ページの先頭です
トップページ  の中の  会議録検索(本会議・委員会等)  の中の平成25年 区民文教委員会(9月9日)

平成25年 区民文教委員会(9月9日)

1.開会日時

平成25年9月9日(月)

午後1時30分 開会

午後4時3分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 木村 克一

副委員長 鈴木 久雄

委員 墨谷 浩一

委員 小栗 智恵子

委員 渡部 博年

委員 増渕 一孝

委員 青木 かの

議長 原田 賢一

4.出席説明員

(15人)

矢田区長

小泉副区長

齊藤教育長

浅沼区民部長

高橋区民生活課長

濱田地域振興課長

鈴木文化・生涯学習課長

森下スポーツ課長

守谷商工観光課長

石川日本橋特別出張所長

新治教育委員会次長

有賀教育委員会庶務課長

斎藤副参事(教育制度・特命担当)

林学務課長

増田指導室長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

笠井書記

渡邊書記

6.議題

  • 区民生活及び教育行政の調査について

(午後1時30分 開会)

○木村委員長
 ただいまより区民文教委員会を開会いたします。

 本日、理事者報告の関係でスポーツ課長、日本橋特別出張所長及び教育委員会副参事が出席いたしますので、よろしくお願い申し上げます。

 それでは、理事者報告を願います。

○浅沼区民部長

 1 区民施設等の指定管理者の評価結果について(資料1)

 2 平成25年度中央区まちかど展示館の認定について(資料2)

 3 第61回中央区観光商業まつりの実施について(資料3)

 4 中央区映像情報まとめサイト(仮称)の試行について(資料4)

 5 公益財団法人中央区勤労者サービス公社の運営状況について(資料5)

○新治教育委員会次長

 6 平成25年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価(平成24年度分)の結果に関する報告書について(資料6)

 7 区立学校の増改築に関する検討状況及びこれに伴う都市計画公園等への影響について(資料7)

 8 区立幼稚園における保育料等の見直しについて(資料8)

 9 平成24年度区立小中学校における不登校・いじめの状況について(資料9)

 10 平成25年度全国学力・学習状況調査の結果について(資料10)

 11 特別職等の退職手当の支給割合の改定について(資料11)

以上11件報告

○木村委員長
 御苦労さまでございました。

 発言の持ち時間制につきましては、既に御承知のとおりですので、よろしく願います。

 ただいまの時刻は午後2時8分です。自民党さん32分、公明党さん26分、日本共産党さん26分、民主党区民クラブさん26分、新生自民党さん26分、みんなの党さん26分です。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言を願います。

○墨谷委員
 よろしくお願いいたします。

 2013年9月7日に、平和とスポーツの祭典、2020年オリンピック・パラリンピック競技大会の開催都市が東京に決定いたしました。大変に身の引き締まる思いでいっぱいでございます。生活者の目線、現場感覚に立った暮らしの課題に目配りできる感覚を磨いていき、さまざまな課題に取り組み、全力でチャレンジしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

 本日は、資料4、8、9から質問をさせていただきたいと思います。

 まず初めに、資料4の中央区映像情報まとめサイトについて質問させていただきたいと思います。

 まず、本区の魅力を発信していく、またオリンピック・パラリンピックということで本当に世界に発信できるようなものにしていただければというふうに思います。今回、質問は、運営・保守については職員の方がやられるのか。

 また、先ほど、こちらのほうの了解がないと掲載ができないようなシステムということで、セキュリティーについていろいろと対策をされていると思うんですけれども、例えばいろいろな事柄の中で削除をお願いしたいというような形になった場合の対応について、例えば運営・保守が職員の方であった場合、土日とかの対応を教えていただきたいなと思います。

 この2点、よろしくお願いします。

○守谷商工観光課長
 中央区映像情報まとめサイトでございます。

 今年度は試行ということで、サイトにつきましても職員がまち歩きで撮影しまして、運営のほうも職員がやってございます。

 まず、セキュリティーにつきまして、文字情報につきましては即時更新ということで更新ができますけれども、一旦何らかの理由で不適切なものが掲載された場合につきましては、相手のIPアドレスが全部登録できるような格好になっていまして、一度こちらから不適切で拒否するといったものにつきましては、二度とそちらのアドレスからは掲載できないというような格好になります。

 また、注意書きというのも字が小さく書いてございますけれども、警察等に通報する場合があれば、区のほうからそういった対応も可能ということでございます。

 なお、写真につきましては、肖像権の関係がございますので、もし肖像権に関するものがあれば、そちらの許可を得た上での掲載ということになります。

 また、削除等につきましては、今回の試行につきましては区の職員が対応できるということで対応しております。

○墨谷委員
 職員の方がやられるということで、削除についてもう少しお聞きしたいんですが、肖像権についてということなんですけれども、区のほうでそういうのを確認するということになると、メールで送られてきたものに対して、区のほうで例えば区内にあるお店とか、そういったところに問い合わせをしたりとか、そういうようなことを指すんでしょうか。

○守谷商工観光課長
 映像につきましては、まずお願いといたしまして、本サイトのほうにも注意書きで記載されますけれども、あらかじめ肖像権の許可を得たもののみ掲載可能ということでお願いしてございます。そうでないものにつきまして、疑義のあるものについては、区のほうで問い合わせをいたしまして、問題のあるものにつきましては削除ということになります。

○墨谷委員
 試行ということなので、今後情報を見て、また質問させていただきたいというふうに思います。

 次に、資料8、9の質問をさせていただきたいと思います。

 資料8の保育料等の滞納者への対応ということで、新たに規定を設けたということがありますが、多分悪質な滞納者に対して適切な対応を図っていくために今回入ってきたのかなというふうに思うんですけれども、質問としては、滞納者の人数とかパーセントとか、わかりましたら教えていただきたいと思います。

 もう一つ、資料9です。

 資料9の裏面に書いてあるいじめの件数についてです。これについては学校別にいじめの傾向があるのか。

 もう一つ、解消されていないものについては当然解消に取り組み中ということだと思うんですけれども、解消に取り組む期間というのは、一般的に大体どのぐらいなのか教えていただきたいと思います。

 以上です。

○林学務課長
 私からは、資料8の幼稚園の保育料の見直しのお尋ねでございます。

 今回、この条例を改正させていただきます部分で御質問のありました、滞納の状況でございますが、率としましては、平成24年におきましては、保育料については滞納が0.48%、また入園料につきましても1件滞納がございまして、0.18%という滞納率になってございます。例年、0.5%前後ぐらいの滞納が生じているというのが近年の状況でございます。

 また、人数でございます。これは公法上の債権ではございますが、5年間で時効を迎えてしまうというところもございまして、現在は平成20年度から24年度までの5年間の滞納状況につきましては,総額で136万600円という状況になってございます。3カ月以上にわたりまして滞納されていらっしゃる方がそのうち37人いらっしゃるというような状況になってございます。

 以上です。

○増田指導室長
 私からは、いじめの状況の件についてお答えをいたします。

 まず、1点目の学校別に傾向はあるかという御質問でございますけれども、これにつきましては、学校別の傾向というのはございません。その時々の状況で生じておりますので、前年度の状況を見ましても、平成23年度のものと24年度のもので学校が同一か、あるいは傾向があるかと申しますと、そういう状況はございません。

 それから、2点目でございますが、いじめの解消に取り組む期間でございますけれども、学校のほうは、もしいじめというような状況が認知されました場合には、すぐ着手をして、その解消に取り組んでまいります。その後、子供を指導する、あるいは保護者にも協力を求めまして、その解決を図った場合には、表面的な状況はその指導が終わり次第解消いたしますけれども、人間関係の中でこの状況が起きておりますので、学校のほうはその後十分に経過を見守って、再発がないかどうか、そういったところについて確認をしてまいります。そういった中では、やはり1カ月から2カ月は状況を見守って、再発がないかどうかということについて確認をしてまいります。

 以上でございます。

○墨谷委員
 どうもありがとうございました。

 滞納への適切な対応、また、いじめゼロへ向けて、これからもよろしくお願いいたします。

 ありがとうございます。私の質問は以上であります。

○小栗委員
 それでは、何点か質問します。

 最初に、資料7に関連してですが、私は2020年のオリンピックが東京に決まって、正直、大変暗い気持ちになっております。スポーツの祭典であるオリンピック・パラリンピックには反対ではありませんけれども、今の時期になぜこの莫大な税金の投入が必要になるオリンピックを東京でやるのかという点ではいろいろ問題があるのではないかということで、いろいろな場面で私たちも指摘をさせていただきましたけれども、今、東京招致をやるべきではないという立場でありましたので、そういうふうに思っております。今、本当にやるべきことは、福島県の第一原発の処理のことも含めてですけれども、被災地の生活支援や放射能対策、また前回のオリンピックのときに残されている負の遺産、名橋日本橋の上に高速道路ができている、そういう問題などについても、その当時から区ではああいうものをつくらないでほしいと区民も一緒になって言ってきたのが、オリンピック、オリンピックということででき上がって、今、負の遺産として残っているわけですけれども、今回の招致の計画を見ても、関係地域や自治体の声を全然聞かないやり方でどんどん決めてきているということも含めて、いろいろ問題があるということを改めて指摘したいというふうに思います。東京の大型開発推進のてこにするためにオリンピックだということになってしまっては大変問題だという点についても、改めて指摘をしたいというふうに思います。

