ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の平成24年 区民文教委員会(11月9日)

平成24年 区民文教委員会(11月9日)

1.開会日時

平成24年11月9日(金)

午後1時30分 開会

午後3時59分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 押田 まり子

副委員長 木村 克一

委員 高橋 伸治

委員 植原 恭子

委員 加藤 博司

委員 河井 志帆

委員 渡部 恵子

議長 石田 英朗

4.出席説明員

(16人)

矢田区長

小泉副区長

齊藤教育長

浅沼区民部長

町田区民生活課長

濱田地域振興課長

鈴木文化・生涯学習課長

遠藤スポーツ課長

守谷商工観光課長

石川日本橋特別出張所長

新治教育委員会次長

有賀教育委員会庶務課長

森下副参事(教育制度・特命担当)

林学務課長

増田指導室長

粕谷図書文化財課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

武藤書記

猫塚書記

6.議題

  • 区民生活及び教育行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○押田委員長
 それでは、皆様、御苦労さまでございます。ただいまより区民文教委員会を開催いたします。

 まず、過日の行政視察の実施に当たりましては、本当に個人的な事情がありまして、どうこうすることもできないで、皆様に御迷惑をおかけいたしました。伺いますと所期の目的を十分に果たすことができた視察であったというふうに思います。今後の施策の参考にしていただければと思っておりますので、どうも皆様、御苦労さまでございました。

 なお、内容につきましては、第4回定例会での委員長報告で報告をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、10月1日付の幹部職員の異動につきまして、理事者紹介をお願いいたします。

○小泉副区長
 (10月1日付幹部職員異動に伴う理事者紹介)

○押田委員長
 ありがとうございます。それでは、常時出席以外の理事者の方は、退室をお願いいたします。

 なお、本日は理事者報告の関係で、スポーツ課長、日本橋特別出張所長、教育委員会副参事及び図書文化財課長が出席をいたしますので、御了承をよろしくお願いいたします。

 それでは、理事者報告をお願いいたします。

○浅沼区民部長

 1 中央区立浜町集会施設等の指定管理者候補事業者の決定について(資料1)

 2 外国人観光客来街促進事業の実施結果について(資料2)

 3 都市観光推進協議会の設置について(資料3)

 4 平成24年度中央区「行政評価」(区民部・教育委員会)(資料4)

○新治教育委員会次長

 5 平成24年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成23年度分)の結果に関する報告書について(資料5)

 6 区民有形文化財等の維持管理に関する手続きの変更について(資料6)

 7 労働スクエア東京跡地複合施設「本の森ちゅうおう」(仮称)基本設計に関するパブリックコメントの実施結果について(資料7)

以上7件報告

○押田委員長
 御苦労さまでございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。

 ただいまの時刻は2時2分でございますので、自民党さん47分、公明党さん29分、日本共産党さん29分、みんなの党さん29分、民主党区民クラブさん29分となりますので、よろしくお願いいたします。

 それでは、理事者の報告に対する質疑に入りますので、発言をよろしくお願いします。

○高橋委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 まず最初に、資料2なんですけれども、外国人観光客来街促進事業の実施、本当に御苦労さまでございました。ただ、私も幾つかのイベントに参加をしたんですけれども、実際に外国の方々がそのイベントを見学しているという数は、ちょっと少なかったような気がします。そういう意味では、今回の事業について、取り組みがちょっと遅かったんじゃないかなというふうに思っているのと、取り組みの主体、例えばエージェントに対してどんな働きかけをしたのか。逆に言うと、いろいろな企画を立てたのはエージェントが立てたんでしょうけれども、その中に少しでも取り込まれないと、なかなかそこへ誘導することはできないというのは現実の問題としてあったんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺はどうだったんでしょうか。これから、また中央区は国際都市を目指していくわけですから、いろいろなイベントとか開かれると思うので、そういうことを大切にするためには、その辺の仕組みというのは、これからぜひ、つくっていかなければいけないと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。

 次に、都市観光推進協議会の設置、これは資料3なんですけど、これも、委員の名簿を見まして、にぎわいと暮らしやすいまちというのは常に相反するものがあると思うんですよ。やっぱりその辺の仕組みを、反対に動かれることがないような形で協議会の委員というのは決めていかなければいけないと思うんですが、この委員の名簿を見ますと、住民代表とか地域代表という形での肩書の方がここには入っていない。こういうことで本当に地域から支持される、住民から支持される観光行政になっていくのかどうかというのがありますので、その辺については、これからどういう御配慮をしていくおつもりなのか、お尋ねしたいと思います。

 それから、行政評価についてです。さっき31ページのところで御説明があったんですけれども、事業費の中に人件費というのが含まれるのかどうか。行政評価をするときに、人件費がどれぐらいかかっているかによって、かなり行政評価の部分というのが変わってこなければいけないと思うんですね。人件費を幾らかけてもいいから、いいものをやれというのは簡単ですけれども、人件費がかかり過ぎないような仕組みをつくるのも、やっぱり行政評価の一つだというふうに思います。その辺についての考え方を教えていただきたいと思います。

 それから、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果についてです。専門家からの総括的な意見が2つあるんですが、中央区が目指していた1つの柱として、個性のある、ほかとは違う学校づくりということがあったと思うんですね。学校の個性を伸ばすという。この総括的な意見を両方見た中で、その部分についての記述というのは全くないんですよね。それは、区が進めていた教育行政の中で、この部分については全く評価されなかったということなのか、それとも、この専門家の方々が、その運営については余りよく見ていなかったのか、その辺、どういう見解をお持ちなのかをお聞きしたいと思います。

 以上でございます。

○守谷商工観光課長
 まず、外国人来街促進事業についてでございます。

 こちらは、取り組みがちょっと遅かったのではないかというような御意見でございますけれども、本区でつくりましたこのガイドマップ等につきましても、本国、ワシントンの許可を得るという関係がございまして、作成してから英訳して答えが帰ってくるまで非常に時間がかかったというようなことがございます。

 また、各地域で実施しておりますイベントにつきましては、大手の広告代理店が入るというようなことは今回はございませんで、銀座につきましても、日本橋につきましては、おもてなし実行委員会といったようなものを地域の方々がみずからつくっていただきまして、そこには本当に飲食関係、物販関係とか、ファッション関係とか、いろいろな業種を超えた方がチームをつくって取り組んだということでございます。

 刷り数につきましては、銀座についても5万部、日本橋についても2万部、区の全体のパンフレットとは別に作成するとともに、いろいろな各業態ごとの媒体を通じて周知を図りましたけれども、非常に財務省の規制が厳しくて、IMFと直接かかわる方へのコンタクトがなかなかとれなかったということで、区も、地域も非常に苦労して、実際に来られた外国人の方も、結果的にはいろいろな方がいらっしゃいましたけれども、IMF以外の方もかなり参加をしたというような状況でございました。

 また、都市観光推進協議会の設置について、にぎわいとまちの暮らしやすさが必ずしも一致しないのではないかという御意見でございます。この中に、中央区の観光特派員の方がお一方、区民ということで入っていただいております。その他は、主に観光の関係の各業界の団体ということでございますけれども、推進協議会、こちらは区の設置ということでございますので、区の推進協議会の結果を受けて、区がまたどういった対応をするかということにつきましては、必ずしも安らかな暮らしと相反しないように、これは観光振興ビジョンの中でも、人もよし、まちもよしといいますか、住む人も訪れる人も両方が楽しめるような観光のあり方を目指すということを記載しておりまして、必ずしも観光のみを推し進めると、そのまちがすさんでしまうといったような事例もございますので、そういったことを避けながら、末永く、住む人にとってもよりよいまちでありたいというこのビジョンの理念に基づきまして、協議会の審議のほうは進めてまいりたいというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○浅沼区民部長
 行政評価についてでございます。事業費のところでの御指摘でございます。

 例えば31ページの消費生活展に要しました経費につきましては、職員の人件費というのは入ってございません。ですので、本当の事業に要した、例えば委託料であるとか、物を買ったもの等の経費になってございます。

 また、例えばその次の33ページの伊豆高原荘につきましては、これは指定管理者負担金というのが載ってございまして、この経費につきましては、指定管理者への委託料のような形でございますので、その施設の運営に要する人件費も含めております。このように事務事業によりましては、その手法により、人件費が入っていなかったり、入っていたりといったような状況になっております。委員御指摘のように、確かに事業のコストはどのぐらい本当にかかっているのかというところにつきましては、当然、人件費も含めて計算することも必要かと思いますけれども、職員が直接行っている事業については、なかなか、じゃあ、その事業にどのぐらいの職員の人件費がかかっているのかというのは非常に算出が難しいという部分がございます。今後どのような形で人件費も含めたようなコスト計算ができるか、これにつきましては、他の自治体での事例も含めまして検討してまいりたいと考えてございます。

○新治教育委員会次長
 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検・評価の中で、各校の特色ある教育活動づくりについて、これは有識者はどうとらえているかというふうな御質問かと思っております。

 この13施策について、私どもは、有識者の皆様といろいろと意見交換をさせていただきました。その際には、各校のいろいろな取り組みの資料、ここには載せ切れないぐらいの資料がございます。それは当然、学校評価委員会とか、そういうところで出た資料でもございますので、そういうものを御説明しながら、この学校ではこういう取り組みを進められているし、こういう学校ではこういうふうな新たな取り組みをしているという御説明をさせていただいたところでございます。例年、そのような資料を使いながら、さまざま御説明させていただいている中で、この評価をいただいた先生方も、その点は十分御理解いただけているのかなと思っているところでございます。

