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平成25年 環境建設委員会(7月11日)

1.開会日時

平成25年7月11日(木)

午前10時00分 開会

午後3時43分 閉会

2.開会場所

第二委員会室

3.出席者

(8人)

委員長 中嶋 ひろあき

副委員長 高橋 伸治

委員 礒野 忠

委員 堀田 弥生

委員 加藤 博司

委員 田中 耕太郎

委員 渡部 恵子

議長 原田 賢一

4.出席説明員

(11人)

矢田区長

吉田副区長

宮本環境土木部長

望月環境政策課長

来島環境推進課長

石田水とみどりの課長

中野道路課長

遠藤中央清掃事務所長

田村都市整備部長

小林都市計画課長

平野地域整備課長

5.議会局職員

田野議会局長

荻原議事係長

渡邊書記

川口書記

6.議題

  • 環境保全及び建設行政の調査について

(午前10時00分 開会)

○中嶋委員長
 おはようございます。ただいまより環境建設委員会を開会いたします。

 それでは、理事者報告を願います。

○宮本環境土木部長

 1 平成24年度ダイオキシン類調査結果について(資料1)

 2 環境マネジメントシステムの見直しについて(資料2)

 3 平成24年度中央区役所温室効果ガス排出量について(資料3)

○田村都市整備部長

 4 晴海地区まちづくり協議会の報告(資料4)

以上4件報告

○中嶋委員長
 お疲れさまでした。

 それでは、発言の時間制でございますが、既に御承知のとおりですので、よろしくお願いいたします。ただいまの時刻は午前10時19分でございます。自民党20分、公明党15分、日本共産党15分、みんなの党15分、民主党区民クラブ15分、新生自民党15分となります。

 それでは、理事者報告に対する質問に入ります。

 発言を願います。

○礒野委員
 私からは、高速晴海線のことに関して御質問させていただきます。

 今、まちづくり協議会があったという中で、工事のときの安全対策という御説明があったんですが、高速晴海線の入出路が晴海大橋の真ん中から出てくるということで、今でさえ複雑な交差点なんですが、でき上がった後、それに対しての対策だとか地域の声というのがあったかどうか、まずお聞かせいただきたいと思います。

○平野地域整備課長
 まちづくり協議会において、出入り口についての安全対策についての御質問があったかということでございます。

 御質問そのものは、まちづくり協議会ではなかったというふうに認識してございますけれども、事業者のほうからは、出入り口のところに信号を配置して安全対策に努めるということを伺っているものでございます。

 以上でございます。

○礒野委員
 高速の出入り口のところに信号をつくって、またさらにその数メートル先に一般道のほうの信号があるというようなつくりになると思うんですが、今の状況でもかなり、道路幅が大きいので、例えばちょっとお年寄りの方で、私の父などもそうなんですけれども、つえをつきながら歩くのがゆっくりだと、普通の信号でも渡り切れないんです。あの幅では、現時点でも、とてもじゃないけれども渡れるような状況ではない。

 まして、今後、今お話があったとおり、晴海子ども園、晴海児童館もありますし、それから通学路にもなってくるだろうし、また、最近オフィスができて、かなりの人数の方があそこを通行されております。今後、そのすぐ横に高層マンションができ上がって、住民が多くなる。さらにその先にも、また住宅ができるということで人口がどんどん増加していく中で、そこら辺の対策というのをまず最初にきっちりと説明をして、安全対策というものを図った上で話を進めたほうがいいのではないかと思うんですが、そこら辺の指導というのは中央区のほうではどのような話をされているのか、もしあれば、お聞かせいただきたいと思います。

○平野地域整備課長
 高速晴海線の出口の設置に伴う安全対策、横断歩道の通行等の対策でございます。

 基本的に、現在、豊洲にある晴海線の出口がこちらに延びてくるということですので、大幅な交通量の増加は余り首都高のほうでは想定をしていないところでございますけれども、やはり道幅の広いところでございますので、そういった安全対策については、交通管理者のほうと十分に協議をしながら進めていただきたいということでお話をしているところでございます。