 今回、学校の増改築の報告がありましたけれども、早速、晴海の選手村ができた後の問題というのが、学校の問題とかも含めて大きな問題になってくるというふうに思います。晴海の選手村は1万7,000人の宿泊施設として建設すると。民間事業者につくらせて、大会後にはつくった建物を売却や賃貸にして民間業者がそれで資金を回収するというような形で、今、計画されているわけですけれども、貴重な都有地を売り払ってしまう、そういう問題でもありますし、ことしやった全員協議会の説明では、選手村の後、1万戸の住宅として供給されるだろうという説明もありました。

 そこで、学校や保育所、幼稚園、区民館や児童館、病院、特別養護老人ホーム、いろいろな施設が、それだけの人口がふえるということになれば、必要になってくるわけですけれども、特に学校や幼稚園の問題は、区としてはどのように考えているのか伺いたいというふうに思います。

 それと、資料7ですけれども、豊海小学校を新しく改築する計画が載っております。この図面を見ますと、校庭部分のところがカーブしているわけですけれども、これはどうしてこういう計画になっているのか。道路計画がここにかかっているからということなのか、説明をいただきたいというふうに思います。お願いします。

○木村委員長
 今、発言の最中なんですが、まず時間をとめていただいてよろしいでしょうか。

 小栗委員の最初の発言に関しては、オリンピックについての活動の話に関しての今後のものの捉え方があったものですから、それは議題でやっていただきたいと思っております。

 それと、今の学校の建てかえに関しては、この中の資料7に入っておりますので、その点に対しての答弁という形にしていただきたいと思いますので、よろしいでしょうか。

○小栗委員
 はい。

○木村委員長
 それでは、時間の再開をお願いいたします。

 それでは、資料7の学校の建てかえに関しての御答弁をお願い申し上げます。

○斎藤副参事(教育制度・特命担当)
 豊海小学校の改築準備計画についての御質問でございます。

 図面にございますように、新校舎建設予定地ですが、斜めに線が入っているところということでございます。これは都市計画道路補助314号線が計画をされているというところでございますので、この上には建物は建てられないということで計画をしているものでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 その補助314号線は、いつここに通すということは、今、計画としてははっきりしているんでしょうか。

○斎藤副参事(教育制度・特命担当)
 現在のところでございますが、実質的にいついつという年度の計画までは立ってございません。ただ、そういう計画があるということでございますので、そこに建てますと、どかさなければいけないというような事情が出ますので、そこには建物を建てないというふうに計画をしている状況でございます。

○小栗委員
 都市計画としては決まっているのかもしれませんけれども、建物を建てないにしても、学校の用地として、もう少し運動場を広く使うということはできないのかということと、オリンピックの問題は別にしますけれども、ついでだからオリンピックに間に合わせてつくろうということになる可能性はないというふうに考えていいのかどうか、確認をさせていただきたいと思います。

○新治教育委員会次長
 都市計画道路に関して、教育委員会側からいろいろなことを申し上げることは、なかなかできないところでございます。校庭はこういう図面になっていますけれども、現在のところの校庭面積は、今の校庭より大幅にふえる面積が確保できる。大規模な小学校、大規模な幼稚園でございますが、子供たちの十分な運動スペースが、今の計画案では確保できているところでございますので、都市計画上の制約について、それをちゃんとこなしながらの現在の計画内容でございます。

○小栗委員
 今回、豊海小学校は全面改築と。あと、久松小学校、月島第二小学校についても増築が必要だということで工事が始まるわけですけれども、人口増で、いろいろ施設の整備が追いつかない問題なども、今度は学校のほうにも及んできているということで、やはりきちんとした対策が必要だなというふうに思います。久松小学校などは大規模な改修が終わって、また工事ということになりますし、どこの学校もそうですけれども、工事中の学校生活への影響を極力減らすように要望をしたいというふうに思います。

 次に、資料6と10に関してです。

 資料10によると、今回、4年ぶりの全員参加式の学力調査が行われたということです。この調査、4月14日なんですけれども、これに向けて、例えば学校で過去の問題を解いてみようとか、そういうようなテスト対策みたいなことはやられたのかどうか、その点をまず確認させていただきたいというふうに思います。

○増田指導室長
 本調査につきましては、前年度の子供たちの学習の習得状況について調査をするものということで、学校のほうでは特にそういったものに向けてのテスト対策等は行っておりません。

 以上でございます。

○小栗委員
 今回の報告によりますと、ほかの東京都の平均あるいは全国の平均から見ても中央区はポイントが高いとか、いろいろな分析もされているわけですけれども、今回の全国的な悉皆調査として、テストではかれるというのは学力の本当にごくごく一部でありますし、抽出で十分ではないかという声もたくさん上がっています。今回の調査の結果で、活用力を試すB問題に全国的にも課題があるというような点とか、全国平均より5ポイント以上低い水準にあった自治体がなくなったというような、底上げが進んだとか、いろいろな報道もされています。そういう問題について、テストでいろいろ傾向というのは示されていますけれども、活用力に課題があるというような点についても、毎回同じように指摘されてきた問題でもありますし、正答率の上位の県と下位の県では大きな順位の差がないというようなことも指摘されています。毎年違う試験をやるわけですし、受ける子供も違うわけですから、それで変化を比べられるのかというようなことも言われています。そういう点で、こういう全国調査を毎年やる必要はないのではないかというふうに考えますけれども、この点についてはいかがでしょうか。

○増田指導室長
 本区で全国学力・学習状況調査を同じように実施しているわけでございますけれども、私どもといたしましては、これにつきましては、子供たちにとっては、学習の定着状況について個人に情報が戻せるということで、内容をよく見て、復習の材料あるいは自分が学習を進めていく材料にしてもらいたいというふうに考えてございますし、また学校にとりましては、授業改善の一つの材料として捉えておりますので、実施のあったものについては、有効に活用していきたいというふうに考えているところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 中央区の場合は、全国調査としてやる小学校6年生、中学校3年生以外に、小学校4年生でもやっていますし、中学校1年でもやっている。学習力サポートテストもやっているというようなことで、そういうものを個人に配布するということも書いてありますけれども、4月にやったテストの状況を9月に家庭に配布して、どこが問題だったねと、そういう振り返りに使うにしても、すごく期間がたっているわけですし、そういうデータが一人一人について蓄積されるということを言っておられるのかもしれませんけれども、どうしてもテストで点数が出れば、どこどこの自治体よりも上がったとか下がったとか、どこどこの県よりも東京都はよかったとか悪かったとか、そういうようなところにどうしても目が奪われてしまう。よくするために、過去の問題をちゃんとやらせようとか、そういうことが実際に起きている現場もありますし、この学力テストが競争をあおって、逆に学力の状況にマイナスになるという点もたくさん指摘されているというふうに思います。

 そういう点で、この学力テストについても、やり方とか本人への指導、援助とか、その点を十分に考えていっていただきたいということを要望したいというふうに思います。

 それと、資料9の不登校・いじめの問題ですが、昨年は東京都で緊急にいじめの問題で実態把握の調査が行われました。そのときの資料を見ますと、いじめとして認知した件数が小学校4件、中学校1件、そして、いじめの疑いがあると思われる件数が小学校で41件、中学校で6件、合計47件というような報告でした。

 今回の報告を見ますと、平成24年度では小学校が24件、中学校が2件というふうになっていますけれども、去年の緊急調査の内容と今回の数字の違いについて御説明をいただきたいと思います。

○増田指導室長
 昨年度の緊急調査についてでございますが、緊急調査につきましては、昨年度7月の段階で行っている数値でございます。本日お示しをしておりますのは、年間を通しての数値ということで、その後、いじめの疑いということで扱われていたものが最終的にいじめであったということで数が修正されたもの等ございますので、最終的にこの小学校24件、それから中学校2件という数値に年間でなったというふうに御確認いただければと思います。

 以上でございます。

○小栗委員
 そうすると、いじめの疑いがあると思われていた中で半分ぐらいはいじめではなかったという評価なんでしょうか。その辺の御説明と、不登校のきっかけとしては、本人にかかわる状況というのが多い、それは毎年同じような状況だという説明が先ほどありましたけれども、子供は誰でも学校に行きたいけれども、なかなか行けないというような状況に置かれている不登校の子供が大変多いというふうに思います。義務教育とは、本当は国が子供たちにちゃんと教育を受けさせる、そういうものが義務教育という名前なのに、学校に行くことが子供の義務なんだというふうに捉えて、学校に行けないことをすごく責めたり、親としても学校に行かないことをとても不安に思ったり、学校復帰を強く言い過ぎて、逆に子供の自信を失わせたり、そういうことにつながるというのがいろいろな実際の不登校の子供さんの状況とか親御さんたちの声として寄せられているというふうに思います。