 例えば特色ある教育活動につきましては、20ページの今後の取組の方向性で、今後も進めていくということをお話しさせていただいているところでございますが、それに対しましては、例えば学識経験者の安藤先生のほうからは、45ページ、基本方針2、個性や能力を伸ばす教育の推進の(1)「生きる力」の育成と魅力ある学校づくりの①で、多様な教育活動の展開について、それぞれ独自性や地域の特性を生かした、さまざまな活動がなされているという評価をいただいているところでございます。そういうものを踏まえながら、公教育として各校が押しなべて進めている教育の全体の点検評価をしていただいて、それがこのような評価をいただいたと私どもは考えているところでございます。当然、このベースには、各校の特色ある教育活動も視野に入れての評価と私どもは受けとめているところでございます。

○高橋委員
 最初の質問なんですが、この場合のエージェントというのは、こちら側のエージェントではなくて、向こうから来てくれる人たちの間に入ったエージェントというのは必ずいるわけで、そこに対しての働きかけをしたのか、しないのかという質問なんですね。結局、やっぱりそこが、要は来てくれる方々のすべての行程をつくったりとか、そういうことをしているわけでしょう。

 だから、例えば記者団がたくさん来ていれば、その人たちはどういう形で動かれるのかというのも含めてね。逆にIMFの人たちは、会議をやっているときは、当然、忙しくて、そんな、とてもとても中央区のいろんな行事に参加をするなんていうのは最初からできないわけです。ただ、それも、随行で来ている人たちは、逆にいうと、その時間というのは物すごく余裕のある時間だったんじゃないかなというふうに思うし、極端な言い方をすれば、そういうことも含めて相手方のエージェントがどういう形で提案をしてきたのかということ。ただ東京に会議に来ただけではなくて、東京でどういうものを楽しみたいかとか、そういうことも含めて僕はあったと思うんです、いろんな意味でのものが。で、こちらはこちらで受入体制はきちっとつくった。でも、そこを結ぶ線がなかったんじゃないかなと思っているんです。

 そこを、できるだけ探りながらつなげていくというのが、やっぱり商売のコツと言ったら怒られちゃいますけれども、基本的に人を引っ張るためにはそこまでやらないと、なかなか引っ張れないんではないかなと思います。だから、そういう意味でエージェントの関係を言ったんで、こちら側のエージェントじゃないですよ。その辺、ちょっと勘違いされると困るので、もう一回御答弁をいただけるとありがたいと思います。

 それから、都市観光推進協議会の委員の話なんですけれども、このメンバーでいけば、当然、観光振興一本やりでいくと思うんですよ。今まで中央区もいろいろなことを考えて、いろいろなことをやってきたと思うんですけれども、やろうと思ったときに、今までも、地域の協力を得られないでとか、そういう問題はたくさんあったと思うんですよ。やっぱり地域の方々に喜んでもらえなければ、いい意味での観光施策って実施できないということもあると思うんですよね。ですから、そういう観点も踏まえて、私は、もっと住民代表とか、地域代表とか、文化振興関係の、松竹の社長の大谷さんは入っていますけれども、もっと中央区に根づいている文化振興というのはたくさんあるわけで、そういう根づいている部分について、やっぱり委員として入ったほうがもっと将来的な観光施策はやりやすくなるんではないかなと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。

 それから、行政評価については、逆にいうと本当にわかりにくいですよね、今の話じゃないですけど。ある面については人件費が入っていますよ、ある面は人件費はわかりませんよと。そうすると、行政評価がぽーんと出てきますが、極端な言い方をすれば、人件費が物すごくかかっているものは、よくなるに決まっているんですよ。だけど、やっぱり費用対効果ということを含めて行政評価というのは出しているんでしょうから、その辺がやっぱり目に見える形になってこないと、全体的にはいい方向に向かわないんじゃないかなと思いますので、その辺は、今年度についてはもうでき上がっているもんですから、次年度以降、どういう方向で進まれるのか、ぜひお尋ねしたいと思います。

 それから、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価については、先ほど言いましたけれども、まるめてすべていいところをとっちゃうと、各学校が努力している部分が認められないというふうになってきちゃうと思うんですよ。だから、私は、至るところとは言わないですけれども、個々の学校の名前が1つ2つ出てきていいんだと思っているんですよ。この学校については、この部分について非常にいいと思ったとかという話が。そういうことが出てくることによって、いい意味での競争が起きるわけでしょう。いい意味でのですよ。悪い意味での競争はよくないですけど、いい意味での競争が起きるので、その部分を教育委員会が先回りして、すべてまとめの段階でとっちゃうとね、やっぱり中央区の言っている、個性のある、特徴のある学校運営という形からいうと、ちょっと方向が違うような気がするんですね。その辺の説明を、この取りまとめをした学識経験者の先生方お二方がきっちり話をしていれば、私は、もっと説得力のある報告書になったのではないかなと思うんですけれども、その辺いかがでしょう。

○守谷商工観光課長
 初めに、IMF関係のエージェントについてでございます。

 まず私どもは、エージェントとして一番御協力をいただいたのは、財務省の中のIMFのチームということでして、こちらの会議の中に中央区も参加をいたしまして、会議の日程を聞いたりとか、そういった中で、外国の方がどんなイベントや行事を好まれるのかということを、まず財務省を通じて聞いて、それで食であるとか、日本の文化であるとか、そういったことを紹介するのがお好みだということで内容を組み立て、また、バスの運行も計画したところでございます。

 具体的には、JTBが公式に交通関係も含めて代理店になってございまして、うちのパンフレット等も、結果的にはJTBの作成ということになりましたけれども、公式な運行計画、あるいはオフシャルホテルへの情報の提供等も、こちらを通じて関係するところにPRをしたという状況でございました。

 また、都市観光推進協議会の中に区民の参加をということでございますけれども、こちらは、確かに観光のメンバーが多うございますけれども、ビジョンの中では、中央区の観光を進める上では区民の協力がぜひとも必要だということで、主に観光の担い手の育成というような大きなテーマが1つございます。こうしたことの御議論の中で、区民の方を大事にいたしまして、協議会、あるいはその先の専門部会等で、区民の方々の御意見とか協力を得るようなことについても十分配慮をした上で、協議会のほうは進めたいというふうに考えてございます。

○小泉副区長
 先ほどの行政評価の人件費でございますけれども、やはり一定程度フルコストという考え方で分析をする必要があるという認識は持っております。ただ、今回お示ししてございますように、この事業一つ一つはかなり細かい事業ですから、例えば具体的に申し上げますと、その係の特定の担当者がいて、そういうようなイメージで描いていきますと、その人件費の量的なものをあらわすのは非常に難しいということも実態的にはございます。

 先ほど指定管理で、トータルで施設を管理する場合には、やはりそこらの人件費も全体的には入っていますので、それは1つのあらわし方で、非常にあらわしやすいということから、そういう内容も当然盛り込んでいるものでございます。今後、フルコストの考え方をどんなふうにあらわして、効率的に運用できているのか、そういったものの指標については、少しあらわし方を検討したい。また、5年間で500事業ということで、今回、一応の区切りをつけておりますので、今後新たなやり方について検討していくということで御説明申し上げていますので、その中で少し検討させていただきたいと思います。

○新治教育委員会次長
 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検・評価におきます有識者の評価・意見でございますが、これに校名等の具体性が出てくると、もっと学校の刺激になるのではないかという御指摘でございます。その点につきましては、私どももそう思うところでございますが、有識者の皆様方は、公教育としましての全体的な視点から評価・意見をいただいたものと思っております。正しいベースの理解の中では、各校の先進的な取り組みとか、そういうものについては十分御理解いただいていると、私ども、思っているところでございます。

 今後、そういう御指摘を受けたことを踏まえまして、評価案をつくりますときに、各校、園がもっと励みになるような表現はどうしたらいいのか、それを具体的に先生方に出していただくためには、特色ある教育活動のもっと具体的な中身とか何かもちゃんと御理解いただいた上でどう表現するとか、表現の仕方がその学校の励みになる、ほかの学校にも励みになるような工夫はどういうことができるのか、これは評価をいただきました先生方と再度、来年の評価のときになりますが、協議させていただければと思っているところでございます。

○高橋委員
 それぞれ本当にありがとうございました。私もいろいろなことを言いましたけれども、行政のほうにはいろいろな事情もあるということを推察はしておりますので、そういう意味では、どこかでやっぱり妥協点とか、接点とか、地域の方々にわかりやすいとか、さまざまなそういう問題もあると思うので、その辺も御配慮いただくことをお願いして、質問を終わります。ありがとうございました。

○押田委員長
 それでは、次の質問者の発言をお願いいたします。

○加藤委員
 それでは、資料7の労働スクエア東京跡地複合施設について、最初に質問させていただきます。

 この資料の中にもありますように、吹き抜けは不要という声に対して、音や人の声が交わり、解放感のある中で読書や交流を楽しんでいただく空間など、多彩な御利用空間を提供とありますが、では、静かに本を読みたいという場合はどこかスペースが設定されているのか、ちょっと教えていただきたいと思うんですけど。

