ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の  平成23年第二回定例会会議録(第4日 6月30日)

平成23年第二回定例会会議録(第4日 6月30日)

1.会期

十四日(第四日)

六月三十日(木曜日)

2.開議並びに閉会

午後二時三十分開議

午後三時十四分閉会

3.出席議員

(三十名)

一番 加藤 博司議員

二番 瓜生 正高議員

三番 富永 一議員

四番 染谷 眞人議員

五番 木村 克一議員

六番 堀田 弥生議員

七番 青木 かの議員

八番 河井 志帆議員

九番 奥村 暁子議員

十番 小栗 智恵子議員

十一番 石島 秀起議員

十二番 礒野 忠議員

十三番 増渕 一孝議員

十四番 中嶋 ひろあき議員

十五番 墨谷 浩一議員

十六番 山本 理恵議員

十七番 田中 耕太郎議員

十八番 渡部 恵子議員

十九番 志村 孝美議員

二十番 石田 英朗議員

二十一番 鈴木 久雄議員

二十二番 高橋 伸治議員

二十三番 今野 弘美議員

二十四番 原田 賢一議員

二十五番 押田 まり子議員

二十六番 植原 恭子議員

二十七番 田中 広一議員

二十八番 中島 賢治議員

二十九番 渡部 博年議員

三十番 守本 利雄議員

4.出席説明員

区長 矢田 美英君

副区長 髙橋 邦夫君

副区長 吉田 不曇君

教育長 髙橋 春雄君

企画部長 斎藤 裕文君

総務部長 斉藤進君

防災危機管理室長 平沢 康裕君

区民部長 齋藤弘君

福祉保健部長 島田 勝敏君

高齢者施策推進室長 小倉草君

保健所長 東海林 文夫君

環境土木部長 宮本 恭介君

都市整備部長 岸田 里佳子君

会計管理者 田野 則雄君

教育委員会事務局次長 新治満君

監査事務局長 小泉 典久君

企画部参事 平林 治樹君(企画財政課長事務取扱)

広報課長 信坂 留吉君

総務課長 中島 佳久君

5.議会局出席職員

議会局長 田中武君

庶務係長 渡辺 忠之君

議事係長 横山 信一君

調査係長 金田 敏明君

書記 長田 基道君


6.議事日程

日程第一
諸般の報告

日程第二
請願第一号 「月島三丁目児童遊園スーパー堤防化工事」の情報開示及び計画見直しを求める請願
請願第二号 月島一丁目3、4、5番地区市街地再開発事業の手続き中断を求める請願
請願第三号 区内全保育所・全区立学校における給食の安全に関する請願

日程第三
議案第二十四号 平成二十三年度中央区一般会計補正予算

(六月二十一日企画総務委員会付託に続いて)

日程第四
議案第二十五号 公益的法人等への中央区職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例
議案第二十六号 中央区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例
議案第二十七号 中央区特別区税条例の一部を改正する条例
議案第二十八号 災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例
議案第三十一号 中央区立晴海児童館(仮称)等複合施設建設工事(建築工事)請負契約
議案第三十二号 中央区立晴海児童館(仮称)等複合施設建設工事(機械設備工事)請負契約
議案第三十三号 中央区立晴海児童館(仮称)等複合施設建設工事(電気設備工事)請負契約
議案第三十四号 西仲橋架替工事(下部工)請負契約
議案第三十五号 中央区立日本橋中学校大規模改修工事(建築工事)請負契約
議案第三十六号 中央区立日本橋中学校大規模改修工事(機械設備工事・電気設備工事)請負契約

(六月二十一日企画総務委員会付託に続いて)

日程第五
議案第三十号 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

(六月二十一日区民文教委員会付託に続いて)

日程第六
議案第二十九号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例

(六月二十一日福祉保健委員会付託に続いて)

日程第七
議案第三十七号 中央区副区長の選任同意について

日程第八
議案第三十八号 中央区教育委員会委員の任命同意について

日程第九
議会閉会中の継続審査について


午後二時三十分 開議

○議長(石田英朗議員)
 ただいまより、本日の会議を開きます。


○議長(石田英朗議員)
 これより本日の日程に入ります。

 日程第一、「諸般の報告」を行います。

〔田中議会局長朗読〕


 九、委員会報告書(企画総務委員会)

 十、委員会報告書(企画総務委員会)