 そういう意味では、学校との関係で学校に行けない子供さんが多いということですので、本人に問題があるんだというふうに片づけないで、学校の体制というんですか、先ほども言いましたけれども、テスト、テストでいつも比べられるような環境についていけないなどの問題を含めて、そういう問題がないのかという視点でも考えていくことが必要だと思いますけれども、その点の御見解について伺いたいというふうに思います。

○増田指導室長
 まず、1点目のいじめの件数についてでございますけれども、これにつきましては、最終的に疑いがあったものについても状況を確認したところ、また状況をよく観察したところ、最終的には疑いという結果ではなかったということで御理解いただければというふうに思います。

 そして、2点目の不登校の件についてでございますけれども、不登校の状況は、ここに調査の結果として、その原因をまとめさせていただいているわけでございますが、やはり子供たちの状況を考えたときに、その原因、特に学校という場に行くことができないということの中では、子供たちがそれを負担に感じる、あるいは保護者の方がそれを負担に感じるということを何とか解消していけるように私どもも努力をさせていただいているところでございます。

 実際には、学校のほうでは養護教諭を中心にいたしまして、スクールカウンセラーとか相談員等が、とにかくつながりを持っていく中で真の理由、背景にあるものを探りながら解消していくというようなこと、あるいは教育センターでの適応教室、あるいはセンターのほうにも来られない状況であれば、よくお話をさせていただいて、メンタルサポーターが自宅のほうに、よろしければ行って、一緒に少し勉強をしてみたり、あるいは話をしてみたり、そのような状況もつくり出していただいているところでございます。

 また、本年度、スクールソーシャルワーカーということで1名配置をさせていただいておりますけれども、学校ともつながりがなかなかつくれない、あるいはそういう専門の教育相談とか、そういったところのつながりをつくれないというような御家庭については、このスクールソーシャルワーカーを機能させて、そういうところにつなぐ中で、お子さんが登校の機会を得たり、保護者の方の不安を少しでも解消させていただく、そういったさまざまな形で不安の解消を図っていくということが私どもも必要だと思っておりますし、そのための具体的な方法をさまざま講じているところでございます。

 以上でございます。

○小栗委員
 不登校になって実際に学校に行けない子供たちの学習権の保障も含めて、ぜひ丁寧な対応をお願いしたいというふうに思います。

 終わります。

○渡部(博)委員
 何点か質問します。

 1つは、区民施設等の指定管理者の評価の関係についてですけれども、A、B、Cという評価の観点からいろいろつけられているわけなんですが、もともとは本来区が行わなきゃいけない事業ということで、しっかりこういうふうな形で評価をされているということはよく理解するわけですけれども、事業の内容については、通年任せっきりという話ではなくて、ある一定の関与をしていかないとというふうに思うわけです。その辺について、今回の指定管理者と区がどのくらい通年の中で接触して、問題提起だとか、いろいろなことをやってきたのかということをお知らせいただきたいというふうに思います。

 2点目は、中央区映像情報まとめサイトの関係ですけれども、中央区では観光検定というのをやっていまして、いろいろな場面で観光ガイドの方々が活躍されているところであると思います。そういったところでいくと、映像情報まとめサイトの関係については、観光検定に受かった方々に参画していただくこと、企画の段階で参画していただくのか、試行で始まったときに協力していただくのか、いろいろな接触の仕方とかかかわり合いの仕方というのがあるわけだと思うんですけれども、その辺の考え方についてお知らせいただきたいと思います。

 3点目は、豊海小学校の改築の関係です。ほかの学校の改築についても緊急性を要するということでよく理解するところですし、豊海小の関係については、まだこれから再開発も含めて子供の出現率というのが多く見込まれる部分というのがあるので、平成28年度という話でありますけれども、区が豊海小学校を建てようとしているところは運動公園であるという事実があると思います。そういった中でいくと、工事中は運動公園の使用ができなくなる。その転用する場所というのは一体どういうところに求めていくのかということをお知らせいただきたいというふうに思います。これは、スポーツ課だけの問題ということにはならないと思うんです。全体的にどういうふうに回していくのかという考え方がない中では、こういうことは本来の話じゃないというふうに思いますので、そういった考え方をお知らせいただければありがたいと思います。よろしくお願いします。

○濱田地域振興課長
 まず、指定管理者のお尋ねでございます。地域振興課所管の施設が多いですので、私のほうからお答えをさせていただきます。

 日々、指定管理者とは連絡をとっておるところではございますけれども、定期的に毎月1回、指定管理者の連絡会というのを設けておりまして、その中でさまざまな情報交換、また課題等の整理を行っているところでございます。さらに、こうした評価を行うとき、あるいは例えばでございますけれども、来年度の予算要求を行うとき、あるいは決算を行うときなどなどで各指定管理者と連絡をとりまして、そういう情報の交換に努めているといったところでございます。

 以上でございます。

○守谷商工観光課長
 映像情報まとめサイトの件でございます。

 こちらにつきましては、当初、企画の段階から、別紙1の例のところでも区と観光協会が連名で名前が載っているような形になっておりますけれども、観光協会と歩調を合わせながら進めている状況でございます。

 具体的なガイドの参画ということでございますけれども、当初、12月1日に開設する前には、およそ100件程度の情報をあらかじめこちらのほうで入力をいたしまして、それを1日に公開したいというふうに考えてございます。その中では、映画ですとか大きなものの情報につきましては、ある程度区の職員もわかりますけれども、より細かな情報につきましては、観光検定ガイドの中の映像に詳しい方の御意見も取り入れながら、当初の100件をバランスよくそろえて、1日に準備したいというふうに考えております。

○浅沼区民部長
 豊海小学校の改築に関してでございます。

 本区、土地が高度に利用されてございます。いろいろな施設がさまざま利用されているところでございます。豊海運動公園につきましても、サッカーですとかソフトボールというふうに使っているわけで、今回学校になってしまいますので、当然、委員御指摘のように、そこに学校ができれば利用ができなくなるということでございます。そのほかの学校につきましても、増改築等に伴いまして、例えば久松町区民館も一部図書室に利用するとか、そういったところがございます。学校のお子さんを教育するというのが一番大切なことでございますので、それにつきましては、全庁的に取り組みまして、そのことで制限を受ける、あるいは利用できなくなる場合につきまして、そこを利用していた方になるべく不便をかけないということで代替施設も含めまして、今、いろいろ検討しているところでございます。なるべく多くの方が区のサービスを利用できるように検討したいというふうに考えてございます。

 以上です。

○渡部(博)委員
 区民施設等の指定管理者については、月1回程度、頻繁にという形であると思いますけれども、そういった中で意見を交換しながら、日々、区民利用の利便性向上のためにやっているということをお聞きしましたので、変な話ですけれども、Cというのがなるべく出ないようにするのが、その趣旨でいえば本来の話であろうというふうに思っておりますので、そういうことも含めてこれからの対応を検討していただければありがたいというふうに思っております。

 情報サイトの関係については、要するに区の職員の人たちだけではなかなか難しいというところで、せっかく何回も、中央区は観光検定を5回ぐらいやっているんですかね。ずっと前から言っていますけれども、そういう方々の参加の機会というのを設けていくということで、検定の後で合格者の人たちにどういうふうな形で区の観光行政にかかわっていただくかということが必要なんだろうなというふうに感じているところなんです。ですから、これから立ち上げていく中で、そういう人たちも含めて、観光協会の中にそれがあるということなんでしょうけれども、協力をしていただくことによって、このサイトがより充実していく可能性が高いんじゃないのかなというふうに思っておりますので、こういった質問の仕方をしましたけれども、御検討も含めて、内容のほうも踏み込んで考えていただければ幸いだというふうに思っております。要望しておきます。

 学校の関係については、教育委員会だけに物事を押しつけておいてもいけない話ですし、区民部だけに物事を押しつけておいてもいけないということで、こういう言い方をしましたけれども、豊海小学校の建つ場所の豊海運動公園に関して言えば、いろいろ利用されている場もある。テニスコートも、正直言って変更しなきゃいけないところもあるのかな。テニスコートの場所とか、そういうところも含めて若干変更をして、しなくても大丈夫なのかもしれないですけれども、利用する方々が多くいらっしゃると思うんです。ですから、そういうところもきめ細かく早目に対応していただくか、また代替の用地をどこかに確保していくということをしなければ、片方では子供たちの教育の関係、片方では子供たちのスポーツ振興ということでいけば、ある意味、学校開放という方法もあるかもしれませんけれども、学校開放は学校開放の種目があるわけですから、そういった中でいけば、今までの使い方と違う形になるわけですから、それに適しているということではないだろうというふうに思います。そういったことも含めて、いろいろ全庁的に、場所の確保も含めて検討していっていただければありがたいなというふうに思います。