○粕谷図書文化財課長
 先ほどのパブリックコメントの区の考え方でもございましたように、今回は敷地の形状が細長いということで、なかなか外光等が取り入れにくいという事情がございます。極端にいうと新大橋通り側からの採光しかとれないという事情がございまして、そういうものを有効に施設の中に導くために、吹き抜け等をつくって、来館者に十分な、密閉された施設の中ではなしに、自然も感じられるようなつくり込みをしたいというふうに考えてございます。

 その中で、確かに今おっしゃったように、吹き抜け等がありますと、音ですとか、においですとか、そういうものが上ってくる可能性も否定はできません。そういうものにつきましては、これからの実施設計の中で、雰囲気は残しつつ、ガラスで仕切って音等を遮断したり、そういうしつらえは今後検討すべきものとは考えてございますので、実施設計の中でそういったことも取り入れて、皆さん方に、本当に1日、滞在型の施設ということを目指していますので、いろいろな場を活用して十分に楽しんでいただく施設づくりを目指してまいります。

○加藤委員
 今、説明を聞きましてもよくわからないんだけれども、この複合施設は、1階にはホールがありますよね。そしてレストスランも入るのかな。そして、ホールも入るわけですから、当然、行事等で多くの方が出入りすることになりますよね。2階には郷土資料館や地域資料室があるので、場合によっては、子供たちが課外授業の一環として見学に来ることも当然、想定されるわけですよね。5階には、そうするとスタジオや敬老館がある。敬老館は今、いきいき館ですかね。そして、この図書館というのは、やはり利用者が年代を超えて幅広く利用する施設でもあることは事実なんですね。

 そして、図書館との併設・複合により、施設全体の利用が大きく、区民の方が図書館に来るついでにいろんなところに寄るということで、集客と言ったら言葉が悪いですね、人を集める施設になるわけです。つまり、図書館利用者でない方も多数利用することが十分想定されるんですけれども、幾ら注意していても人の移動に伴い音が発生することが考えられるのではないか。音自体は上層階に反響しますし、また、吹き抜けを伝わって音が上層階から下層階に伝わることも十分想定されると思うんですけれども、先ほどの説明で、果たしてこういうことが、ガラス張りによって制御できるのかどうなのか、もう一つその点、確認しておきたいと思います。

○粕谷図書文化財課長
 吹き抜けについての再度の御質問でございます。

 私どもも、今回、仮称「本の森ちゅうおう」という施設をつくるに当たって、先進的な施設の視察等も行いました。その中で参考にしたのは、武蔵野市にございます武蔵野プレイス、これは御案内のように吹き抜けを多用して、図書館としては確かに騒々しいということではございますが、施設の長も言っていましたけれども、従来の図書館というのは、確かに静粛な中で読書をしたいという方のニーズもございました。今は多様なニーズがございます。私どももそういう多様なニーズに対して、今回、3層構成にしてございまして、3階については、図書館の出入り口も兼ねていますので、そこは比較的動の空間といいますか、少し音を立ててもいい空間、それから、上層に上がるに従って静の空間というふうにつくり込みをしまして、その中で吹き抜け等々を、上の空間、静粛な空間となるべきところには余り音を漏らさないような工夫をしていきたいというふうに考えてございます。

○加藤委員
 区民文教委員会の行政視察の中で、先日、金沢海みらい図書館に行って、確かに立派な施設ですね。ただし、ここは複合施設というよりは、図書館という単体の施設なんですね。先ほど言われました武蔵野プレイスも、私たちも視察をしてきました。1階に喫茶店があって、そこで本や雑誌なんかを読みながら歓談することができるわけですね。確かにですね、果たしてこれが本当の図書館なのかなと、私なんかは非常に疑問に思うんですね。

 それで、いろいろと調べますと、日本図書館協会によると、こういう指摘があるんですね。図書館は単独施設であることが望ましい。立地条件や地理的事情、運営方法により複合施設になる場合は、中央区の施設ですよね、今度の複合施設。図書館の理念及び運営方法、設計に反映させ、図書館施設としての機能を損なわないよう、また、独立して管理運営ができるようにしなければならないとの図書館協会の指摘があるわけですけれども、この指摘について、どのように御認識されるか、お聞きしたいと思います。

○粕谷図書文化財課長
 私どももこういった図書館協会の考え方も尊重しつつですね、ただ先ほども御答弁申し上げましたように、従来型の図書館といいますか、ただ正式な場の読書空間ということではなしに、図書館のほうでいろいろな事業も組み立てながら、今回は、なお複合施設ということで、例えば敬老館でおふろに入った方で図書館においでになるとか、あるいは文化・生涯の学習の講座を聞いた方が、その後の自分の勉強、調べ物のために図書館を訪れるとか、さまざまな利用も想定してございますので、先ほどの繰り返しになりますが、静かな空間も持ちつつ、動的な空間も用意して、多様な利用者のニーズにこたえていきたいというふうに考えてございます。

○加藤委員
 多様なニーズにこたえるということなんですけれども、やはり基本は、図書館施設としてきちっと運営するということが、この図書館というのは中央区の柱の図書館ですよね。メーン図書館ですよね。ですから、そういう意味でいうと、分館のような図書館とは違う趣というか、性格を持っているわけですね。私はそこのところはきちっと柱に据えていく必要があるんだと思うんですね。

 そして、建物全体の中でいろいろな行事が行われることも十分考えられるわけですね。そうすると、図書館の人たちというのは、そういうところまでかかわらざるを得ないという関係が出てきますよね。建物の中でいろいろなイベントをやるわけですから。そうすると、図書館の人たちは、本来の業務をちょっと外れたところでの業務もどんどん入り込んでくるというのは、ある意味でいうと、管理運営について、やはりちょっとこれはおかしいじゃないかと私は思うんですけれども、その点についてはどのような認識を持っていますか。

○粕谷図書文化財課長
 今回、大きく分けて4つの機能を持った施設というか、機能の集合体でございます。それを今までのような管理運営でやりますと、どうしても縦割りになりまして、利用者にとってはサービスの低下につながります。具体的に申し上げますと、例えば私は敬老館の職員なので、図書館のことはよくわかりませんというような御案内もしかねないという状況が想定されます。今回はそうではなしに、建物、ハード面でもそういった融合化を図るわけですから、管理運営面についても、職員が、自分たちはこの施設の職員だという認識のもと、さまざまな機能というか、用途への御案内は最低限できるようにしたいというふうに考えてございます。

○加藤委員
 図書館施設としての機能を損なわないような形で、やはりきちっと中央区の基幹の図書館であるということを認識した上で、ぜひその辺については取り組んでいただきたいと思います。

 それで、先ほど言いましたように、図書館として管理においても、運営においても独立した施設を目指すべきということがあるんですけれども、私は、先ほど図書文化財課長が言われましたように、図書館を利用する人は、やはり音や人の交わる解放感のある中で読書をやる人ばかりではないということも、きちっとそこのところは認識しておく必要があるんじゃないかと思います。そのことは重ねて述べておきます。

 次に、資料4の行政評価の21ページにある生涯学習・スポーツに関して質問します。

 区民一人一人が云々とありますけれども、施策の目標として、あらゆる場所において、学習・スポーツすることができ、その成果を適切に生かすことのできる社会の実現を目指すとあり、施策2には、生涯スポーツの推進として、スポーツができる場の確保・充実(スポーツ施設の機能拡大など)と事業評価には出ております。

 個人やグループ、あるいは同好会などのクラブ等の団体、ニーズの多い少ないにかかわらず、施設やスポーツをする機会への出会いの仕組みを提供していくことが生涯スポーツの推進になると私は考えているんですけれども、その上で、スポーツができる場の確保・充実についてどのように検討されているのか、お伺いしたいと思います。

○遠藤スポーツ課長
 区では生涯スポーツの推進ということで、だれもがスポーツに気軽に参加できて、スポーツを楽しめる、そういった方向を目指してやっているわけでございます。スポーツの場の確保ということですが、スポーツ専用の施設の拡大というのは、場所の問題等があって難しいところがございますので、既存施設の例えば建てかえ等に当たって、そういった機能を持たせる、または学校の改築等に当たりまして、体育施設の開放、これを積極的に行っていく。そういったハード面と、あるいは今、地域スポーツクラブの新設という形で進んでおりますが、そういったところに区としても積極的に支援しまして、地域の方々が主体的にスポーツを楽しんでいただける機会をふやす。そういった意味で、ハード、ソフト両面から整備・推進に当たってまいりたいと考えているところでございます。

 以上です。

○加藤委員
 私が何をいわんとしているのか、だんだんわかってきたと思うんですけれども、この間の区民の推移を若干述べますと、1998年、7万2,387人、これは月島第三小学校のプールの一般開放がなくなった最終年の人口ですね。そして2007年、10万2,431人、これは団体利用が開始された年代ですね。そして、ことしの最近の人口動態でいうと12万297人、どんどん中央区の人口が増加しているんです。実際にこの間、いただいた資料をずっと見てきますと、総合スポーツセンター及び月島スポーツプラザのプールの利用状況について、2012年度も前年度を大きく上回る勢いで、とりわけ月島スポーツプラザにおいては、個人、団体の利用が年々増加してきているという実態が明らかなんですね。それで、私は、区民一人一人に、個人、団体の隔てなく、身近に気軽にスポーツを楽しむ機会、施設を提供することが求められているのではないかと思います。

