平成24年 築地市場等街づくり対策特別委員会(11月14日)
1.開会日時
平成24年11月14日(水)
午後1時30分 開会
午後2時57分 閉会
2.開会場所
第二委員会室
3.出席者
(7人)
委員長 木村 克一
副委員長 志村 孝美
委員 原田 賢一
委員 礒野 忠
委員 田中 広一
委員 河井 志帆
委員 守本 利雄
副議長 (守本 利雄)
4.欠席者
(1人)
議長 石田 英朗
5.出席説明員
(13人)
矢田区長
小泉副区長
吉田副区長
中島企画部長
黒川企画財政課長
内田副参事(都心再生・計画担当)
浅沼区民部長
守谷商工観光課長
宮本環境土木部長
田村環境政策課長(参事)
岸田都市整備部長
望月都市計画課長
平野地域整備課長
6.議会局職員
田野議会局長
荻原議事係長
猫塚書記
長田書記
7.議題
- 新しい築地及び再開発等まちづくりに関すること
(午後1時30分 開会)
○木村委員長
それでは、ただいまより築地市場等街づくり対策特別委員会を開会いたします。
本日、議長は欠席いたします。
区長は、公務のため途中退席いたします。
また、都市整備部副参事は欠席いたしますので、あわせて御了承ください。
既に御案内申し上げましたとおり、午後2時45分に築地場外情報発信施設「情報市場ぷらっと築地」への視察の出発も控えていることから、議事進行に当たりましては御協力のほど、よろしくお願いいたします。
質疑につきましては、理事者報告に対する質問と議題に対する質問をあわせて行いますので、よろしくお願いいたします。
初めに、理事者報告を願います。
○岸田都市整備部長
1 築地場外情報発信施設(情報市場ぷらっと築地)の業務実績について(資料1)
以上1件報告
○木村委員長
御苦労様でした。
本日は、冒頭にお願いいたしましたとおり出発予定時刻までをめどに御質疑をいただくよう願います。
それでは、発言を願います。
○河井委員
では、1点だけ質問させていただきます。
今回、ぷらっと築地がオープンして、これほど詳細なレポートをいただけると思っていなかったので、情報をとるのに非常に苦労されたんじゃないかなと思うんですけれども、今後もこういったレポートを定期的に出される予定なのか、それともある程度のトレンドが見えた時点で調べるのをやめるのか、このあたりの方向性がわかれば教えていただきたいと思います。
よろしくお願いします。
○岸田都市整備部長
こちらにつきましては、NPO法人が主宰ということで取り組んでいる事業に対しまして、区が支援をしているといったスタンスでございます。このため、やはりNPOの皆様方についても、こういった情報を発信する際にどんな方が来られているのかということをフィードバックして、それをさらに次のまちづくりへ生かそうという趣旨で、今回いろいろと、カウンターの案内の合間にこういった形で実績をとっていただいているということで、非常に御労力もかかっているのかなと思う次第でございます。
このため、先々どの程度まで定期的にということを御検討されているのかというところまでは、スタートしたばかりということもありまして、詳細を承知しておりませんけれども、目的といたしまして、将来の地域活性化につなげていこうという目的で、こうした情報を発信するだけでなく入手していこうということですので、一定程度継続的になされていくものと理解しているところでございます。
以上でございます。
○河井委員
ありがとうございました。
以上で終わります。
○志村委員
ぷらっと築地については、これから視察もするということですし、きょうは議題で1件質問させていただきます。
11月5日の中央区の都市計画審議会で京橋地区の地区計画の変更について諮問されまして、その中で湊二丁目東地区第一種市街地再開発事業の件で、同意率について質疑応答がありました。この中で、109名の権利者数のうち同意者数が94名で同意率が86.2%という、平成20年11月の区の報告がありました。
ただ、私は、法律的には、具体的に言えばライオンズマンションの55名は1名とみなして、全体としては権利者は109名ではなくて55名ではないかと。同意も、ライオンズマンションでは同意が55名のうち53名ということで0.964名となるということで、同意者数は94名ではなくて41.964名、同意率は76.3%ではないかという質問をいたしました。
そのとき、区のほうでは、都市再開発法で算出したんだということだったんです。都市再開発法の第20条第2項では、「宅地又は借地権が数人の共有に属するときは、その数人を一人の組合員とみなす」ということで、都市再開発法によっても1というふうに言われているんですけれども、改めて86.2%という同意率を算出した法的な根拠を教えていただきたいと思います。
○平野地域整備課長
以前に都市計画審議会等で御説明いたしました109分の94。86.2%という数字でございますが、これにつきましては、地区内の権利者の方々の総数でございます。地権を持っている方々の総数、都市再開発法の事業認可等の計数の数え方、票数の数え方については1とするというものがございますが、地域全体の同意、合意というものを総括的にこういった場でお知らせをするために、全権利者109名に対して94名の方が御同意をいただいているというふうに答えたものでございます。
以上でございます。
○志村委員
それはわかったんですが、その法的な根拠ですね。どういう法に基づいて、例えば都市再開発法に基づいてもそういう計算方法なのか、その法的な根拠を教えていただきたいんです。今、総数的なものだというのはわかったんですけれども、その根拠は。
○平野地域整備課長
法的な根拠につきましては、市街地再開発事業の組合設立等のときには、法的に、先ほど委員もおっしゃっておりました区分所有者を1と数えるというような数字で数えていくものでございまして、ことしの10月に市街地再開発事業の組合の設立認可をいただいたものでございます。これにつきまして、同意率が90.9%であるという数字が出てございます。