 これは、教育委員会が悪いわけでなく、建てかえるというのは教育委員会だけがやっているわけではなくて、基本計画の中で人口想定だとか、人口の偏在だとか、いろいろなことが急遽、出てきた中で、こういう形になってきているわけですから、教育委員会だけに押しつけるという話ではなくて、全体でもうちょっといろいろな関連のことを考えていっていただかなければ、今まで利用していた人たち、これから利用したいと思っている人たちもいるわけですから、そういったことも含めて検討をより深めていっていただければありがたいというふうに思いますので、要望して終わります。

○木村委員長
 ここで休憩を入れます。委員会再開時刻を午後3時といたします。よろしくお願いいたします。

(午後2時49分 休憩)


(午後3時 再開)

○木村委員長
 それでは、委員会を再開いたします。

 発言のある方はお願いいたします。

○増渕委員
 前委員のほうからオリンピック・パラリンピック東京開催決定を受けまして、コメントがございました。私も一言。

 私は前回の昭和39年のオリンピックの折は18歳でございまして、あの数週間の中央区、東京都、そして国の熱気というものを今でもありありと覚えております。今回の開催都市決定に当たりましては、一言、矢田区長に御努力と熱意の御礼を申し上げたい。いつでも両方のポケットに招致バッジを入れまして、つけていない人がいると強引につけさせて、ちょっと表現はオーバーでございますけれども、そういったことが中央区の中においては実ったのではないかと思います。これから課題はいろいろありますけれども、それは我々区議会も頑張って、行政と協力してやっていきたいと思っております。

 それでは、質問のほうに移ります。

 きょうは質問が、資料1、2、4、6、8、9、10とございますので、短目にいきたいと思います。

 まず、資料1、先ほど前委員のほうから総括的な指定管理者の評価結果についての御質問がございましたので、私はちょっと具体的に。この中で伊豆高原荘ですけれども、東京ケータリングから伊豆急コミュニティーさんのほうに移りまして、この点につきまして、確認なんですけれども、東京ケータリングさんのときは自主事業として送迎バスの運行を行っていたと。間違いだったら訂正してもらっていいんですけれども、これがなくなったということがあるんですけれども、これをお伺いしたい。

 それから、私は毎日コミュニティバス、江戸バスに乗ってまいりますが、あそこに掲載されております森と湖のリゾートという広告は大変すばらしい。乗っている方々に興味を持ってごらんになっていただいている。中には、あそこの電話番号を控えていかれるような方も見ております。伊豆高原荘については、あのようなことが正直言って可能なのかどうか、そこら辺のところをお聞かせ願いたいと思います。

 それから、月島運動場、晴海運動場、豊海テニス場のほうなんですが、総合評価Bという中で、まことに申しわけございません。先ほど区民部長のほうからの説明で、一部提出書類に不備が見受けられるということがございましたけれども、私もグラウンドのほうはいろいろな意味でかかわりを持っておりますので、どういうところが不備か、具体的にそれをお伺いしたいと思います。

 それから、資料2のまちかど展示館についてです。私の地元であります箱崎みこしも認定を受けまして、1年が経過したのかな。そんな中で、正直申し上げまして、いつ見学のオファーが来るのかなと手ぐすね引いて待っているんですけれども、なかなか来ない。せっかく区のほうで予算執行して、このような形でまちかど展示館の認定事業を行っているので、箱崎のみこし蔵の展示館だけオファーがないのであれば、これはうちのほうも努力をしなくちゃいけないんですけれども、このようなことに関して、はっきり言って有効活用のことに関して、今後どのような展開をなさるおつもりなのかお伺いいたします。

 それから、資料4についてです。これは私、視点を変えましてなんですけれども、まず1点目は確認です。先ほど商工観光課長は、職員でこれから対応すると言うんですけれども、それが商工観光課の職員なのか観光協会の職員なのか、そこら辺の確認をします。

 それから、これは今、試行の段階だということはよく理解いたしますが、数年前、山口県の萩市に行政視察に参っており、ロケ地を積極的に誘致するということで市のほうが別の組織を立ち上げまして、これは市民ともどもですね。そういう事業を行ったということを視察先で見てまいりました。そのような中で、今後この映像情報まとめサイトが試行の段階から違う段階に移ったときに、区のほうとして、商工観光課として、観光協会として、そのようなところまで踏み込んで、区の経済効果ももたらすようなところまでいくようなお考えがあるのかどうか、それをお伺いします。

 それから、資料6のほうなんですが、お聞きしましたところ、いつも10月に私たちの手元に届くということもありましたが、今回は決算特別委員会に間に合うようにということで、行政評価、事務事業評価ももうすぐ手元に来るのかなと思う中で、前倒しで今回いただけたということに関して、大変感謝を申し上げます。

 その中で、今まで気がつかなかったんですけれども、平成24年度報告案件状況の中に意見要望、意見要望とずっとついてきます。この内容はいいんですが、今まで教育委員会宛てに何か区民から請願が来たのか。我々が受けている請願というのは、議員紹介が必要です。ただ、教育委員会のほうは議員紹介が要らないということを聞いておりますので、過去そのような事例があったのかどうか。これは、ただ単に確認だけでございます。

 それから、今度は、きょうは所管の課が2つともお見えになっているので、家庭教育の観点に関して、文化・生涯学習課のほうには、今現在で結構なので、家庭教育の推進に関する基本的な考え方をもう一回お伺いしたい。

 それから、教育委員会のほうは、前回の質問の中で、決算特別委員会でしたか、どこでしたか忘れてしまったんですけれども、家庭教育に関して、教育委員会と文化・生涯学習課が連携をしていくというようなお話がございました。連携は、正直言って今回の報告書、ざっと見ただけなんですけれども、そのような記載がございませんでした。そこら辺で、いま一度お伺いをしたいと思います。

 それから、葉養先生ともう一方の先生の御意見の中で、葉養先生からは、中央区がいち早く導入したメンタティーチャー制度に東京都が強く関心を持っておりまして、制度化を検討していると。大変結構なことだと思います。それで、今度、安藤先生のほうが、メンタティーチャーの活躍を担保するために、メンタティーチャー補佐員を配置したことを評価するとありますけれども、これの現況をお知らせ願いたいと思います。

 それから、資料8、これは幼稚園における納付相談等を通してとあります。最終的に、悪質な滞納への適切な対応を図っていくと記述されておりますけれども、この窓口はどこになるのかをお聞かせ願いたいと思います。

 それから、資料9の不登校・いじめのほうでございますが、中学校の不登校になったきっかけというので、日本経済新聞の7月13日の記事に文部科学省の追跡調査の結果が出ておりました。この調査は2回目でございます。中学校の不登校のきっかけが、友人関係が最多の52%という結果が出ております。ただ、本区の場合との整合性が若干わからないんですけれども、そこら辺の御説明をお願い申し上げます。

 それから、資料10、これは正直申し上げまして、私、ずっと中央区立中学校の学力の問題をいろいろな視点から質問もし、考えてまいりました。これは小学校での基礎学力の向上作戦が一番重要な点かとは思いますけれども、今回は中学校の本区の学力に関して、どのような見解をお持ちなのか指導室長にお伺いいたしたいと思います。

 以上、よろしくお願いします。

○濱田地域振興課長
 私からは、まず伊豆高原荘についてお答えをさせていただきます。

 委員御指摘のとおり、指定期間の終了に伴い、昨年選定を行いまして、この4月から伊豆急コミュニティーというところに新たに指定管理を指定してございます。

 昨年まで行ってきました東京ケータリングの送迎バスのお尋ねでございますけれども、伊豆高原駅から施設までの送迎につきましては、東京ケータリングと同様、行っているところでございます。

 送迎バスということになりますと、もう一つ、東京ケータリングの独自事業ということで、中央区から送迎バスつきで特別料理がセットの団体バスツアーみたいな企画を行ってございました。これにつきましては、伊豆急コミュニティーになったことで、今のところはとりあえずやっておりません。ただ、伊豆急コミュニティーは地元に根差した企業ということで、それに基づいた違った形での自主事業を検討しているといった状況でございます。

 それから、江戸バスのヴィラ本栖の車内広告のお尋ねでございます。

 これは、実は言ってみれば有料で掲載をお願いしているところでございまして、ヴィラ本栖の指定管理者でございます富士屋ホテルが自分の負担でバスの広告をお願いしているといった状況でございます。これを伊豆高原荘のほうにもできないかということでございますけれども、基本的には区の指定業務ではなく自主事業という扱いでやっておりますので、判断は指定管理者に委ねるという形になりますけれども、御案内のとおり、伊豆高原荘は毎年70%以上の客室稼働率がございます。それに対しまして、ヴィラ本栖のほうは指定管理が導入されてから飛躍的に伸びたとはいえ、まだ50%台の客室稼働率ということで、そういった形でのいろいろな広告の工夫をしているといったところでございます。