 以上でございます。

○礒野委員
 ありがとうございます。

 高速道路の関係だけではなくて、やはり道路管理者ということで、当然警察や何かも関係してくるとは思うんですが、そこら辺、十分に事前に検討していただいて、とにかく住民がふえていくんだということを踏まえながら、確実な安全対策を講じていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 終わります。

○堀田委員
 よろしくお願いいたします。

 私からは、資料2につきましてお伺いいたします。本当に基本的なことが多くなるかと思うんですけれども、よろしくお願いします。

 まず、1枚目、扉のところの文章で、中央区環境マネジメントシステム管理運営規程第4条に基づき、区長による見直しを行うと。その目的で3つの資料が、見直しのための報告としてあるわけなんですが、区長による見直しというのは具体的にいつ行うということで第4条に記載されているのか、また、その内容はどのようなものなのかをお聞かせいただければと思います。

 といいますのは、添付されている資料が見直しのための報告ということになっておりますので、この資料はあくまで見直しのためであるというふうに認識したものですから、では、実際見直しというのはいつなのか、どのような内容なのかということをお聞きしたいと思います。まず、この点をお願いいたします。

○来島環境推進課長
 今回の環境マネジメントシステムの見直しについてでございます。先ほど御説明いたしましたように平成25年度の目標等について、電気の部分については23年度に改めたところをそのまま継続していくということと、CNGの削減については24年度の使用量を基準値とするといった部分を今回議会に御報告させていただいて、その後、速やかに区長のほうに報告するというような流れになっております。

 以上です。

○堀田委員
 では、毎年出てくる見直しのための報告に基づいて、最終ページの環境目標値の設定をしていく、そういうことでよろしいんですね。了解いたしました。

 続きまして、資料2の別紙、1ページ目の環境監査の概要というところで、実施時期が昨年8月から9月にかけてということになっております。昨年9月に監査自体実施されているのですが、報告がこの7月、10カ月後のこの時期に行われることの理由といいますか、時間がかかっている理由を教えていただければと思います。

 あわせて、その下、環境監査の結果の特記事項に要改善事項14件というふうにありまして、その内容について、研修実施記録書の未作成、環境配慮活動プログラム・活動状況報告書の未記入などというふうに書かれております。軽微なものと書かれていますけれども、昨年の議事録を見ましても、昨年も同じ内容で主な結果として記されております。昨年の結果を受けて、ことしも同じ内容が上がってきているんですが、改善についてどのような対策をとってこられたのかということについてお聞かせいただければと思います。

○来島環境推進課長
 なぜこの時期に報告かということですけれども、こちらで資料としておつけしています使用量の関係が平成24年度全体になりますので、それを各所属から上げて集計するのに多少時間がかかります。そういった関係で、今の時期に御報告申し上げているということになります。

 それから、2番目の指摘事項、要改善の部分です。こちらにつきましては、確かに例年同じようなことなんですけれども、今回、作成しなければいけないものを忘れているとか、ケアレスなところも多分にあったので、こちらにつきましては、施設を管理している係長さんとか部の庶務担当係長を集めて研修で、こういったことがないようにということで周知徹底を図ったところでございます。

 以上です。

○堀田委員
 了解しました。

 まず、時期につきましては、確かに年間、平成24年度として3月までの数字が必要になりますので、了解いたしました。

 改善事項につきましては、そのように係長さんを集めておっしゃったということですが、多分一回一回、これまでも当然継続して努力なさってきているとは思うんですけれども、すぐに現場の行動に結びつくかは、注意深く見ていく必要があるかとも思いますので、またよろしくお願いします。

