている状況でございます。

 以上でございます。

○田辺委員
 最後にお答えいただいた特別養護老人ホームでありますけれども、これは保険料にかかわってくる問題もあって、なかなか手がつけられないという面もあるんでしょうけれども、しかし、いろいろ工夫して、今、304人の人たちが1月1日現在待っておられるようですから、これを大車輪で適地も見つけ、法人も見つけ、対応していかなければならんのではないかと思います。これについては、また、私たちもいろいろな委員会で積極的な提案も行ってまいりたいと思います。

 それから、インフルエンザの問題では、今、教育委員会の担当の方からお話ありましたけれども、保健所のほうの担当者として、今の状況、今後の対応についてお話しいただければと思います。よろしくどうぞ。

○宮野健康推進課長
 失礼いたしました。今シーズンのインフルエンザでございますけれども、第4週ということで、1月下旬が東京都都内、中央区においてもピークだったというようなことでございまして、現在ではピークを通り過ぎたというところでございます。

 傾向といたしましては、本年度は20歳以上の方が多かったということでございまして、それは新型インフルエンザが発生したときに10代の方とか、20代未満の方が多かったというところと違うところでございます。

 秋ごろに広報等を出しまして、せきエチケット等の普及啓発をしたところでございますけれども、予防ということは重要ということで考えてございますので、そちらにつきましても引き続きいろいろな機会をとらえまして普及啓発をさせていただきたいというふうに考えてございます。

○田辺委員
 いろいろ御答弁いただきましたけれども、ぜひ、少子高齢化の委員会でこれまで出されてきたさまざまな質問など、区民の大変重要な願い、思いが込められていると思います。そうした点で、これから皆さん方が積極的にこうした課題に対応していただきますことを私からも特にお願いをして、私の質問を終わりたいと思います。

 ありがとうございました。

○渡部委員長
 それでは、質疑も終了したと思いますので、議題の関係で確認をいたしたいと思います。子育て環境の整備及び高齢者対策に関することについては継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○渡部委員長
 ありがとうございます。継続審査ということでございます。

 次に、第一回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについてでございますが、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○渡部委員長
 ということで、正副委員長頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。

 それでは、長時間にわたり、ありがとうございます。

 閉会いたします。

(午後3時41分 閉会)

お問い合わせ先
区議会議会局調査係
電話 03-3546-5559

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