 以上でございます。

○森下スポーツ課長
 私のほうから、指定管理者の評価、月島、晴海運動場、豊海テニス場の評価の中での書類の不備の件についてお答えいたします。

 書類の不備というのは、毎月月報を提出させておりまして、その中には利用件数ですとか収納状況が記載されております。私ども区のほうでも予約状況は把握しておりますが、この件数、収納状況をチェックしますと、その数字が合わない。これは決して1回ではなく複数あったということでございます。先ほどもございましたように、指定管理者につきましては、毎月ミーティングを行っているところでございまして、その際に指摘をしても、こういうミスを繰り返したという状況でございます。

 以上でございます。

○鈴木文化・生涯学習課長
 私からは、まちかど展示館と、教育委員会とともに実施をしてございます家庭教育について、2つお答えをさせていただきます。

 まず、まちかど展示館でございますが、本日御報告をいたしましたように、本年度6件を認定いたしまして、合計19件認定をし、それぞれ順次開設をしているところでございます。それらの内容については、区のホームページ等々を通じてお知らせしているところでありますが、御協力いただいているこうした19件については、今後活用の充実を図っていくことが必要であろうかと考えてございます。間もなく、この秋以降なんですが、それぞれパンフレットですとか、実際開設される皆さんに集まっていただいての意見交換ですとかを進めてまいりまして、先々にはこういったものを回れるような案内ですとかの仕組みを考えてまいりたいと考えているところでございます。

 続きまして、家庭教育についてでございます。

 家庭教育は、本区におきましては、やはり30代、40代の子育て世帯が多く移り住んでこられていること、また、もう一つはやはり核家族化が進んでいるということもございますので、家族で教育を進めるというのがまず第一義的なんですが、地域でありましたり、学校でありましたり、こういったところと連携をしていくことは、これからもますます大切になってくると思ってございます。

 そうした中で、私どもでは地域のPTAの方々ですとか民生・児童委員、また青少年委員、こうした方々と一緒になりまして地域家庭教育推進協議会という協議会も設けてございます。そうした中で、各団体、また地域の子育て団体というのも数多くございますので、そういった方々が行う家庭教育の学習会、こういったものの支援を行っているところでございます。今後ともこうした活動を通じて、より多くの方々に学習会に御参加いただいて、子育てのネットワークといったものをつくっていけるように、教育委員会ともよく協議をしながら進めてまいりたいと思ってございます。

 以上でございます。

○守谷商工観光課長
 映像情報まとめサイトの運営の体制ということでございます。

 当面、このウエブサイトの構築については、商工観光課の職員が行ってございますけれども、情報の収集につきましては、観光協会等、専門家の知識、協力を得ているという状況でございます。今年度につきましては、試行ということで、セキュリティーも含めた管理は商工観光課のほうで行いますけれども、完成した暁には、改善を加えまして観光協会のほうへ引き渡したいというふうに考えてございます。

 また、こちらの効果ということでございますけれども、撮影支援、いわゆるフィルムコミッションに加えまして、ロケ地めぐり、いわゆるフィルムツーリング、そのためのデータの収集も一つの目的にしております。今、半沢直樹というテレビ番組が非常に視聴率が高いということで、ロケ地のある梅田スカイビル、こちらの来場者が倍増になったとか、六甲のドライブウエーの隣接のカフェが2割ふえたというような情報もございまして、本区におきましてもこうした経済効果を期待した上で、こちらのウエブサイトの構築も進めているという状況でございます。

○有賀教育委員会庶務課長
 私のほうからは、教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検・評価の結果についての内容でございます。

 ただいま委員のほうから、毎回の教育委員会の中で意見・要望が出ているということでございますが、これは区長への手紙につきまして、各教育委員の皆様に教育委員会の席上で御説明をしているということで、特別に請願とかそういうものではなくて、教育委員の皆様にふだん区民の方がどのような意見を持って、どのようなことを考えているかを知っていただいて、教育委員の方にもいろいろとその内容について御意見等を伺って、よりよい教育行政を進めていきたいということで、区長への手紙の内容について御説明して御意見をいただいているというような内容でございます。

 それから、家庭教育の部分について、今回の点検・評価に記載されていないということでございましたが、家庭教育に関する考え方につきましては、ただいま文化・生涯学習課長が申し上げたとおり、教育委員会と区長部局が連携して今までもいろいろと、PTAを初め、青少年委員ですとか会合を開いたり、一緒に催し物を行ったりしてまいりました。

 今回のこの点検・評価の中にその部分がないというのは、先ほど教育委員会次長のほうからも御説明をさせていただきましたけれども、基本的にこのつくり込みが教育目標、それと基本方針、主要施策、これは中央区教育委員会のそういうものが決まっておりますけれども、それを柱といたしまして、その中でそれぞれの施策がどれだけ進捗して、将来的にどのような課題があるかを分析させていただいております。つくり込み上、大変申しわけないんですけれども、教育目標や基本方針、主要施策、こういったものを柱にして、現在のところつくり込みをされているということで御理解いただきたいというふうに思います。

 以上です。

○増田指導室長
 続いて、私から資料6についてお答えをさせていただきます。

 メンタティーチャーの補佐員の件についてでございます。

 昨年度、メンタティーチャーにつきましては、小学校2名を指定しておりました。本年度につきましては、さらに2名を指定して小学校4名、幼稚園2名という配置の状況になっておりますけれども、補佐員につきましては、小学校ですと出張等で指導に出たときに、やはり授業に支障を与えるということで、その点について十分補佐を図っていって、学校に支障のないようにということで進めておりますので、本年度は4人の補佐員をそれぞれメンタティーチャー在籍校に週2日ということで配置をしております。

 続きまして、指導室所管ということで続いて答えさせていただきます。資料9についてでございます。

 不登校の原因についてでございますが、委員から、文部科学省の調査結果では友人関係ということが非常に多いという御指摘がございました。本日御報告をしている中に、不安など情緒的混乱ということで、本人にかかわる状況の中にこの数値が大変多くなってございます。不安など情緒的混乱の原因でございますが、これはやはり人間関係づくりあるいは集団生活への不適応という内容になっております。別個に、学校にかかわる状況ということで、いじめを除く友人関係をめぐる問題が、表面立って出ているということで、その部分の数字も上がっておりますけれども、そういったことを合わせますと、やはり友人関係というのがいろいろな形で最大の原因になっていると捉えることができると思っております。

 それから、資料10の全国学力・学習状況調査の結果にかかわりまして、本区の中学校の生徒の学力ということでございます。私の認識といたしましては、この数年のさまざまな取り組み、学校の学力・授業改善の取り組みもございますけれども、区として少人数指導講師の配置、また、夏期の集中あるいは土曜日の補習講座というようなことで、中学生に学習の機会をさまざまな形で与えるということと、一人一人に寄り添った指導ということで進めております。その成果として、今回、中学校におきましては国語B、数学A、数学Bというようなところで平均値からの上回り状態がかなり大きくなってきているという状況があるというふうに捉えております。

 以上でございます。

○林学務課長
 私からは、資料8のお尋ねにお答えさせていただきます。

 結論から申しますと、納付相談、また滞納対策につきましては、教育委員会のほうが窓口となりまして、学務課のほうでお話をさせていただきたいと思っているところでございます。

 この納付相談につきましては、これまでも生活保護世帯ですとか、住民税の非課税の世帯の方々につきましては、入園料、保育料が免除となる就園奨励制度がございますので、そうしたものの御案内ですとかをさせていただいているところでございます。そうしたことも園との連携を図りながら進めていきたいと思っております。

 また、未納対策等につきましても、あくまでもこれは退園をさせていくということが、ある意味で大きな目的ではなくて、保護者の方々にお支払いをいただくだとか、そういう御相談に応じていく、そういう話し合いの機会を設けていくというのが主な目的と考えておりますので、御理解をいただきたいと思っております。

 以上です。

○新治教育委員会次長
 少し補足をさせていただきます。

 先ほど家庭教育のお話がございました。私ども教育委員会はPTA連合会の事務局も兼ねておりますので、PTA連合会の中における成人教育部会とか、そういうさまざまな活動の支援をさせていただいております。

 また、この点検・評価の中では、例えば道徳授業地区公開講座、それから命と心の教育など保護者も一緒に聞いてもらえる時間、こういうものを設けながら、保護者と子供が一緒に同じ授業を聞いたり、同じ講演会を聞いたりする中で、家庭の中でそれを話し合ってもらうことで家庭自体の教育力をつけていただければと、そういう思いも込めているものでございまして、そういう形がきちんと家庭教育というまとまりでは載っておりませんが、こういう形の中で取り組んでいるところでございます。