以上でございます。
○志村委員
これは平成20年11月の、都市計画審議会の前に参考資料として出された計画概要書、ここに同意状況ということで、ここにも地域整備課長がおっしゃったような土地区画整理事業施行区域全体と書いてあります。権利者数が109名で同意者数が94名、同意率が86.2%、それはわかっているんですけれども、都市再開発法でも1とみなすのに、ここでは地区全体で権利者が109名という、そういう中で同意率を出したと。例えば、この湊二丁目東地区第一種市街地再開発事業に対しての意見書が出されて、中央区の見解の中にも86.2%とあるわけです。意見の中には、地区計画原案が湊二丁目東地区内権利者の意向を十分に調査されないまま作成されることに抗議するというのが3通あると。そういう中で、区のほうは都市計画の手続開始時点においての権利者同意状況は全体で86.2%と答えているわけですから、それの法的な根拠、単純だと思うんです。
説明はわかる。こういう内容の数字、算出したやり方というのはわかるんですけれども、その根拠を出してほしいんです。都市再開発法で計算すれば76%台になるんじゃないかという単純な疑問なんですけれども、それの法的な根拠というのを示していただきたいんですけれども。
○平野地域整備課長
私ども、再開発をやっていく上で、以前に都市計画審議会等で当時の地域整備課長が申しておりますが、地域の全員の方の同意を目指しておりますので、この109名という数字に対しての同意、それは手続上の同意ということではなくて、組合設立であるとか、そういった手続上の同意であれば、そういったことで建物をいじったりするわけですから、それについては区分所有者の方は1と見るというような考え方が合理的なんだろうとは思いますけれども、地域の皆さんの合意を御説明するという意味で、権利者109名に対しての94名ということをお話ししているということでございます。
○志村委員
手続上って、中央区都市計画審議会に諮問するという手続の中で計画概要書が出されているわけでしょう。手続上の中での数字が法的な根拠がないということでいいんですか。同意率を上げていくという、そのことでその数字を使ったのか、それとも法的根拠なしに今のような形で持っていったのか。例えば、この時点で抗議するという方たちが、意見書を出した方は3通で、出していない方もいらっしゃるかもしれない。そのときに、同意が86%ですよ、同意されていない方が14%ですよというのと、同意が76%で、24%、4分の1はまだ同意していませんよというのであれば、地域、権利者の方たちの中での受けとめも違うんじゃないんですか。だから、私は、恣意的に、もし法的根拠がなければ、できるだけまとめていくために、全体の合意を持っていくために高い数値を打ち出したんじゃないかと。
ですから、説明はいいんですよ。法的な根拠を言ってください。どういう法律の何条に当たるんだと。それが言えないということは、法的根拠なしに都市計画審議会の審議がされたというような認識になるんですけれども、同じような繰り返しをしても時間がかかってしまうんですけれども、法的根拠はないんだということはっきり述べるんだったら述べていただきたいと思います。
○平野地域整備課長
平成20年の都市計画審議会における109名に対する94名についてでございますけれども、この事業は区画整理事業における個別利用街区における建てかえと、皆さんの集まっていただく市街地再開発事業における建てかえと、2つのものを並行してやっていく事業でございまして、この御説明を差し上げた段階では、市街地再開発事業のほうに行かれる方と個別利用街区のほうに行かれる方の内訳がまだはっきりとしていない状況でございましたので、全体の数字を述べさせていただいたということでございます。
以上でございます。
○志村委員
もう質疑をとめますけれども、結局、法的な根拠なしに数字を出された。ただ、この計画が動いている中で、暫定的な数字がここで参考資料として示されて、それに基づいて中央区都市計画審議会が開かれたということが、今、明らかになったと思います。この点についても、きょうは時間がないですけれども、また検証もしていきたいというふうに思っていますし、今は合意率が高いとしても、その当時の状況がちゃんと正確な資料のもとに手続が進められたかどうかというあたりも、また検証していきたいというふうに思っています。
以上で質問を終わります。
○木村委員長
議題、新しい築地及び再開発等まちづくりに関することにつきましては、継続審査ということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○木村委員長
それでは、これから築地場外情報発信施設「情報市場ぷらっと築地」を視察いたします。正面玄関前、マイクロバスを用意しておりますので、2時ということで集合を願います。
それでは、ここで休憩を入れます。
(午後1時52分 休憩)
(午後2時1分 再開)
○木村委員長
再開(車中)
〔視察等日程は別紙のとおり〕
○木村委員長
閉会(車中)
(午後2時57分 閉会)
「別紙」
築地市場等街づくり対策特別委員会視察等日程
○日程
委員会開会 13:30
(理事者報告・質疑)
↓
[休憩]
↓
区役所出発 14:01
委員会再開
↓
築地場外情報発信施設「情報市場ぷらっと築地」 14:10~14:55
↓
委員会閉会(車中) 14:57
区役所到着 15:01
○視察概要
・築地場外情報発信施設「情報市場ぷらっと築地」
情報発信施設の概要について説明を受けた後、施設内をつぶさに視察した。
お問い合わせ先:区議会議会局調査係
電話:03-3546-5559