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平成24年 企画総務委員会(9月26日)

1.開会日時

平成24年9月26日(水)

午前10時30分 開会

午前11時24分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(9人)

委員長 礒野 忠

副委員長 小栗 智恵子

委員 鈴木 久雄

委員 増渕 一孝

委員 染谷 眞人

委員 墨谷 浩一

委員 田中 耕太郎

委員 守本 利雄

議長 石田 英朗

副議長 (守本 利雄)

4.出席説明員

(28人)

矢田区長

小泉副区長

吉田副区長

齊藤教育長

中島企画部長

黒川企画財政課長

内田副参事(都心再生・計画担当) 

島田総務部長

長嶋総務課長

春貴職員課長

小泉経理課長

中島防災危機管理室長

浅沼区民部長

平林福祉保健部長

田中障害者福祉課長

来島子育て支援課長

小倉高齢者施策推進室長

小林高齢者福祉課長

吉田介護保険課長

和田保健所長

尾本健康推進課長

宮本環境土木部長

中野道路課長

岸田都市整備部長

平沢会計管理者

新治教育委員会次長

坂田監査事務局長

(財政主査)

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

渡邊書記

長田書記

6.議題

  • (1)議案第55号 平成24年度中央区一般会計補正予算
  • (2)議案第56号 平成24年度中央区介護保険事業会計補正予算
  • (3)議案第69号 西仲橋架替工事(下部工)請負契約の一部変更について

(午前10時30分 開会)

○礒野委員長
 おはようございます。ただいまより企画総務委員会を開会させていただきます。よろしくお願いいたします。

 初めに、私より一言ごあいさつ申し上げます。

 (あいさつ)

 続きまして、議長、ごあいさつをよろしくお願いします。

○石田議長(あいさつ)

○礒野委員長
 続きまして、区長、ごあいさつをお願いします。

○矢田区長(あいさつ)

○礒野委員長
 議案第55号、平成24年度中央区一般会計補正予算、議案第56号、平成24年度中央区介護保険事業会計補正予算、議案第69号、西仲橋架替工事(下部工)請負契約の一部変更については、一括して説明を受け、一括して質疑を行い、質疑終了後、それぞれの議案を別々に起立採決によりお諮りすることでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり」〕

○礒野委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 それでは、理事者の説明をお願いいたします。

○中島企画部長

 1 議案第55号 平成24年度中央区一般会計補正予算

 2 議案第56号 平成24年度中央区介護保険事業会計補正予算

○島田総務部長

 3 議案第69号 西仲橋架替工事(下部工)請負契約の一部変更について

以上3件報告

○礒野委員長
 発言の時間制についてですが、本日の審査終了の予定時刻を午後3時とすることが代表者会において確認されております。また、これまでの例に倣い、通常の委員会での例によりますが、採決にかかる時間10分を考慮し、各会派の持ち時間を算出することといたします。ただいまの時刻は午前10時40分となります。午後3時までの時間に昼食の休憩時間60分及び採決等にかかる時間10分を考慮し、算出しますと、自民党さん64分、公明党さん31分、日本共産党さん31分、みんなの党さん31分、民主党区民クラブさん31分となります。

 それでは、理事者の説明に対する質疑を行います。

 発言を願います。

○田中(耕)委員
 それでは、何点か質問をさせていただこうと思います。

 まず、私立認可保育所の開設準備経費の助成についてでございますが、これは都からの補助金計上がされておりますけれども、まず都と区の分担の割合等についての詳細をお知らせしていただきたいというふうに思います。

 まず、お願いします。

○来島子育て支援課長
 補助金の都と区の分担でございます。国が2,500万円を限度に全体の3分の2を補助いたします。その残った部分の8分の1を事業者が負担して、残りの8分の7のうち、4分の3を都が、4分の1を区が負担するというような負担割合となっております。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 そうしますと、これは計算すれば簡単にわかるんですけれども、今回、区の純負担額が幾らになるのかをお知らせください。