○増渕委員
 ありがとうございました。

 それでは、時間がないので、また個々の問題については、別の機会もあるでしょうから、そこでお伺いします。

 今、家庭教育の問題からいきますと、この前視察に行きました石巻市が、全然別の視野で家庭教育というのはどういうものかという洗い出しを始めました。これは保育園と一体になって、保育園のお母さん方を交えてなんですが、未就学前の家庭教育と就学後の家庭教育と、これを一回整理する必要があるのかなというふうに思っております。

 それから、ちょっと飛び飛びになってしまうんですけれども、伊豆高原荘、これはせっかく地元の企業さんが今度は指定管理者として入られたので、そういったところをすごく期待しているんです。無料の送迎バスに関しては、これは自主事業、東京ケータリングのほうの財源で行われたと言っておりますけれども、実施するとなると中央区の単年度予算にもかかわってきますので、ちょっと費用的に無理かなと思ったんですけれども、はっきり言えば余り利用がなかったんですね。いろいろな意味合いで、今度は地元の企業さんがやってくれるということで、期待をしております。

 それから、さっきの商工観光課長の答弁で、ロケ地めぐりという言葉がありましたけれども、ロケ地誘致というようなところまで展開していくのが最終目標ではないかと思います。これは観光協会のほうに引き渡すという言葉がございましたので、ぜひともそこら辺のところも含めまして、本区の活性化のために御努力をお願いいたしたいと思います。

 滞納に関しましては、今後なんですけれども、教育委員会関係の保育料滞納、それから税金の滞納、これらの相談に来られた方の総合的な窓口、税金の滞納も保育料の滞納も見詰め直すという総合窓口がもうないといけないのかなと。そういう状況に来ていると思っております。ほかの自治体でも始めたところがございます。また、別の機会に質問したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 終わります。

○青木委員
 私から、資料1、資料2、資料7についてお尋ねいたします。

 まず、指定管理者についてですけれども、中央会館の中で集会施設の実績減少とあります。指定管理でも区がかかわっておりますし、私もここを利用したことがあるんですが、その中で1つ気になったことが、利用時間の問題でありまして、大変利用時間について厳しいと。たしか午後9時終了、9時半には完全撤退してくださいということを大変強く言われまして、やはり銀座エリアで行うイベントに関しましては、時間というものに対してもう少し融通がきくと、利用者もふえるんじゃないかという感想を持った覚えがあります。そういう御意見もいただいたことがありますので、利用時間について、現在の利用時間の確認と今後の展望についてお聞かせください。

 もう一つ、区民館につきまして、つい先日、インターネットでの申し込みシステムのアップデートがなされまして、私も区民館の申し込みはインターネットを使っております。その中で、改めましてどういう点がアップデートによって利用しやすくなったのかという点と、アップデートされまして数日、数週間にはならないですが、たちますので、利用者からの反応、いい点、悪い点も含めまして、反応がありましたら教えてください。

 まずはそこまでです。

○濱田地域振興課長
 まず、中央会館の利用時間の確認ということでございますけれども、大概、区の施設はこういった形態が多い中でございますが、午前、午後、夜間という区分がございまして、午前が午前9時から12時、それから午後が午後1時から午後5時、それから夜間が午後6時から9時というのが基本の形態になっております。それに、複合的と申しますか、1日借りたりですとか、大きな団体が借りたりといった場合の借り方もございます。

 夜9時の終わり、9時半の徹底ということでございますけれども、確かに委員おっしゃるように、銀座でやるということで、その辺の声もあろうかと思いますが、私のほうでは具体的ないろいろな方の意見を聞いておりませんので、この辺は施設のほうに確認をさせていただいて、そういった御要望とかが多いのであれば、今後検討はさせていただければなと思います。

 それから、区民館のシステムのアップデートということでございますが、基本的には区民館だけの施設のアップデートではなくて、公共施設予約システム全体のアップデートを先月末に行ったというところでございます。ある程度の年数がたったことによる更新というのが基本的でございまして、今回アップデートするに当たって、今まで使っていたものの使い勝手となるべく変わらないような形での更新ということで、特に新しく付加した機能ですとか便利になったというようなことはないというふうに聞いてございます。

 以上でございます。

○青木委員
 わかりました。

 今おっしゃったとおりで、利用時間といいますか、9時の延長についてです。区民館も10時まで延長ができますので、中央会館の利用時間の延長につきましても御検討いただければと思います。

 あと、システムについてなんですけれども、私が使う上でちょっと混乱したのが、第1希望、第2希望、第3希望という順番を今度入れるようになったことです。決算特別委員会などでもよく皆さんから御意見が出ていますが、キャンセル料が発生しないように、何かイベントをやる場合にいろいろ幾つか押さえておいて、最後にキャンセルすると。キャンセル料がかからないものですから。そういう、本当はやってはいけないようなやり方をしている方が見受けられるということで、そこを改善するために、最初から第1希望を入れていただいて、第1希望の予約がとれた場合は、あとはもうその場でなしにするとか、何かそういうふうな前向きな意味で変更がなされたのかなと思いまして、お尋ねしました。これがキャンセル料の正しい使い方に向かうようでしたら、そこをぜひ続けていただきたい。機械ですので、電話よりもキャンセルがしやすいんですよね。そういうことがないようにシステムの改善が役に立てばと思っておりますので、これも要望です。

 続きまして、中央区まちかど展示館についてなんですけれども、3年たちまして、ずっと見てみますと、平成24年度に晴海連合町会、23年度に佃一丁目、日本橋小伝馬町、日本橋箱崎町と。今年度も日本橋、勝どき、豊海と、町会に対する認定の割合がふえているというか、一定の割合で町会を認定しているような印象を受けるんですけれども、企業のほうですと、中央区には歴史のある企業、商店がたくさんありますので、そこの文化ですとか遺産を区が補助することによって区民の皆さんに公開していただく、そういう役割が考えられます。町会、連合町会への補助といいますか、まちかど展示館を認定し補助をするということに対する考え方をお聞かせください。

○鈴木文化・生涯学習課長
 まちかど展示館でございます。

 こちらについては、区内にいろいろあります地域に根づいております文化資源を広く皆さんに知っていただきたい。これは区民の方も同様ですし、区を訪れる方々に広く知っていただきたいという趣旨で展示・公開する施設を設ける場合に助成をする、そういったような事業でございます。

 その中では、いろいろなバリエーションがありますが、これまで各町会、連合町会から申請をいただいてございます。この中では、やはり地域の皆様方がそれぞれのたどってきた歴史でありますとか今保管してあるものを新しく住まれてきている方がふえている現況を踏まえて、ぜひ紹介をしていただきたいというような趣旨での提案がそもそもでございます。また、そのほかにも老舗、それぞれやはり商売をしている中でありますので、なかなか展示スペース等々の課題があるところでございますが、そのあたりではやはり老舗のお店がお持ちになっているもの、貴重なものを広く紹介するというふうな、いろいろな手法をとりながら、区内の文化資源、文化的なものを知っていただきたいというふうな仕組みでございますので、こういったようないろいろなバリエーションの内容でございます。

 以上でございます。

○青木委員
 わかりました。

 今おっしゃったように、いろいろなバリエーションがあるということで、民間企業も含め、町会・自治会も含め、一般に広く公開したほうがよいものは認定し、補助を出していくという認識、理解いたしました。

 それでは、資料7なんですけれども、まずこの中の豊海小学校の増築につきまして、1点だけ、最後の別紙3の中にプレディが載ってあります。この資料によりますと、平成28年度、豊海小学校は供用開始、新しく増築が終わった学校が供用開始ということで、現在のプレディの人数、豊海小学校ではここ数年で100名ほど登録者がふえているようです。3年後、その後の人口推計も踏まえまして、プレディは、プレディの教室がないとプレディと呼べないというところはありますが、広さについて、現在どの程度を予定しているのか。人数総計を含めまして、プレディの広さですね。

 あと、プレディは午後5時までですが、就労証明を出しますと、午後6時まで延長ができるとなっております。豊海小学校におきまして、現在、何名のうち何名の児童が延長登録をしているか教えてください。

○斎藤副参事(教育制度・特命担当)
 まず、豊海小学校のプレディの部分の施設の関係でございます。

 現在、改築準備協議会のほうで3回にわたり協議を進めさせていただいているところなんですが、まだ詳細設計までは現実的には行ってございません。基本的な設計ということで、1階部分にプレディを配置しようという計画になってございます。想定規模としましては、2教室分程度かなというふうには考えてございますが、まだ詳細設計には至っておりません。

 以上でございます。

○有賀教育委員会庶務課長
 プレディ豊海でございますけれども、現在287人の方が登録しておりまして、そのうち21人の方が延長の登録をしているという状況でございます。

