ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の平成25年 区民文教委員会(7月18日)

平成25年 区民文教委員会(7月18日)

1.開会日時

平成25年7月18日(木)

午前10時00分 開会

午後3時44分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 木村 克一

副委員長 鈴木 久雄

委員 墨谷 浩一

委員 小栗 智恵子

委員 青木 かの

委員 渡部 博年

委員 増渕 一孝

議長 原田 賢一

4.出席説明員

(12人)

矢田区長

小泉副区長

齊藤教育長

浅沼区民部長

高橋区民生活課長

濱田地域振興課長

鈴木文化・生涯学習課長

守谷商工観光課長

新治教育委員会次長

有賀教育委員会庶務課長

林学務課長

増田指導室長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

笠井書記

渡邊書記

6.議題

  • 区民生活及び教育行政の調査について

(午前10時00分 開会)

○木村委員長
 ただいまより区民文教委員会を開会いたします。

 まず初めに、理事者報告を願います。

○浅沼区民部長

 1 中央区内共通買物券について(資料1)

○新治教育委員会次長

 2 区立小学校通級指導学級(情緒障害等)の設置について(資料2)

以上2件報告

○木村委員長
 発言の時間制について、発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしくお願い申し上げます。ただいまの時刻は午前10時5分です。自民党さん24分、公明党さん17分、日本共産党さん17分、みんなの党さん17分、民主党区民クラブさん17分、新生自民党さん17分です。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言を願います。

○墨谷委員
 私からは、資料1について質問させていただきたいと思います。

 今回、地域の方からもいろいろとお声をいただいていまして、今までは買えなかった方で、それが今回買えたというお声もありました。また、ボーナスが6月末とか7月の初めに入るので、買いたいけれども、買えなかったという人もいました。晴海区民館で販売していましたので私も当日、見に行きましたけれども、長蛇の列で、盛り上がりがすごくあるなという感じがしました。また、警備態勢なんですけれども、警備の方が2人ついて、いろいろと誘導をされていたということもすごくいいことではないかなというふうに思いました。

 その中で、当日は5つの場所で販売が行われていたと思うんですけれども、特にエピソードとか、例えば事故とか、そういったことはなかったのでしょうか。教えていただきたいと思います。

○守谷商工観光課長
 去年は非常に長蛇の列で、ハッピー買物券をお買い上げいただけなかったということを踏まえまして、今年度につきましては、販売額を変更すると同時に、警備・誘導態勢の充実を図りまして、会場にもよりますけれども、委託職員、主に外部を担当する者と内部の区の職員、合わせまして22名から29名という態勢で臨んでございます。かつ、警備員のほうに、これからの販売の方法を逐次アナウンスをするように働きかけまして、それが実行されましたことによって販売の手続がスムーズに進んだということもありました。晴海区民館につきましては、入り口で札を渡しまして買うときに回収するという方法で、どのぐらいお並びいただいたかという時間を計測してございまして、最長1時間お並びいただくという状況がございましたけれども、それでも前年に比べれば最長でお並びいただく方の時間が短縮されて、並んで非常に疲れたという声は、なかったわけではございませんけれども、前年に比べれば極めて少なかったという状況でございます。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 購入する時間も短くなったということと、聞いたところによると、結構早くから並んでいる方もいらっしゃったということもお聞きしまして、本当に盛り上がりがあって、まだ購入ができるということも1階のエレベーターに張ってあって、近所の方や地域の方にも、まだあるのでというお話も私はしています。

 そういった中で話が出てきたんですけれども、昨年までは当日で売り切れになってしまったということだと思いました。今回、まだ残っているという展開の中で、例えば日曜開庁とか水曜の窓口延長のときの販売というのは御検討できないのでしょうか。教えていただきたいと思います。

○守谷商工観光課長
 いわゆる執務時間外の販売ということだと思うんですけれども、こちらにつきましては、当日については、警備会社に委託をしまして、ハッピー買物券を金庫のほうから本庁舎に運んで、現金についてはまた金庫に戻すというルールになってございまして、現状のところでは、執務時間外に会計室の金庫が閉まってしまってからの時間に対応するのは警備の経費の関係で難しいという状況でございますけれども、今後、販売のぐあいによっては休日に売る方法も、対応できればしていきたいというふうに考えています。