○来島子育て支援課長
 区の負担額は1億8,688万円です。

○田中(耕)委員
 ちょっと私の計算と違うかもしれないんですけれども、今の金額が区の純粋な持ち出しというか、今回のこの助成に対する経費の負担分ということでよろしいということですね。わかりました。その点は、金額の確認だけにとどめたいと思います。

 次に、不活化ポリオワクチンの導入に関してでございます。

 これは、大変大きな金額でございます。従前から生ポリオワクチンに関してはさまざまな問題提起がなされていて、弊害が大きいということで、今回、不活化ポリオワクチンの導入に至ったということは承知してございます。その中で、ただ、今回の不活化ポリオワクチンが非常に割高なワクチンになっているのではないかというのは、専門家やマスコミの報道等でも指摘されてございまして、今回の導入、9月1日からということで、もう既に導入が始まっておるわけなんですけれども、今後、四種混合ワクチンが11月の導入に向けて準備が進められておるというふうに聞いてございます。

 そういたしますと、実質的には大半の方が四種混合へと、今後、ワクチンの接種の方向性としては四種混合が主流になっていくというふうに考えておるわけなんですけれども、今回の補正予算で組む不活化ポリオワクチンの接種の対象者数を何人ぐらいというふうに考えておられるのか、また、四種混合への移行が進んでいくという前提を考えるならば、実際に接種が行われる期間といったものも、どのような算定や見積もりがなされておるのか、そのあたりを教えていただいて、あわせて今回の補正予算で計上されております金額で、その対象者数を例えば割った場合に、1人当たり幾らぐらいの助成といいますか、実際のワクチンの費用として計上されているのかというのをお知らせしていただきたいと思います。

 お願いします。

○平林福祉保健部長
 済みません。先ほど、けたの間違い等ございまして、区の今回の補正予算に対します一般財源の支出としましては1,868万8千円でございます。申しわけございません。

○黒川企画財政課長
 再度、今回の私立認可保育所の財源構成ということで、改めまして御説明をさせていただきますと、今回要する経費のうち、一般財源の持ち出しが2,055万5千円、予算書に記載のとおりでございます。その他につきましては、東京都を通じた国の基金からの補助金等々を含めまして7,518万8千円という財源構成となっております。

 以上です。

○尾本健康推進課長
 不活化ポリオワクチンについてお答え申し上げます。

 今回、不活化ポリオワクチン、区民の予防接種の接種回数でございますが、2回接種が必要な方は424人、3回接種が必要な方は2,504人の予定をしております。それぞれ回数ですと、2回接種が必要な方で835回、3回接種が必要な方で7,400回、計8,235回の接種でございます。これにあわせて100人分接種費用が1,004回予定しております。それをもとにいたしまして、合計1億321万4千円を算出しておるところでございます。

 四種混合ワクチンへの移行に関してでございます。

 委員お話しになりましたとおり、四種混合ワクチンの導入が11月1日に向けて予定されております。それに向けましては、原則、予算上はただいま予算で計上しております三種混合ワクチン、それから生ポリオワクチンが中止になりましたので、その費用をもって不用額で対応する予定としております。厚生労働省も申しておりますとおり、三種混合ワクチン、それから単独の不活化ポリオワクチンで接種を始めたお子様につきましては、原則、移行を認めないという姿勢で臨んでおりますので、こういう割合になっておるところでございます。

 接種費用のうち、5,450円分が薬剤費でございます。その他に当たります金額が5,160円でございまして、合計1万1,141円の単価設定になっております。これは、東京都23区は都心部でございますので、中央区民が他区で実施する分、それから他区民が中央区の医療機関で実施する分、区民、都民の公衆衛生上の利便性をかんがみまして、東京都、特別区、東京都医師会の3者協議会で価格を設定しておりますが、その3者協議会の価格設定がそういう値段になっているところでございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 申しわけないです。保育所の件、先ほどの御答弁で、もう一度確認というか、整理をさせていただきたいんですけれども、1,868万円と2,055万5千円の違いがいまいちわからなかったんです。もう一回それを後でまとめて教えていただきたいということです。補正予算書によれば2,055万円が一般財源というふうになっておりますので、2,055万円なのかなと私も当初思ったんですけれども、数字がいろいろ、最初のけたの問題もありますが、ちょっと違うようなので、どういう違いをとらえればよろしいのかを簡潔に御説明していただきたいというふうに思います。