 以上です。

○青木委員
 ありがとうございます。

 あとは、プレディ全般的な質問になりますので、議題のほうでお尋ねしたいと思います。ありがとうございます。

○木村委員長
 区民生活及び教育行政の調査について質問のある方、質疑をお願いいたします。

○小栗委員
 オリンピックに関連して伺いたいと思います。

 先ほど質問しましたが、オリンピックに向けた施設の整備ももちろん必要になりますし、その後の人口増に伴う施設整備、学校や幼稚園、区民館など、晴海に選手村ができることによって必要になる施設について、区としてはどのように考えているのかというのが1点目です。

 2つ目は、今までも東京都の関連する事業がいろいろあって、清掃工場の問題とか築地市場の問題とかありましたが、区の協力は欠かせないと言いながら、全然区の要望、区民の要望を聞き入れないような態度が東京都は目立つわけなんですけれども、今回オリンピック開催に当たって、区の要望をいろいろ出すことになると思いますけれども、その辺についてはちゃんと東京都のほうに受け入れてもらえるのかどうか、その辺の見通しについて伺いたい。

 3つ目は、そういうハードのいろいろな整備も必要ですけれども、オリンピック開催に当たって、オリンピックをおもてなしの心でたくさんの方に楽しんでもらえるようにしていく上でも、それに向けたスポーツの振興とか、今、若い人たちを中心に雇用の問題は大変深刻なんですけれども、そういう雇用の改善とか、例えばホームレスの人を河川敷から追い出すとか、そういうようなことじゃなくて、ホームレスを生まないような社会をどういうふうに築いていくのか、そういうソフトの面も含めた施策の充実というのがこれからもっともっと必要になると思いますけれども、その辺についてのお考えと、東京都にそういう施策の充実を求めるということについて、どのようにお考えなのか伺いたいというふうに思います。

○矢田区長
 東京招致でオリンピック2020が開催されるということ、大変意義があるというふうに思いますね。何といってもスポーツと平和の祭典であるわけですからね。これだけ今、世界いろいろなところでガタガタしている。シリアなんかは内戦以上に、今度は攻撃があるかもわからないというような状況。そういう意味では、日本、戦後68年間平和で来た。一度も紛争に巻き込まれなかったからこそ、これだけすばらしい国家ができて、そして都市も生き生きしている。そういう意味では、東京で世界中の皆様方、190ヶ国の皆様方が来て披露するということ、こんな意義のあることはないわけで、武力を使わない、宗教とか人種とか、そういうのは絶対どうだこうだと言うべきではないんだという意味で、平和の推進という意味で、これだけ意義のある開催、何と56年ぶりに2回目でしょう。何十万と都市があるでしょうけれども、2回目が開かれるなんてそんなにないわけでありますから、その間、この56年の間にこれほど違ったんだ、こんなにすばらしくなったということでも……。

 質問に答えますけれども、きょうも本部会議を開きまして、今、東京都への要望をまとめているところでございまして、近々、区議会の皆様方にも披露して、これを出す。さまざまな問題があります。

 子供たち、きのうも私、4時にある会へ行ったら、小学生、中学生、もう寝ていられないからみんな集まっているわけだよね。そういう場面がありましたけれども、これだけ次の時代を担っていく子供たちに夢と希望を与えるものはない。そういう面でもすごいことだなと、しみじみ感じたわけでございます。

 もちろん、いろいろな問題はありますから、これは東京都に要望すべきことは要望し、今、それをまとめておりますので、近々、皆様方に披露してまいりたい、こういうふうに思います。

○小栗委員
 本当にこれからの大きな課題になってくると思いますけれども、ハードの部分だけでなくて、やはり国民の生活の安定も含めて、区民がオリンピックを楽しめるように、私たちもできるところは協力したいと思いますし、皆さんと一緒に力を合わせていきたいと思いますけれども、大型道路、大型建設だけだというようなことにならないように、ぜひ私たちも監視していきたいと思います。

 終わります。

○渡部(博)委員
 今回、オリンピックの話は議題ということで先ほど委員長から言われたので、オリンピックの話を議題でさせていただきましょうということで、今、発言させていただきます。

 先ほど豊海小学校の話をしましたが、今回のオリンピックの計画で、オリンピックの建設が始まったときに中央区がスポーツ施設を廃棄しなきゃいけない部分というのが出てくるんだろうと。そのときに、これはほかの委員会でも質問してきましたけれども、区のスポーツ行政に関して言うと、オリンピックが行われることによって自分たちの区の中のスポーツ行政が衰退するということはあってはならないというふうに思うわけですけれども、その辺のこれからの中央区のスポーツの基礎的な、体を動かすというところの部分でいうと、どういうふうな対応をとられていくのかということをお答えいただきたいと思います。

○森下スポーツ課長
 オリンピック関連の施設等建設に伴って、廃棄といいますか、なくなってしまう施設としましては、今、選手村計画の敷地内にございます晴海運動場でございますが、これはどう転んでもなくなってしまうのかなと思っているところでございます。

 一体何年度から使えなくなるのかといったことは、まだ詳細のことを東京都から聞いておりませんので、具体的な日時等は存じ上げないところでございますが、委員御指摘のとおり、中央区のスポーツ行政、確かに衰退させてはならないというところでございまして、工事に係る期間等につきまして、これはそもそも東京都からお借りしている土地ではございますが、何らかの代替になるものがないか、別の形で代替地として提供できないか今後東京都と協議をしていきたいと思っているところでございます。

 以上でございます。

○浅沼区民部長
 少し補足をさせていただきます。

 選手村ができましたときには、スポーツ課長が申しましたような不便さが生じるということ、また工事中も区民の皆様に御不便をおかけするというふうに考えてございます。その際には、代替の場所ですとか、そういうものがとれるかどうかというのはわかりませんけれども、なるべく御不便をおかけしないような方策をできるだけ考えていただきたいと思っております。

 また、選手村ができました、その後でございますが、今の選手村の計画ですと、アスリートの方が練習するトラックができるような計画になってございますので、オリンピック後は、ぜひそこの部分を区民の皆様が運動できるような場として、区民の方に御利用いただけるようなことを東京都のほうにも要望していきたいというふうに今のところは考えてございます。

 以上です。

○渡部(博)委員
 晴海埠頭に近いほうの晴海のグラウンドというのは、結局、ソフトボールなりサッカーなり、いろいろな形で相当利用されている中で、オリンピックが終わった後にサブトラックだとか、そういうものをいただけるという話が仮にまとまったにしても、その間は確実にそれをさばき切れないような状況が今のスポーツ団体の、打ち合わせだとか、いろいろな中でグラウンドの取り合いだとか、いろいろなことが今だって行われている中でいけば、これ以上に足りなくなってしまうという現状です。ただ、しっかりそういったこともスポーツ団体なり区なりが、積極的にそういう確保も含めてやっていかなきゃいけないんだろうと。これはオリンピックが始まる前からずっと言ってきたことであるし、そのことに対して歴代の課長の皆さんは頑張ってやっていきますという話はお聞きしているわけですけれども、その後、一向に進展がないという状況については、正直言って、いささか不信感のある部分があります。やってきたか、やってこなかったか。やってきたことは確かだけれども、いろいろな要望に対してしっかり対応してきたかということに関しては、現時点では何も対応していない。3カ月が1年になったというだけの話であって、契約の話についても、東京都とそういう話になったということだけの、だけというか、3カ月から1年になったこと自体は大きな進展ですけれども、オリンピックが来ることによって、区のスポーツ行政が衰退することはまかりならんと思っておりますので、そういうところはしっかり対応していただいて、交渉していただかなきゃいけない。

 もう一つは、これもこの前言いましたけれども、オリンピックの選手村ができることによって、中央区の花火大会ができなくなるというふうに思っています。そういった中、お尻から計算していくと、選手村は2020年3月ぐらいにはもうできてなきゃいけないという話でしょう。もしできても、あと1回か2回。その後の扱いも含めて、どういうふうにお考えなのかというのをもう一度しっかり教えていただければありがたいと思います。

○小泉副区長
 東京湾大華火祭でございますけれども、やはり変更で申し上げますと、主会場で6万人とか、後背地で数万の観覧者を収容できる。今回も環2の工事中の影響で、警視庁のほうは相当制約を受けるということに対して、警備上の不安を、計画側にいろいろな対策を求めてきておりますので、ここで晴海五丁目中心にオリンピックのいろいろな施設ができるとすれば、やはり現行の形での維持というのは現実的には難しいというふうに考えています。

 ただ、ことし25回目ですか、四半世紀にわたって回を重ねてきた花火大会でございますので、そういう意味で、ぜひこれについても東京都との具体的な協議の一つとして、どういう形で広域的にできるか、そういった点も含めて検討を進めてみたいというふうに思います。単純に、オリンピックが来るから断念しよう、そういうお話は私どももできないだろうというふうに思っているところでございます。今後の議会としての応援のほうもよろしくお願いしたいというふうに思います。