 そこで、月島第三小学校の温水プールも一般開放を行い、広く区民に提供することを検討する時期に来ているんではないかと考えますが、この件についての御見解をお聞かせいただきたいと思います。

○遠藤スポーツ課長
 委員が御指摘のとおり、スポーツ、特にプールの利用者につきましては、団体利用を中心に個人利用もふえているのは事実でございます。また、例えばオリンピックがあったりと、そういった意味で、さらにまたスポーツに関心を持つ方もふえていくというふうに考えているところでございます。しかしながら、例えば月島地域におきまして、確かに人口がふえて、利用者もふえているところでございますが、指定管理者のほうとも確認をしておりますが、まだ、例えば月島スポーツプラザにおいて、機能を十分果たして、つまり、人数がふえて運用ができないような状況にはなってないということも確認をしているところでございますし、この10月から中央小学校において、新たに温水プールの一般開放も行ったわけでございますので、そういった利用も今後見ていきながら、費用対効果を十分考えて、それを踏まえて検討してまいりたいと考えているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 区のきちっとした施設があるわけですから、それを区民に開放することもきちっと検討していく必要があると思います。

 事務事業評価の44ページを見ますと、実施方法の効率性について高い評価がされているんですね。具体的な区立スポーツ施設のほか区立学校の体育施設の活用を進めるためにも、私はやはり月島第三小学校の温水プールの一般開放を行い、多様な区民要求に対して少しでもこたえるような努力が今求められると思います。早急に月島第三小学校の温水プールの一般開放に向け、検討することを要請しておきたいと思います。

 次に、先ほど非常勤講師の問題については数字の訂正がありましたので、改めてその質問をもう一度繰り返させていただきます。職員の雇用主は、これは区が直営でやっているということになっていますけれども、これは確認ですが、区が雇用しているということで認識してよろしいんでしょうか。雇用形態について、その点もあわせて確認をお願いしたいと思います。

○増田指導室長
 53ページの事務事業評価にございます講師につきましては、これは区の非常勤講師ということで、区のほうで雇用しております。

 以上でございます。

○加藤委員
 雇用期間というのはどのように定められているのか、その点を確認しておきたいと思います。

○増田指導室長
 雇用期間につきましては、1年という契約になってございますけれども、御本人の御希望に基づきまして、その後継続して、2年目、3年目というふうに雇用を重ねていく形になってございます。

○加藤委員
 先ほど人数の訂正がありましたので、事務費の人件費、平成23年度は約1億2,500万円となっています。小学校・中学校の非常勤講師の人数は小学校・中学校全部で41人になるわけですけれども、この数字で割ると、大体年収が300万円程度になるんですね。つまり、これは、雇用主負担というのがこの中に入っているのかどうか、私もその辺、調査してないんですけれども、当然、可処分所得というのかな、本人が使えるお金というのは300万円ないですよね。大体私の経験でいうと10〜15%、多ければ20%近く税金等で持っていかれちゃいますから。そうすると、年収250万円程度ということですよね、手取りで自分で自由に使えるお金は。ましてや300万円もらっても、自分で国民健康保険料を払わなければいけない、年金のお金も払わなきゃいけないとなると、やはり同じような数字になるわけですね。

 果たして1年契約で、2年、3年というのは、今言いましたけれども、長期にわたって非常勤講師を安定的にきちっと雇用することが、やはりモチベーションを上げるというか、動機づけというか、非常勤講師の皆さんの仕事に対する意欲というかな、モチベーションという言葉は使いたくないんですけれども、動機づけの問題でいうと、私は、有期雇用ではなく、きちっとした雇用形態を結んでいくことが、今、子供の問題を考えると大事なことじゃないかと思うんです。先生が1年交代でころころかわるというのは、これは子供にとっても不幸な事態なんですよね。

 ですから、その点については、単なる1年契約というお話を今、されましたけれども、もう少しこの辺は検討すべきだと思うんですけれども、検討することは可能なのかどうなのか、お伺いしたいと思います。

○増田指導室長
 現在、非常勤講師として御勤務いただいている方でございますけれども、教員を目指して、採用試験に残念ながら受からなかったので、現場で経験を積みながらそれを目指していきたいという方、あるいは過去に教員をやっていたんだけれども、御家庭の御事情等で1回やめられて、今、自分にある時間を使って、その中で御勤務をされたいというような方が多くなってございます。

 この非常勤講師につきましては、あくまで授業を担当するということでやっておりますので、そういった意味では、学校の中では学級経営等さまざまのお仕事がある中で、その教科に特化してできるということでは、御勤務いただいている方のニーズに合っている。また、私どもも、その教科の部分を担当していただくということでお願いをしておりますので、その点については、私どものニーズとお勤めいただく方のニーズは一致しているというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 やはり子供の立場から考えていくことが必要なんじゃないかな。来年いないと思われる先生の授業を受ける、ないしはいろいろな相談をするということは、子供にとって物すごく不幸だと思うんですね。私は、その点は指摘しておきたいと思うんです。

 実は、今度、いじめの問題でいろいろと質問させていただくんですけれども、教育センターでの教育相談件数、来所相談、電話相談の総計は年々増加していますよね。そして、今回、資料の中にもスクールカウンセラーが中学校では週1回、あと相談員が週二、三回訪問しているということになっています。今回いただいたこの資料5によりますと、12ページですけれども、性格・行動に関すること712件(不登校、いじめ、友人関係)、そしてその他のところに、私はここが大事だと思うんですよね。話し相手、243件あるということですね。いろいろな意味でお話をしたい。

 それで、相談件数の合計を単純に4つの中学校で割ると、1校当たり282件、年間ですよ。ということは、極端にいうと毎日1人、小学校、中学校の授業というのは200日ぐらいかな。毎日1人以上の方が訪問しているという数字になるわけですね。実際、週1ないしは週二、三回ということになっているわけですけれども、子どもが何かあったときに、私の年代で言えば、何かあったら保健室に逃げ込んだんですね。保健室というのはそういう意味でのシェルターだったんですね。避難場所になっていたんです。ですから、そういう意味では保健室の先生、これは担任の先生とも話できないような恋愛の相談事とか、進学の問題だとか、さまざまなことをそこでいろいろと相談することがやられているわけですね。実際、このような相談事の駆け込み寺的な役割を果たしているということも、私は、養護教諭のお話も聞いています。そういう意味では、保健室の活用も、ただ単にスクールカウンセラーが来て相談を受けますよと、あるいは相談員が来て受けますよじゃなくて、日常的な形で子どもたちの生活をきちっと受けとめる、そういう制度設計というか、そういう環境をつくる必要があるんじゃないかと思います。その点についてどのような認識を持たれているか、簡単にお伺いしたいと思います。

○増田指導室長
 委員御指摘のとおり、やはりいじめ等の問題については、教員が一人一人の子供たちの気持ちを受けとめて、指導していくということが重要であると認識をしております。そういったことの中で、保健室も含めまして、中学校の場合、心の教室相談員というようなものも配置をさせていただいておりますので、担任教師、それから、先ほどの非常勤の講師も、授業以外にも子供たちが学校にいる時間はおりますので、多様なマンパワーを使って、子供たちのそういった実態に早く相談に応じていきたいと考えてございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 実際にいじめを受けた生徒の声として、こういう声があるんですね。先生は勉強のことしか言われないから、相談しても無駄だと思っていたと。あるいは学校に行けなくなり、親は行け行けと、何で行かないんだと怒られるので、学校は嫌だと言いましたが、理由は言えませんでしたと。いじめを受けた当事者の声というのは、こういう内容なんですね。実際、今回の報告書の公益社団法人日本教育会特別参与の安藤駿英氏が、今後、多様に対応する事例が増加すると予想されるということを指摘しているわけです。中学校、小学校にスクールカウンセラーや心の教室相談員を各学校に配置し、日常的に生徒や子供の相談に乗れるような体制をつくることも必要ではないかと考えます。また、このことが教師の過重負担を少しでも軽減することができ、生徒たちとじっくり話し合う時間を少しでもつくることができるのではないかと思います。

 最後に、さっきのいじめを受けた生徒の声として、このように言っているんですね。悲しいことですけれども、いじめはなくならないと思うけれども、先生も生徒も保護者も一緒にきちんと話し合う時間が持てたら、変わるんじゃないかなと考えますと答えているんですね。この生徒の声に耳を傾けることが求められているのではないかと思います。そのことを述べて私の発言は終わります。

○押田委員長
 それでは、ただいま質疑の半ばでございますが、この際、暫時休憩をとらせていただきます。午後3時5分に委員会を再開いたしますので、御参集願います。

 暫時休憩いたします。

(午後2時54分 休憩)


(午後3時5分 再開)

○押田委員長
 それでは、休憩前に引き続き委員会を再開します。

 次の質問者、発言をお願いします。

○河井委員
 よろしくお願いします。まず、資料2の外国人観光客来街促進事業について質問をさせていただきたいと思います。

 まず、今回いただいた資料の見方で確認をさせていただきたい点がございまして、シャトルバスの運行のところで、運行区間、ロイヤルパークホテルから3地域あるんですけれども、これの便数なんですが、ちょっと見方がよくわからなかったので、これがどういうことなのか、例えばソニービルだったら、単純に4往復なのか。ロイヤルパークホテルのところは8便になっているのはどういうことなのかという点を確認させていただきたいと思います。