 最後に、(2)の電気、ガス等使用量のところで、そこに数字が出ているわけなんですが、この中の指標の一つで用紙類というのがございます。合計としてもマイナス20.4%、その他の施設に限りますとマイナス49%ということで非常に削減したわけなんですが、その内容といいますか、どのようなことでそういうふうに減ったのかというのを、まず教えていただければと思います。

○来島環境推進課長
 まず、用紙の削減について、その他の施設等で大幅に減った理由でございます。こちらは用紙を使うに当たって、必要な部数を必要な部分だけ使う、それと今こちらでもやっているんですけれども、裏面を再利用したり、そういった活動がだんだん浸透してきて、特に内部事務に関しての用紙等については、そういったことで大幅に減ってきているというふうに認識しております。

 以上です。

○堀田委員
 ありがとうございます。先ほどの回答の中でありましたけれども、再利用、裏面の利用などが浸透してきたということもおっしゃっていただきました。

 それに絡めてなんですけれども、私ども議員に送っていただく使送について、封筒で書類を送っていただくんですけれども、多分これまでの委員会とかでも何回となくやりとりがなされたかとは思うんですが、すごく封筒がもったいないというふうに思ってしまいます。民間等では、封筒の表とか裏とか、発信元と宛て先を書いた紙を張って、どこからどこ、それを使い回してやっていく、裏はセロテープで開けたり閉めたりというのができるようにするというのは普通に当たり前になされていることなんですが、私ども議員に対しては、いろいろな御配慮をいただいていたと思うんですけれども、そういうのがなされていません。ただ、環境のことを考えますと、ぜひ変えていっていただきたいなというふうにも思うのですが、その点いかがでしょうか。

○吉田副区長
 その点については、議会局のほうとも御相談をさせていただきながら、全体の書類の送付のあり方について、これはもう本当に検討させていただきます。ただ、私ども全体での調整もございますので、そういったところを含めて、区全体と、それから議会局との関係で少し協議をさせていただいた上で、趣旨は当然だと思いますので、その趣旨を生かせるような使送の方法について検討させていただきますので、よろしくお願いいたします。

○堀田委員
 どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。

 以上です。

○加藤委員
 では、私からは資料4について質問させていただきます。

 晴海地区における出入り口についてですけれども、今回の工事計画を受けて、この間、仮出入り口として説明されてきたかと思うんですけれども、築地までの間についてどのようになるのか、計画は晴海で終わるのかどうか、それを確認したいと思います。

○平野地域整備課長
 首都高速の晴海から築地への計画の有無についてでございますが、都市計画決定としては築地までの線が描かれておりますが、事業決定がされてございません。ですので、実行ということについては、まだ未定であるというふうに認識してございます。

○加藤委員
 都市計画はされているけれども、事業計画がされていない。実行についてはまだ未定であるということですね。

 その点を確認しながら、実は今回の事業決定について、平成22年12月6日付で都知事宛てに提出した首都高速晴海線計画の見直しを求める意見書というのがあるんです。現在、環境建設委員会の委員長をやられております、当時、東京都中央区議会議長の中嶋ひろあき様のお名前で、中央区議会の総意をもって意見書を提出しますということで、1つは、事業許可済である「有明~晴海」区間については、現在整備済の豊洲出入口で工事を終了すべきであること、2つ目には、「晴海~築地」区間については、実現の可能性が低いことを踏まえ、都市計画の見直しを行うことということを都知事宛てに意見書として提出しているわけです。

 今の説明と、この意見書の重みというのをどのように認識されているのかお伺いしたいと思います。

○平野地域整備課長
 平成22年に提出された意見書についてでございます。

 この意見書につきましては、首都高速道路のあり方について、経済性であるとか、先ほど委員もおっしゃっていました築地のほうに延伸されてくるということになると築地のほうに対する影響も出る。地域に対する影響ということに配慮をしながら、そういったものの現実性がないのであれば都市計画を見直すべきではないかという趣旨であるというふうに認識してございます。