 ただ、区のおしらせ7月22日号に、もう一度、まだ売れ残りがございます、お買い上げくださいと載せます。前回5万円であったときには8月27日に完売しているんですけれども、恐らくおおむね同じぐらいの時期には売れるのではないかという予想でございます。

○墨谷委員
 ありがとうございます。

 より多くの人が購入できるということは、すごくいいことだというふうに思います。できましたら、例えば日曜開庁とか水曜日の夜の窓口延長とか、そういったところでも購入ができますよというふうに言えるようにできればということで要望させていただいて、私の質問を終わらせていただきます。

 以上です。

○小栗委員
 それでは、何点か質問させていただきます。

 資料1の共通買物券についてですが、昨年は購入限度1人10冊でほぼ午前中に売り切れたということで、買えなかった人も含めて2.5倍ぐらい並んだと、去年の報告を見ますと、そういうふうになっています。買えなかった人が8,000人ぐらいいたんではないかということだと思うんですけれども、ことしは5冊限度にしたために、まだ完売していないと。買いたい人は当日並んで、あとは、買えないんではないかと思ってもう買いに来ないということになっているのかなというふうに思うんです。今も御説明ありましたけれども、結構朝早くから並んでいたという状況を私も見ましたけれども、そういうふうに並んで購入するという方法でいいのかどうかというのも検討すると、昨年の委員会の記録を見たら、そういう御答弁もあったんですけれども、並んで購入する方法で問題はなかったというふうに考えているのか。警備とか誘導の態勢を強化したというお話もありましたけれども、販売方法と、5冊限度にしたために完売していないと。過去の例を見ると、やはり平成21年度も5冊限度にしたために完売まで2カ月かかったというような状況なども含めて、どのように分析しているのかという点を伺いたいというふうに思います。

 それと、昨年の利用状況を見ますと、飲食料品の小売業での利用が大変多いという状況で例年どおりだというお話でしたけれども、予算のときにいただいている資料で、登録店舗数の割合、そして、その構成比、利用している店数とその構成比の状況を見ますと、飲食料品小売業の利用の構成比としては30%ぐらいですけれども、利用の金額でいくと7割近くが飲食料品小売業で利用されているということで、そのほかの飲食店とか衣服などの小売業などの利用が実際には低いというふうな状況が続いているようですけれども、この辺はどのように分析をされているのか、あわせて伺いたいと思います。

○守谷商工観光課長
 昨年、お並びいただいてもお買い上げいただけなかった方がいらっしゃったということで、販売方法の一つとしては、事前に申し込みをしまして抽せんというような方法も考えましたけれども、なかなか費用がかかるということで、費用対効果の面から問題があるなということで、今回5万円にいたしまして販売をいたしました。結果的には、それでもお並びいただく方が出まして、朝、本庁につきましては午前7時に1番の方が見えられたということで、オープンまでかなりお待ちいただく状況がございました。しかしながら、結果的には、過去の例を見ましても、5万円という限度で販売した場合には、当日完売する状況はなかなかないということが見えてまいりましたので、来年はいかに、早く来て並ばなくても余裕を持って買えるんですよと、そういったところをもうちょっと皆様に御理解をいただきまして、一定の時間に集中してお買い上げいただかないような、分散して来ていただくような方法について検討するべきだろうというふうに考えてございます。

 また、店舗数の構成と利用の構成についてです。確かに飲食料小売業については約3割の登録があるにもかかわらず7割近い利用があるという、一つの原因にはスーパー、コンビニ等の出店数の月島地域における増加、こうしたところでのお買い上げが区民の方は多いということで、どうしてもこちらの比率が高くなっているという状況でございます。これにつきましては、区商店街連合会の会合等も利用いたしまして、何とか魅力ある店舗づくりということで、一般の小売の方も消費者のニーズに合わせ、利用を促進することで買物券も使っていただけるよう、お話をさせていただいて、少しでもスーパー、コンビニ等ではない個店の方も利用していただけるような工夫をしているという状況でございます。