○渡部(博)委員
 花火の関係について晴海埠頭の打ち上げ場所に関しては、できる可能性はある。でも、晴海の今まであった主会場ではだめという形ですね。主体的に中央区がやるべきことなのかどうかも含めて、やはり考えていかなきゃいけないというのがあるんだろうと思います。ですから、それは広域的にという話もありましたけれども、どういうふうな形でこれから進めていくのかというのは、花火のことだけではなくて、オリンピックの一連の中で、いろいろな区の事業が影響あるわけですよ。そういった中で、しっかり検討していかなきゃいけない部分というのがあるんだろうなというふうに思います。

 それと、オリンピックに左右されるようなまちをつくるという形、オリンピックがあるからまちが変わるんじゃなくて、オリンピックがなくてもまちを変えなきゃいけないというのが本当の区の行政のあり方だろうというふうに思っておりますので、これも再三質問なり何なりでしてきましたけれども、基本はそういう形で考えていかなければいけない。大きな要因がなければ、大量交通機関だとか、いろいろなものは設けられないという話はありますけれども、やはり基本はそういうところなんだろうなと思っておりますので、そういうことも含めて、区長のリーダーシップをこれからも発揮していただいて、しっかり対応していただければありがたいというふうに要望して、終わります。

○青木委員
 それでは、議題といたしまして、引き取り訓練についてと、全般的なプレディについてお尋ねしてまいります。

 まず、9月2日に引き取り訓練が行われまして、3・11以降、実際に則した形ということで、改善された引き取り訓練が行われていると思うんですけれども、改めまして、この引き取り訓練の目的、訓練と言っておりますが、対象は特に、児童なのか学校なのか、あるいは保護者なのか、そのことを含めまして。

 そして、現在の保護者の方の引き取りに来る方の参加率がわかりましたら教えてください。

○有賀教育委員会庶務課長
 9月2日に各学校で引き取り訓練が行われました。その中で、どういう目的で行われているかということでございますけれども、これは地震が発生する前、あるいは発生した後、両方ありますけれども、基本的には確実にお子様を保護者の方に引き取っていただきまして、お子様の安全確保をしていただくというのが基本的な目標でございます。

 やり方につきましては、これまでもいろいろな方法でやってきましたけれども、例えばこれまでは校庭に集合して校庭でお返しするとか、そういうようなやり方が中心でございましたけれども、今回は例えば体育館に集合していただいて、いつも校庭が使えるというわけでもございませんので、いろいろな状況を考えて、体育館などを使ったりというようなことで実施しております。場合によっては津波警報が発令されたりとか、そういうこともございますので、そういう形でやっております。

 この引き取り訓練の参加率でございますけれども、参加率について、教育委員会のほうで全ての学校について調査をしたというようなことはございませんけれども、実際に幾つかの学校に聞いてみますと、おおむね9割程度の参加率ということでお伺いしております。訓練ということで、例えば共働きの御家庭等で、なかなか参加できないという場合もあろうかと思いますけれども、校長先生とかにお尋ねすると、この参加率、大体8割の後半台から9割くらいの引き取り率であるというふうに伺っているところでございます。

 以上です。

○青木委員
 わかりました。

 実は、保護者のグループの方から、ある学校の引き取り訓練について疑問があるということで、メールが御意見という形で届きました。1名の方の御意見ではなく、そのグループ内で意見をまとめてくださったんです。

 ちょっとだけ御紹介をしますと、働いている方は訓練に参加できるように仕事を休んで家から迎えに行くだけなので、形骸化していると感じるですとか、引き取り訓練で2分おくれて迎えに行ったら、勝手に下校グループに入れられて子供は下校してしまったと。実際の現場では待つことも訓練であるはずだとか、毎年ルーチン化した訓練で参加率が低くなっているように感じるですとか、感じるですので数字ではないんですけれども、あと点呼カードというのがありますね。この点呼カード、しっかり点呼していくか、ここが重要な点の一つだと思うんですが、点呼カードがない場合の避難先で生徒の引き渡しができるのだろうかとか、さまざまな場合を想定してほしいと。

 今、一部を御紹介したんですけれども、こういう御意見もあるということで、私の要望といたしましては、校長先生に状況を聞くだけではなくて、一度ぜひ保護者の皆さんにこういう聞き取り、アンケートを一度やっていただく。ですから、参加しない方は興味を失っていらっしゃる。逆に、引き取り訓練がすごく重要だと思っている方々にとっては、不十分な訓練になっている。そういう方にとってはルーチン化しているというふうにとられてしまっているというところは残念に思いますので、ぜひ一度聞き取りみたいな形で、さらにいい形で、せっかく1日使っての引き取り訓練ですので、前向きに対応していただきたいと思います。

 それでは、先ほどちょっとお尋ねしましたプレディに関しまして、全般的なことをお聞きしてまいりたいと思います。

 といいますのが、今回、文部科学省と厚生労働省の垣根を取り払いまして、皆さん御存じのように平成27年から子ども・子育て新システムが始まるということで、現在、細かいルールづくり、事業策定が行われているわけです。この中央区でも第1回子ども・子育て会議、中央区版が開かれました。

 細かく見ていきますと、子育て支援に一体的に取り組んでいこうと。しかも、今回の新制度に関しましては、地方自治体が中心になって行うことができるということが利点だと思うんですが、この中に学童は含まれているんですけれども、文部科学省の放課後子ども教室、つまり全児童対策というものが含まれていません。教育委員会に関しては、幼稚園と預かり保育だけが含まれていて、中央区でいうプレディというシステムが含まれていないという中で、先ほどお尋ねしたんですけれども、実際的には中央区では子供がふえているという状況の中で、増築が行われている、人口がふえている月島第二小学校と豊海小学校を中心に、延長するという形で、プレディが学童の受け皿になっている状況があります。

 この中で、全体的な子ども・子育て新システムの見直し、新制度の見直しについて、教育委員会として、どのように取り組んでいかれるのか、まずはそこをお聞きしたいと思います。

○有賀教育委員会庶務課長
 ただいま委員から御指摘がありましたとおり、確かに現在の子ども・子育て会議の中で直接的な対象にプレディの部分は含まれておりません。ただし、現在、中央区で行っております子ども・子育て会議の中では、児童館についての検討をすると同時に、今御指摘にありましたとおりプレディが非常に大きな部分を占めますので、プレディの部分についても、その中で検討を行って、プレディについても当然議論の対象にはなるというふうに考えております。ですので、これから需要予測等、調査を行いますけれども、その中で必要に応じて、プレディ、学童クラブ、そういうようなものについて今後どのような形で進めていけばいいか、お互いに福祉保健部と教育委員会のほうで連携をとりながら、この部分につきましては議論をさせていただきたいというふうに思っております。

 以上です。

○青木委員
 大変よくわかりました。

 その上で、各自治体いろいろな工夫をしているようですけれども、例えばうまくいっているところの一つの例として、教育委員会が管轄になって、学校の中で学童を含む全児童対策を行っていくとか、そういう取り組みで成功している例もあります。つまり、教育委員会としては、学校の敷地を生かす。これは子供にとっては一番安全ですよね。移動しなくて済みますので。学校の施設を使って、今、実質的には行われている学童的なものも考えていく余地はあると考えてよろしいんでしょうか。

○有賀教育委員会庶務課長
 今後の学童クラブとプレディのあり方については、ただいま申し上げましたとおり、今後検討していかなくてはいけないことでございますけれども、ただいま委員のほうから、教育委員会が学童的機能もという部分もありましたし、逆に、ほかの区では福祉部関係が学校の中に入っていって、そういった子供の預かり事業といいますか、保育事業をやっているというような事例もございまして、それは各区によってさまざまでございます。

 ですので、今現在、学童とプレディの関係について、繰り返しになりますけれども、私どものほうでどういう方向でいくということはまだ決まってはおりませんけれども、議論の中で今後どういう方向でいくかを必要に応じて検討することになろうかと思いますが、現在の考え方としましては、それぞれの機能を生かしつつ、今、御指摘にあったプレディの拡充というようなものによって保育需要に対して対応していくというのも一つの方法ではないかというふうに考えているところでございます。

 以上です。

○青木委員
 わかりました。

 実際に、待機児童ではなく待機学童児童というものも出てきている中で、やはり一体的に取り組まなければいけない問題だと思いますので、今後もぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思います。

 以上で終わります。ありがとうございます。

○木村委員長
 それでは、議題、区民生活及び教育行政の調査について、継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村委員長
 ありがとうございます。

 それでは、第三回区議会定例会における委員長報告の取り扱いについて、正副委員長一任という形でよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○木村委員長
 ありがとうございます。

 以上をもちまして閉会といたします。

 なお、委員の方と担当部長はお残りを願います。

(午後4時3分 閉会)


-委員会を閉じた後-

 区民文教委員会行政視察は10月21日から23日で、視察目的として、熊本県熊本市では熊本シティブランド戦略プランについてと、くまもと森都心プラザ図書館について、佐賀県武雄市では武雄市図書館について、それぞれ実施することを協議し、決定した。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

ページの先頭へ