 昨年の7月にこの出入り口の問題につきまして、まちづくり協議会にかけたときの地域の方々、構成員の方々からの御意見というのは、とにかく地元のほうとよく話し合いをして御了解を得て、進めるならば進めてくれというお話であったというふうに認識してございます。このことにつきましては、この1年間、首都高のほうと地域の代表である連合町会さんであるとか直近の自治会さんであるとか、そういったところとお話し合いをさせていただいて、騒音の測定だとかもさせていただいて、大筋の合意がとれたということで工事の計画にこれから入っていこうという段階でございますので、この意見書の趣旨は満足しているというふうに認識しているものでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 ちょっと私の聞き間違いなのかもしれないですけれども、事業許可済である「有明~晴海」区間については、現在整備済の豊洲出入口で工事を終了すべきであることというのが意見書の趣旨なんです。今の計画は晴海まで来てしまっているんです。ということは、この趣旨との関係で、豊洲と晴海、その辺の関係というのはどういう意味合いを持っているのかなと。今の説明では、私はその答えになっていないような気がするんですけれども。

○平野地域整備課長
 意見書が提出されたとき、経済性の問題であるとか、そういったことを述べられているというのは、私も意見書を見させていただいておりますので、十分に存じ上げてございます。

 今回、晴海に出口を設けていくというのは、晴海・勝どき地区の土地利用の変更、つまり今まで倉庫であったり、そういったものに使われていた土地が徐々に住宅系の使用としてふえてきているということでございます。これについては、晴海・勝どき地区内の交通量というのもふえてくるということでございまして、そういったものにも対応しながら、晴海通りなどは結構いつでも混んでいるような状況でございますので、臨海部に対するアクセスを円滑にするという意味で、この出口は有効なんだというふうに認識してございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 説明がよくわからないんだけれども、そうすると、この出入り口は、先ほど読み上げました晴海の仮出入り口ということで認識していいのか、もう一度その点だけ確認しておきます。

○平野地域整備課長
 仮出入り口という認識でいいのかということでございます。都市計画に基づいて施行される出入り口でございますが、車線数については、もともと4車線の土地計画であったものを、交通量等々を勘案しながら2車線でつくっていくということでございますので、暫定出入り口という言い方を事業者のほうではしているところでございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 つまり、暫定であるということは築地まで延ばす可能性も十分あるよということになるのではないかと思います。その点については、また引き続き質問させていただきますけれども、今回は時間がありませんので、それでストップします。

 昨年7月9日にまちづくり協議会、先ほども出ましたけれども、先日行われたまちづくり協議会も含めて、7月9日に行われたまちづくり協議会では大分いろいろな意見が出ているわけです。例えば、晴海通りは今でも渋滞しているが、より混雑を招くんじゃないかとか、あるいは豊洲出入り口で十分じゃないか、晴海に必要ないんじゃないか、あるいは騒音、排気ガスが深刻になるなど、さまざまな意見が出ているんです。その中で、協議会委員の方からこの意見書について問われたときに、東京都の担当者は、こんな意見書は知りませんよ、聞いていませんという回答をしたんです。それに対して、中央区はどういう対応をとったのかお伺いしたいと思います。

○平野地域整備課長
 区といたしまして、昨年、この出入り口の御相談があったときに、こういった意見書を区議会として提出しているということについては、首都高速道路株式会社の担当とは確認をしてございまして、そのことは首都高として認識をしていただいているというふうに考えてございます。

○田村都市整備部長
 昨年の7月の段階で出席していた東京都の職員が本件について知らないということのお返事をしたということについてですけれども、その当時、出席していた者は首都高の所管をしている職員ではなかったということだったというふうに記憶をしてございます。区といたしましては、当然ながら、今、地域整備課長が答えましたように、この意見書については首都高速道路株式会社も当然そういったものが提出されていることについては承知しておりますし、東京都も担当部局は当然ながら、そのことについては承知をしているという状況でございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 私は、今、東京都の最も大きな問題が出たんじゃないかと思うんです。実際に地元の住民に説明するときに、中央区から出されているさまざまな意見書などについて見ていないというのは、やはり私はその担当者、説明する側にとっては非常に問題があると思います。この点については指摘をしておきたいと思います。