○小栗委員
 例年、この限度額、昨年の場合は限度額が10万円で、買った冊数を見ますと大体9.4冊、ことしも買った冊数からいうと大体限度額に近い購入額で皆さん購入されているということを見ますと、やはり買いたい人は限度額いっぱい買うというのが状況だと思います。10万円のほうがお得感が高いということもあって、即日完売するような状況が生まれているということもありますので、落ち着いて買いに来てもらっても大丈夫ですよというPRももちろん必要だというふうに思いますけれども、たくさん買う希望者が多いわけですから、そういう意味では5億円の発行額をもっとふやしていく、そういうことも検討する必要があるのではないかというふうに考えます。その点について、今回の状況を見て、どのように考えているのかお示しをいただきたいというふうに思います。

 それと、商店の振興の上からも、共通買物券は大変定着してきている事業だというふうに思います。よく利用されているお店の方に聞くと、本当に朝から買物券を利用している人もいるということで、やはりお店ごとの使い勝手のよさみたいなものも幾らか違うのかなという感じもします。購入した場合の需要が1.83倍あるというような御答弁も前ありましたけれども、商店振興の上からも大変利点があるんですよということで各商店での登録や利用が広がるように、さらに工夫をしていく必要があるのではないかというふうに思います。その点についても、今、いろいろな会議でも皆さんといろいろなお話をしているという御答弁がありましたけれども、今後の展開としてどういうことを考えているのか、お伺いしたいというふうに思います。

 それと、新生児買物券の利用の中で、その他という項目での利用が3割ぐらいあるんですけれども、これは内容的にはどういうものなのか御説明をいただきたいというふうに思います。

○守谷商工観光課長
 まず、発行額自体の増加というお話だろうと思います。

 こちらにつきましても、去年10万円を限度額として販売をいたしまして、なかなか買えない方が多かったということで、発行額の増加についても検討いたしましたけれども、他区の状況とか人口規模、また、利用される店舗に集中があるというようなことも考慮いたしまして、現状については5億円の発行ということで、当面、発行額については、こちらを続けていきたいというふうに考えてございます。

 また、確かに商店街振興という観点から、スーパー、コンビニ等の利用が多いということで、いわゆる小さな小売のほうになかなか利用がいかないというようなことがございまして、これにつきましても、先ほども申しましたけれども、区商店街連合会等では、ハッピー買物券を使われるということだけでなくて現金で買われても結構同じような傾向がございまして、やはり昔ながらのお店がなかなか存続しづらい。それには店舗の経営者側の改革の意識というか、消費者のニーズにどうやって応えていくかというような問題もございますので、区商店街連合会とも連携をしながら、経営相談員、商店街の診断等もいろいろ取り入れて最終的に魅力ある店舗づくりにつなげていければ、買物券のほうも使っていただけるというような状況だろうと思います。

 また、新生児買物券のその他につきましては、伺ったところなんですけれども、おむつ等の医療関係品、こういったものに使われる場合が結構多いというふうに聞いてございます。

○小栗委員
 商店振興の上からも、また消費者にとっても、大変定着している事業ですので、ぜひ増額についても、現状でというお話がありましたけれども、発行額の増額を要望したいと思います。

 次に、資料2の小学校の通級指導学級の件でお伺いします。

 今回、京橋築地小でも通級指導学級を始めるということで、その準備をしていくという御報告でした。利用希望者が増加傾向にあるというような御報告もありましたけれども、これまでの在籍者の推移を見ても、その傾向というのは大変必要性が高いということがわかります。以前、文部科学省は、小・中学校には全児童・生徒の6.3%に発達障害の可能性があるという調査報告も公表しています。そういうことでいくと、実際にはもっと必要とされる子供さんが多いのではないか。今、小・中学校で6,000人以上の子供さんがいますけれども、それを単純に掛けても300、400という数字が出てくるんです。そういう必要性があるのではないかというふうに思いますけれども、その辺はどのように分析をしているのかということを伺いたいと思います。