 では、まず先に、それだけお願いします。

○平林福祉保健部長
 申しわけございません。先ほど1,668万8千円とお答えしたのは、施設改修補助だけの部分でございまして、今回の全体の支出に対します差し引き一般財源としましては2,055万5千円でございます。申しわけございません。

○田中(耕)委員
 了解いたしました。区の負担分が2,055万5千円ということで確認をさせていただきます。

 不活化ポリオワクチンに関してでございますが、今、お話していただきまして、これは当然、国、厚生労働省を中心とする国策としても取り扱うべきことでございますので、本区独自にどうというお話はないと思うんですけれども、やはり利用される保護者の方、また乳幼児に接種するものでございますから、慎重に取り扱っていくのは当然なんですけれども、非常にわかりづらいということは指摘されてございますし、単独の不活化ポリオワクチンがこの短い期間で接種されるということに関しては、本当に費用対効果がどうなんだと。生ポリオワクチンから不活化ポリオワクチンに移ること自体は当然望ましいとしても、やはり非常に費用対効果や制度上は難しいのではないかという指摘がずっとございますので、その辺の周知、説明を区としてきちんとやっていかれるとは思うんですけれども、特に気をつけて対応できているのかということをお知らせしていただきたいと思います。

 まず、その点をお願いします。

○尾本健康推進課長
 不活化ポリオワクチンが導入されたことにより、あるいは今後、四種混合が導入されてくることにより、予防接種自体が複雑な形になる。それに対する周知がどうかということでございますが、広報紙、それからホームページ等でわかりやすく提示していく、周知していくとともに、それぞれの予防接種票を個別郵送しておりますので、その際に保護者の方にわかりやすく、およそA4の2面に、あるいは予防接種の変わっていき方、接種回数等については1面大きな表をもちまして、合計3面でお知らせを申しているところです。

 また、実際、実施していただく医療機関、特にかかりつけ医が接種されることが多うございますが、医療機関に対しましては、8月末、それから今度10月末になりますが、それぞれ単独のポリオワクチン、四種混合ワクチンとも、医療機関に対しましても、よろしく御指導いただけますよう、あるいは事務的な滞りがないように説明会を開催いたしました。あるいは、しているところでございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。周知、広報は確実に行っていただきたいと思います。

 それと、先ほどの御答弁の中で、生ポリオワクチンや三種混合が四種混合に移行する中で、使われない、不用額として計上されていくのを充てていくというようなお話があったかと思うんですけれども、そういたしますと、実際どれくらいの方がというか、数字は出てみないとわからない部分もあると思うんですけれども、やはり費用的には今回の不活化ポリオワクチンの導入、また今後の四種混合の導入によって数字のつけかえというか、入れかえが行われるんですけれども、こちらも区の純粋な負担増額としては、どの程度概算で見積もっておられるのかを、わかる範囲でお知らせしていただきたいと思います。

○尾本健康推進課長
 三種混合、それから単独ポリオワクチン、それが11月1日から四種混合ワクチンになっていく件でございます。

 四種混合の接種分、およそ1,539万6千円ほどを予定しております。100人分で250万3千円ほどを予定しておるところでございます。その中で、先ほど申しましたが、三種混合ワクチン、それから不活化ポリオワクチンの不用になった分等ございますので、およそ67万6千円ほどの額を何らかの形でやりくりというか、きちんと予算上上げていくところでございます。

○田中(耕)委員
 今のお話ですと、ごめんなさい、67万円が何なのかよくわからなかったんですけれども、今までから制度や導入するものが変わって、必要となる経費が増額するのは67万円で済んでしまうという理解でよろしいんでしょうか。もう一度お願いします。