十一、委員会報告書(区民文教委員会)

十二、委員会報告書(福祉保健委員会)

十三、議案の送付について


○議長(石田英朗議員)
 報告を終わります。


○議長(石田英朗議員)
 次に、日程第二を議題といたします。

〔田中議会局長朗読〕


日程第二

 請願第一号 「月島三丁目児童遊園スーパー堤防化工事」の情報開示及び計画見直しを求める請願

 請願第二号 月島一丁目3、4、5番地区市街地再開発事業の手続き中断を求める請願

 請願第三号 区内全保育所・全区立学校における給食の安全に関する請願


○二十三番(今野弘美議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 ただいま上程されました請願については、それぞれの内容の朗読を省略し、請願第一号及び第二号は環境建設委員会に、請願第三号については、その内容が二つの委員会の所管に属すると思われますので、区議会会議規則第百一条第三項の規定に基づき、それぞれ所管の委員会に付託することとし、「全区立学校に関すること」を請願第三号の一として区民文教委員会に、「区立全保育所に関すること」を請願第三号の二として福祉保健委員会にそれぞれ付託されますようお諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、ただいまの動議のごとく決します。


○議長(石田英朗議員)
 次に、日程第三を議題といたします。

〔田中議会局長朗読〕


日程第三

 議案第二十四号 平成二十三年度中央区一般会計補正予算

(六月二十一日企画総務委員会付託に続いて)


○議長(石田英朗議員)
 本案について、企画総務委員会の報告を増渕委員長より願います。

〔十三番 増渕一孝議員登壇〕

○十三番(増渕一孝議員)
 ただいまより、去る六月二十一日の本会議において本委員会に付託を受けました議案第二十四号、平成二十三年度中央区一般会計補正予算につきまして、審査の経過並びに結果の御報告を申し上げます。

 今回の一般会計歳入歳出予算の補正におきましては、「東京湾大華火祭」の中止に伴う減額があるものの、「東日本大震災被災地の支援等に要する経費」、「防災対策に要する経費」、「共通飲食券事業補助等に要する経費」、「福祉センターの管理運営に要する経費」、「認証保育所開設準備経費補助」、「放射線環境測定調査に要する経費」、「住宅・建築物耐震改修等支援事業に要する経費」の計上で一億八千百四十七万四千円を追加するもので、この結果、一般会計を七百六億三千四百六十六万八千円に補正するものであります。

 本議案の審査に当たり、本委員会は六月二十二日に開会し、理事者より一般会計歳入歳出補正予算について一括して款別に説明を受け、その後、質疑を行いました。

 審査終了後、議案第二十四号について、起立により採決したところ、全員賛成をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。

 よって、本委員会の決定のとおり御賛成いただきますようお願い申し上げまして、付託を受けました議案の審査経過並びに結果の御報告といたします。(拍手)

○議長(石田英朗議員)
 報告を終わります。

 議案第二十四号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第三、議案第二十四号は原案のとおり可決されました。


○議長(石田英朗議員)
 次に、日程第四を議題といたします。

〔田中議会局長朗読〕


日程第四

 議案第二十五号 公益的法人等への中央区職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例

 議案第二十六号 中央区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例

 議案第二十七号 中央区特別区税条例の一部を改正する条例

 議案第二十八号 災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例

 議案第三十一号 中央区立晴海児童館(仮称)等複合施設建設工事(建築工事)請負契約

 議案第三十二号 中央区立晴海児童館(仮称)等複合施設建設工事(機械設備工事)請負契約

 議案第三十三号 中央区立晴海児童館(仮称)等複合施設建設工事(電気設備工事)請負契約

 議案第三十四号 西仲橋架替工事(下部工)請負契約

 議案第三十五号 中央区立日本橋中学校大規模改修工事(建築工事)請負契約

 議案第三十六号 中央区立日本橋中学校大規模改修工事(機械設備工事・電気設備工事)請負契約

(六月二十一日企画総務委員会付託に続いて)