 それと、通級指導学級は通わなくてはいけないので、通うのがなかなか大変だというお話を聞いたこともあるんですけれども、スクールバスなどの利用というのは検討できないのかという点についても伺いたいというふうに思います。

 それと、発達障害だけでなくて家庭の貧困とか虐待の問題とか言葉の問題とか、さまざまなニーズを持つ子供たちがいる中で、通級指導学級に通う生徒がいるところには学習指導補助員の方がつけられているようですけれども、この配置が昨年の3月1日現在ではそれぞれの学校に41名配置されているという資料をいただいています。さまざまなニーズのことを考えると、この配置で十分なのかという点は心配になる点もあるんですけれども、この辺はどういうふうに考えているのか、あわせて御答弁をいただきたいと思います。

○増田指導室長
 まず、1点目の発達障害を持つ子供たちの状況の問題でございますけれども、委員御指摘のとおり通級指導学級に通う在籍者の数もふえていっているということの中で、通常の学級に在籍する発達障害を持つ可能性のある子供たちの数というのはふえているというふうに私どもも捉えているところでございます。

 その対応につきましては、各学校で、今、学習指導補助員というようなことでも御指摘をいただいたところでございますけれども、そういったことで個に応じた指導の充実を図るというようなこと、それから各学校での個別の指導計画ということで、通級というのは週に1回通って、障害の程度に応じた指導を受けるという内容でございますけれども、その多くの時間は通常の学級で生活をしているということで、通常の学級の中での支援体制を整え、個別の指導計画を充実させる、そのために各学校でも校内努力をしているところでございます。また、特別支援教育アドバイザーということで区のほうから年間を通じて専門家を派遣いたしまして、個別の指導計画の作成についても支援を進めているところでございます。

 さらに、昨年度末には中央区特別支援教育の手引きということで、何よりも子供たち一人一人のニーズに応ずるためには、担任あるいは教科を担当する教師がどう支援をしていかなければいけないのかという理解を深めることが必要ということで、その手引きも作成いたしまして、本年度各研修会を通じまして、その手引きを利用して一人一人のニーズにどう応じていくかということで研修を進めているところでございます。

 2点目の通学のことについてでございます。確かに保護者が引率をしてということがございますけれども、その中で、やはり担任と会って子供の状況についていろいろ情報交換をしていただく、こういったことも必要かというふうに思っておりますので、保護者には御苦労をかけるところもございますけれども、やはり通級指導学級に行っていただいて、そこでお話をしていただくことも価値あることかなというふうに思っております。

 それから、3点目の学習指導補助員の配置につきましては、先ほど申し上げましたような支援に加えてということで、現在、本年度も引き続き配置をしているところでございますけれども、子供の状況をよく見させていただきまして、必要な支援が現在のところできているというふうに伺っております。

 以上でございます。

○小栗委員
 ぜひ一人一人の状況に合わせた指導が行き届くように、体制も強化していただきたいということを要望して終わります。

○渡部(博)委員
 資料1のハッピー買物券についてお伺いしたいと思います。

 販売額が5億円ということで、5,000万円のプレミアム分は区の税金として負担をしているということでありますので、平成25年度予算全体を考えたときに、やはり出産支援タクシー券の減額、敬老買物券の減額という2つの財政的に厳しい状況の中でいけば、これ以上ふやすということがどうなのかということは1つあるんだろうなというふうに思うんですが、もう一度その辺の見解を聞きたいというふうに思います。

 それと、買物券の取扱店舗数というのは、ここのところ横ばいか若干減っているかというふうに思うわけですけれども、取扱店舗の側から言われているところによりますと、何軒かお話を聞いたところによると、換金の関係について若干時間がかかっているということがある。この点が、まず一番改善をしなければならない部分の一つであろうか。だから、取り扱いをやらないという人たちもいる。取り扱わない商店の人たち、また取り扱っても違う形で余り積極的には受けていないという人たちもいるということが言われておりますが、その辺のところについて改善等はできているのかどうかということをお知らせいただければと思います。