 その関係で、当時の岸田都市整備部長が、既に晴海まで事業認可がおりているので、反対してもできてしまうよというような趣旨の発言をしているんです。これは議会や区民の思いを無視して都の姿勢を擁護するような発言ではないかと私は思うんです。区民の立場に立つべき区の職員として、やはり問題があると私は指摘したいと思うんですけれども、その点について御見解はいかがですか。

○田村都市整備部長
 前回、7月のまちづくり協議会において、前部長のほうでお答えをさせていただいたのは、これは反対してもできてしまうよということではなくて、出されている意見書については、当然ながら重いものだという認識もお答えをさせていただいた上で、ただ、一方では、事業認可という手続がもう終わっているという状況も踏まえつつ、この問題についてどのように対応していくのかということの中で、区とすれば、やはり直近の地域の方々にどのようにこの事業について御理解をいただきながら物事が進められるのか、そういった中で、事業者である首都高速のほうに対してしっかりと地域に対する説明をし、しっかりお話し合いの上で理解を得ながら物事を進めていただくように区としては指導していくといった趣旨でお答えをさせていただいたというふうに記憶をしてございます。

 以上でございます。

○加藤委員
 今のような説明をしていただくとよくわかるんですけれども、当時参加した人は、あの人は中央区の職員ですかと。東京都のほうで既に決まったものなんだから、そんなものは反対してもだめよと。それはおかしいんじゃないの、加藤さん、どうなんだと、私自身が大分お叱りをいただいたことがあるんです。

 最後に、まとめとしまして、以前、私、黎明橋公園の改修工事に当たっては、決して上意下達での改修工事ではなく、住民や利用者の声を十分に聞いて公園改修に当たってほしいということを要請したときに、吉田副区長は、上意下達で物事を進める気は全くないし、そのようなことをしてきたことはないという旨の答弁があったことを記憶しております。私も吉田副区長の答弁のように、中央区政がこれからもそのようにあってほしいと願うものです。都が決めたことだから反対してもできてしまう旨の発言は、職員として決して許されるものではないと思います。

 これからも、区民の不安や疑問に中央区が応えていくことをきちんと基本に置いて進めていってほしい、それをお願いして、私の質問を終わります。

○田中(耕)委員
 それでは、私のほうから、資料2と3の環境マネジメントシステム、温室効果ガスの点でお伺いします。まず温室効果ガスに関しまして、やはり電気の与える影響というものが大きいわけなんですけれども、電気に関しましては、国のエネルギー政策もそうですし、一般の区民の方、また区の職員の方も当然電気を節約、節電していこうという意識啓発ですとかは、小さな積み重ねから大きな取り組みまで、さまざましていただいているというふうに思っております。

 余り注目されない点として、都市ガスです。ガスの使用に関してなんですけれども、今回いただいた資料等を拝見いたしますと、削減目標等に対して、削減自体はしておりますけれども、ガスは非常に削減幅も小さいですし、なかなか一般の方もそうですし、今回一般の方は直接関係ない資料ではございますけれども、ガスの使用等を減らそうという話はなかなか話題になりにくいというふうに思っております。

 いただいた資料等々を見ますと、本庁舎のガスは削減幅16.7%で、いろいろ努力をされているのかなというふうに感じるわけなんですけれども、一方で、その他の大規模施設、区立学校、これは給食関係などが多いんでしょうから、なかなか削減は難しいのかもしれないんですけれども、その他の施設では増加というような形になっております。これは新規施設等も予想されるわけなんですけれども、この実態について、なぜその他の施設等は基準年度に対する増減率が10%以上の使用量増加になってしまっているのかということと、電気についてはかなり注目されることが多いという前提で、ガスを中心とするその他エネルギー等の使用を抑えるための具体的な努力等について、ぜひとも御見解をお知らせしていただきたいと思います。お願いいたします。