○尾本健康推進課長
 今の予定としては、不用額、それから新たにふえる額の差額が67万6千円でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 思ったよりも、純粋な増額負担分が少ないので、逆に驚いたところでございます。私のほうも勉強させていただきたいと思います。ありがとうございます。

○小栗委員
 それでは、私も質問させていただきたいと思います。

 最初に、不活化ポリオワクチンの件ですが、これについては、昨年の3月に中央区議会全会派一致で意見書も出して不活化ポリオワクチンの早期導入を求めるということでやってきた課題であり、9月1日から接種ということで、そのための補正予算ということなんですが、今の前委員のやりとりを聞いていても、ちょっとわかりにくかったんです。

 厚生労働省のホームページを見ますと、2012年8月以降に生まれるお子様は、三種混合ワクチン未接種かつポリオワクチン未接種の方は、原則として四種混合ワクチンを接種します、そういう説明があるんですけれども、先ほどの御説明ですと、今回の不活化ワクチンで対象者数が、2回の方が424人、3回打つ方が2,504人、3,000人の方を予定しているということのようでした。このうち8月以降に生まれるお子様、もう生まれている人もいるわけですけれども、その四種混合になる対象の子供さんをどのくらいとして考えているのか、先ほどの説明が私、聞き取りにくかったので、もう一度御説明いただけたらと思います。

○尾本健康推進課長
 8月生まれ以降、四種混合に移行していくお子さん、12月発送、1月発送、それぞれ予防接種票を発送する時期を一月ずつ区切って発送してまいりますが、116人ずつの予定をしております。これは、前年度以前の実績から出した数字でございます。

○小栗委員
 そうすると、3,000人の予定のうち、生まれてすぐというわけではないから、ずれるというのはわかるんですけれども、116人ずつ2カ月。済みません、四種混合を打つ予定の子供さんを何人ぐらい想定していて、今度の単独ポリオワクチンの人数を何人としているというのをわかりやすくお願いしたいと思います。

 それと、1人当たりの金額が1万円ぐらいになるということで、半分が薬剤費で、半分がその他ということだったんですけれども、その他というのは主にどういうものが入ってくるのか。

○尾本健康推進課長
 まず、単独ポリオワクチンの対象者となる延べ接種者でございますが、この中には平成23年度、24年度の打ち控え、接種をなされなかった方も含まれております。そういう方々は三種混合ワクチンを既に接種を始めておられる方でございますので、こういう方は単独不活化ポリオのワクチンを打っていくのが一般的でございます。ですので、実際、四種混合ワクチンが接種対象になるのは、本当に8月、9月生まれ以降、11月以降3カ月を迎える方々でございますので、こういう算定の根拠でございます。それ以前にお生まれの方は三種混合ワクチンを接種しておられますので、その方々は四種混合は打たない。四種混合の中には三種混合も含まれてございますので、既に三種混合分を打っておられる方は単独ワクチンを打っていくという予算立てでございます。

○和田保健所長
 今回の予算は、当初、国のほうが11月末というふうな言い方をしていましたので、実は今回の三種混合プラス単独ワクチン、9月、10月、11月分の3カ月分を計上しています。ですから、毎月116人ということで計算していますので、これが348名ということになります。11月1日から新しい四種混合になります。これが5カ月分になりますので、そうすると、その四種混合を新規に打たれる方が580名ということになります。ただ、それ以外に、これまで打ち控えた方がございますので、その分が、全く打っていない方、1回しかポリオの生ワクチンをのんでいない方が、実は3,341人います。このうち、既に任意のワクチンを打たれた方もいますが、この数が全く把握できません。それで、これをどう差し引くのかという部分は非常に計算が難しいので、そのまま3,341名、未接種者をそのまま計上したということで1億円という予算になったということでございます。