○議長(石田英朗議員)
 本案について、企画総務委員会の報告を増渕委員長より願います。

〔十三番 増渕一孝議員登壇〕

○十三番(増渕一孝議員)
 ただいまより、去る六月二十一日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、六月二十三日に開会し、慎重な質疑を行いました。付託された議案第二十五号「公益的法人等への中央区職員の派遣等に関する条例等の一部を改正する条例」、議案第二十六号「中央区職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」、議案第二十七号「中央区特別区税条例の一部を改正する条例」、議案第二十八号「災害に際し応急措置の業務等に従事した者に係る損害補償に関する条例の一部を改正する条例」、議案第三十一号「中央区立晴海児童館(仮称)等複合施設建設工事(建築工事)請負契約」、議案第三十二号「中央区立晴海児童館(仮称)等複合施設建設工事(機械設備工事)請負契約」、議案第三十三号「中央区立晴海児童館(仮称)等複合施設建設工事(電気設備工事)請負契約」、議案第三十四号「西仲橋架替工事(下部工)請負契約」、議案第三十五号「中央区立日本橋中学校大規模改修工事(建築工事)請負契約」、議案第三十六号「中央区立日本橋中学校大規模改修工事(機械設備工事・電気設備工事)請負契約」につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(石田英朗議員)
 報告を終わります。

 まず、議案第二十五号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第二十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十六号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第二十六号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十七号についてお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第二十七号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第二十八号についてお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第二十八号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十一号についてお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十一号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十二号についてお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十二号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十三号についてお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十三号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十四号についてお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十四号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十五号についてお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十五号は原案のとおり可決されました。

 次に、議案第三十六号についてお諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第四、議案第三十六号は原案のとおり可決されました。


○議長(石田英朗議員)
 次に、日程第五を議題といたします。

〔田中議会局長朗読〕


日程第五

 議案第三十号 中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例

(六月二十一日区民文教委員会付託に続いて)


○議長(石田英朗議員)
 本案について、区民文教委員会の報告を鈴木委員長より願います。

〔二十一番 鈴木久雄議員登壇〕

○二十一番(鈴木久雄議員)
 ただいまより、去る六月二十一日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は六月二十四日に開会し、慎重な質疑を行いました。付託された議案第三十号「中央区立小学校及び中学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(石田英朗議員)
 報告を終わります。

 議案第三十号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第五、議案第三十号は原案のとおり可決されました。


○議長(石田英朗議員)
 次に、日程第六を議題といたします。

〔田中議会局長朗読〕


日程第六

 議案第二十九号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例

(六月二十一日福祉保健委員会付託に続いて)


○議長(石田英朗議員)
 本案について、福祉保健委員会の報告を中島委員長より願います。

〔二十八番 中島賢治議員登壇〕

○二十八番(中島賢治議員)
 ただいまより、去る六月二十一日の本会議において本委員会に付託を受けました議案につきまして、審査結果の御報告を申し上げます。

 本委員会は、六月二十七日に開会し、慎重な質疑を行いました。付託された議案第二十九号「災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例」につきましては、原案のとおり可決すべきものと決しました。

 以上、本委員会の結果報告といたします。(拍手)

○議長(石田英朗議員)
 報告を終わります。

 議案第二十九号について、お諮りいたします。本案を可決することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第六、議案第二十九号は原案のとおり可決されました。


○議長(石田英朗議員)
 次に、日程第七を議題といたします。

〔田中議会局長朗読〕


日程第七

 議案第三十七号 中央区副区長の選任同意について


○議長(石田英朗議員)
 提案者の説明を願います。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 ただいま上程されました議案第三十七号につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。

 髙橋邦夫副区長の任期が六月三十日をもって満了することとなりますので、その後任として、小泉典久監査事務局長を選任いたしたいと存じます。

 つきましては、地方自治法第百六十二条の規定に基づき、御同意いただくため、本案を提出した次第であります。

 よろしく御同意のほどお願いいたします。

○議長(石田英朗議員)
 本案について、意見開陳の申し出がありますので、これを許します。十番小栗智恵子議員。

〔十番 小栗智恵子議員登壇〕

○十番(小栗智恵子議員)
 私は、日本共産党中央区議会議員団を代表して、ただいま上程されました議案第三十七号「中央区副区長の選任同意について」に対する反対意見を述べます。