○来島環境推進課長
 それでは、まずガスがその他の施設で削減できなかったということについてでございます。

 こちらは、本庁や、ここに書いてございます大規模施設、小学校以外のところで、例えば保育園とか敬老の施設とか、そういったものが含まれております。基本的には、やはり熱中症予防とか、いろいろな方が利用される施設なので、区の施設とはいいつつも、区民の方に御利用いただく施設というところも考慮に入れていかなければならないと。ただし、その中でも必要なものについては削減していかなければならないけれども、健康を害するようなことについては、そこまでやる必要はないというふうな形で認識しているところでございます。

 電気以外のその他のエネルギー等の節減なんですけれども、今回の評価をもとに、また各施設、環境監査もこの秋また実施いたしますので、そういった機会を通して、各所属施設に対してしっかりとエネルギーの節減ということを強く訴えていきたいというふうに思っております。

 以上です。

○田中(耕)委員
 今のお答えですと、その他の施設の中には福祉施設等が含まれていて、その管理運営ではなかなか削減、節減が難しいものもあるという御回答だと思うんですけれども、ガスで具体的に使っている大きなものというか、消費量の大きい施設ですとか、具体的な使用方法というのはどういうものがあるでしょう。ガスで単純に考えれば、調理用のガスもありますけれども、場所や建物等によっては、当然ガスを使った空調等も導入しているところも、区内にあるかどうか存じ上げませんけれども、あったりもしますので、その辺は、今おっしゃったお話だと福祉施設等の体調管理というお答えだったので、そうすると、ガスを使った冷暖房という認識ということでしょうか。具体的にお知らせいただきたいと思います。

○来島環境推進課長
 この中には一部、集合的に、電気にかわってガスを使っているというような施設もございますので、そういった部分と、ガスにつきましては、健康もそうなんですけれども、お湯を沸かすとか、そういった部分の細かい部分に関しても、今までと同じような考えでいられると節減できない。健康的な部分もありますし、実際に取り組んでいかなければならない部分もあるというような形でございます。

○田中(耕)委員
 ガスに関しましては、一部電気に置きかえてのエネルギー利用の方法もありますし、今お答えいただいたように福祉施設、とりわけ保育園等は本区はかなり急ピッチで増設しておりますから、当然使用量がふえていくというのは理解ができるんですけれども、全体の中で電気等は横ばいないし削減していくということに成功しているけれども、ガスはなかなかうまくいっていない。それが電気からの置きかえによるやむを得ないものなのか、それともガスは注目されていないから削減できていないのか、そこら辺をぜひとも分析していただいて、今後、電気とともにガスも削減の目標、エネルギーを効率的に使っていくという観点をぜひとも持っていただきたいというのが質問の趣旨でございます。

 次に、資料4の晴海地区のまちづくり協議会についてお伺いいたします。

 先ほど前委員から首都高晴海線に関してはさまざまな質疑がございまして、理解をしたところでございますが、私もやはり、今後、晴海線が築地方面、どこまで延伸されていくのかというか、そもそも今の考え方でいけば、延伸しなければ首都高としては余り意味がなくて、C1環状につなげなければということがあると思いますが、地元の我々としてはなかなかイエス、賛成とは言えないところも大きいわけなんです。高速道路として見たときに、今の形、延伸したからといって、そもそもそんなに現状が変わるわけではございませんので、中長期的に見て、首都、中央区の交通体系ともあわせて、どこに着地点というか、長期的展望を持っていくのかというのは、ぜひともこの場等でもお話をして、区のほうからも具体的な見解やビジョンを持っていただきたいというふうに思ってございます。