 あと、補助事業として銀座と日本橋、月島のおもてなし事業があるんですけれども、9月の委員会のときに、月島の事業の予算は未定ということで御報告いただいておったんですけれども、予定では区の補助金額40万円と都の補助金200万円ということでいただいていますが、これはこのとおりの予算額で行くことになったのかどうかの確認。

 以上2点をよろしくお願いいたします。

○守谷商工観光課長
 初めのシャトルバスの見方についてでございます。わかりにくくて申しわけございませんでした。銀座につきましては、ロイヤルパークホテルからソニービル前へ行くほうが8便、逆にソニービルからロイヤルパークホテルに帰ってくるほうは4便、以下同様で、ロイヤルパークホテルから日本橋三越前が7便、帰りが6便、月島方面については同様ということでございます。

 また、月島の行事につきましては、予定どおり240万円の補助金、全額使っております。

 以上でございます。

○河井委員
 御説明ありがとうございました。バスのほうなんですけれども、乗客者数を見まして、月島のほうが若干少ないなという印象を受けておりまして、それも先ほどいただきました予算の金額、銀座と日本橋については2,000万円ずつの予算だったかと思うんですけれども、その辺の予算額の関係もあって、月島のほうはお客様の呼び込みに苦労されたのかなという印象を受けております。

 そんな中なんですけれども、月島のおもてなし事業の中で、「もんじゃ焼きの作り方」の英語版を配布されたということですけれども、配布数が20部ということなんですが、作成自体は何部されたのかについて確認をさせていただきたいと思います。

 また、銀座のほうはテレビ等で報道されたということで、お客様も多かったようなんですけれども、やはり月島のほうは、非常に地域の方も楽しみにしていた方もいらっしゃるんじゃないかなと思うんですが、なかなかそちらに足を運んでいただけなかった理由がどの辺にあるのかを、分析されておりましたら教えていただきたいと思います。

 また、今後の来街促進に向けた課題ということで3点ほど挙げていただいておるんですけれども、この御意見を拝見していますと、おもてなしをする立場の方々の御意見かなという気がしておりまして、実際にIMF関連で日本にいらっしゃった外国人の方から、何かしらのフィードバックだったり、アンケートだったり、具体的な御意見を集める手段があったのか、もしあったのなら、どのような御意見があったのかについても教えていただきたいと思います。

 以上、お願いします。

○守谷商工観光課長
 初めに、月島の「もんじゃ焼きの作り方」の英語版ということでございます。こちらは、区で作成をいたしました区内全域のパンフレットの中に掲載しているものでございまして、作成自体は2万部作成いたしました。こちらをオフィシャルホテル全域、また、区内の主要ホテル、IMFの関係者に対して配布をいたしまして、もんじゃ焼きというものがあると、月島にもぜひ来てくださいということでPRをしたものでございます。

 月島に足がなかなか運ばれなかった理由ということでございます。こちらは、オフィシャルホテルのロイヤルパークホテルにおきましても、バスの運行をPRするときに、月島という地域があって、ぜひ足を運んでくださいということを、JTBを通しまして、若干集客数が少ないというのは当初から見込まれておりましたので、PRを続けてございました。しかし、なかなか外国人にとっては、銀座がやっぱり一番知名度が高く、日本橋についても余り知らないというのが実態のようでございました。まして月島というところは、下町といっても距離が若干遠いということもございまして、まだまだ知名度が圧倒的に低いということがございますので、今後につきましては、区内全域、こういった地域にも光が当たるようなPRに努めなければいけないなということでございます。

 また、外国人がこれらのいろいろな体験をしまして、どういう御感想を持たれたかということでございます。JTBを通しまして、バスに乗られた方に、聞ける方については若干聞いてございますけれども、正式には、財務省のほうでまとめております報告書がまとまり次第、手に入れて、いろいろ勉強してみたいと思ってございます。

 以上でございます。

○河井委員
 ありがとうございました。報告書について、財務省のほうから出てくるものを待つというお話だったんですけれども、もう既に終わってしまって、意見を既に集め始めているかもしれませんが、やはり財務省に任せておくと、IMFの会議自体の報告だけで終わってしまう可能性があると思いますので、銀座を初めとするその他の地域、日本のおもてなしについての報告というものがもしいただけるような働きかけが今からでもできるようであれば、重ねてお願いをしたいと思います。

 続きまして、資料4の行政評価についてお伺いをしたいと思います。

 昨年のものと比較いたしまして、昨年いただいたものは、充実のものが8割方ぐらいでしたでしょうか、防災関係のものが充実して、見直しが1件だったかなという記憶があるんですけれども、今回は非常に冷静にいろいろと事業を分析していただいて、縮小、廃止、休止等、冷静に御判断いただけたのかなと、非常に関心を持って今回の報告書を拝見させていただきました。

 その中で、2点だけ確認したいことがございまして、まず、39ページの文化事業助成という事務事業についてお伺いしたいんですけれども、こちらは文化振興基金を活用して助成するという事務事業になるんですが、類似事業として中央区文化・国際交流振興協会が実施している文化推進事業助成というものがあるということで挙げられているんですけれども、これと文化事業助成の違いについて確認をさせていただきたいと思います。

 また、事業実績として、平成22年度と23年度で4件ずつということで御報告をいただいておりますけれども、申込み件数のほうは半減以下だという数字が出ておりまして、これは、決定件数4件ありきで進められたのか、事業をやるにふさわしいものが本当に4件だったのか、そのあたりについてお話をいただきたいのと、申込み件数が減った原因などを分析されているようであれば教えていただきたいと思います。

 以上、お願いします。

○鈴木文化・生涯学習課長
 文化事業助成についてでございます。

 まず1点目が、中央区文化・国際交流振興協会、こちらが文化推進事業助成という制度を実施してございます。こちらにつきましては、ここにありますように、かかった経費の2分の1、上限10万円という仕組みでございまして、区で行っている文化事業助成との大きな違いとしましては、継続的なものでも構わないということで実施しているものでございます。年間を通じて大体15件程度助成をしているという内容でございます。

 これに対して区の文化事業助成については、翌年度に実施される文化事業を対象に平成22年度から実施しているものでございます。こちらについては、大きな特徴としますと、いろいろな文化事業を行っているところですが、特にこれまでの区にないような新しいもの、こういったものを主眼に審査をしていくという内容でございます。金額についても200万円までを限度とするという内容で実施しているものでございます。

 実績についてなんですが、平成22年度、23年度、過去2回実施をしているわけでありますが、それぞれ申込みの件数に対して4件を決定したところでございます。こちらについては、4件という数字が別に先にあるものではありませんで、当然、内容を見て、それが本区にふさわしいかどうか、こういったような視点を持ちながら、審査会の中で選考をして、区が最終的に決定をするという内容でございます。

 初年度については36件、かなり多くのお申し込みをいただきました。こちらについては、やはり当初ということでありますので、従来から続いていた事業、こういったものを多くいただいたところでありまして、決定した内容については、一工夫あったりとか、これから始めるもの、こういったものを重点に審査したところでありますので、こうした経過を見ての平成23年度、17件という内容になったものでございます。

 ただ、そうは言いながら、17件といってもかなり件数としては多いものだなと思っておりますので、漏れた中にも、なかなかこれはというものがあることはあります。こうしたものを踏まえながら、また今年度についても、今、募集をしているところでございます。

 以上でございます。

○河井委員
 御説明ありがとうございました。助成金額のほうも、文化事業助成と振興協会のものとは金額も大分違うようですので、そのあたりがどうなのかなと思いまして質問をさせていただきました。ありがとうございました。

 次に、52ページの中学生の海外体験学習について、ちょっと気になった点がございましたのでお伺いしたいんですけれども、平成24年度行政評価ということなんですが、ここに24年度の数字が入っていますので、ちょっとお伺いしたいと思います。

 事業実績の海外中学生の受け入れ人数なんですが、ことしは5人だったという数字が入っているんですが、これは、なぜこれほど減ったのでしょうか。毎年15人程度ということで上の事業概要のところに書いてあったかと思うんですけれども、ことし5名になってしまった理由などをもし把握されているようであれば教えていただきたいと思います。お願いします。

○増田指導室長
 昨年度につきましては、東日本大震災があったということで、日本に来るという方については応募がないというような状況の中で、中止をさせていただいております。本年度につきましては、あちらの委員会のほうでも積極的な働きかけをいただきまして、5名ということでおいでいただいて、非常に有意義な学校とも交流していただいたわけでございますけれども、やはりまだ日本に来るに当たって、若干のやはり保護者の方々に御不安があるようでございます。来年度に向けて、引き続き、ことし派遣をされてきた子どもたちがオーストラリアのほうに戻りまして、楽しい体験をまたたくさん語ってくれると思いますので、これの数については徐々に回復をしていくのではないかなと考えているところでございます。

 以上でございます。

○河井委員
 どうもありがとうございました。ぜひ今回来た5名が、日本のよさを語っていただけたらと思います。

 続きまして、資料5の教育に関する事務の報告書の中で何点か質問をさせていただきたいと思います。

 まず、13ページの5、子どもの安全対策で①こども110番というものがあるんですけれども、動くこども110番という、清掃車や集配車などを利用した働きかけなども非常に工夫されているなと感じたところではあるんですけれども、これ、逃げ込める避難場所ですので、事例がないことを祈りますが、実際に利用された、こども110番とされている店舗などに駆け込まれた実績というか、事例がどのくらいあるのかを教えていただきたいと思います。お願いします。