○守谷商工観光課長
 まず、ハッピー買物券の発行額の増額ということでございます。こちらは昨年も10万円でなかなか買えない方がいらっしゃり、増額できないかということで、いろいろな角度からも検討はいたしましたけれども、やはり現在の自治体の規模とか他区の例、そういったものから考えて、なかなかこれ以上負担をふやすのも難しいということで、当面は5億円で発行していこうという状況でございます。

 また、登録店舗数につきましては、委員御指摘のとおり、おおむね1,300から1,400弱というところで推移をしてございます。ただし、換金の日数につきましては、以前から日数がかかるということで、前はおおむね2週間程度かかっていたものが、持ち込まれる日にもよりますけれども、現在では1週間から10日ぐらいで換金できる状況でございます。こちらは、お店の方が銀行にお持ちいただいたものを毎週水曜日に回収をしてシルバー人材センターのほうでハッピー買物券の点検を行い、不正等がないかどうか確認いたした上で区のほうで各口座に振り込むという点検作業がかかる状況から、日数はかかりますけれども、従来に比べればかなり回収のスピードが上がっているというような状況だとは考えてございます。

 以上でございます。

○渡部(博)委員
 いずれにしましても、5億5,000万円で商店振興と区民の方々に区内で買い物をしていただくという形がハッピー買物券の中身であろうと思いますので、そういうところでいけば、広く多くの方に買っていただくということで、5万円というのは正しい選択だったんだろうなというふうには思います。現在、まだ売れ残っているという状況であるかもしれませんが、やはり広く多くの方に買っていただくということが基本であろうと思いますので、税金を5,000万円使っているということであるわけですから、そういったところは、販売方法をこれからもう少し検討されるということなので、検討していただいて、印刷代はかかるけれども、逆に言えば、当然これは、売れ残れば売れ残っただけで、別にそこまでしか税金としては、プレミアム金額としては出さなくていいという考え方ですよね。ですから、その辺のところも含めてトータルで区として今、財政状況も含めてどうなのかというのを考えてやっていただければありがたいなというふうに思います。

 それと、換金日数についてです。ある一定の枚数がたまらないと出せないとか、集まらないと銀行がやれないという話については、ここが一番ネックであろうというふうに思っているんです。1週間になっても10日間になっても、要するに小売店舗というのは日々のお金のやりとりの部分があるわけですので、そういったところでいけば、やはり換金の時間がかかるから面倒くさいとかいう方々もいらっしゃるのは事実だと思います。把握されていると思いますけれども。そういったところをどういうふうに解決していくのかというのは、もう一つ突っ込んでやっていただければありがたいなというふうに思っております。

 多くの店舗の人たちにも、結局、これは5,000万円というプレミアムの税金で入れている部分については、商店主の人たちも消費者の中央区民も両方ともその恩恵に広く多くあずからなければいけないということになると思いますので、そういったことも含めて、店舗数の拡大、換金の問題も含めてクリアをしていただいて、なるべく多くの店舗で取り扱いができるように進めていただければありがたいというふうに思います。

 終わります。

○増渕委員
 それでは、資料2について。

 大分以前の話なんですけれども、お子様を通常学級のほうでずっと授業を受けさせたいという御要望があり、親御さんと一緒に学校へ行ったことが思い出されます。3年生まで何とか頑張ったんですけれども、学校と保護者の話し合いで、それは無理だという結論でした。最近、学校授業の公開に行きまして、資料の裏面のアからエの多分エだと思うんですけれども、注意欠陥多動性障害の児童さんだと思うんですけれども、40分から45分の授業中、席には一回も座らないで、ずっと走り回っているようなお子さんをお見かけしたことがございました。

 ちょっと聞きたいんですけれども、通級指導学級に通うに当たって、保護者と教員の話し合いはどのようなことを視点として行われるのか。それから、参考資料として、先ほど理事者の方の説明にもありましたが、平成16年、月島第一小学校、これは私たちも視察に伺わせていただきました。その当時、13名2学級で始まったのが現在31名と。有馬小も同じように、はっきり言って物すごい比率で伸びております。小学校1年から6年まであるとして、この学年別の通級指導学級在籍者数があれば教えてもらいたい。