 以上でございます。

○尾本健康推進課長
 あと、ワクチン料以外にどのようなものが算定されておるかという御質問でございます。

 その中には、その価格を東京都23区では3者協定を結び、設定しておるわけですけれども、初診料、注射する技術料、乳幼児加算、生物学的製剤というのはワクチン等でございますが、そうしたものの注射加算、損害保険、事務費等を含めて5,160円でございます。これは23区同じでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 対象になる方が、もう既に生ワクチンを打っている方もいるし、単独で不活化ワクチンを受けようとしている人もいるし、四種混合を受けるという人もいるということで、数字がいろいろ絡み合ってわかりにくかったですけれども、一応必要な額ということで、大きいですよね。1億円ということで随分大きい額になるんだなということなので、詳しく伺いました。必要なものですから、計上するのは当然だと思いますけれども、やはり実際に打つ方にとってはわかりにくいということもあるので、その辺の周知も含めて、きちんとやっていただきたいというふうに思います。

 次に、障害者のグループホームへの施設整備費等助成の関係ですけれども、これは区からの補助金ということで計上されているようですが、都からの補助とか国からの補助とか、そういうものは全然ないのか、その辺の、このグループホームへの補助金の全体がどういうふうになっているのか御説明をいただきたいというふうに思います。

○田中障害者福祉課長
 グループホームの補助金の構成に対する御質問ですが、今回、社会福祉法人に対して区が直接に補助をするということで補正予算を計上させていただいています。

 この事業は、東京都のほうが社会福祉法人に対しては、建設費については総事業費の8分の7を補助すると。これは直接補助になっていますので、社会福祉法人のほうに直接入ります。区としましては、その残りの分ということで補助をする仕組みでおります。そのほかには区独自のものとして、社会福祉法人がビルを事業者さんから借りて、その部分をグループホームに転用するということで、家賃をビルのオーナーさんに支払っています。その部分に対して一定額を補助すると。この部分については、区の単独です。ただ、金額の構成としましては、建設費の補助が約860万円ほど、それから家賃補助としましては、開設が1月で、1、2、3月の3カ月分ということで、これはまだ実際お入りになられる方であるとか、いろいろな要素がありますので、推定でやっていますが、その推定額がおよそ13万円ほどという額になっております。

 以上です。

○小栗委員
 そうしますと、東京都のほうから直接、障害者の施設のほうに建設費の8分の7が行くということで、建設費がどのくらいの額になるのか、それを後でお示しいただきたいということと、あと運営費の補助として中央区から事業者に出す金額があるようですけれども、これから運営していくに当たって、運営費に関する都から事業者への補助というのはないのか。

 そのことと、このグループホームを利用される方の負担はどういうふうになるのか、あわせてお示しいただきたいと思います。

○田中障害者福祉課長
 ただいまの委員の御質問で、現在、実際に中の改修工事をする事業者との契約を結んでいませんので、見積もり段階での想定ですが、現在、社会福祉法人から出た見積もりによりますと、約7,000万円ぐらいが改修に係るコストというふうに聞いております。実際、東京都がおおよそ8分の7ということで6,000万円ちょっと、その残りの8分の1部分が区の負担という形になっております。

 それから、運営費につきましては、障害者自立支援法上の給付費という形で、お1人当たり、入ると幾らという形があります。それが国の基準であるんですが、東京都においては、グループホームを上乗せしております。その部分がプラスアルファで、その方々の状態ですとか、サービスの内容によって金額は違ってくるんですが、月額において、1人入るとおおよそ13万円ぐらいになるという金額が運営費です。今回、区が出しますのは、社会福祉法人が入るときにビルのオーナーさんに家賃を払います。その家賃額に対しての一定程度の金額を補助するといったものです。

 それから、入った方々の負担なんですが、家賃と食事代、それから光熱費を合わせて、およそ9万円程度ということで社会福祉法人のほうでは想定しております。

 以上です。

○小栗委員
 きょう、この場所の前を通ったら、きょう、改修工事の入札をやりますと看板が出ていましたから、まだ正式に決まっていないということだと思いますけれども、改修コストの8分の7が東京都から出るということを確認させていただきました。

 利用者の負担は約9万円ぐらいだろうというお話でしたけれども、入居の希望者はどういうふうに決めるのか。直接このグループホームを運営するところに申し込んで決めるという形になるのか、その点についても御答弁をいただきたいというふうに思います。