○林学務課長
 こども110番への逃げ込みの実績ということでございますが、近年においては、私どもでは報告を受けてはございません。

 以上です。

○河井委員
 それは非常によかったなと思います。

 続いて、14ページの6、プレディの推進についてなんですが、昨年10月より、地元の学校に通ってない子で地域に住んでいる子、私立学校に通っている子も参加できるように拡大をされているということなんですけれども、地元の学校の児童以外で登録された具体的な例などが、実際1年間やってきて、どのくらいあったのかについて教えていただきたいと思います。お願いします。

○有賀教育委員会庶務課長
 プレディは、今、委員からありましたとおり、昨年から中央区内では特認校の子供たちとか、あるいは私立とか国立に行っているお子様につきましては、その地元の学区域内のプレディに通えるということで、現在、約90名のお子さんが地元の学区域のプレディに通っているという状況でございます。

 傾向としましては、一番多いのは、豊海小学校のプレディ豊海のほうで、こちらのほうには40人程度のお子さんが通っているという、そのような状況になっております。

 以上です。

○河井委員
 ありがとうございました。それに関連してなんですけれども、想像でしかないんですけれども、子供同士は、会えばすぐ仲よくなる傾向がありますが、違った学校に通われている子供同士で、プレディで特に問題とかはなく、この1年間やってこれているのか、そのあたりのお話、もし聞いていらっしゃるようでしたら教えていただきたいと思います。お願いします。

○有賀教育委員会庶務課長
 特にほかの学校に通っているお子様について、何か具体的にプレディ側から、こういう問題がありましたとか、そういうようなことは、現在ございません。それで、基本的にプレディは、1つのスペースに1年生から6年生まで一緒にいられるということで、学校の中でもふだんなかなか会わない生徒同士が顔を合わせたりして、上級生が下級生の面倒を見たりとか、そういう部分もありますので、そういう点では、現在、順調に運営されているというふうに認識しております。

 以上です。

○河井委員
 どうもありがとうございました。大体状況は把握できました。

 それでは、資料7の労働スクエア東京跡地の「本の森ちゅうおう」についてお伺いをしたいと思います。

 まず、パブリックコメント、また今回も幅広い御意見をちょうだいしておるようでして、19人の57項目ということなんですが、人数と件数の偏りなどがもしあるようでしたら教えていただきたいと思います。

 また、意見の5番目、プラネタリウムについての回答の中で、機器が更新期を迎えるため、民間施設を活用した事業展開なども視野に入れということで書いていただいているんですが、これは具体的にその方向で検討をされる、視野に入れなので、そういうことだと思うんですけれども、具体的に今後のプラネタリウムのあり方はそちらの方向で考えていらっしゃるのかについて、確認をさせていただきたいと思います。

 また、今回も非常に貴重な御意見をいただいている部分もありますので、今、ちょうど実施設計に入っているころだと思いますけれども、今回いただいたパブリックコメントの中で、今後の実施設計に入れていきたいなと思うような御意見というのがもしあったのなら、教えていただきたいと思います。

 以上、お願いします。

○粕谷図書文化財課長
 それでは、パブリックコメントの19人、57項目ということですが、私ども把握してございますのは、敬老館を利用されている方から、多くの項目について御意見をいただいたということは認識してございます。

 それから、プラネタリウムの件ですが、私ども、今、タイムドーム明石でプラネタリウムをやってございます。これは平成17年の12月に開設した施設です。このプラネタリウムを、今回、「本の森ちゅうおう」という仮称ですが、平成28年度中にオープンということですので、もう10年を経過して、現在でもちょっと故障がちなところがございます。これを新たに整備しますと、1億円以上の経費がかかります。入場料は、区民等の利用者に廉価で楽しんでいただくということで300円の設定でございますので、費用対効果を考えますと、現在でもちょっと難しいなという思いがしてございます。

 また、最近では、渋谷とか品川に新しい施設もできておりますので、私どもとしましては、やはりそういった施設を活用して、1つの区でそういった施設を持つのではなく、利用する方向で事業展開がしていけたらなというふうに考えてございます。さらに、パブリックコメントの結果を実施設計にということでございますが、いろいろ細かい点で今回御意見をいただいたのかなと私どもは考えてございます。これらが、全部が全部実施設計に取り入れられるとは限りませんが、この中で精査しまして、皆さんの貴重な意見を反映して、いい施設をつくっていきたいと考えてございます。

 以上です。

○河井委員
 どうもありがとうございました。パブリックコメントは、今回の労働スクエアに続いて行政評価のほうも行われると、御意見をいただく機会がきのうから始まっていますので、区民の皆様の貴重な御意見をぜひ生かしていきながら、すてきな施設をつくっていただきたいと思います。

 以上で終わります。

○押田委員長
 それでは、次の質問者、お願いします。

○渡部(恵)委員
 では、まず資料2から質問させていただきます。

 3ページの4、各地区の状況と効果の黒ポツの4つ目、来街者のニーズに沿った情報提供を行ったことにより、銀座の一部百貨店では免税品の売り上げが対前年比7割増加しているという数字が出されておりますが、これはIMFの方たちが来ている間の数字なのか、それとも一月全体なのか、そこのところがはっきり書かれていなかったので、IMFの効果なのかが見えません。その点をお知らせいただければと思います。

○守谷商工観光課長
 これはIMFの期間の売り上げということで、こちらにつきましては聞き取りをいたしました、10月9日から14日までの期間の売り上げということでございます。

○渡部(恵)委員
 それであれば、やはり皆様が周知なさり、御努力なさった結果がこのような形であらわれたものだと理解することができます。ありがとうございます。

 それから、次に資料2と資料3に重なる部分がありますが、その点について質問させていただきたいと思います。

 資料3の2の(1)の観光振興ビジョンの達成度の確認ということで、私は、こちらの観光振興ビジョン全部に目を通させていただきました。その中で、資料2の5の部分に書かれております、来街を促進する事業と組み合わせるということと、それから、こちらのほうにも、外国人の方たちにPRして、大勢の方たちに来ていただく施策が必要だということが書かれているんですけれども、世界に向けて中央区のどのようなものをPRしたいとお思いなのか、教えてください。

○守谷商工観光課長
 世界に向けての来街促進ということでございます。今回、この課題につきましては、まず銀座に設けましたコンシェルジュデスク、こちらに多くの方がいらっしゃって有用だったということ。それにも増して、9月30日に利用開始になりましたWi-Fi、こちらのほうをあわせて活用した関係で、非常に的確な情報提供ができた。人が説明するだけではなくて、外国人のお客様が求めるものを、その場でWi-Fiを通じたインターネットを利用することで、どんなお店であるとか、どんなものが食べたいとか、そういった個別のものが情報発信できて、非常に有益だったということが一つ言えるだろうと思います。

 日本のイメージ、中央区のイメージ、銀座、日本橋、月島、それぞれのイメージを発信するということも大事ではございますけれども、今回の経験から申しますと、そういったインバウンドの効果で、実際に東京、あるいは中央区に来られた方につきましては、より詳細な相手が求めるものについて的確に把握して、そういったものを発信して提供する。こういったことの重要性が、この売り上げの増加という数字を見ましても証明されたのかなと、こんなふうに考えてございます。

○渡部(恵)委員
 相手が求めるニーズというお話がございましたが、具体的にはどのようなニーズがおありなのか、教えてください。

○守谷商工観光課長
 こちらの聞き取り調査で、銀座のホームページのどこが利用されたのかということでございますけれども、やはり食の関係が結構多うございまして、イベントの中にも食のイベントがございまして、食の祭典ということで、こちらにもかなり多くの外国の方が来ていらっしゃるんですけれども、やはり日本のおすしですとか、てんぷらですとか、そういった和風のものが食べたいという方が一番多うございました。

 あと、中で高級文具等が売れたというような情報もございまして、こちらにつきましては、そういったものがまだまだ買えないような国の方々が、そういったものが銀座に集中してあるというような情報を得て、実際に足を運ばれたというようなことがございました。

 以上でございます。

○渡部(恵)委員
 ありがとうございます。先日の行政視察で、私たちは、平城京から始まる奈良の文化、そしてまち歩きを、奈良の人たちが大切にはぐくんできた伝統文化を自分の足で歩くという経験をさせていただきました。そして、翌日には金沢のほうに行きまして、またすばらしい図書館を拝見させていただくほかに、やはり金沢の文化に触れることができました。両方の文化が持っているものというのは、古都、平城京から始まっている仏教文化に江戸文化が加わった奈良というまちが、奈良に古くから住んでいる方たちの習慣や物の考え方としてそれがしっかり根づいているということも、奈良の方と少し触れ合うことができて、私が学ばせていただいたことです。

 そして、金沢のほうは金沢のほうとして、加賀藩ですか、以前、NHKでもそのような番組がありましたけれども、加賀前田氏が佐渡に通じるものということで、かなり力をお入れになったということで、先日、委員長からもその経緯を教えていただいたんですが、輪島塗りですとか、それから、和菓子ということで、今も当時の武士が営んでいた「道」という道、そして方々の方たちが力強くそれを踏まえた上で、佐渡の文化が食のほうに入ってくる、治部煮を初めとした会席料理の中にも加賀の文化がしっかり残っているということを視察の中で勉強することができました。