 それと、ここに入られて1週間に1回ここに通われて、途中でもう必要がない、大丈夫ですということで通級指導学級に通われなくなった、ずっと通常学級で行かれたケースというのはどの程度あるのか。

 それから、先ほど申しましたアの自閉症者からエの注意欠陥多動性障害者の児童、おのおの障害の要素が違うという中で、一つの同じクラスの中で多分授業を受けられていると想像するんですけれども、その点での教える側の障害、困った問題とか、そのようなところについて教員から何か声が発せられているのか、そのあたりのところをお伺いしたいと思います。

○増田指導室長
 まず、1点目の通級指導学級に通うときの教員との話し合いの視点ということでございます。通級指導学級に通うに当たりましては、まず担任が子供の状況を見ている中で専門的な指導を受けたほうがいいだろうというようなことで話し合いをさせていただいた上で、その後、就学支援委員会という区で設けている組織がございますので、そちらのほうにお申し込みいただきます。その後、保護者、それから子供さんとの面接、医師診断、行動観察、それから発達検査という、さまざまな角度から子供さんの状況について御相談をさせていただきまして、最終的に就学支援委員会として、通級指導学級であれば通級指導学級に通うのがよいかどうかというようなことについて助言をさせていただいた上で、最終的に保護者の方に決めていただくというような形でもって進めさせていただいているところでございます。

 それから、学年別の状況ということでございますけれども、本年度でいいますと、1年生から6年生まで学年ごとに見ますと、1年生が9人、2年生が12人、3年生が9人、4年生が5人、5年生が4人、6年生が6人というような状況になっております。ということで、やはり学年が下のほうは人数が多いというような状況になっているところでございます。

 それから、3番目の退級ということでございます。継続される方が多いんですけれども、済みません、今、手元に実際の数がございませんけれども、途中で学校の生活になれたり、あるいは子供さんの状況が落ち着いてきたということの中で通常の学級のほうで生活することで十分だろうというようなことで退級をされるというお子さんも実際いらっしゃいます。

 それから、4点目でございます。障害の要素が違うお子さんが同じクラスの中で学ばれるということでございますが、通級指導学級の場合には個別指導が基本ということになっておりますので、お子さんの個別の状況に応じて自立支援という内容と教科の補充という内容でやらせていただいておりますけれども、そのお子さんの苦手な部分について個別に指導をさせていただくということと、あと、ここに挙げてあります情緒障害ということの中では、コミュニケーションということがほぼ共通の課題になってくる部分でございますので、個別の学習とコミュニケーションにかかわるグループ学習、そのあたりを組み合わせてやっておりますので、通級指導学級の中に障害の種別の違うお子さんが一緒にいることで特に支障があるという状況にはなっていないかなというふうに捉えております。

 以上でございます。

○増渕委員
 いろいろありがとうございました。

 高学年に行くほど人数が減っていると単純に理解すると、低学年のうちに通級指導学級に通われて、1年生、2年生、3年生ぐらいまでに効果があらわれて、通常学級のほうに戻られるというふうな私の想像であれば、大変結構なことかと思います。もしわかりましたら、先ほど言った通常学級に戻られているお子さんがどの程度いらっしゃって、何年生ぐらいで戻られるケースがあるのかというような資料が出ましたら、ひとつよろしくお願い申し上げます。

 あと、1点確認なんですけれども、通級指導学級に通われるときは就学支援委員会、それから医師の診断ということで、いろいろな意味合いでバックアップ体制がとられて、この子は通級指導学級に行かせたほうが効果が上がるんじゃないかということはわかるんですが、戻られるとき、もう必要ないだろう、通常学級でずっといけるんじゃないかというような判断をされるときも同じような形でフォローアップをされているのかどうか、その1点だけ確認します。