 それと、私立認可保育所の開設準備経費の助成についてですが、これは先ほどの御説明でも都の補助金として7,518万円、保育所設置促進事業費と待機児童解消支援事業費という2種類の補助金が計上されていますけれども、これは都の補助金になっていますが、国からの補助というのは全然ないのか、その辺の御説明をいただきたいというふうに思います。

○田中障害者福祉課長
 入所者はどのようにして入るかということなんですが、基本的には御希望される御本人様と施設との間での契約という形になります。しかし、こちらは国の事業で、受給者証という介護保険の介護保険証に似たようなものが障害者版であるんですが、そういったものが出ます。それを発行するのが中央区になりますので、当然、中央区のケースワーカーとこの施設との連携をとりながら、そういったものを発行するという形になります。

 以上です。

○来島子育て支援課長
 国からの補助金はないのかということですけれども、歳入予算に計上させていただいています保育所設置促進事業というのは、国からの交付金を財源に東京都のほうで基金をつくって、そこに基づいて都を経由して、こちらのほうに補助金として出されるということなので、ここの部分というのは国の安心こども基金をもとにやっているというふうなことでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 そうしますと、保育所設置促進事業費というのが安心こども基金からの補助金ということかということなんですけれども、この施設の平米数、前に委員会で出た資料を見ますと420平米ということになっています。こういう補助金は施設の規模とか定員に応じて計算されるのかということを確認したいということと、420平米の建物で60人程度の定員ということですけれども、歳児別の区分はどういうふうになるのか、あわせてお示しいただきたいというふうに思います。

○来島子育て支援課長
 まず、国のほうですと、要は改修経費を1カ所2,500万円というふうに見ておりまして、その3分の2を国が補助するという考え方になっております。

 それと、こちらの保育所の定員60人の内訳なんですけれども、今、検討しているところでは、ゼロ歳、1歳が今、非常に日本橋地域も厳しいので、そういうところをかんがみながら歳児別の定員を決めていきたいというふうに業者のほうと調整していきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○小栗委員
 現在ある区立の保育所で八丁堀保育園が79人の定員で施設の床面積が800平米です。堀留町保育園は72人で850平米で、私立の場合はみちてる保育園が66人の定員で820平米あるんですけれども、それと比べても60人定員で420平米というのはなかなか厳しい広さではないかというふうに感じます。特にゼロ・1歳を多くするということになりますと、1人当たりの平米数というのは4歳、5歳よりも広くとらなくてはいけませんので、もちろん認可保育所ですから国の基準を満たしてつくると思いますけれども、その辺の施設面での広さは大丈夫なのかと言ったら変ですけれども、十分な広さになっているのかということを確認させていただきたいと思います。

○来島子育て支援課長
 これまでも私立保育園、ここ最近開設しているんですけれども、やはり400平米前後の施設がございまして、それは国の基準を当然守っているというような形で、今、開設してやっておりますので、特に問題はないのかというふうに考えております。

○小栗委員
 私立のさわやか保育園勝どき6丁目は、分園のほうは60人で420平米なので、大体同じくらいかなと思うんですけれども、ここは3歳以上を分園としてまとめてやっていますので、そういう意味では、同じ60人でも歳児別の関係でいうと、ちょっと厳しいのではないかなというふうに考えます。設備面の充実も含めて、保育の質をどういうふうに確保していくかという点で、区の積極的な指導、取り組みを望みたいと思います。

 特に、今、認可保育園でも園庭がなくていいというふうな基準になっていると思うんですが、どこの公園をここは利用する予定なのか、それもあわせて伺いたいというふうに思います。

 最後に、西仲橋のかけかえの件ですけれども、これについては、先ほど御説明いただきましたけれども、4カ月工事が延伸するんだけれども、契約金額については変更がないようです。工期が長くなった分の、例えば誘導員の人件費とか機械のリース料とか、働いている人たちはずっと常勤だったら問題はないんですけれども、労賃とかそういうところに、工期が長くなった分、業者のほうはそういう負担もあると思うんですけれども、その辺の問題は全然生じないのか御説明をいただきたいと思います。