 本議案は、現在就任している二名の副区長のうち、退任する髙橋邦夫氏の後任として、新たに小泉典久氏を副区長に選任し、副区長二人体制を維持しようとするものです。

 我が党が区長提案の本議案に反対する理由を述べます。

 まず、中央区の二人副区長制は過剰な体制であり、副区長は一人制でよいと考えるからです。副区長の定数についての経過を述べますと、一九八七年、矢田区長が初めて就任された翌年の八八年第二回定例会において、中央区ではそれまで一人制だった副区長(当時は助役)を二人制にする条例が、日本共産党の反対、他の会派の賛成多数で成立し、同年七月一日から施行されました。そして、事実上、二人目の副区長のポストは、東京都からの天下り人事のための受け皿となりました。その後、二○○○年から二○○五年までは一人欠員の一人体制で行ってきました。しかし、二○○五年第四回定例会で、区長は、本区の山積する諸問題に対応するため、執行体制を強化するとして、再び二人目の副区長の選任同意案件を議会に提出しました。この議案について、我が党議員団は反対意見の開陳を行い、採決でも反対の態度をとりました。その際、公明党五名とグループ未来の三名のうち二名が採決に加わらず、副区長の選任に同意したのは議員三十人中十八人という、かつてない事態の中で副区長二人体制が復活し、それ以降、今日まで二人体制が続いています。この体制のもとで、どういう区政が行われてきたでしょうか。一九八八年から三期十二年間に二人目の副区長ポストに交代でついていた三人の東京都幹部は、いずれも東京都の都市再開発関連部局の幹部職員でした。この間、今となっては、だれが見ても破綻が明らかになっている臨海副都心計画と、それに伴う臨海幹線道路計画などを東京都の上位計画に沿って押し進めてきました。二○○五年以降は、天下りポストではなくなりましたが、二人副区長制は都市再生の名による大企業中心の大規模再開発路線をチェックし、転換させるのではなく、さらにCO2増大など、環境負荷を深刻化させるまちづくりを進めてきました。こうした体制は、見直すべきです。

 次に、人口に見合う行政需要との関係です。

 現在、東京二十三区の中で二人副区長制を条例として制定している区は、中央区を含め、十四区ですが、そのうち二人制を実施している区は、十一区です。中野区だけは三人制で、現在一人欠員の二人制となっていますが、条例で二人制をとっていても、現人数が一人の三区を含め、現在、十一区が一人副区長となっています。また、千代田、新宿、練馬、江戸川の四区は、かつては二人制でしたが、今は条例上も一人制に変更しています。中央区の人口の約六倍、人口六十九万人の練馬区でさえ、一人副区長で区政を運営しています。人口十二万の中央区では、一人副区長体制で十分ではないでしょうか。

 さらに、指摘したいのは、財政負担が大きいことです。

 副区長一人の人件費は、多額です。現行条例によれば、給料月額は九十二万円、それに地域手当として給料の一二%を加えると月額百三万円、年額では、期末手当四百七十万円を含め、一千七百万円となります。勤続期間四年で給料の合計は六千八百万円です。さらに、副区長の場合、退職手当が一期四年勤続で一千三百二十五万円です。結局、勤続四年で給料総額と退職金を合わせて八千百二十五万円と計算されます。区の財政運営の面からも、是正が必要ではないでしょうか。

 区長は、行政改革だとして、人口急増で住民サービスが増大しているのに、住民サービスの第一線を担う職員数は大幅に削減しています。清掃事務が移管された二○○○年と昨年度を比べると、職員数は三百八十人削減されました。二人制に復活した二○○五年と昨年度を比べても百八十四人も減らされ、各職場では超過勤務や多忙化が進んでいます。一方で、副区長は一人から二人へふやしたまま、その体制を維持することは、区民の目線で見ても、納得いくものではありません。

 以上の理由から、副区長は一人体制にするよう求め、議案第三十七号「中央区副区長の選任同意について」に対する反対意見の開陳を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手)

○議長(石田英朗議員)
 意見の開陳を終わります。

 本案は、起立により採決いたします。本案に同意することに賛成の皆さんは、御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○議長(石田英朗議員)
 起立多数と認めます。──御着席願います。よって、日程第七、議案第三十七号は原案に同意することと決しました。


○議長(石田英朗議員)
 ここで、ただいま本区副区長の同意を得られました小泉典久さんよりあいさつがあります。

〔監査事務局長 小泉典久君、議会局職員に導かれて議場に入る〕

〔監査事務局長 小泉典久君登壇〕

○監査事務局長(小泉典久君)
 一言、御礼のごあいさつを申し上げます。

 ただいまは、議会の選任の御同意を賜り、まことにありがとうございました。心より御礼申し上げます。

 もとより微力ではございますが、阪神、そして今回の大震災、こういった震災を踏まえた防災対策をしっかりと行っていく必要があると考えてございます。そのほか、区政の諸課題について邁進してまいる所存でございます。区議会の皆様におかれましては、これまで以上の温かい御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、御礼のごあいさつとさせていただきます。