 他方で、個人で9月に行きました宮城県石巻、そして鳴子の状況を私、自分自身で見てまいったところによりますと、仮設住宅の長の方がおっしゃるには、ここの町は、かつて葛西藩という武家屋敷があったと。しかし、それが伊達政宗によってお家取りつぶしで完全に崩壊をしてしまった。それによって葛西藩がつくってきた伝統文化、武士文化、そうしたものがすべて絶たれてしまった。だから、我々にはもう漁業しか残っていないんですというお話がありました。

 確かに東北地方に行きますと、人間が手を入れたはずの自然も荒廃しておりましたし、とても豊かさを感じるような町並みではありませんでした。しかし、奈良も京都も、そしてまた金沢、そういった町並みには、過去根づいた文化が現在も根づいているということを私、対象的に見てきたので、それを強烈に印象深く思って帰ってきたんですが、では、中央区に何が残っているのかという点でそれを当てはめてみますと、残念ながら、関東大震災でさまざまなものが焼けてしまったり、その後の第二次世界大戦等で焼け野原と化してしまったということで、江戸文化が始まったまちであるにもかかわらず、あるいは明石町のほうでは、平安時代から現在まで和菓子の老舗があるということも、先ほど伺ったんですけれども、そうした伝統文化が残っているものが目に見えていない。そうした中で、中央区がこれからそうした伝統文化ということを、これから来街者の方たちにしっかり伝えていくに当たりまして、50年後、100年後、残していきたい中央区の文化というものが、そしてまた伝統というものがどういうものなのかをお伝えください。

○守谷商工観光課長
 確かに中央区は、江戸開府以来400年と、よく申しておりまして、まず、日本国道路元標、これが日本橋にあるということで、五街道の起点になっております。その裏には日本銀行がある、明治の建物ということで、あるいは倉にも近代建築が残るということで、多様な時代がふくそう的に見えるということでございますけれども、委員御指摘のとおり、江戸のものについては、震災、また戦争ということで、今は史跡、旧跡、案内板等で表示されているという状況でございます。

 観光振興ビジョン作成の中でも、中央区に根づく江戸の文化というものは何かというのが議論をされまして、この本の中にも記述がございますけれども、やっぱり中央区は民がつくったまち、文化だろうということで、いろいろ生活の中で、娯楽ですとか、食ですとか、そういったものを楽しむということが非常に根づいておりまして、それが現在にも脈々と引き継がれて、仕事をしながら、自分が住みながら、かつ楽しむというスタイルが定着しているんだろうなというふうに思います。

 そういったことが、例えば日本橋の活動で言えば名橋「日本橋」保存会、自分たちの古くからの橋を守っていこうということが、自分たちのイベントをする楽しみの中でも守られていたりとか、あるいは月島の下町情緒を残すような動き、また、銀座では、現代的にはなりますが、銀座ルールということで統一の景観を守って、ずっと伝統を引き継いでいこうというようなものが見られるだろうなと思います。

 今回の財務省からのIMFの話を地域にいたしましても、過去、現在を通じまして残っているのは、やはりおもてなしをする心、そういった心意気というものが、江戸以来ずっと五街道の起点ということで、多くの方が中央区に流入したことの名残かなというふうに思います。どこに行っても、外国の方が来るのなら一生懸命おもてなしをして、地域を盛り上げていこうといったような御意見が見られるのも、江戸以来残るこのまちの文化であろうと思います。こういったことを通じまして、都市観光推進協議会の活動等によりまして、こういったものを具体化できるようなものに取り組んでいきたいと考えてございます。

○渡部(恵)委員
 そうですね。私自身が感じることというのは、確かにこちらをすべて読んで、「粋」という言葉も出てきました。しかし、粋のほかに、江戸っ子の心意気の中に、やはり今、民がつくったとおっしゃいましたけれども、「通」というものもあるのではないかと思います。何かに通じる粋人という形、ですから、江戸の文化を今残している人たちはどこにいるのかと思うと、やはり日本橋地域に古くからお住まいの方や明石町、そして小田原橋、あのあたりから、古くから住んでいる方たちの、ここにしっかりと江戸の文化が残っているのではないかと私自身、これを読んでいて感じます。その見えないものをどのように見せていくかということが次に大変重要になってくると思います。

 確かに史跡というものはありますし、こちらのほうを読ませていただきましたけれども、寺子屋文化、一番最初に外国人が入ってきたときに、日本人が身分にかかわらず、物の読み書きができたということで、すごくびっくりしたということも書かれておりますし、それから、先ほどおっしゃったおもてなしの心、夕食をふるまってくれたり、さまざまなことを江戸の人たちが外国人に教えています。そういうようなこととか、アメリカの公使館跡ですとか、歌川広重の居住跡など、さまざまなものがあるので、こうしたものを大切に、見えないものではありますが、残っているものであります。

 それから、こちらにありますが、外国人の方たちがお花をやったり、それから、茶道をやったりする写真が出ていますが、「道」とつくものの精神性の部分を、外国人の方たちに形だけ楽しむのではなくて、こうしたものが茶道の始まりであり、華道の始まりであるということをしっかりと伝えていっていただくことが、今回、IMFの方たちに対するおもてなしということで、これを次につなげていくステップにつながっていくのではないかと考えるんですが、その点についてはいかがでしょうか。

○守谷商工観光課長
 まさに本当に委員御指摘のとおりだと思います。今回のイベントは滞在期間が短く、また、限られた時間ということで、日本食を食べたりとか、着物を見たりとかということで、比較的表面的なと言ってはなんですけれども、そういったことが多うございました。中でも、日本橋の事業の中には、実際に着物を着てみるとか、屋形船に乗って、その中でてんぷらを食べたりだとかといったような、時間をかけた、じっくりとしたツアーというものも企画はございました。時間の関係でなかなか忙しくて、そういったものに参加できる方というのは必ずしも多くなかったんですけれども、今後は、こういった日本の精神文化、中央区の心意気みたいなものを伝えるような、ちょっと時間をかけて取り組んでいただけるような、そういった観光メニューもやはり新しい視点では重要だろうと思います。

 まさに本の中にも書いてありますとおり、表面的に物を見るというところから、どんどん深いところに観光は進んでいくべきで、中央区が最終的には愛されるようなものになりたいというテーマが掲げてございますので、本区の持ってございます昔からの精神性、こういったものも十分にPRするような企画も編さんしていきたいというふうに考えてございます。

○渡部(恵)委員
 ありがとうございます。その後、こちらにも書かれていますし、資料4の行政評価にも書かれておりますが、やはりそのPR、世界に向けてPRするところが弱いということが書かれておりますが、私自身もインターネットで、外国語で検索をかけてみたんですが、すぐに中央区にはヒットしていません。ですから、そのあたり、検索サイトの上位に中央区が打ち出したい強み、そして皆様に理解、そして愛されていく方向での取り組みというんでしょうか、まち全体の魅力というものを世界に向けてPRしていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 次の質問に移ります。

 資料5の教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価に関するものを読ませていただきました。その中で、本区が独自に打ち出している学びの連続性、就学前から、そして、義務教育期間に当たって学びの連続性ということを踏まえた上での教育を子どもたちにしていくということが主軸にあると思いますが、教育目標、資料5の7ページになります。

 基本方針と主要施策の中に、豊かな心とか、温かな人間関係をはぐくむ教育の推進ということが書かれていますが、義務教育なので教科書を1年生から2年生とわたっていけば、それは確かに学科に関しては学びの連続性が伝わっていくと思いますけれども、肝心な人間づくりといいますか、豊かな心、温かな人間関係をどのような形で9年間、あるいは就学前から含めて長い時間をかけて中央区の子供たちに大切な教育を施していくのか、教えていただきたいと思います。

○増田指導室長
 豊かな心ということでございますけれども、これにつきましては、まず1点は人間関係でございます。これが重要かと思っております。そういったことの中では、幼稚園から中学校に至るまで、地域の方にかかわっていただきながら、学校の中にもゲストティーチャーとして入ってきていただいて、子供たちにもいろいろ教えていただく。あるいは学校評議員制度等の中で、子供たちを常に見ていただいて、地域の子供は今こういう状況だよというようなことで御意見をいただいて、学校長がそれをまた学校の経営とか生活指導に役立てていく、そういうような点があるというふうに思っております。

 それから、2点目でございますけれども、豊かな経験ということで、幼稚園でもその経験をふやすために、特色あるいろいろな教育活動をやっております。それこそ植物を育てる、作物をいろいろ育ててみたり、あるいは小学校、中学校でもそういったようなこと、自然体験、あるいは宿泊体験ということでやっておりますけれども、この中ではぐくまれる豊かな心、特に少子化の中で、家庭では多くの子どもと触れ合えないというような状況にございますので、そういった体験を通して人間関係を広げていく、こういったことがあるかと思います。

 それから、3点目でございますが、それを指導する幼稚園、それから、小学校、中学校、幼児教育の部分では保育園の保育士という方もいらっしゃいますけれども、そういった意味で、指導する大人が、子供たちの成長について共通の認識を持ちながら進めていく、これも重要かというふうに思っております。そういうことで学びの連続性をつくり出す中では、保育園を含めまして幼と小の連携の会議というようなものを持たせていただいて、お互いに行き来をして、どのような教育活動をしているのかを理解し合う。