 質問といたしましては、晴海地区の再開発事業についてでございますけれども、こちらも従前から大規模集合住宅の建設予定ということはお伺いしておりまして、今般、規模数も1,123戸ということで、ここにおよそ1,000戸規模の高層マンションが3棟立ち並ぶということになるかと思います。今回、公共貢献として保育園等の一部整備というのは盛り込まれているんですけれども、保育所150平米、認証保育所というふうなただし書きももう既に書かれています。これでどの程度、ここに住んでおられる方以上のものがカバーできるのかどうかについての御見解を、環境建設委員会の内容から逸脱しているということであれば、お答えできる範囲で結構なんですけれども、ふえるであろう人口と公共貢献の施設、保育所、保育所以外も御検討はされていると思うんですけれども、そのバランスについてどのようにお考えなのかというのをお知らせしていただきたい。

 もう一点は、この地域、晴海の豊洲近くのほうの人口が急増していくわけなんですけれども、現在、豊洲地域への連絡通路は春海橋の1本しかないと思うんです。これだけ人口がふえてきて、豊洲も今、大きなまちとして成長著しいわけなんですけれども、区を超えた話にはなりますけれども、豊洲側との連絡交通手段を充実していくことは、経済、商業発展の観点から考えても、また万が一の災害時の避難経路、移動経路という観点から考えても、今後重要になってくるのではないかと思うんですけれども、その点についての御見解をよろしくお願いします。

○中嶋委員長
 今のは福祉部門にかかわりますので、都市整備部の考えで結構でございますので、お願いいたします。

○平野地域整備課長
 保育園の需要についてでございますが、1,000戸以上の住宅ができてまいりますので、需要というものはあるんだろうというふうに思ってございますが、この住宅だけではなくて、晴海というのはこれからまだまだ開発が進んでいくまちでございますので、こういった機会を捉えながら、できるだけそういったものをつくっていくということが大事だというふうに思ってございます。内容については、まだまだこれから具体的な設計をしていくところでございますので、需要に対してどのぐらいカバーできるかというところについては、まだ検討中でございます。

 以上でございます。

○望月環境政策課長
 豊洲との連携というようなお話がございました。交通機関での連携ということ、あるいは歩いての連携みたいなお話もあるかと思います。

 現在、本区では基幹的交通システムの検討ということで、これは都心と晴海ということで検討を行っておりますけれども、そういった中で、例えば将来的なお話として、今言われているようなほかの区との連携みたいなお話も、当然将来的には考えていかなくてはいけないという部分がございます。そういった中で整理あるいは検討をしてまいりたいというふうに考えております。まだ、具体的に何かをどうというお話はございませんけれども、そういった部分は視野に入れながら、整理をさせていただければというふうに考えてございます。

 以上でございます。

○田中(耕)委員
 ありがとうございます。

 豊洲地区との連携というのは、区を超えてのお話で難しいところがあるのは理解するところですけれども、現実問題として、やはり豊洲地区の商業施設というのは大変魅力的なものがありまして、具体的に挙げれば、ららぽーとさんですとか、その他大きいホームセンター、スーパービバホームさんですとかがあったりして、区民の多くの方はそこに実際に徒歩や車を使って買い物に出かけられているし、事業者によってはバス等も東雲方向に出しているような業者さんもあったりとか、そういうふうにもう既に消費実態、商業実態がそっちに移行しているという現実がありますので、その辺を鑑みた政策をぜひともしていただきたいというふうに思いまして、質問を終わります。

○渡部(恵)委員
 私からは1点だけ、資料2についてお伺いしたいと思います。

 従来から、用紙については、もう少し創意工夫の余地があるかなというふうに感じておりました。特に、私どもにお配りいただく、各部からいただく資料には共通の資料というのがあると思うんです。そうした資料を、傍聴するとき、各委員の方々は何度も重複していただくことになると思うんですけれども、こうしたもの省くだけでも、年間を通すと用紙類の削減が大分図れると思うんです。この点については、いかがでしょうか。