○増田指導室長
 退級されるときにつきましては、就学支援委員会というような特別な組織の中に状況やお話をかけていくというようなことはいたしませんけれども、教育相談体制ということで専任の教育相談員がおりますので、就学支援委員会の組織の中にもその相談員は入っておりますけれども、保護者のほうで在籍校のほうとよく御相談をいただいて、その上で決定をしていくということでございます。ただ、その後のフォローアップ体制につきましても、専任の教育相談員と教育相談を通じて行っていきますので、そのあたりは安心して退級していただいて、また、その後、引き続いてフォローアップを受けていただくということができるかなというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○増渕委員
 今、最後の質問で指導室長におっしゃっていただいたことで、1点、やはり保護者のほうとしてみると、通常学級で1週間に一遍といえども、お子さんが違うところに通われるということで解決することが一番の問題でしょうから、保護者のほうからではなく、学校と、今おっしゃいました専門のバックアップ体制の教育相談員と連絡を密にしていただく。通級指導学級のほうと通常学級の担任と連絡は恐らく相当とれているんだと思います。とれている内容を保護者の方といつでも話し合えるような、保護者の方からの申し入れが、そろそろうちの子を通常学級に戻すことに関していかがでしょうかというようなことがお話しできるような連携をとっていただくことを要望しまして、質問を終わります。

○木村委員長
 続きまして、議題、区民生活及び教育行政の調査について、質問のある方は発言を願います。

○青木委員
 それでは、議題ということで2問質問させていただきます。

 1つ目が、熱中症対策なんですけれども、やはりことしも猛暑が続いておりまして、区内小・中学校、夏休みに入って部活動等、夏の活動が始まると思いますが、去年の状況と、それを踏まえまして、ことし教育委員会として熱中症対策、どのような指導を行っているのかなどをお聞かせください。

 2点目なんですが、6月28日になりますが、練馬区で刃物を持った男性が児童を切りつけるという痛ましい事件がありまして、その後、区内の16の小学校でも警察の警備があったというふうに聞いておりますが、警備、警戒態勢ということで現在の状況、それから今後の予定についてお聞かせください。

○増田指導室長
 私は、1点目の熱中症対策についてお話をさせていただきます。

 昨年度の状況、本年度の今までの状況でございますけれども、本区におきましては、熱中症によりまして救急車で搬送されるような事例は発生しておりません。

 学校のほうに校長会等も通じまして徹底をお願いしている点でございますけれども、熱中症というのは単に炎天下ではなくて、室内でも気温と湿度の状況で起きてくるというようなことについて教員に徹底していただいて、正しく理解をしていただくというようなこと、あと、朝食を食べたかどうか、これがやはりキーポイントと言っておりますので、朝の健康観察を十分行っていただくということ、それから定期的な水分補給ということで、授業の合間でありますとか、特に体育の授業中などは、途中であっても必要な水分補給をするというようなこと、それから部活の適切な実施判断ということで、この後、夏にかけては部活動がまた盛んに行われる時期でございますけれども、顧問一人で判断をするということでなく、学校として天候の状況、また気温と湿度の状況などを見て判断をしていくということ、あと、もし調子が悪い子供が出た場合には確実に家庭に連絡をして、保護者の方に御説明をして引き渡しをしていくということ、こういったことについて学校のほうに周知徹底を図っているところでございます。

 以上でございます。

○有賀教育委員会庶務課長
 6月28日、練馬区で刃物を持った男が児童を切りつける事件がありまして、その後、また坂戸市でも事件がございました。今の学校の警備体制というのは、基本的には学校の中と外とありまして、学校内の安全対策につきましては、学校は全てオートロックになっておりまして、また教員等がさすまたの講習会等を行っております。そういうようなことで、学校の中の安全対策については、これまでもいろいろと体制を整えてきたところでございますけれども、学校の外の部分、子供たちが通学するという部分では、基本的には通学ということで特に学校として対応をとっているということはございませんでした。

 この間、6月に校園長会がございまして、その席では、今回このような事件があったということで、不審者が学校内に侵入するということが絶対あってはいけないということで、その部分については各校長先生のほうに状況等を確認して、またお願いをしたところでございますけれども、学校外で通学時にどのような対策をとれるかということについては、子供たちの通学経路もさまざまでございますし、なかなか学童擁護員等が対応するということも難しい状況にございまして、これについては、今後、各学校あるいは最終的には地域の方の目というのがやはり必要でございますので、例えば子ども110番とか、そういうものの充実について検討していきたい、また地域の協力を得ていきたいというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○青木委員
 1点目、熱中症については、確認なんですけれども、今、自主判断を顧問だけではなく学校でということがありましたので、ということは、天候の状況によっては活動を中止するということもあり得るということなのかということの確認です。