 ありがとうございました。(拍手)

○議長(石田英朗議員)
 あいさつを終わります。

〔監査事務局長 小泉典久君、議会局職員に導かれて退場〕


○議長(石田英朗議員)
 次に、日程第八を議題といたします。

〔田中議会局長朗読〕


日程第八

 議案第三十八号 中央区教育委員会委員の任命同意について


○議長(石田英朗議員)
 提案者の説明を願います。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 ただいま上程されました議案第三十八号につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。

 髙橋春雄教育委員会委員が六月三十日をもって辞職することとなりましたので、その後任として、齊藤進総務部長を任命いたしたいと存じます。

 つきましては、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」第四条第一項の規定に基づき、御同意いただくため、本案を提出した次第であります。

 よろしく御同意のほどお願いいたします。

○議長(石田英朗議員)
 お諮りいたします。本案に同意することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、日程第八、議案第三十八号は原案に同意することと決しました。


○議長(石田英朗議員) ここで、ただいま本区教育委員会委員の同意を得られました齊藤
 進さんよりあいさつがあります。

〔総務部長 齊藤 進君、議会局職員に導かれて議場に入る〕

〔総務部長 齊藤 進君登壇〕

○総務部長(齊藤 進君)
 教育委員会委員の任命に御同意を賜り、まことにありがとうございます。

 歴史と伝統ある中央区の教育行政に携われることを大変誇りに思うとともに、大変難しい時期でもございますので、この職責の重さに身の引き締まる思いでございます。中央区の未来を担う子供たちの健やかな成長のために、全力を尽くしてまいりたいと存じますので、議員の皆様方にも引き続き御指導、御支援を賜ることをお願い申し上げまして、簡単ではございますが、御礼のごあいさつとさせていただきます。

 本日は、どうもありがとうございます。(拍手)

○議長(石田英朗議員)
 あいさつを終わります。

〔総務部長 齊藤 進君、議会局職員に導かれて退場〕


○議長(石田英朗議員)
 次に、日程第九、「議会閉会中の継続審査」について。

 ここで、ただいま各種委員会委員長より、各委員会に付託を受けております事件について、議会閉会中の継続審査の申し出がなされておりますので、その一覧表をお手元に配付いたします。

〔議会局職員「各種委員会継続審査申出事件一覧表」を配付〕

○議長(石田英朗議員)
 お諮りいたします。本件の申し出をそれぞれ承認することに御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、本件の申し出をそれぞれ承認することに決しました。


○二十三番(今野弘美議員)
 議事進行について動議を提出いたします。

 今期定例会に提出されました案件は、すべて終了したことと存じますので、これをもって閉会されるようお諮り願います。

〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 ただいま提出されました動議は賛成者がありますので、成立いたしました。よって、直ちにこれを議題といたします。

 お諮りいたします。ただいまの動議に御異議ありませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(石田英朗議員)
 御異議なしと認めます。よって、会議を閉じます。


○議長(石田英朗議員)
 ここで矢田区長よりあいさつがあります。

〔区長 矢田美英君登壇〕

○区長(矢田美英君)
 区議会終了に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。

 去る十七日から本日に至る今期定例会に御提案申し上げました案件につきましては、いずれも原案どおり御決定あるいは御同意をいただき、まことにありがとうございます。

 この間、平成二十三年度本区一般会計補正予算のほか、条例案件及び契約案件につきましては、付託されました各常任委員会において、極めて御熱心なる審査をいただいた上、いずれも原案どおり可決を賜り、厚く御礼申し上げます。

 本会議及び各委員会においていただきました貴重な御意見等につきましては、今後の区政運営に可能な限りこれを反映させ、より一層区民福祉の向上のために全力を傾ける所存でございます。

 今後とも、議員各位の御指導、御協力をお願いいたしまして、ごあいさつといたします。

 まことにありがとうございました。

○議長(石田英朗議員)
 あいさつを終わります。


○議長(石田英朗議員)
 さらに、本日をもって任期満了となる副区長髙橋邦夫さん並びに本日をもって辞職する髙橋春雄さんに対し、長年にわたり本区行政に尽力されました功績に報いるため、ここに議会の名をもって感謝状及び記念品の贈呈を行います。