○吉田副区長
 先ほど使送の封筒のお話が出ましたけれども、お手元にお配りしている資料についても相当重複があるのではないかというお話だと思います。その部分についても、私どもだけでは何とも整理しにくいところがございますので、議会局とも御相談をさせていただきたいと思います。

 エネルギーのマネジメントシステムというのを突き詰めていったときに、実はやはりぜい肉を落としていって節約、節約で削減できるうちはいいんですけれども、節約だけでは、そのうちにやはり限界が来ると思うんです。実際的にはシステム、ここで協議して、仕事をしている中身の問題として検討しなければならない部分、あるいは行政の中での例えば改革として検討しなければならない部分、幾つかあると思うんです。だから、用紙類の削減ということで、今は資料についてお話しになっていますけれども、そういう資料等に記載されている情報を具体的にどういうふうに出していくんだというシステムそのものにまでさかのぼって議論をしなければいけない部分が今後出てくるだろうと思います。それは、私ども行政内部も当然でございますけれども、行政と議会、それから議会内部でもいろいろそういった部分については本格的に議論をしなければいけないところに実は来ているんだろうと。

 節約、もったいないという標語だけではもう乗り切れないところにエネルギー節約という問題はきっと来ていると思いますので、そういった部分については、本格的な議論を我々としてもきちんとさせていただきたい、今後引き続きさせていただきたいというふうに考えておりますが、当面の御指摘については、先ほどの件とあわせて議会局と御相談をさせていただきながら、やらせていただこうと。

○渡部(恵)委員
 そうですね。抜本的にさまざまなところからシステムとして考えていくことは非常に大切であり、今後の地球環境ということに、いずれ長期的につながっていくことですので、どうぞお取り組みのほうをよろしくお願いいたします。

 以上で終わります。

○中嶋委員長
 ほかにございますか。よろしいですか。

 それでは、理事者報告に対する質問を終わります。

 次に、議題、環境保全及び建設行政の調査ついて、発言はございますか。

 継続審査ということでよろしいでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○中嶋委員長
 ありがとうございます。それでは、継続審査といたします。

 次に、午後からの管内視察でございますが、朝潮運河橋りょう、それから日本橋船着場及び環境情報センターの視察を実施いたしますので、午後1時5分に正面玄関前にお集まりをいただきたいと思います。

 それでは、午後1時5分まで休憩といたします。

 なお、委員の方と担当部長はお残り願いたいと思います。

(午前11時2分 休憩)


-委員会を閉じた後-

 行政視察については、10月下旬の2週間で、4常任委員会の視察を実施する予定であり、日程・視察先等詳細は正副委員長に一任する旨が確認され、了承された。


(午後1時3分 再開)

○中嶋委員長
 再開(車中)

〔視察等日程は別紙のとおり〕

○中嶋委員長
 閉会(車中)

(午後3時43分 閉会)


「別紙」

環境建設委員会視察等日程

○日程

委員会開会10:00

(理事者報告・質疑)

[休憩]

区役所出発13:03

委員会再開

朝潮運河橋りょう(仮称)13:16~13:45

朝潮運河船着場(船舶により移動)13:49~14:20

日本橋船着場14:20~14:28

環境情報センター14:40~15:37

委員会閉会(車中)15:43

区役所到着15:47

○視察概要

・朝潮運河橋りょう(仮称)(環状2号線勝どき広報センター)

 委員長あいさつの後、同橋りょうの概要及び工事の進捗状況について説明を受け、その後、現場において、つぶさに視察を行った。

・日本橋船着場(船舶)

 船舶において、同船着場の概要について説明を受け、同船着場に到着後、現場において、つぶさに視察を行った。

・環境情報センター(研修室1・2)

 委員長あいさつの後、東京スクエアガーデンの施設概要及び同センターの施設概要について説明を受け、質疑応答が行われた。その後、施設内においてつぶさに視察を行った。

お問い合わせ先:区議会議会局調査係 
電話:03-3546-5559

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