 2点目の切りつけ事件に関しまして、今おっしゃったとおり、やはり学校の中ではなくて、今回は正門の前だったということで、通路ですと、その近所の方ですとか町会の方がいらっしゃるんですけれども、正門の前が意外と盲点になっているという指摘もありました。

 警察のことが触れられていませんでしたが、その直後は区内の16の小学校で警察の警備が強化されたというふうに聞いているんですが、現在はどういう状況にあるのかということで、喫緊に今現在、小学生をお持ちの方は心配でいらっしゃると思いますので、もう一度、今どういう警戒あるいは警備態勢がとられているのかということを確認いたします。

○増田指導室長
 まず、1点目の部活動の中止の件についてでございますけれども、これは状況によって中止もございます。ただし、生徒が学校に来ているわけでございますので、ミーティングに切りかえたりとか、あるいは室内での簡単なトレーニングに切りかえたりということで、その辺は、来ている子供が別の意味で十分に活動できるようにというような配慮もしているところでございます。

 それから、2点目の正門前等の学校の警察関係の見回りの状況でございますけれども、警察のほうで、今、スクールサポーターということで退官された警官の方が学校を回ってくださるというようなことで、日ごろからいろいろ回っていただいて、お声がけもしていただいているところでございます。

 先日の一斉警備のときには各警察が出て御対応くださったようですけれども、常時ということの中では、スクールサポーターが回ってくださって様子を見てくださったり、また必要なことについて情報をくださったりということで進めているところでございます。

 以上でございます。

○青木委員
 わかりました。私もお見かけしたことがあります。元警官の方で、大変心強いですね。子供たちにも声をかけてくださいますし。実際、元警官のスクールサポーターの方は1校当たり、現在、何名ぐらいいらっしゃるんでしょうか。

○増田指導室長
 これは1校当たりというよりは、各警察署に1名か2名という配置でございますので、その1名の方に各学校を回っていただいているという状況になってございます。

 以上でございます。

○青木委員
 わかりました。

 夏休みに入りまして、ちょっとブランクがあって、また2学期が始まりますので、引き続きそういった意味での学校を出た後の正門前あるいは通学路での警備・警戒ということで、しっかり指導をお願いしたいと思います。

 以上です。

○木村委員長
 それでは、議題、区民生活及び教育行政の調査について、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村委員長
 ありがとうございます。

 続きまして、管内視察について。午後は東京シティアイ及び千代田図書館の視察を実施いたします。午後1時、正面玄関前、マイクロバスに集合願います。

 それでは、午後1時まで休憩といたします。

 なお、委員の方と担当部長の方はそのままお残りを願います。

(午前10時53分 休憩)


-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬の2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。


(午後0時58分 再開)

○木村委員長
 再開(車中)

〔視察等日程は別紙のとおり〕

○木村委員長
 閉会

(午後3時44分 閉会)


「別紙」

区民文教委員会視察等日程

○日程

委員会開会10:00

(理事者報告・質疑)

[休憩]

区役所出発12:58

委員会再開

東京シティアイ13:07~14:04

(観光・ビジネス情報センター)

千代田図書館14:19~15:44

(委員会閉会15:44)

区役所到着16:08

○視察概要

・東京シティアイ(観光・ビジネス情報センター) 

 1階オフィスエントランスにて、施設管理者(日本郵便(株))による挨拶の後、(株)JTBコミュニケーションズによる施設説明・案内を受け、地下1階及び1階の観光・ビジネス情報センター及び6階屋上庭園(KITTEガーデン)において、つぶさに視察を行った。

・千代田図書館

 千代田図書館のサービス等の説明、案内の後、千代田図書館において、つぶさに視察を行った。その後、図書館運営の特長等の説明及び質疑応答を行った。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