〔副区長 髙橋邦夫君、教育長 髙橋春雄君、議会局職員に導かれて議場に入る〕

〔石田議長退席、演壇に登り、感謝状を朗読〕


 感謝状

                髙橋 邦夫 様

 あなたは永年にわたり本区に在職しその間多くの要職を歴任され特に副区長として中央区政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたびその職を退任されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成二十三年六月三十日

                  中央区議会

〔石田議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


 感謝状

                髙橋 春雄 様

 あなたは永年にわたり本区に在職しその間多くの要職を歴任され特に教育委員会教育長として教育行政の伸展に尽力されその功績はまことに大であります このたびその職を退任されるにあたりここに記念品を贈り深く謝意を表します

  平成二十三年六月三十日

                  中央区議会

〔石田議長、右の感謝状とともに、記念品を贈呈〕

〔拍手起こる〕


○議長(石田英朗議員)
 ここで、髙橋邦夫さんよりあいさつがあります。

〔副区長 髙橋邦夫君登壇〕

○副区長(髙橋邦夫君)
 貴重な時間をおかりいたしまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。

 ただいまは、身に余る感謝状と記念品を賜りまして、心から厚く御礼申し上げます。

 四年前、議会の御同意を賜りまして、甚だ微力ではありますが、この四年間、さまざまな仕事に従事させていただきました。いろいろと思い出の多い仕事がございましたが、初めは年越し派遣村、あるいは猛威を振るったインフルエンザ対策、そして昨年は待機児ゼロを目指した子育て支援対策本部立ち上げ、矢田区長の指導のもと、全職員が一丸となって取り組んでまいりました。そしてまた、ことしは大震災、本区におきましても、少なからず被害がございましたが、これからこのまちをより一層安全にする、そういう大事な課題がこれからも待ち構えております。

 この間、重責に身をつぶされるような思いを何回かいたしましたが、その都度、長いおつき合いをいただいております議員各位の御指導、御声援に支えられ、何とか本日の日を迎えることができました。心から、改めて厚く御礼申し上げる次第でございます。常々同じような話をしておりますが、本当に行政と区議会は車の両輪であります。どちらが緩んでも、影響は区民の皆さんに出てまいります。そういうことを肝に銘じて、理事者一同、これからも一層頑張ります。どうぞ、これからも議員各位には格段の御指導、御鞭撻を賜りたいと、そのように、退任に当たりましてお願いする次第でございます。

 この伝統ある中央区がこれからますます発展していきますように、そしてまた議員各位の一層の御活躍、御健勝、御多幸を心から御祈念申し上げ、甚だ粗辞ではございますが、心からの御礼の言葉とさせていただきます。

 長い間、御指導ありがとうございました。(拍手)

○議長(石田英朗議員)
 次に、髙橋春雄さんよりあいさつがあります。

〔教育長 髙橋春雄君登壇〕

○教育長(髙橋春雄君)
 ただいまは過分なる感謝状並びに記念品を賜りまして、まことにありがとうございます。

 一言、御礼のごあいさつをさせていただきます。

 平成七年に、財政課長として初めてこの議場に出席させていただきました。厳粛な雰囲気の中、緊張した趣で出席したことを思い起こしております。以来、企画課長、総務課長、平成十五年四月からは議会局長として三年近く、そして企画部長を経て、教育長として今日に至っております。これまで議員各位から賜りました御厚情に対しまして、改めて感謝、御礼申し上げます。まことにありがとうございました。

 最後の四年間は、教育長として、微力ながらも本区教育行政に取り組ませていただきましたが、教育の中央区の充実・発展にいささかなりとも寄与するところがあったとしたら、私にとりまして望外の喜びであります。中央区議会のますますの御発展と、議員各位の御健勝、御多幸、御活躍を心から祈念申し上げて、あいさつとさせていただきます。

 本日は、まことにありがとうございました。(拍手)

○議長(石田英朗議員)
 あいさつを終わります。


○議長(石田英朗議員)
 これをもって、平成二十三年第二回中央区議会定例会を閉会いたします。

午後三時十四分 閉会


署名議員
議長 石田 英朗
議員 鈴木 久雄
議員 渡部 博年

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