○来島子育て支援課長
 近隣の公園を考えておりまして、まだ具体的にどこの公園というのは、また業者と、また園児の安全性とかを考えながら検討していきたいというふうに思っております。

 以上でございます。

○中野道路課長
 西仲橋についてでございます。

 工期が4カ月延びたのに金額変更はなぜないのかという御趣旨かと思いますけれども、工期を変更するに際しまして、工事費についても精査をしてございます。その中で、交通整理員、それからしゅんせつだとか掘削といった土工事、あるいはクレーンを置く構台仮設費、これについても当初設計と変更後の内容について積算システムを回しまして精査してございます。

 その中で、地中障害物等の影響ということもございますけれども、その前に、橋のかけかえに際しまして、従前橋に添架されております占用企業者がございまして、そちらの切り回し等のことが大分延びた関係がございましたので工期が延びたという状況でございます。例えば交通整理員でございますけれども、最初のころの占用企業者の工事の中で交通整理員が配置されておりましたので、西仲橋のほうの工事の部分では当初は交通整理員などでは5割ぐらいで済んでしまったという状況がございまして、最終的には交通整理員、土工事、仮設、全部含めまして積算を精査したところ、工事費は変わらないという結果でございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 交通誘導員などを別の工事の人が見ていたということで5割で済んだというお話もありましたけれども、やはり工期が4カ月も延びているわけなので、そういう面で下請けとか労働者にしわ寄せが行かないように、きちんと区のほうでも確認をする必要があると思いますけれども、その辺はどういうふうに確認し、問題ないというふうに考えておられるのか、もう一度御答弁をお願いしたいと思います。

○島田総務部長
 ただいま道路課長のほうから御答弁させていただきましたとおり、交通誘導員につきましては、そこの橋を事前に工事する占有の、例えば東京電力だとか、そういったところがおくれたことによって、その分、本来ここのかけかえに行くべき交通整理員が後ろに回ったというようなことも含めて、それから工事そのものの内容については、そのまま大幅に工事の中身が変わるだとか過重な負担がかかるだとか、そういったところについては、この業者のほうからももう一度契約をし直すに当たって、そういったところも聞いてございません。仮にそういった点があれば、私どものほうも監視しながら、従業員に無理のないような形での工事を監視していきますが、現在、そういった形で契約をし直すに当たりましては、今御答弁させていただいた内容で進めておりますので、そういった過重な負担がかかっているだとか賃金がどうなったかとか、そういったことは一切ないというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 おくれた理由が東京電力のケーブルの工事とか水道管の管路の切り回しとか、この工事そのものというよりも、その前の工事がおくれたということが約2カ月ぐらい、それから橋台を設置する位置からいろいろな埋設物があらわれて、それを除去するのに1カ月半ぐらいかかったということですけれども、工事で無理はありませんかと言って、請け負っているもとの人は、無理はありませんときっと言うと思うんですけれども、それが働いている人たちにどういう形で影響しているのかというのは、きちんと精査しないと、それこそわからない問題もあるのではないかというふうに思います。そういう意味では、労働者にしわ寄せが行かないようにということで、私たちは何度も公契約条例のことも言っていますけれども、そういうしわ寄せが行かないように、きちんとやっていただくということを要望したいと思います。

 以上で終わります。

○礒野委員長
 質疑を終了いたしましたので、これより採決に入ります。

 まず、議案第55号、平成24年度中央区一般会計補正予算について、起立により採決いたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○礒野委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第56号、平成24年度中央区介護保険事業会計補正予算について、起立により採決いたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○礒野委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 次に、議案第69号、西仲橋架替工事(下部工)請負契約の一部変更について、起立により採決いたします。

 本案を可決することに賛成の皆さんは御起立を願います。

〔賛成者起立〕

○礒野委員長
 全員起立と認めます。――御着席願います。

 よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。

 本会議における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○礒野委員長
 さよう取り扱わせていただきます。

 これをもちまして本日の企画総務委員会を終了させていただきます。

 どうもありがとうございました。

(午前11時24分 閉会)

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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