 それから、小学校と中学校の連携につきましても、相互に教員が行き来をしまして、どのようなことに重点を置いて進めているのかというようなことについて理解し合う。この指導者の面の共通理解、こういった点も進めていくことが必要であるというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○渡部(恵)委員
 今、自然と触れ合うことで豊かな心をはぐくむというお話がございましたが、理数系にかなり力を入れて、習熟度に合わせた取り組みをなさっておられますが、理科というものを勉強していく中で、それが中学生、高校生といく中で化学につながっていくと思うんです。自分以外の動植物に対する興味は、やはり理科から持っていくことでしょうし、そして、そのうちにDNAの塩基配列などを学ぶ時期には、すべて地球上の塩基配列は人間も他の動植物も皆同じであるということから、他者への思いやりとか、動植物に対しての思いというものも育まれていくように思いますし、また、算数、数学を学んでいく中で、図形や数字、そういったものに触れながら、空間想像力とか、それから、数学的な、算数的な思考を身につけていく中で、論理的な思考もできる。その中で、論理的な思考ができるということは、今度、国語に通じて、言葉、国語力といいますか、自分の思いを表現していくことにも通じていくと思うんですけれども、各科目すべてが、恐らくは子供たちの心、それから、中央区が目指す豊かな心とか、温かな人間関係をはぐくんでいくことに通じていくように、今お話を聞いていて思うんですけれども、そうした9年間をかけて、あるいは就学前からの長い時間をかけて、学問を通じた人間形成ということを具体的に先生方が連携していらっしゃるのか、教えてください。

○増田指導室長
 教員間の連携ということでございますけれども、やはり1人の子供が幼児期から小学校、中学校と育っていくということの中では、学問を通じた人間形成という御指摘がございましたけれども、まさにそこのところを共有していかなければいけないと考えているところでございます。

 それぞれで教える内容も違っていますし、それから、その程度も違っております。ただ、育っていく子供は、その中で同じ子供がずっと年齢を重ねていくわけでございますので、そういった意味で何を大切にするのか、そのあたり、教科の中身だけではなくて、お互いにどういう人間形成、道徳でありますとか、その他学級のいろいろな取り組みの中でそれは育っていくわけでございますけれども、そこを共有して指導をしていく。

 それから、発達段階ということですがやはり大変重要で、それぞれの段階で子供たちの成長の節目節目がございますので、特に小学校の入学前のところでは、どんなことについて、心の育成ということで進めていくのか、アプローチカリキュラムというようなもので、5歳のところで、入学前にこんなことを幼稚園、保育園で重視してやっていきましょうというような検討委員会を設けまして、そういったものを協議させていただいております。さらに小学校から中学校ということの中では、その接続期のカリキュラムというようなことで、これについてもモデル地区を設けさせていただいて、検討させていただいております。そういう中で相互理解を図りまして、委員御指摘のような形で、まさに教員がその方向性を共有して進めていく、この点が重要かと考えております。

○渡部(恵)委員
 さすがに教育のまち中央区の手厚いさまざまな仕組みがあると、再度、改めて認識いたしました。

 では、最後に資料7についてお伺いいたします。

 パブリックコメントに対する回答として、2ページの21番なんですが、吹き抜け空間は、自然採光を取り入れた明るい空間づくりというところがあります。先日視察させていただいた金沢市の図書館も、ここは4面、自然採光を取り入れていて、すばらしい図書館でした。子供たちが自然と集まってきて、宿題をやったり、みずから学ぶという環境がつくられておりました。また、どうしてここに来るのと質問したところ、集中しやすい。学校の図書館はうるさいから、ここは勉強に集中しやすいから来ているんですという答えが返ってきました。そこで、自然採光ですとか、人が伸び伸びといられる空間というのは大切なんだなということがわかったんですが、この自然採光を取り入れることによって、何割ぐらい電力が削減できる可能性があるのかなと思いまして、わかりましたら教えてください。

○粕谷図書文化財課長
 今、パブリックコメントを受けまして実施設計のほうに入り込んでいるところでございますので、まだ残念ながら、どれだけの削減効果があるという検討はしてございません。

○渡部(恵)委員
 ありがとうございます。先日視察させていただいた金沢市の図書館は、3割削減ができているということでございました。せっかく自然採光ということで人がいやされる空間をつくる、プラス自然に対して優しい建物になったらいいなと思います。

 また、本を選んでいくに当たりましては、子供たちが読む本というのは、子供のころ読んだ本が大人になって影響していくことも十分考えられることでございますし、いいものを皆さんでつくり上げていっていただきたいと思いますので、今後とも施策のほうをよろしくお願いいたします。

 以上です。

○押田委員長
 それでは、理事者報告に対する質疑はこれで終わらせていただきます。

 続きまして、議題に入らせていただきます。

 区民生活及び教育行政の調査について、何か質問ございますか。

○河井委員
 中央区は、いろいろなお仕事をしている30代、40代の方を中心に人口が非常にふえている状況にありまして、例えば企業ですと、グローバル企業に勤めていたり、お客様が海外のクライアントだったりすると、ややもすると海外に二、三カ月行ってこいみたいなことを言われることが結構あると思います。そんな中、もしその方にお子様がいた場合、子供が大事な時期なので、一緒に連れていきたいなというニーズがあるかなと思うんですけれども、保育園の場合は、長期間休む場合は一たん退園をしなければいけないというのが何かしらのルールに出ていたと思うんですけれども、義務教育課程における休学という仕組みがあるのかどうか、そのあたりのルールを教えていただきたいと思います。

○増田指導室長
 委員御指摘のようなケースの場合、やはり何カ月かというようなケースもあるかと思います。優先に考えなければいけないのは、子供が学ぶ環境、それから、ほかの子供たちとかかわるというようなことが重要になってまいりますので、そのようなときに学校のほうでアドバイスをさせていただくのは、まず1つは、日本人学校がある地域であれば、二、三カ月とはいえ日本人学校のほうに行くような形がございますよと。それから、現地校にぜひ体験入学させたいなというケースもございますので、そういったときには現地校のほうに問い合わせていただくような形になりますけれども、そのようなケースですね。

 日本の小・中学校のほうにつきましては、これは義務教育でございますので、当然、いっとき、例えば日本人学校に行きましても、その後また戻ってきて、当然、こちらのほうの学校にまた転入するというような手続をきちんととることができますので、そういった意味では学びの連続をつくり出すことができる形になっております。

○河井委員
 ありがとうございます。今の御説明ですと、例えば二、三カ月であっても、休学ではなく転校という手続になるんでしょうか。

○増田指導室長
 義務教育でございますので、その期間を休学するというような認識はないというふうに思っております。やはり一たん転校してまた転入をしてくるという形か、あるいは家庭の事情でお休みという形ですね。それは期間にもよりますけれども、休学というのは、恐らく高校とか大学、義務教育以外のところですと休学というシステムもあるかと思いますけれども、義務教育の場合には、休学というよりは、基本的に就学の期間はずっと続いておりますので、それをどこのところでつなげていくかというようなことを考えます。

○河井委員
 では、ちょっと視点を変えまして、例えば海外に行って、日本人学校に行くとかではなくて、例えば病気とかでしばらくお休みをするケース、ちょっとふさわしいかどうかよくわからないんですけど、そういった場合はどういう扱いになるんでしょうか。

○増田指導室長
 やはりその場合にも、これは休学という制度ではなくて、病気でお休みされる場合にも、その学校に在学したままの状態ということになりますし、これは義務教育ですので、お休みする場合も学校からのさまざまな情報、学校に来られないとしても、今、学校のほうはこんなことを勉強していますよとか、そういったことを保護者の方に連絡をさせていただくと。

 例えば病気とかけがの中身にもよるかと思いますけれども、その病院のほうで何かできるのであれば、そのような教材などもお届けをさせていただいて、学習を進めていただくと。あくまで義務教育という段階のところでございますので、そこのところを学校がサポートをさせていただくというような考え方でございます。

 以上でございます。

○河井委員
 ありがとうございました。では、病気ではなく、例えば一たん日本を離れるようなケースの場合、例えば海外に行く前に特認校に通われている児童の場合は、一たん海外に行って戻ってくるときには、同じ学校に戻れない可能性というのはあるんでしょうか。

○林学務課長
 特認校に例えば通っていたということで、海外赴任に行かれたという状況でございますけれども、それは、その状況に応じて保護者の御希望、また、学校側のほうの受け入れ、それらについては調整をさせていただいて、ケース・バイ・ケースの中で処理をさせていただくということで、全くその可能性がないのかということであれば、それは話し合いの中では可能性はあるというふうに御理解をいただければと思います。

○河井委員
 ありがとうございます。では、明確な、例えば何カ月以上離れるのであれば戻れなくなるという明確な何かルールがあるというわけではないという理解でよろしいのでしょうか、その点だけ確認をさせてください。

○林学務課長
 期間というものは特に定めてはおりませんので、その学校に在籍していたというのが事実であれば、それは1年生の途中で出て6年生で戻ってくるという場合もやはり検討させていただく対象にはなるという状況でございます。

○河井委員
 どうもありがとうございました。

 以上で終わります。

○押田委員長
 ほかにはよろしいですか。

 それでは、議題につきましては継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 第四回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについては、正副委員長に一任していただくということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○押田委員長
 それでは、さよう決します。

 長時間にわたりまして御苦労さまでございました。

 これをもちまして閉会いたします。

(午後3時59分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